記事一覧:特集10409

  • 特集 Part3
    【Column】 窓販の手数料率開示が決着 “飛び火”は生保が阻止

    2016年04月23日号  

    生命保険業界を震撼させた、金融庁による保険の手数料率の開示要請。本誌が2016年2月13日号で報じた通り、銀行や証券会社の窓口で販売している一時払いの外貨建て保険や、変額年金保険など「特定保険商品」について、高額な販売手数料を目当てに偏った販売をしているのではないかと、当局が問題視したものだ。

  • 特集 Part3
    マイナス金利だけではない 生保の経営を襲う“三重苦”

    2016年04月23日号  

    日本銀行によるマイナス金利政策の導入で、生命保険各社が運用難に陥っている。加えて、標準利率の引き下げや、標準生命表の改定なども控えており、生保経営は苦しいばかりだ。

  • 特集 Part4
    大手損保4社長が一斉交代 その経歴と素顔に迫る

    2016年04月23日号  

    「三井住友海上とあいおいニッセイ同和は同時に交代すると思っていたけど、東京海上日動と損保ジャパン日本興亜も同時とはねぇ」ある大手損害保険幹部はそう語る。8兆円を超える国内損保マーケットで、9割以上のシェアを寡占する大手損保4社のトップが4月1日、そろって交代したからだ。

  • 特集 Part3
    筒井義信(生命保険協会会長)インタビュー

    2016年04月23日号  

    マイナス金利政策というのは、物価上昇率2%に向けての日銀の強い姿勢だと考えています。確かに、商品や運用面では厳しい事態ですが、ここは創意工夫で乗り切って、マイナス金利という政策効果が出て、健全に物価が上がって金利上昇につながっていくことを期待しています。

  • 特集 Part4
    【Column】 巨大災害時に現れるロイズ その知られざる素顔に迫る

    2016年04月23日号  

    巨大な災害が起こると「ロイズ」という名前を耳にすることはないだろうか。実はこのロイズ、保険会社ではなく保険の取引市場なのだ。ロイズの仕組みと特徴、その強さの秘密に迫る。

  • 特集 Part4
    チャールズ・フィリップス(MSアムリンCEO)インタビュー

    2016年04月23日号  

    今回、英アムリンが三井住友海上火災保険と一緒になれたことはとても喜ばしいことです。理由は大きく二つあります。まず一つ目は、英国の大手再保険会社として昔から三井住友海上とは強い関係を築いてきましたし、深い敬意を抱いていました。

  • 特集 Part3
    マイナス金利政策の導入で 問われる生保経営の成熟度

    2016年04月23日号  

    1990年代後半には、中堅生命保険会社が相次いで破綻した。赤字覚悟で貯蓄性保険の販売に傾注した結果、逆ざや負担に耐え切れなくなったためだ。教訓として振り返っておこう。

  • 特集 Part4
    海外の大型買収に介護事業への進出 損保新時代の幕開け

    2016年04月23日号  

    さかのぼること約20年前、保険業界には自由化の波が押し寄せていた。1996年に新保険業法が施行され、子会社を通じて生命保険と損害保険の相互参入が解禁されたり、日米保険協議が決着したことで、リスク細分型の自動車保険が認可された。98年には保険料率が自由化され、本格的な競争時代の幕開けとなったのだ。

  • 特集 Part5
    日本最古の企業 1400年の歴史が紡ぐ匠の技 金剛組

    2016年04月16日号  

    創業は578年。世界最古の企業とされる金剛組は、神社仏閣の建築を専門に請け負っている。その1400年にわたる歴史を支えてきたのが、専門職人の宮大工たちである。彼らの技は、10年でようやく一人前といわれる世界で、建立1000年以上に及ぶ神社を存続させるべく、脈々と受け継がれてきた。

  • 特集 Part5
    【神社へ行こう(10)】 宇治上神社〈京都府〉

    2016年04月16日号  

    1994年に「古都京都の文化財」として世界遺産に登録された由緒正しき神社である。国宝の本殿は、現存する最古の神社建築とのこと。

  • 特集 Part5
    “世界一分かりやすい”『古事記』の世界

    2016年04月16日号  

    日本史の授業で習う『古事記』は、書名を知っている人は多いはずだが、何が書かれているのか知っている人は少ない。そこで、現代人でも理解できるように語る、作家の竹田恒泰氏に話を聞いた。

  • 特集 Part5
    【図解】日本の神様オールスターズ 決定版!

    2016年04月16日号  

    日本には“八百万(やおよろず)”の神がいる。八百万は「それほどたくさん」という意味だが、諸外国には例を見ないほど森羅万象に神が宿る。本誌では代表的なスターにお声掛けし、一堂に会していただいた。

  • 特集
    神社の迷宮

    2016年04月16日号  

    約10万社が存在するといわれる神社界で、優勝劣敗の二極化が進んでいる。ピラミッドの頂点に立つ伊勢神宮は、政財界との太いパイプを駆使してパワーを発揮している。その一方で、“名門”でありながら経営難に悩む神社は少なくない。国民の神社や神道に対する意識が薄れつつあり、廃業する神社も後を絶たない。神社は迷宮に迷い込んでしまったのだろうか。

  • 特集 Part2
    本業ピンチで身売り・廃業の嵐 神社「選別」時代の幕開け

    2016年04月16日号  

    氏子の高齢化、神職の後継者不足、本業の先細り──。今、神社界に身売り・廃業の嵐が吹き荒れている。もはや、氏子や崇敬者の支援に依存した経営では立ち行かなくなっているのだ。

  • 特集 Part1
    【神社へ行こう(2)】 筥崎宮〈福岡県〉

    2016年04月16日号  

    元寇時の「敵国降伏」の祈願で知られる筥崎宮は、全国に約4万以上ある八幡宮の中でも、宇佐(大分県)、石清水(京都府)と並ぶ日本三大八幡宮の一つ。鎌倉時代の元寇の際に亀山上皇が祈願して神風が吹いたことから、勝運の神として有名になった。後世には足利尊氏や豊臣秀吉ら武将が参詣していたという。

  • 特集 Part1
    【神社へ行こう(1)】 大神神社〈奈良県〉

    2016年04月16日号  

    日本最古の神社とされる大神(おおみわ)神社。下写真の鳥居の背後に見える三輪山をご神体としている。『古事記』『日本書紀』に最も早く祭祀(さいし)が整えられた神社の一つとして描かれており、記紀の国造り神話に登場する大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が鎮まる。

  • 特集 Part1
    出雲大社と明治神宮が紡ぐ新世代「神三国志」の始まり

    2016年04月16日号  

    日本には約10万社の神社がある。かつては、神社の序列を決めるものは格式や伝統だった。だが、今は経営力なくして神社が生き残ることはできない。三大神社の実力を比べてみた。

  • 特集 Part1
    【図解】 神社界の勢力図 別格の伊勢神宮 経営力で追う出雲大社と明治神宮

    2016年04月16日号  

    古い格式を守るばかりでは神社の経営は成り立たず、存続することはできない。近年、上納金を課す割には、その見返りがない神社本庁に対して、被包括神社たちの不満がたまっている。神社の統括システムが崩れつつあるのだ。

  • 特集 Part1
    全てはお伊勢さんのために 遷宮費用調達システムの全貌

    2016年04月16日号  

    日本で唯一の格式を超越した神社、伊勢神宮。20年に1度行われる式年遷宮が彼らにとって最大のイベントである。遷宮費用はなんと550億円。その資金集めの内幕に迫った。

  • 特集 Part3
    強権発動で宮司人事にも介入 官僚・世俗化する神社本庁の罪

    2016年04月16日号  

    全国の神社を管理・指導する神社本庁が揺れている。傘下神社から離反の動きが相次ぎ、それを力で押さえ込もうとして批判を浴びているのだ。過渡期にある神社界の権力中枢に迫る。

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記者の目

  • 副編集長 清水量介

    小学生に説明が難しい!トランプ大統領の行動

     テレビを見ていたわが家の小学生男子が、米国の「パリ協定離脱」について「どういうこと?」と聞いてきたので、説明しました。
    「てことは、温暖化が進むってこと?」との返答。SDGsの教育をみっちりと受けている現代の小学生にとっては、理解不能のようでした。
     そもそも、日本に置き換えれば「首相が国会議事堂襲撃をあおって、数年後に、首相に返り咲く」という話なので、大人も理解に苦しみますが…。
     ここまで超大国が欲望をむき出しにしているのは、世界史上、いつ以来なんでしょうか。確実なのはトランプ大統領就任により、世界経済と日本企業が大きな影響を受けること。ダイヤモンド編集部では、しっかりと追っていきます。

  • 編集部 今枝翔太郎

    奥深い医療機器業界、ホットトピックスは不整脈治療

     ねばねばするバリウムを飲む人間ドックは嫌ですよね。この検査がきっかけで、医療機器に興味を持つようになりました。今までの汗と涙がついに実を結び、感慨で胸がいっぱいです。あらためてご協力いただいた方々にお礼を申し上げます。
     全く知識がなかったので、一社一社企業を回りながら、本業との相乗効果を分析し、日本勢の勝ち筋を学びました。 昨年の春に、パシフィコ横浜の医療関係の展示会場を縦横に駆け回って学んだのも得がたい経験となりました。
     本特集のこぼれ話になりますが、最近のメディカル業界でホットなのは不整脈の治療らしいです。従来のものよりさらに低侵襲になったそう。 不整脈治療を始めるなら、今が好機かも。

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表紙

特集医療機器・化学・医薬品

医学の進歩や長寿命化により、欧米を中心とした世界の医療機器市場は拡大を続けている。2023年のグローバルの医療機器売り上げはおよそ80兆円に達し、今後も年平均成長率6%前後のペースで伸びていくとみられている。それを察知した日本政府は、50年…

特集2化学サバイバル

化学業界が大激変の真っただ中にある。脱炭素への対応に加え、中国による過剰な化学品の増産で、国内メーカーによる石油化学事業の再編が加速。さらに、経営環境の激変は化学メーカーに従来のビジネスモデルの再構築を迫っている。生き残りを懸けた大勝負に挑…