記事一覧:連載4635件
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
韓国大統領が指示続ける「革命的政変」 わが国の憲法改正は隣国の危機踏まえよ
2018年2月17日号韓国の文在寅大統領が、「革命的政変」の指示を出し続けている。日本では韓国系の「統一日報」が二月七日付で報じただけだが、同月五日、文大統領が政策企画委員会の丁海亀委員長に憲法改正の準備に入るよう指示した。韓国では憲法改正を大統領もしくは国会が発議できる。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
幹部投入、自公共闘に“隠し玉” 総力戦で勝利した名護市長選
2018年2月17日号「ここで負けていたら後々大変なことになっていた」──。官房長官の菅義偉は2月4日深夜、沖縄・名護市長選で与党推薦候補が勝利した直後に周辺にこう語った。米軍普天間飛行場の移設先に決まっている名護市での敗退は安倍政権の行方にも直結しかねないほどの重みがあったからだ。
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ダイヤモンド・オンライン発
中国人観光客「成田空港騒乱」でわかった中国世論の“常識度”
2018年2月17日号1月25日、今季最強の寒波が東京に襲来。東京都心では48年ぶりとなる氷点下4度を観測した厳しい冷え込みとなった。気象関連のニュースによれば、東京都府中市では観測史上最も低い氷点下8.4度を記録。平年よりも10度ほど低い強い寒気が関東上空に流れ込んだため、「まるで日本列島がすっぽり冷蔵庫の中に入ってしまったかのよう」と形容された厳しい冷え込みとなった。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
フリーランス普及に 所得税制改革が必要
2018年2月17日号新しい働き方であるフリーランスは、組織間の人材の流動化、技術開発の促進などの観点から、望ましい。アメリカでは、フリーランサーが顕著に増加しており、これが社会の活性化に寄与している。Freelancing in America 2017というレポートによって、アメリカの状況を見ると、次の通りだ。
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ものつくるひと
「移動銀行店舗」 伊藤彰浩(大垣共立銀行支店部営推企画課調査役)
2018年2月17日号「AKB48」ならぬ「OKB45」と名付けた女性行員45人によるPRユニットの結成、数字がそろえば手数料が無料になるスロットマシーン付きATMの開発──。銀行が持つ“堅物”というイメージと懸け離れたサービスに取り組む地方銀行がある。岐阜県大垣市に本店を構え、「OKB」の愛称で知られる大垣共立銀行だ。
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大人のための最先端理科
【数学】 ニュートンの微積分学に匹敵 日本数学者が築いた確率解析
2018年2月17日号伊藤清(1915~2008)は、数理ファイナンスに使われる数理基盤「確率解析」を築いたことから「ウォール街で最も有名な数学者」と呼ばれている。しかし、伊藤の確率解析は数理ファイナンスにとどまるものではない。偶然性を含むありとあらゆる現象を記述するための数学理論を構築したのである。
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深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
重心を下げたらボールから離れて構えよう
2018年2月17日号バンカーは、砂を爆発させる、いわゆるエクスプロージョンショットで、ボールをクリーンに打つという通常のショットとは異なります。ですから、打ち方だけでなく、構え方も工夫する必要があります。この点に気付かないと、いつまでたっても失敗を繰り返してしまうので注意しましょう。
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新日本酒紀行
旭菊 大地(ASAHIKIKU DAICHI)/福岡県久留米市三潴町(みづままち)
2018年2月17日号「大地」という名の酒。冷やよし、燗(かん)よしの力強い味だ。農薬や化学肥料に頼らず、田んぼの地力を生かした山田錦を使い、旭菊酒造の蔵元杜氏の原田憲明さんが醸す。1994年の開始から栽培は糸島市の古川伊津雄さん。
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夢の狭間で
創部100年の歳月をかけ 踏み出した新しい一歩
2018年2月17日号古豪の日立製作所野球部で、選手、コーチとして実績を挙げた和久井勇人は、2001年から監督を務めた。強いリーダーシップでチームを率いたものの、全国の舞台で上位に進出することはできず、4年でユニフォームを脱いだ。社業に就いた際、会社が運営する日立工業専修学校で校長を務めた。将来に明確な目標を持った生徒に何ができるのかを考え、ボトムアップの組織運営を身に付けると、13年に再び監督に就任する。
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Key Wordで世界を読む
federal 5G network(連邦5Gネットワーク)
2018年2月17日号米国共和党は過去数十年にわたり「小さな政府(small government)」を旗印にしてきた。その共和党が生んだドナルド・トランプ大統領には「大きな政府」アレルギーはないのだろうか。
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シリコンバレーの流儀
花形産業が消滅するとき
2018年2月17日号「Start Your Impossible(不可能のチャレンジへ一歩踏み出そう)」。今年初めに、米ラスベガスで開かれた家電見本市「CES」の壇上でこう高らかに宣言したのは、シリコンバレーのIT企業トップではなく、トヨタ自動車の豊田章男社長だった。豊田氏はカーレーサーとあって、有名なF1レース「インディ500」のレース直前にアナウンスされる“Start Your Engines!”をもじったのであろう。
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『シャッターがなくなる日』連載前企画
登場人物紹介
2018年2月17日号物語の舞台は、東京から新幹線で1時間、さらに在来線で20分という、人口5万人ほどのどこにでもある地方都市。主人公の瀬戸淳は、高校卒業までこの街で育った。
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『シャッターがなくなる日』連載前企画
木下 斉(著者)インタビュー
2018年2月17日号ビジネスでは「他と違うことをやる」のが基本のはずですが、地方活性化事業においては「横並びで同じことをやる」というのがまかり通っています。今は、中央から地方にかなり権限が移譲され、ルールもフラットになっているのに、いまだに「中央にお伺いを立てて、補助金をもらって何かやる」というマインドセットから抜け切れていない人が多い。
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『シャッターがなくなる日』連載前企画
地方創生の現場を描く リアル・フィクション
2018年2月17日号地方創生をテーマにした“リアル・フィクション”小説が、本誌2月24日号よりスタートする。小説のタイトルは「シャッターがなくなる日」。地方都市の閑散とした「シャッター商店街」を舞台に、まちの再生に取り組む若者たちの姿を描く作品だ。
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世界遺産を撮る
ケープ植物区保護地域群(CAPE FLORAL REGION PROTECTED AREAS)
2018年2月17日号1996年に初めて南アフリカ共和国を訪れたとき、この国にはまだ世界遺産が一つもなかったが、2度目の訪問となった2010年のサッカーワールドカップ開幕前には、八つの世界遺産が認定されていた。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
高い平熱は1年死亡リスクと関連? 男性も基礎体温を測ってみよう
2018年2月17日号一番身近な健康のバロメーター「体温」。少しでも37度を超えると「熱がある!!」と騒ぐ男性は多く、インフルエンザや風邪の症状を大げさに訴えたがる男性をやゆする「man flu」という言葉があるほどだ。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
韓国の朴前大統領に続く苛酷な裁判 なぜ検察は北朝鮮の法律を持ち出すのか
2018年2月10日号韓国では朴槿恵前大統領に対して、裁判とは到底言えない苛酷な裁判が続いている。公判は週四回も行われ、それぞれが一〇時間を越える長さに及ぶ。朴氏の弁護人は、これは司法の名を騙った拷問だとして全員が辞任した。朴氏も出廷を拒否している。米国のメディア、CNNも「人権侵害」として報じた。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
構造改革を阻害した円安と輸出の増加
2018年2月10日号1990年代の末に金融機関の破綻が相次ぎ、日本経済全体が大きく落ち込んだ。法人企業の営業利益は、98年度には、90年度の約半分の水準にまで減少した。実質国内総生産(GDP)の対前年度成長率は、98年度にはマイナスになった。
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ものつくるひと
「MOTOBOT(モトボット)」 内山俊文(ヤマハ発動機NPM事業統括部PM先行開発部企画研究グループ主事)森田浩之(ヤマハ発動機NV事業統括部NV企画部主事)
2018年2月10日号「人型ロボットがバイクを運転し、世界最高のライダーを打ち負かす」こんな前代未聞の挑戦に本気で取り組んだ技術者たちがいる。二輪車メーカーのヤマハ発動機は2009年12月期、リーマンショックによる世界的な不況で2000億円以上の最終赤字に転落。創業以来の危機に陥った。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
33年ぶりの「2月政変」 額賀派で激化する会長降ろし
2018年2月10日号自民党の額賀派(平成研)が揺れている。原因は党内第3派閥ながら会長の元財務相、額賀福志郎の求心力が急速に低下、「額賀降ろし」が表面化したからだ。額賀派は元首相の田中角栄が率いた旧田中派の覇権を竹下登が握って結成した旧竹下派(経世会)の流れをくむ。竹下をはじめ橋本龍太郎、小渕恵三、さらに自民党を離れた羽田孜という4人の首相を輩出した名門派閥だった。しかし額賀が会長に就任した2009年以降は、往年の名門派閥は見る影もなくなった。その不満の蓄積が「額賀降ろし」に発展した。