記事一覧:特集10409

  • 特集 Part1
    【大図解】 知られざる頭取の生態 激変する銀行の絶対権力者の役割

    2015年09月19日号  

    かつて、歴代首相と気脈を通じ、日本の産業界を揺るがす巨大再編を幾度となく裏で演出した頭取がいた。一方で、強引な地上げによって、バブルをつくった張本人と批判され、日本経済をゆがめたとまでいわれた頭取もいる。功罪あるが、頭取とはそれほどまでに大きな存在だった。

  • 特集
    頭取ランキング 銀行の絶対権力者を丸裸

    2015年09月19日号  

    「自分が頭取の間に銀行がつぶれるわけじゃないのだから、誰も面倒なことはしたがらない」──。銀行取材の現場で頭取に対する諦めの言葉を聞く回数が自然と増えてきた。そんな“逃げ切り頭取”にくぎを刺し、あえて火中のクリを拾う頭取をもり立てられないか。今回本誌が独自に作成した「頭取ランキング」はそんな使命を帯びている。

  • 特集 Part2
    指標別個別ランキングで判明 意外な高評価銀行とそのワケ

    2015年09月19日号  

    ここでは「頭取ランキング」の総合評価を評価項目ごとに分解し、その中から個別ランキングを抽出した。すると、総合ランキングでは見えなかった意外な銀行が姿を現した。

  • 特集 Part2
    池田晃治(広島銀行頭取)インタビュー

    2015年09月19日号  

    低金利環境でどんな経営をするかですが、われわれは非金利収入がコア業務粗利益(売上高)の30.1%と地方銀行の中で2位なんです。例えばM&Aやコンサルティング営業で手数料を稼いできました。

  • 特集 Part2
    全7指標の総合評価で判明 時代が求める四つの頭取像

    2015年09月19日号  

    時代や環境でトップの評価は変わる。そこで本誌は取材に基づき、現頭取の評価にふさわしい項目を独自に抽出、全7指標で総合評価した。本邦初となる頭取ランキングをお届けする。

  • 特集 Part3
    外銀大手のCEОも恐れる フィンテック革命の破壊力

    2015年09月19日号  

    金融サービスは金融機関が担うという時代は終わりを告げようとしている。フィンテックという革命によって、銀行ビジネスの勢力図が激変しつつあるからだ。その最前線の動きに迫った。

  • 特集 Part3
    【三井住友銀行】 鍵は若返りと組織のねじれ

    2015年09月19日号  

    三井住友銀行は今、「世代の若返り」と「組織のねじれ」というトップ人事をめぐる二つの問題に揺れている。世代の若返りとは、次期頭取レースの本命が、「昭和55(1980)年入行組」から「57(82)年入行組」に移ったということ。これまでは、旧住友銀行のエースとして米州本部長などを歴任してきた橘正喜副頭取。その対抗馬で、旧三井銀行のプリンス、車谷暢昭副頭取という55年組の2人が有力とされた。

  • 特集 Part3
    【みずほ銀行】 後継候補は旧行別々の3人

    2015年09月19日号  

    みずほフィナンシャルグループ(FG)の絶対権力者、佐藤康博グループCEOは、後継候補を議論する指名委員会メンバーに、「すでに自分がいつ退任するか伝えた」という。グループCEOに就任したのが2011年6月で、4年余りがたっており、もしこれが「すぐにでも」となれば、佐藤CEOの後継指名は過去にポスト佐藤として名前の挙がった花の「昭和55(1980)年入行組」だったかもしれない。腹心の高橋秀行取締役や、システムに強い安部大作副頭取、国内営業戦略を担う岡部俊胤FG副社長など、手堅い人材がそろう。

  • 特集 Part3
    【三菱東京UFJ銀行】 3代先の頭取の見つけ方

    2015年09月19日号  

    減点主義の銀行では、一度こけたら全て終わりだ。失敗の許されない世界で、優に1000人を超す同世代のライバルを相手に、頭取への出世競争を勝ち残ってきたのが、ここに出てくるメガバンクの頭取候補たち。足元ではにわかに、彼らの運命を左右するトップ人事をめぐる動きが慌ただしくなってきた。

  • 特集 Part3
    【三菱東京UFJ銀行】 平野頭取の大胆人事は 三菱支配の終わりの始まりか

    2015年09月19日号  

    頭取ランキングでも4位にランクインした頭取の平野信行。彼が発する人事は、トップバンクの未来を左右する。

  • 特集 Part3
    【三井住友銀行】 最強の企画部エリートは 住友流営業を改革できるのか

    2015年09月19日号  

    頭取ランキングで2位に食い込んだ頭取の國部毅。最強の企画部エリートが住友流の営業を大きく変えようとしている。

  • 特集 Part3
    【みずほフィナンシャルグループ】 脱銀行派CEOがぶち上げた 日本一の運用会社と研究所

    2015年09月19日号  

    みずほフィナンシャルグループの権力を握るグループCEOの佐藤康博。彼が進める「脱銀行」戦略を本人に直撃した。

  • 特集 Part2
    伝説の頭取列伝 日本経済を動かした5人の傑物

    2015年09月19日号  

    「資本主義の父」に「最強の銀行王」、そして「財界の鞍馬天狗」まで、かつて日本の銀行界には伝説の頭取たちがいた。彼らによって成し遂げられた偉業がなければ、明治維新後の日本の近代化は間違いなく遅れていただろう。さらに言えば、明治期から続く日本の大企業の一角は確実に存在していなかったし、三井という名前はこの世から消えていたかもしれない。また、戦後の高度成長を支えた基幹産業は再編が一向に進まなかった可能性もある。

  • 特集 Part4
    金融庁が地銀の“余命診断”? 独自試算で再現ランキング

    2015年09月19日号  

    金融庁の怒りに触れずに大過なく過ごしたい。そのために地方銀行は、当局が発する言葉や文書の行間から真意を探る“禅問答”を繰り返してきた。ただ、今度の“問い”はヘビーだ。

  • 特集 Part4
    中西勝則(静岡銀行頭取)インタビュー

    2015年09月19日号  

    フィンテックベンチャーのマネーフォワードへ出資ができたのは、マネックスグループに出資した効果の一つ。辻庸介CEOはマネックスの出身なので。彼らのおかげでインターネット業界の人脈も一気に広がった。あの業界の人たちのことはみんな知っています。

  • 特集 Part4
    野村、みずほ、三菱UFJ 頭取判断に働く“株主力学”

    2015年09月19日号  

    北関東がまたぞろ騒がしくなってきた。再編候補として必ず名前が挙がる地方銀行の観測報道が再び業界をにぎわせたからだ。それは足利銀行(栃木県)だ。毎度お騒がせする理由は、足利銀行の松下正直頭取の経営判断というよりも、親会社である足利ホールディングス(HD)の株主構成にある。

  • 特集 Part4
    株主力学・地政学・序列制度 三大テーマで紡ぐ再編最前線

    2015年09月19日号  

    数年で経常赤字に陥り得る“余命”いくばくもない地方銀行だけでなく、今や全地銀にとって再編は重要な経営の選択肢だ。そこで日本全国を行脚し、地銀再編の最前線を取材して回った。

  • 特集 Part4
    時は戦国、敵の敵は味方 地政学でたどる頭取人脈

    2015年09月19日号  

    地政学──。地理的な位置関係が、国家の政治や経済、軍事などに与える影響を分析・研究する学問のことだ。この地政学は地方銀行再編の最前線でも重要なキーワードとなり得る。そして、その最たる例が中四国で展開されているのだ。それは、見落としてしまっても無理はないくらいのささいな出来事だった。しかし、後に振り返ったときに、地政学的変化の端緒だったと思うときが来るかもしれない出来事でもあった。

  • 特集 Part4
    【Column】 地銀が“宿敵”に歩み寄り 「脱拡大」のゆうちょ転換計画

    2015年09月19日号  

    「水と油」だった地方銀行とゆうちょ銀行の関係が歴史的転換点に差し掛かっている。突如、地銀界が歩み寄りを始めたのだ。その背景には、新たな金融当局トップの深謀遠慮があった。

  • 特集 Part4
    地銀頭取アンケートで判明 六つの経営スタイルと 再編への意識

    2015年09月19日号  

    地方銀行105行の頭取・社長を対象にしたアンケートの結果から、頭取・社長の経営スタイルを六つに分類した(76行が回答、アンケート詳細はパート5参照)。さらに再編熱の高まる地域が明らかになった。

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記者の目

  • 編集部 山本輝

    予測精度をブラッシュアップ、お腹周りはシェイプアップ

     予測年収の推計を担当しました。予測年収は、過去の特集でも度々登場している人気コンテンツです。今回は、推計精度のさらなる向上を図るとともに、対象企業を可能な限り拡大することを試みました。持ち株会社などでは違和感のある数字が出る場合もありますが、直感とも整合するよう、今後もブラッシュアップを続けます。
     全く関係ありませんが、足元の物価上昇が悩みです。日々の楽しみとして、ちょっといいランチやスイーツなどをよく食べるのですが、そのせいで最近の家計簿がえらいことに。お金はたまらないのにおなかの脂肪だけがたまる。予測のブラッシュアップだけではなく、支出と体のシェイプアップも必要そうです。

  • 副編集長 千本木啓文

    民放の女性アナによる〝芸能人接待疑惑〟で顧みる自分の人権意識

     フジテレビが、女性アナウンサーによる〝芸能人接待疑惑〟に揺れています。同社に限らず、日本では女性の人権が軽んじられてきたと言わざるを得ません。
     実は、権力者に辱められた女性が永田町で伸し上がり、復讐を果たす物語、「小説・昭和の女帝」をダイヤモンド・オンラインで連載しています。小説には、親から〝身売り〟を強いられたり、インドネシアの戦後賠償ビジネスのために大統領にあてがわれたりした女性たちも登場します。
     問題は、あしき男女不平等がいまだに解消していないことです。私も「男だけでは何だから」などという理由で同僚の女性を飲み会に誘ったことがありました。言われた方の気持ちを考えると……、反省しきりです。

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表紙

特集年収&株価

33年ぶりの高賃上げに日経平均株価の最高値更新。2024年は年収と株価が記録的にアップした1年だった。今後も賃上げと株価上昇ムードは続くのか。これからも年収増や株高が期待できる企業はどこか。独自試算した主要上場企業の3年後の「予測年収」と「…

脱炭素の切り札として政府が期待を寄せる洋上風力発電が今、最大の危機を迎えている。政府公募プロジェクトのコンペ第1弾を総取りした三菱商事は、運転開始のはるか手前で巨額減損の瀬戸際にいる。コンペ第2弾を勝ち抜いた事業者も、すでに採算が厳しいと悲…