記事一覧:特集10409件
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特集 Part1
【12 金融政策】 先頭の役割担うのはFRB 利上げは年2~3回の公算
2015年12月26日号米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、日本銀行の金融政策の関係を、自転車競技の先頭集団の動きに例えてみよう。 FRBはそれらの中で真っ先に金融政策正常化を進めてきた。しかし、先頭を走る自転車は空気抵抗が最も大きい。
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特集 Part2
【18 銀行】 メガへの持ち合い解消圧力が 地銀再編の“再加速装置”へ
2015年12月26日号「あそこはまだ、トヨタに話すら持っていっていないらしいじゃないか」最近、銀行の監督官庁である金融庁の上層部で、トヨタ自動車の話題が上っているという。その理由は、最近3メガバンクが相次いで発表した持ち合い株削減の“公約”と関係している。
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特集 Part1
【13 結局どうなる!? TPP】 米大統領選で発効に遅れも 日米vs中国の主導権争い激化
2015年12月26日号難航していた環太平洋経済連携協定(TPP)交渉が2015年10月に大筋合意に達した。米国、日本、オーストラリア、ペルー、ベトナムなどの12カ国が巨大な経済圏をつくろうという野心的なもので、GDP合計にして28兆ドル、世界経済のざっと4割を占める。域内の関税は撤廃または引き下げられ、知的財産権や投資などのルールも共通化される。
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特集 Part2
【17 企業経営】 対談 稲盛和夫vs野中郁次郎
2015年12月26日号企業を取り巻く市場変化は速く大きくなっている。これからの企業経営はどうあるべきか。経営と経営学の2人の巨人が語り合った。本対談は立命館大学・稲盛経営哲学研究センターが主催。司会は青山敦・同センター長が務めた。
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特集 Part1
【14 賃上げ】 大企業前年並み、中小不透明 かすむGDP600兆円目標
2015年12月26日号2014年、15年と連続で“賃上げ春闘”が行われたにもかかわらず、日本の賃金は伸び悩んでいる。1人当たり平均の現金給与総額の伸び率は1%にも満たない。
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特集 Part1
【15 成長戦略】 甘利 明(経済再生担当相、TPP担当相)インタビュー
2015年12月26日号経済ショックでも起こらない限り、2017年4月の消費税率の引き上げは予定通りやる。14年に消費税率を5%から8%に引き上げた後の衝撃が大きかったので、同じ轍は踏めない。駆け込み需要と反動減が起こらないように、平準化を図るのが最大のテーマだと考えている。
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特集 Part1
【16 金融市場】 永井浩二(野村ホールディングス取締役兼代表執行役グループCEO)インタビュー
2015年12月26日号世界の金融市場は果たして再加速するのか、それとも停滞するのか。国内証券トップ、野村證券を傘下に持つ野村ホールディングスの永井浩二取締役兼代表執行役グループCEOに市場の動向について尋ねた(取材は12月初旬時点)。
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特集 Part8
【67 野球】 アレックス・ラミレス(横浜DeNAベイスターズ監督)インタビュー
2015年12月26日号2016年のプロ野球は、セ・リーグで3人の新監督が指揮を執り、盛り上がりが期待されている。その中で、最も異色なのが、DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督だろう。監督の本当の考えを聞きに直撃した。
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特集 Part8
【68 リオ五輪】 リオ五輪で注目の“女子力” 「水陸」は協会の差が出るか?
2015年12月26日号2016年はオリンピックイヤー。20年には東京五輪の開催を控えているので、日本としては「東京」を見据えて実績をつくりたいところだ。11月から12月にかけては、五輪出場権を獲得する団体が目立った。次回大会から新たに採用される7人制ラグビーは男女そろって出場権を獲得。ウエートリフティングの女子は4枠を得て、ロンドン五輪の銀メダリスト、三宅宏実が出場を決めている。
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特集 Part2
【24 機械】 国産MRJは飛翔できるのか エンブラと受注獲得戦が勃発
2015年12月26日号6度目の正直──。2015年11月、三菱重工業傘下の三菱航空機が開発する「三菱リージョナルジェット(MRJ)」が、5度に及ぶ計画遅延を経て、ついに初飛行に成功した。国産のジェット旅客機が大空を舞うのは半世紀ぶりのことだ。
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特集 Part8
【69 新体操】 山﨑浩子(新体操日本代表(フェアリージャパン)強化本部長)インタビュー
2015年12月26日号日本の新体操が躍進している! リオデジャネイロ五輪に向け、3大会ぶりに個人の出場枠と、団体総合も出場権を獲得した。10年にわたり徹底した改革と強化を断行してきた強化本部長の山﨑(やまさき・ひろこ)氏に、その道のりと抱負を聞いた。
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特集 Part2
【23 電子部品】 iPhoneショック再び スマホ市場減速で優勝劣敗へ
2015年12月26日号2015年末、日本の電子部品メーカーに“iPhoneショック”が駆け巡った。18年からディスプレイに、これまで主流だった液晶に加え、次世代ディスプレイである有機ELが採用されることが明らかになったのだ。
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特集 Part2
【22 電機】 収益格差が生み出す業界再編 迷走シャープに迫る時間切れ
2015年12月26日号世界的な金融危機を境目に、急速な業績の悪化に苦しんできた総合電機。各社とも事業売却や撤退、人員の大幅削減など「身を切る改革」を必死になって進めてきた中で、ここにきて収益や財務の改善度合いに大きな格差が生じており、2016年以降、新たな再編劇につながる可能性が高まってきた。
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特集 Part8
【70 スポーツ科学】 ラグビーからサッカーに伝播 データと分析でスポーツ革新
2015年12月26日号2015年を彩ったスポーツといえば、多くの人がラグビーを挙げるだろう。一時期のブームは収まったが、年末年始にかけて、またラグビーワールドカップ(W杯)の南アフリカ戦の歓喜の映像が繰り返し流されるのは間違いないだろう。
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特集 Part2
【21 自動車】 VW問題でエコカー覇権に決着 注目はトヨタ・ダイハツの協業
2015年12月26日号トヨタvsフォルクスワーゲン(VW)──。日独の自動車メーカー2強が、激しいつばぜり合いを繰り広げてきたグローバルトップの座をめぐる戦いは、誰もが予想しなかった展開になっている。
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特集 Part2
【20 ゼネコン】 杭問題が揺さぶる経営基盤 制度改正で官製不況の再来も
2015年12月26日号横浜市の「傾斜マンション」で露呈した杭問題は、2016年以降、ゼネコン各社の経営基盤を揺さぶり続けそうだ。年の瀬も押し迫った15年末、ある大手ゼネコンの全国の支店では、施工済み物件の基礎杭工事で得られたデータ用紙を一枚一枚、光に透かして確認する作業に追われていた。
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特集 Part8
【71 音楽】 定額制がとうとう普及する!? “百年に一度”の革命が日本に
2015年12月26日号2015年を象徴する歌は何だろうか? 映画「アナと雪の女王」の「Let It Go」、セカオワ(SEKAI NO OWARI)の「ドラゲナイ」(Dragon Night)などがあった前年と比べると、寂しい印象を受ける。
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特集 Part2
【19 保険】 生損保入り乱れての“爆買い” 台風の目は引き続き日生か
2015年12月26日号まさに“爆買い”──。大手生命保険会社と大手損害保険会社が入り乱れての大型買収劇を演じた2015年。各社が数千億円単位で投じた買収金額の合計は、年の半ばから半年ほどで軽く3兆円を超えた。この流れは、16年以降も継続するのだろうか。
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特集 Part8
【76 映画】 日本題材の大作ですらスルー ロケ地と製作費獲得に奔走せよ
2015年12月26日号日本の映画産業の未来を占う上で、2016年はある1本の映画に注目したい。遠藤周作原作、巨匠マーティン・スコセッシが監督した「沈黙」である。カンヌ国際映画祭やアカデミー賞など映画賞シーズンに照準を合わせた劇場公開を予定するなど、世界レベルで話題になりそうな作品だ。
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特集 Part8
【75 出版・書店】 デジタル化と流通変化で 大手への集中が高まる
2015年12月26日号2015年の出版業界で最大のニュースは、総合取次第4位の栗田出版販売が民事再生手続きに入ったことだ。前年には第3位の大阪屋の債務超過が明らかになり、楽天と講談社、小学館、集英社、KADOKAWA、大日本印刷が出資して支えるという事態が発生していた。長年にわたり日本の出版産業を支えるインフラの役割を果たしてきた取次システムが危機を迎えていることが、誰の目にも明らかとなった。