記事一覧:特集22552

  • 特別対談
    将棋電王戦開幕 人間vsコンピュータ

    2013年4月6日号  

    今年3月から、将棋の現役プロ棋士がコンピュータを相手に本気で勝負する「将棋電王戦」が始まった。飛躍的な進化を遂げるコンピュータに対し、日本最高峰の頭脳集団が勝てるのか。主催するドワンゴとのコラボ企画として、羽生善治三冠と川上量生・ドワンゴ会長に将棋とITの進化、そして経営について語ってもらった。

  • 特別対談
    【Column】 チェスは1997年に敗北 将棋はプロが勝てるのか

    2013年4月6日号  

    3月に始まった将棋電王戦第一局はプロ棋士側が完勝したが、まだ油断はできない。第四局には2012年に故・米長邦雄・前日本将棋連盟会長を破った旧ボンクラーズ(プエーラ・アルファ)が参戦するからだ。開発者の伊藤英紀氏は「すでに名人を超える強さです。負けませんよ」と言う。対する塚田泰明九段も会見で「名人は超えていないですよ」と言い、火花を散らしている。

  • 特別対談
    【Column】 将棋の歴史を塗り替えた 羽生善治三冠の華麗なる軌跡

    2013年4月6日号  

    最多獲得タイトル歴代1位、連続タイトル保持21年超、最多同時タイトル七冠──。羽生善治氏の歩みは、将棋史を塗り替えていった軌跡でもある。7歳で将棋を覚えてから15歳で四段に昇段、史上3人目の中学生棋士になり、プロデビューを果たす。それ以降も圧倒的な強さを見せて、19歳で初のタイトルである竜王を獲得。極みは25歳で七大タイトルすべてを独占し、史上初の七冠を達成して、将棋界の頂点に立った。

  • 経営改善には大きな疑問符サーベラス提案の矛盾と欺瞞

    緊急レポート
    経営改善には大きな疑問符 サーベラス提案の矛盾と欺瞞

    2013年4月6日号  

    18カ月以内に80億円の増収、180億円の増益──。サーベラスが提案したとされる経営改善策には、安易な増収策や影響を顧みないリストラ策が満載だ。バラ色の数字に潜む矛盾と欺瞞を斬る。

  • 西武vsサーベラス全交渉秘録

    緊急レポート
    西武vsサーベラス 全交渉秘録

    2013年4月6日号  

    西武ホールディングスと筆頭株主のサーベラスとの関係が、再上場問題を機に修復不能となっている。両社の対立の根幹には何があるのか、幾重にもわたる交渉の積み重ねを一枚一枚剥がすことで明らかにする。(本文敬称略)

  • 特集3
    赤字の海からの脱出策はあるのか

    2013年3月30日号  

    それはまるで、海の底にゆっくり沈んでいく戦艦のようだ──。かつて小回りの利く開発体制とヒット商品で知られていたシャープは、2000年代に入って次々と巨大工場を建設する。それは「液晶パネル」と「太陽電池」という二つの事業領域で、グローバル競争のトップを狙えるという判断から生まれたものだった。悲しいかな、この2領域は、いまや台頭する中国や韓国が最も高いシェアを誇る産業になった。

  • 特集3
    【Column】 「私のことは嫌いになっても……」 公式ツイッターが涙のお願い

    2013年3月30日号  

    「私のことは嫌いになっても……シャープのことは嫌いにならないでください!」 シャープの公式情報を発信する「ツイッター」のアカウントが今月6日、宿敵の韓国サムスン電子から出資を受け入れるという発表の後、多くのユーザーに向かってこう呼びかけたのだ。ご存じ、このフレーズは国民的アイドルグループ「AKB48」の元センターの前田敦子さんが総選挙で1位になった際に使った名台詞を、パロディにしたものだ。

  • 特集3
    【Column】 ひょうたんから駒が飛び出した? 過熱報道が生み出した珍事

    2013年3月30日号  

    有名企業が経営不振に直面したとなれば、報道が過熱するのは世の常だ。中でも、他紙との報道競争で日々奔走する記者たちが、焦って書いた「飛ばし記事」が、思わぬ呼び水になり、事態を動かすという珍事もある。 「本当に売却するおつもりがあるのですか?」 昨年8月17日、日本経済新聞の1面に「シャープ主要事業売却」という見出しが躍った。複写機やエアコンなどの事業の売却を検討しているという記事を読んで、素早く反応したのは韓国メーカーだった。

  • 特集3
    生産停止に追い込まれた亀山工場 それでも続く“次世代 iPhone”との戦い

    2013年3月30日号  

    「もう工場で作るものが、何もなくなってしまった」 2月26日、三重県亀山市にあるシャープの亀山第1工場。そこで働くベテランの技術者たちは、自分の力ではどうにもならぬまま、この日、巨大な液晶パネルの生産ラインに投入するものが「ゼロ」になったことに途方に暮れていた。この鉄筋コンクリート5階建ての工場は昨年夏から、アップルの最新のスマートフォン「iPhone5」の美しいタッチスクリーン式の液晶パネルを作るための専用工場になっていた。

  • 特集3
    メインバンクが経営に深く関与 役員派遣の次は大型の公募増資

    2013年3月30日号  

    主力銀行からシャープへの役員派遣が決まり、大規模な増資が見込まれる中、新たな企業再生モデルを模索する動きも出てきた。

  • 特集3
    シャープ ガラスの再生計画

    2013年3月30日号  

    3月6日午前、東京・大手町のみずほコーポレート銀行(CB)本店ビルの11階。来日中だった台湾の鴻海グループのトップ、郭台銘(テリー・ゴウ)会長が姿を現すと、応接フロアの空気が張りつめた。出迎えた佐藤康博頭取と担当役員の2人は、通訳者もなしで、シャープの命運を握る男と対峙していた。 「シャープを丸ごと買収したい。資金を貸しませんか」 テリー会長は挨拶もそこそこに、CBが主力銀行として経営再建を支援しているシャープへの不満をぶちまけた。

  • 特集3
    シャープ ガラスの再生計画

    2013年3月30日号  

    “救世主”ともてはやされた鴻海グループとの破談と、宿敵だった韓国サムスン電子からの出資──。2年連続の巨額赤字に陥ったシャープが、綱渡りの再生計画によって生き残りを図ろうとしている。まるでガラスでできた階段を、一段一段上っていくようなプランには、もろさや危うさが潜んでいる。

  • 特集2
    高速通信網を手中に収める 米スプリント買収の成否

    2013年3月30日号  

    ソフトバンクが約1.6兆円を投じて米通信第3位のスプリント・ネクステルを買収する。予定通りにいけば、今年半ばにも作業は終了するが、その成否やいかに。

  • 特集2
    年齢、前職、国籍不問! 重層的な人材が発揮する底力

    2013年3月30日号  

    2012年秋、ある人物がソフトバンクに入社し業界関係者を驚かせた。その人物とは東京電力の中枢にいた中堅幹部。頭の切れる人材でありながら真摯な態度で接するため外部の評価も高く将来を嘱望されていた一人だった。それが太陽光発電事業に進出、今や電力業界の「ライバル」となったソフトバンクに引き抜かれたのだから、東電からすればかなりの痛手となったことは間違いない。

  • 特集2
    営業利益8000億円に王手 レバレッジ経営の真骨頂

    2013年3月30日号  

    ソフトバンクの躍進の秘密は、NTTドコモの“敵失”を見逃さなかったこともあるが、他社にはまねできないソフトバンク流の戦略で成果を収めてきたことにもある。

  • 特集2
    ソフトバンクがドコモを抜く日

    2013年3月30日号  

    1981年にパソコン用パッケージソフトの流通事業で業を起こしてから30年余り。携帯電話事業で成功したソフトバンクは国内屈指の企業に成長。国内営業利益は来期8000億円に到達しそうで、NTTドコモを追い抜く日が現実味を帯びている。

  • 特集3
    原発再稼働に立ちふさがる規制委 7月に新政権の本性が明らかに

    2013年3月23日号  

    発送電分離と引き換えに原発再稼働を推進。そんな自民党の思惑に原子力規制委員会が立ちふさがる。自ら“お墨付き”を与えた存在に噛みつかれる構図は、電力会社も巻き込み複雑さを増す。

  • 特集3
    ボリス・シュフト(ドイツ送電会社「50Hertz」CEO)インタビュー

    2013年3月23日号  

    1996年にEU(欧州連合)が電力市場の自由化を決めてから、段階的に発送電分離が進んできた。他の国々が早く始まったのと比べるとドイツは発送電分離への反対が強く、ここ3年でようやく進んだ。

  • 特集3
    自民、経産、電力の思惑が交差 電力改革と引き換えの原発稼働

    2013年3月23日号  

    かつて「蜜月」の極みにあった自民党と電力業界に溝ができている。業界の反対を押し切り、発送電分離などの電力改革を新政権が断行したためだ。だが、両者の関係はそう単純ではない。

  • 特集3
    意外な? 自民のエネルギー戦略

    2013年3月23日号  

    自民党政権が発足してから約3カ月が経過した。かつて、電力会社と強固な関係を築いていた自民党政権は、政権交代を経て、新たにどんなエネルギー政策を打ち出すのか。東日本大震災から2年を経た日本の電力の行方をまとめた。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    農協から届いた「抗議文」を読んで、しばし感傷に浸る

     JA全中から毎年、抗議文をもらうのですが、今年は雑誌の発売前に届きました。特集の一部を「組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体の通信簿」としてダイヤモンド・オンラインで先に配信したからです。
     抗議文は、「19万人の農協役職員の0.2%の意見で記事が構成されており、(中略)偏った先入観を植え付ける意図があった」として、続編の配信中止を求める内容でした。
     組合長ら幹部200人超を含む役職員434人の声には傾聴する価値があるはずです。抗議文を読み、自分は若いと思い込んでいる人が鏡に映った老いた姿を見て、こんなはずはないと怒っているような印象を持ちました。自戒を込めて、鏡のせいにしてはいけないと思いました。

  • 編集長 浅島亮子

    ロングセラー第9弾でも攻め続ける農業特集

     今年も人気企画「儲かる農業」特集の第9弾が刷り上がりました。身内ながら感心するのが、毎年新しいコンテンツを加えて特集構成を刷新していることです。今回の新ネタは農協役職員アンケート。ロングセラー企画の定番を変えるには勇気が必要ですが、果敢に新機軸を打ち出しているのです。
     昨年、千本木デスク率いる農協問題取材チームは、共済の自爆営業などJAグループの不正を暴いたことが評価され、報道実務家フォーラム「調査報道大賞」優秀賞を受賞しました。訴訟に屈することなく、問題の本質を突く取材活動を貫いた結果と受け止めています。今回の特集でも粘り強い取材は健在。取材チームの熱量を存分に感じていただければ幸いです。

最新号の案内2024年5月11日号

表紙

特集儲かる農業2024

いよいよ儲かる農業が実現するフェーズに入った。「台頭する豪農」と「欧米のテクノロジー」と「陰の仕掛け人」が”令和の農業維新”というムーブメントを起こしている。他方、農業を牛耳ってきた旧来勢力である農協と農水省は、存在意義を問われる”緊急事態…

特集2家計・住宅ローン・株が激変! 金利ある世界

日本銀行が17年ぶりの利上げで金融政策の正常化に踏み出した。”金利ゼロ”に慣れ切った家計や企業経営、財政はどうなるのか。日本は「成長期待が持てない経済」から抜け出せるのか。それとも低金利は続き、物や資本が余った経済への道を歩むのか。「金利あ…