記事一覧:連載4635件
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
早急に手当てが必要な 円安による分配の歪み
2014年12月13日号先般公表された7~9月期のGDP速報で実質GDPが2期連続のマイナス成長になった主な要因は、前回述べたように、一時的な需要が剥落したためだ。ただし、それだけではない。実質消費の減少も大きな要因だ。その原因としては、駆け込み需要の反動や消費税増税の影響の他、円安による消費者物価上昇もある。
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週刊ダイヤ 日本の経営100年
【史上空前のいざなぎ景気】 3Cの時代の申し子 ソニーとホンダ
2014年12月13日号1965(昭和40)年不況後の高度経済成長の後半期には、1965年11月から1970年7月にかけて、「いざなぎ景気」と呼ばれる57カ月に及ぶ、史上空前の長期好況が現出した。1960年代半ばに貿易自由化や資本自由化に対する「危機ばね」が作用し、大型化投資や品質管理運動などの企業努力によって日本の主要産業は国際競争力を強めた。
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Key Wordで世界を読む
Regin(レジン)
2014年12月13日号国家の関与がなければ開発できないほど高度なマルウエア(malware=悪意のあるソフト)が世界各国の政府や企業、研究機関などから情報を盗み出していた──。米ウイルス対策ソフト大手シマンテックが11月23日に発表した調査報告は衝撃的だった。
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ホリエモン的常識
子どもをつくりたければ稼げよ
2014年12月13日号よく「子だくさんなのに収入が少なく生活がやっていけない」といった家族を取材した記事や報道を見掛けますが、どう考えてもその収入ではやっていけないのに子どもをつくってしまうのは、避妊技術などが十分に周知されていなかった時代はともかくとして、現代ではあり得ないだろうと思うのです。
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勝又優美の即効上達! ゴルフ再入門
自分の“影”を見ながら振ると軸が安定します!
2014年12月13日号ゴルフのスウィングは、背骨を軸とした回転運動です。体の正面から動画撮影するときは、その軸がぶれていないかをチェックしましょう。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
生薬で認知機能を改善 処方薬との比較で効果を検証
2014年12月13日号科学的根拠(エビデンス)重視の現代医療では、脇に追いやられがちな「生薬」。しかし、何千年も積み重ねられてきた「経験と実践」は侮れない。先日、アルツハイマー型認知症(AD)患者に対する生薬と処方薬との比較結果が報告された。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
勝負事に「定石」はない 原監督が見せた巨人の“強さ”
2014年12月13日号今季から評論家として各球場を回らせてもらったが、印象深かったのは巨人が見せた“強さ”だった。主力選手が軒並み不調で、故障者も続出した中でのリーグ3連覇。クライマックスシリーズのファイナルステージでは阪神に敗れたが、今年はこれまでの強さと種類が違っていたからだ。
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新浪剛史の悩み抜く力
企業の力は数字だけでは測れない 現場で「活気」を確認しましょう
2014年12月13日号ここのところの株価上昇で、株式投資への関心が高まっているようですね。企業の価値を測る数字は、おっしゃる通り、ROE(株主資本利益率)が一般的でしょう。株主の資金が企業の利益にどれだけつながったのかを見るわけですから、企業の“収益性”を測ることができる数字です。特に、同業企業同士の優劣を測るときには、指標の一つになると思います。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
GDP統計が暴露した 日本経済の厳しい現実
2014年12月6日号実質GDPが2期連続のマイナス成長になった。これを受けて株価が暴落した。GDP統計は、「アベノミクス」と呼ばれるものの中身が何であるかを暴露した。
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週刊ダイヤ 日本の経営100年
【昭和40年不況】 山一證券の救済と 山陽特殊製鋼の経営破綻
2014年12月6日号東京オリンピックの翌年、日本経済は、「戦後最大の不況」を経験することになった。「1965(昭和40)年不況」である。前年10月の東京オリンピックの終了とともに始まった1965年不況は、金融引き締めをきっかけとして、1965年10月まで約1年間にわたって継続した。この不況は「証券不況」とも呼ばれ、山一證券が経営危機に直面したが、日本銀行からの特別融資で救済された。
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Key Wordで世界を読む
windowing strategy(ウィンドウ戦略)
2014年12月6日号音楽のストリーミングサービス(streaming service)が普及していない日本では実感しにくいが、米人気シンガーソングライターのテイラー・スウィフトさんが出した新アルバム「1989」が音楽界で大論争を引き起こしている。アルバムの評価ではなくリリース方法をめぐって、である。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
衆院選勝利でも政局混乱の懸念 分水嶺となる自民の50議席減
2014年12月6日号解散風が吹き始めたのが11月初旬。それから1カ月もたたないうちに衆議院選挙は本番を迎える。衆院選史上例を見ない超短期決戦といっていい。まさしく首相の安倍晋三が計りに計り、練りに練った解散戦略がズバリ的中している。安倍の狙いは、選挙はないと高をくくっていた野党側を急襲して政権基盤を安定させることにあった。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
公約で時計の針を逆回し 責任感なき海江田民主党
2014年12月6日号一二月一四日投開票の衆議院議員選挙に向けて、各党の公約が発表された。民主党の公約を読んで、同党再生は、はるか、道遠しだと実感した。民主党が政権を握った三年余の間、鳩山由紀夫、菅直人両首相はどの世界でも通用しない非常識な政治を行った。両氏の考え方は世界で退潮する左派陣営の空想的なリベラリズムの最たるものだった。彼らの安全保障およびエネルギー政策の欠陥はいまも、多くの負の影響を日本社会に残している。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
今季で辞任の小川監督に学んだ チーム運営での「役割」の重要性
2014年12月6日号プロで生きる術を教えてもらったのが野村克也監督なら、プロの世界に導いてもらったのは、今季限りでヤクルト監督を辞任した小川淳司監督だった。プリンスホテルから入団した1995年当時、担当スカウトをしていただいた。今でも年に一度、同じく担当だった石井弘寿氏(現ヤクルト2軍投手コーチ)、度会博文氏(現ヤクルト球団職員)と4人で食事をさせてもらっている。
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新浪剛史の悩み抜く力
追加緩和はデフレ脱却の意思表示 消費活性化を緩めてはいけません
2014年12月6日号政局が慌ただしくなってきましたが、追加緩和に関しては、黒田東彦総裁は賢明な決断をされたと思いました。さらなる金融緩和は、「デフレから絶対に脱却する」という強い意志を表しているからです。
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ホリエモン的常識
堀江流 投資の鉄則とは
2014年12月6日号海外投資はベンチャーキャピタルを通じて行っています。借り入れをしてレバレッジを利かせていますので、成功すれば相当なパフォーマンスを出すことになります。国内外の投資割合をきちんと計算したことはありませんが、正直言って、仮に円が半分の価値になったとしても、為替リスクなんて大したことはありませんね。この世界においてはどうでもいいことですよね。
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勝又優美の即効上達! ゴルフ再入門
ループスウィングでアウトサイド・イン軌道を直しましょう
2014年12月6日号スライスがどうしても直らない、と悩んでいる人がとても多いですよね。今回はゴルフ再入門として、悪い癖を取り除き、正しいスウィングが身に付くドリルを二つご紹介します。スライスの原因となる「アウトサイド・イン軌道」は、上半身の力や動きが強い一般男性プレーヤーに多く見られる傾向です。テークバックでクラブをインサイドに引き、切り返しで手や腕を含めた上半身の力を強く使うため、ダウンスウィングでクラブがアウトサイドから下りてしまうのです。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
牛乳の飲み過ぎは死亡リスク? 逆に、発酵乳製品はリスクを減少
2014年12月6日号先日、五大医学誌の一つ「BMJ」のオンライン版で「牛乳を1日3杯以上飲む人は、全死亡率と骨折発生率が上昇する」という結果が報告された。研究はスウェーデン中部の住民約10万人を対象に実施。登録時の平均年齢は女性39~74歳、男性45~79歳の中高年層である。平均追跡期間は女性が約20年、男性が約11年だった。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
衆院解散で火ぶた切る短期決戦 勝敗ラインは自公で過半数
2014年11月29日号「国民の声を聞きたい」「信なくば立たず」──。18日夜、衆院解散を表明した首相、安倍晋三の記者会見は政治の師でもある元首相、小泉純一郎の郵政解散の解散会見をほうふつさせた。選挙の勝敗ラインについては「自公で過半数」と語った。これも小泉の常とう句。そして安倍はこう明言した。 「21日に解散します」
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
増税是非判断に必要な 景気悪化の原因究明
2014年11月29日号消費税の税率は2015年10月に10%に引き上げることが法律で定められているが、安倍晋三首相は、この引き上げを延期ないし見送るために、衆議院を解散し、総選挙を行うこととした。増税延期の論拠は、現在の景気情勢が良くないということだ。景気状況が悪いのは事実だ。ただ、それを増税是非の判断材料とするには、どこがどう悪いのか、なぜ悪いのかを明らかにする必要がある。そうした検討なしに増税の可否だけを問えば、増税反対が多数となることは明らかだ。それでは、政治的にあまりに無責任である(なお、増税の是非を問う総選挙はすでに12年12月に行われている。今回再び同じ問題を問うことの意味も説明されねばならない)。