記事一覧:特集10409件
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特集 Part1
【トップを直撃】 半井真司(JR四国社長)
2017年03月25日号JR北海道の問題は人ごとではありません。四国は自然環境がいいので、まだ北海道ほど深刻ではありませんが、10~20年先は、同じように路線の維持が困難になります。
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特集 Part1
【トップを直撃】 島田 修(JR北海道社長)
2017年03月25日号一連の脱線事故やデータ改ざんなどの不祥事の根っこには、安全が失われていることに対する逼迫した認識が欠けていたことがあります。収支を合わせることに重きを置き過ぎて、削ってはいけないコストまで削ってしまっていました。
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特集 Part1
JR再結集での支援は不可避 「北海道」「四国」の救済プラン
2017年03月25日号JR北海道が半分の路線を維持できないとギブアップ宣言した。だが、政府も北海道もJRグループも、責任を押し付け合うばかりで再建の糸口が見えない。北海道に春はやって来るのか。
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特集 Part1
毛細血管も動脈もストップ 「留萌本線」連鎖廃線の恐怖
2017年03月25日号対象になったのは日本海沿岸を走る留萌-増毛間16.7キロメートル。最終運行日までの1年間は全国から鉄道ファンが押し寄せた。観光の駆け込み需要が終わった今、地元は厳しい現実に直面している。海風に車のハンドルを取られながら、廃線になった路線と並行する道路を運転していると、そこには「寂しい」としか言いようのない風景が広がっていた。
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特集 Part1
一目で分かる! JR7社の体力と性格
2017年03月25日号本はといえば、日本国有鉄道という同じ組織から派生したJRグループ7社。だが、各社のキャラクターはまったく異なる。グループの重鎮である“三役”は、JR東日本、JR東海、JR西日本の3社だ。俗に「本州三社」といわれる。発足時の序列は、長男坊がJR東日本、次男坊が西日本、三男坊が東海という位置付けだった。だが30年を経て、その勢力関係は微妙に変化した。
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特集
国鉄 vs JR 民営化30年の功罪
2017年03月25日号1987年、負債37兆円を抱えて日本国有鉄道は崩壊した。代わって誕生したJR7社は自律的な経営へ転じ、利益追求主義へとかじを切った。それから30年。7社の明暗はくっきりと分かれ、負け組企業には存続の危機が迫る。分割民営化の「ひずみ」が今、浮き彫りになっている。
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特集 Part2
【トップを直撃】 来島達夫(JR西日本社長) <本州三社社長に聞く 民営化の「メリット」「デメリット」>
2017年03月25日号この30年間で当社がやってきたことは大きく二つです。一つは新幹線の強化。500系車両などで時速300キロメートルの高速化を図る一方で、山陽新幹線は東京-新大阪ほどには輸送人員がいないため快適性を上げることで魅力を高めてきました。座席が左右2列ずつとゆったりした配列のひかりレールスターなどがそれに当たります。
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特集 Part2
【トップを直撃】 柘植康英(JR東海社長) <本州三社社長に聞く 民営化の「メリット」「デメリット」>
2017年03月25日号JR東海は東海道新幹線の会社です。運輸収入の9割を新幹線が占めている。新幹線の収入が増えることが、そのまま会社の収入につながる。なので、新幹線の輸送力を上げることに心血を注いできました。
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特集 Part2
【トップを直撃】 冨田哲郎(JR東日本社長) <本州三社社長に聞く 民営化の「メリット」「デメリット」>
2017年03月25日号スタート時点は、JR東日本の収入が1.5兆円で、抱えた負債がその4倍以上の6.6兆円。ここまで財務が脆弱な会社ってなかなかないですよ。周囲からは本当にやっていけるのか? と言われたものです。でも、組織内部にいる自分たちには、これで国鉄時代のしがらみがなくなって自由にやりたいことができるじゃないかという期待感がありました。
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特集 Part2
【鉄道員のDNA No.2】 車掌業務もできちゃうベテラン車内販売員
2017年03月25日号「ゆっくり販売」。それが車内販売の合言葉だ。一人一人にアイコンタクトをし、お客さまからの“サイン”を逃さない。「あの人、何か欲しそうにしているな」。そんなときは、こちらから声を掛け背中を押す。東海道新幹線でパーサーを務める北村拾美さんは、「積極的に会話を楽しむのがこつ」と言う。お酒を買う人にはぴったりのおつまみをお薦めするし、新商品にはその魅力を一言添える。
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特集 Part2
JR7社で明暗くっきり 国鉄「分割民営化」の光と影
2017年03月25日号JR7社の明暗がくっきりと分かれた。30年間で、本州三社は潤い、三島会社とJR貨物は相対的に沈んだ。30年前に設計されたJRグループのビジネスモデルが制度疲労を起こしている。
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特集 Part2
【鉄道員のDNA No.1】 日本と海外の懸け橋に 街づくりに挑む鉄道マン
2017年03月25日号品川の再開発は、JR東日本が初めて手掛ける大規模な街づくりだ。当然のことながらノウハウはなく、未知の領域に戸惑うことも多い。それでも、取っ掛かりはある。それまで培ってきた開発の経験だ。品川の再開発に携わる前は、グラン東京や千葉駅などで、オフィスや商業施設の事業に関わってきた。今まで蓄積した知識を総動員し、リーダーとしてグループをまとめ上げる。
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特集 Part2
ブルートレインの寝床が消えた JR東「品川大規模開発」の本気
2017年03月25日号JR東日本は、運輸以外の多角化事業で成功していることで知られる。品川大規模開発は、その多角化の集大成ともいえるプロジェクト。JR東日本は、文字通り社運を懸けている。
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特集 Part1
新型車両の投入で分かる JR7社の顧客獲得戦略
2017年03月25日号今でこそ、JR7社の強みや事業の特性がはっきりと分かるようになった。JR東日本といえば山手線に代表される首都圏エリアに強いし、JR東海といえば東海道新幹線で収入の9割を稼ぐといった具合だ。
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特集 Part3
葛西敬之(JR東海代表取締役名誉会長)インタビュー
2017年03月25日号国鉄の最後の経営改善計画(1981~85年度)を見た途端に、絶対に失敗すると確信した。国会が経営の重要事項を決めている限り、転落の一途をたどると思いました。
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特集 Part2
【トップを直撃】 田村修二(JR貨物社長)
2017年03月25日号バブル崩壊後、1994年から5年間は年70億円を超える経常赤字を出し続け、目も当てられない状態が続きました。産業構造が大きく変化し、鉄道貨物輸送が得意としていた四つの「セ」、セメント、石灰石、石油、石炭の輸送量が急減していったのです。
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特集 Part2
【トップを直撃】 青柳俊彦(JR九州社長)
2017年03月25日号国鉄時代の九州は貨物鉄道が主体で、旅客鉄道のことはあまり考慮されていませんでした。本州から“お流れ”の中古車両しか譲ってもらえませんでしたので、民営化して最初の10年間は鉄道事業を鉄道事業らしくすることに専念しました。
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特集 Part5
【トップを直撃】 唐池恒二(JR九州会長)
2017年03月25日号JR九州では、30年前から石井幸孝・初代社長がグッドデザイン、グッドビジネスをテーマに掲げて車両のデザインを重視してきました。九州は人口が多い東京や大阪とは違うので、列車に乗ってもらうには「選ばれる理由」が必要だったのです。
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特集 Part2
会計マジックで九州は上場 次の候補、貨物の深い憂鬱
2017年03月25日号JR九州が悲願の上場を果たした。優等生扱いされるJR九州ではあるが、実は、上場には高い壁が立ちはだかった。次の上場候補であるJR貨物にも波乱要因が持ち上がっている。
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特集 Part3
引き金は新幹線投資と人件費 監査報告書が暴く国鉄破綻
2017年03月25日号投資や人件費抑制といった民間企業なら当たり前にやることを国鉄はできなかった。毎年度公表されていた監査報告書にある財務情報を基に、巨艦が沈没していくさまを分析してみた。