記事一覧:特集10409件
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特集 Part7
勝ち組と負け組で明暗 地方の“町の美術館”の苦悩
2017年04月01日号公園の中にある美の殿堂──。まるで金太郎あめのように同じような姿をした全国の公立美術館。その威容とは裏腹に、地元での存在感は薄い。なぜ、そうなってしまったのだろうか。
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特集 Part6
就職は大変、徹夜もザラ 学芸員たちの悲喜こもごも
2017年04月01日号アートなお仕事、の代表格といえば学芸員だが、彼らの仕事については、意外にもベールに包まれている。学芸員になるには、そしてどんな仕事をしているのか。その実態に迫った。
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特集 Part7
形だけまねして明治に導入 当初から存在意義が揺らぐ
2017年04月01日号美術展を見るために何時間も並ぶ……。そんな経験の背景には日本の美術館の存在意義が曖昧なことがある。維持のためには何でもありの鵺のような存在にならざるを得ないのだ。
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特集 Part6
一色さゆり(推理作家)インタビュー
2017年04月01日号世間一般で思われている美術のイメージというのが、あまりにも現実と懸け離れていると感じていました。例えば以前、知人にギャラリーで働いていると言ったら「街中で客引きして中に引き込むの?」と聞かれて。それは絵画商法をやっている悪徳ギャラリーだよ! と(笑)。
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特集 Part6
【Column】 預かった作品を勝手に売却 悪徳美術商のあきれた手口
2017年04月01日号作家にとって、美術商との関係は、制作活動の行く末を決定づける重要な要素である。もし、不幸にも、悪質な業者に当たってしまったら……。
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特集 Part6
美大卒や作家は食えるのか? トップの藝大卒でも茨の道
2017年04月01日号美術界に多くの人材を輩出してきた美術系の大学。しかし、日本で作家として生きることは非常に難しい。ここでは美術系大学の立ち位置と作家は食えるのかについて解説したい。
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特集 Part6
おしゃれ? 辛い!? アートなお仕事の裏側
2017年04月01日号華やかなイメージのある美術業界だが、実際はどうなのか? 本パートでは、展覧会を支えているさまざまな職業の実像に迫る。また、アート業界で日夜頑張っている人にも切り込んでいく。
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特集 Part3
遠山正道(スマイルズ代表取締役社長(スープストックトーキョーなど運営))インタビュー
2017年04月01日号私自身は三菱商事でのサラリーマン時代に、絵の個展を開いたのがアート活動の始まりでした。今思うと、現在のビジネススタイルとアートを始めたことには、いろいろ似ている点があるなと感じます。それは大きく分けてみると「事の発意」「(作家の)作品と(企業の)商品の類似性」「モチベーション」といったところになるでしょうか。
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特集 Part3
松本 大(マネックス証券代表取締役会長CEO)インタビュー
2017年04月01日号学生時代は金が掛からない楽しみとして、よく美術館へ行ってました。高校時代は写真部の部長をしていて、そこで親友となる写真芸術家の松江泰治さんに出会ったんです。1987年に彼が銀座で個展をやったとき、売れてなかったので、作品を購入したんです。彼の影響もあり、現代アートを見るようになりました。
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特集 Part3
【Column】 「アートの楽園を永遠に」 福武總一郎の野望と憂鬱
2017年04月01日号企業メセナ黎明期から美術振興に取り組み、瀬戸内海の島に自らの理想郷を築いた福武總一郎氏。彼が目指したもの、そしてこれから目指すものは一体何なのだろうか。
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特集 Part3
美術界に舞い降りた新星たち デジタルアートで“美”を変革
2017年04月01日号日進月歩のテクノロジーの世界。このところ、デジタル技術とアートを結び付けた「デジタルアート」と呼ばれる表現方法に挑む日本の新参者が存在感を増している。代表格はチームラボだろう。同社はプログラマーやエンジニア、建築家、アニメーターから絵師まで、各分野のスペシャリストのスキルを結集してアート作品を制作。
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特集 Part3
富裕層取り込みは不十分も バブル後遺症脱しアート重視へ
2017年04月01日号日本企業にとって、アートがビジネスとは縁遠い存在であるという時代が続いてきた。だが、ここにきて変化の芽も見え始めている。「企業とアート」の関係をめぐる現在地を探ってみた。
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特集 Part6
【絵画で分かる世界の歴史】 ぼんやり眺めていてはもったいない かつて美術の教科書で見た 名画で学ぶ世界史の転換点
2017年04月01日号今から世界史を学び直すのは面倒だと感じる向きに効果的な勉強方法がある。中学・高校の美術の教科書に載っている「評価が定まった名画」に着目し、その背景にある“歴史の転換点”を読むことだ。慣れてくると、大きな流れが理解できるようになる。
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特集 Part6
小木曽 誠(画家)インタビュー
2017年04月01日号僕が所属している白日会は、日展系の公募団体ですからね。藝大は、伝統的に強烈な“アンチ日展”。僕みたいなのは珍しいんです。
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特集 Part6
近藤亜樹(画家)インタビュー
2017年04月01日号東日本大震災のときは山形にいたのですが、生きてきた中で、一番大きい出来事でした。それまで当たり前に絵を描いてきたのが、意識ががらりと変わったと思います。色が怖くなり、作品を描くときも、灰色とか黒っぽい色になりました。
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特集 Part6
【Column】 “光の魔術師”が魅せる技 照明デザイナーの美意識
2017年04月01日号パート冒頭でも紹介したように、美術館をめぐる仕事は学芸員や監視員だけにとどまらない。ここでは、鑑賞に適した明るさを考える“光の魔術師”、照明デザイナーの技に接してみよう。
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特集 Part6
蓑 豊(兵庫県立美術館館長)インタビュー
2017年04月01日号私が米国に渡ったころ、日本人の学芸員は私1人でした。当時から米国の美術館は、優れた東洋美術を数多く所蔵していたのですが、やはり西洋美術より展示スペースは格段に少ない。何とかして、日本をはじめとする東洋美術の存在感を高めたいと思いました。
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特集 Part1
一皮むけば美しくない!? 金と個性が交差する美術界
2017年04月01日号2017年2月から、草間彌生氏の美術展「草間彌生 わが永遠の魂」が東京の国立新美術館で開催されている。過去の代表作に新作が加わり、270点が紹介される過去最大級のものだ。
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特集 Part2
石川康晴(ストライプインターナショナル社長兼CEO)インタビュー
2017年04月01日号2013年ごろ、ある画廊から、コンセプチュアルアートの大家、河原温氏の「デイト・ペインティング」を国内のコレクターが手放す、という話が舞い込みました。これを今買わなければ、必ず海外に流出し、二度と日本には戻ってこない──。このとき、僕は“鑑賞者”から“コレクター”になったわけですが、この河原氏の作品を最初に買った以上、この文脈から外れない世界中の作品をコレクションしようと思ったのです。
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特集 Part2
ターゲットは“超”富裕層 二大オークションの裏側
2017年04月01日号歴史的な傑作の落札をもくろむ連中の、息詰まる攻防。われわれ庶民には到底計り知れない、華麗なるオークションの虚々実々をのぞいてみよう。