記事一覧:連載4635件
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孫家の教え
自動運転で解決する物流の課題
2017年5月20日号新しい町をゼロベースからつくりたい。そう言うと日本では「いや、無理でしょ」という声が上がるかもしれません。ですが、東南アジアやインドに行くと、更地から新しい地域の中核都市をつくるというプロジェクトが存在します。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
就労ビザ規則見直しはハイテク産業に大きな影響
2017年5月20日号ドナルド・トランプ米大統領は、4月18日、H-1Bビザ発給の規則を変更する大統領令に署名した。ただし、今回の見直しは、H-1Bビザの支給総数を減らす方向のものではなく、選抜方法と条件を変更しようというものだ。これは、シリコンバレーのハイテク企業の要望にも沿ったものとなっている。この間の事情を説明しよう。
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ものつくるひと
「知的財産ビジネスの開拓」 徳本光宏(三井物産ビジネス推進部知財ビジネスチームビジネスコーディネーター)
2017年5月20日号「L8020」という見慣れない文字がプリントされたタブレットや洗口液などの商品を今後、コンビニエンスストアやドラッグストアで見掛ける機会が増えるかもしれない。L8020とは、虫歯や歯周病の原因となる菌を減らす乳酸菌の一種だ。広島大学教授の二川浩樹が約10年前に人の口腔内から発見し、「80歳になっても20本の歯を」との願いを込めて命名した。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
経済政策の具体論見えない共産党 共闘の民進党ともに描けぬ明るい展望
2017年5月20日号連休中に読んだ『共産主義の誤謬』(福冨健一著、中央公論新社)がためになった。民進党が日本共産党と選挙協力を深めようとするいま、共産党が一体どんな政策を実現しようとしているのか、知っていればきっと役に立つ。皇室については「一人の個人が世襲で『国民統合』の象徴となるという現制度は民主主義および人間の平等の原則と両立するものではない」として、否定する。
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連載小説 ハゲタカ5 『シンドローム』
第五章 激震 [第76回]
2017年5月20日号久々に赤坂の料亭「ぽん太」の離れで、鷲津は三味線を弾いていた。腐れ縁の元バンカー、飯島が囲っていた芸者の名を冠する店は、鷲津が潰れかけていた料亭を購入し、飯島にプレゼントしたものだ。現在もオーナーは飯島だが、鷲津は経営責任者として存続に力を注いでいる。
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夢の狭間で
バブル崩壊で存続の危機も “広域複合型”で起死回生
2017年5月20日号1993年秋、都市対抗で共に3回優勝している名門・熊谷組と大昭和製紙が、野球部の活動を休止した。バブル経済の崩壊で経営を見直した企業では、スポーツ部を社員の士気高揚という理由だけで存続させるのは困難になり、新たな存在意義を求めるようになる。企業スポーツのおおらかな時代は終わりを告げたのだ。
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深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
球を投げるときのフォームをイメージしよう
2017年5月20日号トップの位置がピタッと決まらずに悩んでいる、という方が少なくないようです。これはショットが左右にばらつく原因にもなるので、いち早く解決しましょう。トップの位置は、体の柔軟性、とりわけ肩甲骨の柔らかさやコックを含めた腕の運動量、体重移動などによって変化するため、千差万別といえます。ですから、自分の体形や柔軟性、可動範囲に合ったポジションを見つけることが何よりも大切です。
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Key Wordで世界を読む
tax holiday(タックスホリデー)
2017年5月20日号米トランプ政権が4月26日に発表した税制改革案を見て、米多国籍企業はにんまりしているに違いない。法人税率の大幅引き下げに加えて、いわゆる「タックスホリデー(tax holiday)」導入も盛り込まれたからだ。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
糖尿病網膜症リスクを軽減 26メッツ・時/週以上の運動を
2017年5月20日号糖尿病の三大合併症の一つ、糖尿病網膜症。緑内障につぐ中途失明原因でもある。糖尿病網膜症は、血糖が高い状態のなかで眼の一番内側の網膜に酸素と栄養を運ぶ細い血管が少しずつボロボロになり、酸欠状態に陥ることで悪化する。
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大人のための最先端理科
【脳科学】 見えない部分は周囲が補う 脳の「なめらか補完」機能
2017年5月20日号「目は心の窓」という言葉は、古代ギリシャの哲学者プラトンの言葉だ。『パイドロス』という対話篇の中で少年愛における情愛のメカニズムを説明する際に出てきた表現だが、通常、「目の表情にその人の本心が表れる」という意味で使われる。
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世界遺産を撮る
エローラ石窟群(ELLORA CAVES)
2017年5月20日号夕暮れ時の斜光線でエローラ遺跡と仏像を撮影した後、さらに裏手の崖の上に登った。遺跡はちょうど落日の残映に包まれており、納得のいく一枚が撮れた。過密スケジュールの疲れからか、その晩は宿に戻るとすぐに眠りこけてしまった。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
自由貿易が重要なら 農産物の関税撤廃を
2017年5月13日号麻生太郎副総理兼財務相とマイク・ペンス米副大統領が主導する日米経済対話の初会合が、4月18日開かれた。トランプ政権では、主要な人事が停滞しており、政治任用とされる主要官庁の幹部人事も、空席が多く残っている。
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ものつくるひと
「サイレントピアノ」 浦 智行(ヤマハ 楽器開発統括部ピアノ開発部ピアノ開発グループリーダー) 小関信也(ヤマハ 楽器・音響事業本部技術開発部バリューデザイングループリーダー)
2017年5月13日号「自分が心から欲しいと思える楽器を作りたかった」──。4歳から始めたというピアノの鍵盤をたたく手を止め、ヤマハ 楽器・音響事業本部技術開発部バリューデザイングループリーダーの小関信也は、そう四半世紀前に思いをはせた。
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ダイヤモンド・オンライン発
75歳で「年寄り扱い」は正しいか、 雇用と年金から考える
2017年5月13日号日本老年学会と日本老年医学会が、現在「65歳以上」とされる高齢者の定義を「75歳以上」に引き上げるべきだとの提言をまとめた。2016年12月1日現在の総務省の人口推計に基づくと、わが国には、65歳以上75歳未満が1766万人、75歳以上90歳未満が1506万人、90歳以上が196万人いるとされている。つまり、定義上の高齢者の数が半減するわけだ。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
暴言続きの復興相更迭が生んだ 安倍首相と二階幹事長の溝
2017年5月13日号まさに「立すいの余地もない」という言葉通りの光景が広がった。東京・紀尾井町のホテルニューオータニ「鶴の間」。4月25日午後6時すぎから始まった自民党二階派(志帥会)のパーティーは約4500人の参加者で埋め尽くされた。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
戦後七〇年を経て再演された「海道東征」と 根源的な自然の力宿す高千穂の巡り合わせ
2017年5月13日号過日、偶然が重なって日本をお創りになった神々の世界に触れることができた。感動の重なりで心が充たされる経験だった。四月一九日、東京で「産経新聞」主催のコンサートがあり、初めて「海道東征(かいどうとうせい)」を聴いた。周囲の人たちに尋ねても海道東征のことを知っている人は多くはなかった。私とて詳しいわけでは、全くない。
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連載小説 ハゲタカ5 『シンドローム』
第五章 激震 [第75回]
2017年5月13日号首都電力幹部を交えて中禅寺湖ミカドホテルで始まったミーティングは、収束する気配すらなかった。中禅寺湖ミカドホテルは、濱尾会長から直々に懇請されて心身を病んだ首都電社員を受け入れている。それに伴う課題が山積していたのだ。受け入れた社員の精神状態が改善せず、逆に悪化しているケースも多く、既にホテルで静養というだけでは限界が来ていた。
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夢の狭間で
個人力からチーム力へ転換 都市対抗・日本選手権を連覇
2017年5月13日号社会人野球をけん引してきた名門・日本生命野球部は、都市対抗は1997年、日本選手権も2002年を最後に優勝から遠ざかった。野球界との関わりも深い企業故、社内でも「野球部は何をやっているんだ」と逆風に晒された時期もあったという。それを15年に都市対抗、日本選手権の連覇で吹き飛ばしたのが、現在も監督を務める十河章浩だ。
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新日本酒紀行
開春(KAISHUN)/島根県大田市温泉津町
2017年5月13日号戦国時代、世界の3分の1の銀産出量を誇った石見銀山と、銀の搬出港で温泉町として栄えた温泉津。共に世界遺産に認定されて10年がたつ。その温泉津港の目の前に立つ「開春」醸造元の若林酒造は、伝統的な造りを得意とし、華やかな香りを求めず、滋味あるうま味と酸味が調和する酒を醸す。
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世界遺産を撮る
クスコ市街(CITY OF CUZCO)
2017年5月13日号クスコ空港に到着するや否や、心臓はバクバクと鳴り、こめかみは血管が破裂するのではと思うくらい痛くなった。高山病が私を待ち受けていたのだ。