記事一覧:特集 Part32549

  • 特集 Part3
    03 夢を現実にする構想力

    2017年04月22日号  

    大蔵省(現財務省)から米国に国費留学をしていた27歳のとき、岡田光信は自分の目線の低さに気付いた。「MBA取得後にどれだけ稼ぎたいか」。学校側の調査に「4万3000ドル」と記載した。だが、他の学生は全て6桁。1桁違っていた。起業熱もあった。

  • 特集 Part3
    02 自分でとことん考える力

    2017年04月22日号  

    11歳のとき、御手洗瑞子は12カ国の子供たちが集まる国際キャンプに参加した。海外に友人ができ、帰国すると、自身の感覚が変わったことに気付く。外国について、それまでは単なる知識としてしか知らなかった。ところがキャンプに参加してからは、海外の事件のニュースを見ると「友人は大丈夫かな」と感じるようになり、日本だけが世界ではないと知る。

  • 特集 Part3
    01 祖父に学んだ謙虚の力

    2017年04月22日号  

    「10のことを人に頼んで、1やってもらえたら感謝しなさい」。中学生のころに聞いた、今は亡き祖父の言葉に辻庸介は衝撃を受けた。実は、辻の祖父は大手電機メーカーの社長を務めた人物。「何万人という社員がいる大会社の社長がそんなことを言うほど、経営者というのは大変な仕事なのか」。

  • 特集 Part3
    [自営業者・経営者一家]

    2017年04月22日号  

    親や親族が自営業者や経営者であれば、子供も起業を自然なことと考えやすいが、商売の浮沈が人格形成に与える影響も大きい。

  • 特集 Part3
    2000億円の資金が流入 市場沸騰で変わる起業家像

    2017年04月22日号  

    ベンチャー企業ブームが再燃している。昨年の資金調達総額は初めて2000億円を超えた。資金の流入で起業家の人材も変わった。若手起業家を通じ、10年後も稼げる条件を探る。

  • 特集 Part3
    17 笑いで培ったストーリー力

    2017年04月22日号  

    カラオケ店のアルバイトにのめり込み、リーダーを任されていた21歳の土屋尚史は突如、病魔に襲われた。即入院の危険な状況だった。幸い一命は取り留めたが、薬の副作用に悩まされた。だが、落ち込んだのは数日限りだった。「長く生きられるのかなんて分からない。どうせやるなら社会に爪痕を残せる仕事をしたい」。土屋は「30歳までに起業しよう」と決めた。

  • 特集 Part3
    16 好奇心で広がる想像力

    2017年04月22日号  

    地平線が見える田んぼ。コンビニまで自転車で15分。富山県で生まれ育ち、「高校生までは“普通”の人間だった」という松本恭攝を動かしたのは、「東京に行きたい。見たことがないものを見たい」という好奇心だった。

  • 特集 Part3
    [教員・公務員一家]

    2017年04月22日号  

    起業家とは縁遠い家系ながらも、その「堅さ」や息苦しさを嫌って飛び出す起業家も少なくない。

  • 特集 Part3
    15 圧倒的な自己肯定力

    2017年04月22日号  

    「今日は株が上がった?」。甲斐真一郎は小学生のときから、株価の動きを母に聞くのが日課だった。両親は共に証券会社勤務。特に父は営業部長という仕事柄、株価が機嫌のバロメーターだったのだ。また、親戚には上場企業の創業社長もおり、株式相場や商売が身近な幼少期を過ごした。

  • 特集 Part3
    14 物理が支える戦略構想力

    2017年04月22日号  

    開成高校の物理の非常勤講師を募集──。大学院時代、学内の掲示板にあった求人広告が水野雄介の人生を変えた。ガリ勉のイメージがあったが、教壇に立ってみると、生徒の自立を促す校風だった。パソコンが得意な生徒たちに、物理情報工学が専門の水野は質問攻めにされた。上から目線で教えても言うことを聞かないが、行動や思いが生徒に届くと、自ら考えるようになり、ぐっと伸びる。

  • 特集 Part3
    [専門職・クリエーティブ]

    2017年04月22日号  

    専門職やクリエーティブ系の両親を持つと、子供も既存の発想の枠組みにとらわれない傾向にある。

  • 特集 Part3
    13 “暗闇”への跳躍力

    2017年04月22日号  

    日英の財務省や米マッキンゼー・アンド・カンパニーでの勤務経験に、経営学修士号(MBA)と米ニューヨーク州弁護士の資格あり。ウェルスナビの創業者、柴山和久の人生はエリート街道一直線に見える。手掛けるロボット資産運用アドバイザー事業も3月末に預かり資産75億円を突破した。

  • 特集 Part3
    19 突き抜けた“オタク”力

    2017年04月22日号  

    「中高時代は授業中もプログラミングに熱中していました」。そう屈託なく語るのは、プリファード・ネットワークス社長の西川徹だ。同社の深層学習技術は産業界からも注目の的で、数多くの大企業と提携を進めている。

  • 特集 Part3
    [会社員一家]

    2017年04月22日号  

    一般的な会社員の家庭でも起業家が育つ。この場合は親の職種や支援者、周囲の環境の影響が大きそうだ。

  • 特集 Part3
    18 研究を見極める力

    2017年04月22日号  

    両親も姉も医師という医師一家で育った。こたつで勉強していた鍵本忠尚の正面で、父は論文を書いていた。その姿から、新しい治療法を患者に届けることの難しさを知る。

  • 特集 Part3
    大倉忠司(鳥貴族代表取締役社長)インタビュー

    2017年04月22日号  

    280円均一の焼き鳥を武器に、500店を超す巨大チェーンへと成長した鳥貴族。その創業者で、長男は芸能界で活躍する大倉忠司社長に、起業と教育について聞いた。

  • 特集 Part3
    12 “最重要”以外を捨てる力

    2017年04月22日号  

    「手を伸ばせば世界に届く場所におまえはいる」──。男子柔道部の強豪校で奮闘した高校時代。監督からの言葉を山口絵理子は忘れない。「柔道だけの話でなく、人生で初めて『世界』と自分がつながった瞬間だった」という。

  • 特集 Part3
    【Column】 大企業経験も武器になる! 起業家を生む企業はここだ

    2017年04月22日号  

    会社を立ち上げ、株式上場にまでこぎ着けた起業家たちは、どんなキャリアを積んできたのか? データによって、起業家が育つ過程と人材輩出企業が浮かび上がった。

  • 特集 Part3
    10 踏み出す力
    11 感情力

    2017年04月22日号  

    東京大学の合格者数でトップに君臨し続ける名門の中高一貫校、開成。豊田剛一郎と瀧口浩平はいずれもその狭き門を突破した“神童”だった。その後、豊田は東大医学部合格と“王道”を歩むも、瀧口は開成中学を中退。人生は正反対の軌跡をたどった。

  • 特集 Part3
    21 自己責任を貫く力

    2017年04月22日号  

    高校2年生のとき、菊池紳は家を飛び出して一人暮らしを始めた。月8万5000円の4畳半の部屋。飲食店や家庭教師のアルバイトで生活費は全て自分で稼いだ。「一人で食べていける」という自信がついていた。

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記者の目

  • 編集部 鈴木洋子

    〆切で積んでるエルデンリングDLC、早くクリアしなくちゃ

     大人になりゲームから離れていた私の元に結婚祝いとしてWiiが来たのは2008年のこと。「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のとりこになり、エンディングでは床に崩れて大泣きし、それからずっとゲームが大好きです。今回「ゲーマーの平均年齢は37歳」と知って安堵したのは内緒です。
     生まれた子どもは知育ゲームとマインクラフト、Robloxに夢中。わが家の娯楽の真ん中にゲームはいます。
     今号の特集では、依存症の問題は取り上げませんでしたが、産業・文化・社会の中で重要性を増すゲームと、どう付き合うかを、多くの方が考えるきっかけになれば幸いです。さて、〆切終わったしそろそろエルデンリングDLCクリアしなくちゃ。

  • 編集部 片田江康男

    寒さに負けないゲームのコンテンツ力

     自宅近くの公園を通りかかった際に、小中学生5~6人が公園のベンチに下を向いて座っていました。手にしていたのはNintendo Switch。お菓子や飲み物まで用意して、寒空の下で没頭していました。
     私が子どもの頃は、ゲームを持っていて、家に上がっていい友人宅に集合したものでしたが、新型コロナウイルスのまん延を経て、そんな遊び方はなかなか実現しなくなったようです。
     それにしても、寒風吹きすさぶ中でも、子どもたちを夢中にさせるゲームのコンテンツ力には脱帽です。私も読者の皆さまが夢中になる特集をお届けできるよう、精進してまいります。2025年もよろしくお願いいたします。

最新号の案内2025年1月18日号

表紙

特集日本のゲーム

半導体や鉄鋼並みの外貨獲得力を持つ日本のコンテンツ産業。その中で最大規模を持ち、成長を続けるのがゲームだ。世界市場は2028年には50兆円にも届くといわれており、外貨獲得産業として国も支援に乗り出した。一方、業界の「ゲームシステム」は急速に…

特集2役所&日銀出身の社外取締役報酬ランキング

社外の客観的な目が企業経営にとって重みを増す中、社外取締役が役人の有望な再就職先となっている。「行政経験を積み、企業経営にも一定の理解がある官僚OB・OGは貴重」との見方がある一方、「形を変えた天下り」といった否定論も。彼らが高額報酬に見合…