記事一覧:連載4635件
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シリコンバレーの流儀
産業の「死」に光を当てる
2018年3月3日号自動車業界が天地がひっくり返るような激動の時代に突入しつつあることに異論を挟む人はいないであろう。おそらく、自動車業界の人は不安なのではないか。そのような心理がよく分かる。なぜなら、私自身が産業を破壊される側と破壊する側の両方を経験しているからだ。
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ダイヤモンド・オンライン発
春節期間は「日本へ逃避行」する中国人が増えた理由
2018年3月3日号中国では、2月15日の大晦日から旧正月(春節)が始まり、7日間の大型連休となる。昔からの中国の伝統では、春節イコール家族の団らんである。都会へ出稼ぎに行っている人々にとっては、年に一度の春節に、田舎で首を長くして待っている親や子どもがいる家に帰ることが、異郷で頑張れる原動力となっている。もっとも、経済の発展とともに時代は変わり、これまでの伝統的な春節も大きく様変わりしている。最近は「恐帰族」(帰省恐怖症候群)という新しい言葉が生まれている。つまり、帰りたくても帰れない人が増えているのだ。
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夢の狭間で
2年連続で都市対抗に出場 銀行の仕事は野球に通じる
2018年3月3日号山形しあわせ銀行硬式野球部は、殖産銀行と合併し、きらやか銀行と改称した際に、銀行から活動休止を言い渡される。だが、フルタイム勤務後の練習となっても活動を続けてみようと、大向誠らはきらやかベースボールクラブとして活動を続ける。平日は自主的に体を動かし、全体練習は休日だけという状況に退部する選手が相次ぐ。13人まで減ったときは、野球部OBの手も借りてオープン戦を行うこともあった。
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世界遺産を撮る
トジェビーチのユダヤ人街とプロコピウス聖堂(JEWISH QUARTER AND ST PROCOPIUS' BASILICA IN TREBIC)
2018年3月3日号トジェビーチのユダヤ人墓地はチェコ最大のユダヤ人地区にある。2度の世界大戦中においても幸いなことに破壊されず、1万1000体がここで静かに眠っている。
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大人のための最先端理科
【宇宙論】 ダークマターは存在するか? 科学現場の仮説と検証の方法
2018年3月3日号科学は、仮説を立て、それから検証が可能な予言を導き、その予言を実験や観測の結果と突き合わせ、間違った予言をした仮説を捨て、正しい予言をする仮説を選ぶことで、確かな知識を獲得していく作業だといわれる。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
急性虫垂炎の治療は手術? 薬? 果たして外科医が選ぶのは……
2018年3月3日号ひと昔前は「盲腸炎」と呼ばれていた急性虫垂炎。大腸からちょこっと突起している虫垂が炎症を起こし、腸内の「悪玉菌」による二次感染が生じる。「切るべきか切らざるべきか」。外科手術のリスクは怖いが、抗菌薬治療は再発リスクがある。
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Key Wordで世界を読む
Goldilocks economy(ゴルディロックス経済)
2018年3月3日号トランプ政権にとってゴルディロックス経済は大きな宣伝材料だ。世界同時株安の真っただ中にスティーブン・ムニューチン米財務長官は次のように語った。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
平均値からの脱却が 新しい世界をつくる
2018年2月24日号フィンテックの分野で新しい保険が開発されつつあり、注目を集めている。その一つは、契約者ごとに料率が異なる自動車保険だ。このためには契約者の運転状況を把握することが必要であり、自動車にセンサーを搭載し、運転状況を詳細にモニターする。
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ものつくるひと
「さんふらわあ」 小野北絵(商船三井フェリー 司厨長)
2018年2月24日号わずかに重油の臭いが漂う船に揺られ、大広間で雑魚寝する──。首都圏(茨城県の大洗港)と北海道(苫小牧港)を結ぶ商船三井フェリーの「さんふらわあ」号では一昔前まで、こうした光景が繰り広げられていた。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
朝鮮半島情勢で激しい神経戦 「平壌五輪」と化した平和の祭典
2018年2月24日号「平昌(ピョンチャン)五輪ではなく平壌(ピョンヤン)五輪ではないか」──。韓国国内でもこんな疑念が表面化していた平昌で開催中の冬季五輪。予想通り北朝鮮ペースの「五輪外交」が展開された。韓国と北朝鮮が合同チームを編成、開会式では「統一旗」が使用された。“美女軍団”と呼ばれる応援団や芸術団も北朝鮮から送り込まれた。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
予測できない金兄妹の韓国呑み込み作戦 日本は憲法改正の一日も早い発議を
2018年2月24日号北朝鮮の独裁専制君主、金正恩氏の妹の金与正氏は「氷のような女性」だった。アゴを上向きにし、人を見下すような目線が目立った。金王朝支配の死臭の漂うような北朝鮮では、人々は高官も含めて、一人の若い女性のこのような目線に怯えるのであろうか。
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世界遺産を撮る
プランバナン寺院遺跡群(PRAMBANAN TEMPLE COMPOUNDS)
2018年2月24日号インドネシア・ジョクジャカルタの東17キロメートルに位置するプランバナン寺院遺跡群は、900年前後、古マタラム王国により建立された世界有数のヒンズー教遺跡だ。訪ねたのはプランバナンが最も美しく夕日に染まる夏の時期、2010年7月だった。
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連載小説 『シャッターがなくなる日』
プロローグ 帰郷 [第01回]
2018年2月24日号「……ちょっとお母さん話したいことがあるから、一度、家に帰ってきて」スマホに珍しく表示された「母」の文字に驚いて電話にでたら、いつになくか細い声が聞こえた。どうしたのかと聞いても、答えらしいものはわからない。「ひとまず週末にそっちに一度帰るから、一旦切るね」「元気だけが私の取り柄!」が口癖の楽天的な母の弱った声に、あまり詳しいことは聞かずに帰省することにした。
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孫家の教え
「たまたま」を生む仕組みをつくりたい
2018年2月24日号今から約20年前、2000年前後のことだったと思います。兄(孫正義・ソフトバンクグループ社長)のオフィスに、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツさんがいらっしゃいました。2人が兄のゲストハウスへ夕食に行く際、たまたま僕もオフィスにいて、エレベーターの前で2人に偶然、出会ったのです。
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夢の狭間で
廃部の危機を乗り越え 創部65年で掴んだ初勝利
2018年2月24日号一死満塁で二塁ゴロを捕球した齊藤晃平が、二塁ベースカバーに入った遊撃手の長谷川徹に送球。さらに長谷川が一塁手の吉田真也に転送して併殺が完成すると、真っ赤に染まった三塁側スタンドから大歓声が上がる。
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ダイヤモンド・オンライン発
再任の黒田日銀総裁を待つ 異次元緩和「後始末」の修羅場
2018年2月24日号韓国・平昌オリンピックが幕を開けた2月9日、4月8日で任期満了となる日本銀行の黒田東彦総裁の「再任・続投」が固まった。新体制の最大の課題は、いつ異次元緩和政策からの「出口戦略」に踏み出し、「金融正常化」へのレールを敷くかだ。
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Key Wordで世界を読む
hawkish Fed(タカ派FRB)
2018年2月24日号賃金高、ドル安、原油高、大規模減税──。ここから読み取れるのは「タカ派FRB(hawkish Fed)」だ。つまり、金融引き締め(monetary tightening)に積極的な米連邦準備制度理事会(FRB)のことである。
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大人のための最先端理科
【生命科学】 老化止める薬も夢じゃない? 長寿遺伝子のエピゲノム調節
2018年2月24日号不老不死は人類の願いの一つである。中国の歴史書『史記』によれば、秦の始皇帝は「東方の三神山に長生不老の霊薬がある」という徐福の言葉を信じ、3000人を探索に投入したが徒労に終わったという。不老不死は無理だとしても、アンチエイジングに有効な物質はあるのだろうか?
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深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
順回転の球でカップをオーバーさせよう
2018年2月24日号ロングパットは、3パットしないようにカップに寄せることを最優先に考えますが、ショートパットは、ミスをしないで確実に決めたいですよね。特に1~2メートルの距離は、次の二つのポイントをチェックしましょう。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
花粉症シーズンスタート 今年の飛散量は多い? 少ない?
2018年2月24日号昨秋、まったく異なる花粉飛散量予想をたて話題になった「日本気象協会vsウェザーニューズ」を覚えているだろうか。簡単にまとめると、日本気象協会の予報は「前シーズンより飛散量が多く、東北地方は前年比190%、関東甲信は同160%、東海近畿は同120%」。