記事一覧:連載4635件
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カラダご医見番 ライフスタイル編
笑い合って胸襟を開く 受け手の印象に影響
2015年4月18日号不安と期待でいっぱいの新人が登場する季節。管理職にとっても悩ましい時期だ。労働安全衛生法の改正に伴い、管理職には労働時間の配分や役割分担・責任の明確化など職場環境の改善のほか、日頃から部下を観察し、必要なら相談に乗るなどの役割が期待されるようになった。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
センバツ高校野球で感じた 母校PL学園への寂しさ
2015年4月18日号第87回選抜高等学校野球大会は、福井県の敦賀気比高校が初優勝した。北陸勢では初の全国制覇だった。敦賀気比高校のナインをはじめ、健闘した球児たちには心から拍手を送りたい。その一方で、今年も甲子園の舞台に母校の名前がないのには、寂しさを感じずにはいられなかった。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
喧騒の中で花びらを散らす桜に 静謐を感じる春のひととき
2015年4月11日号その光景にしばし私は見とれてしまった。不思議な光景だった。庭の桜の木から、ハラハラ、ハラハラと花びらが舞い落ちてくる。風もない凪の中で、ただ花びらだけが散り続ける。四方に広がる枝々から、静かに散り続ける。まるで優しい雨のように、舞い落ち続ける。その様子はあたかも桜の木に意思があって、今がその時と、時刻を決めて、一斉に花びらを散らし始めたかのようだった。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
中国主導のAIIBをめぐって 日本政府が犯した致命的なミス
2015年4月11日号歴史認識、尖閣諸島の領有権問題などに続いて中国の対日外交攻勢は国際金融分野に拡大した。「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)のことだ。中国が創設メンバーになるための条件に掲げた参加申請期限の3月31日までに参加を表明したのは約50カ国に達した。この中に名前がなかった主要国は日本と米国だ。首相の安倍晋三は「焦って参加する必要はない」と漏らしたと伝えられているが、政府内の動揺は隠せない。米国に歩調を合わせるとみられていた韓国やオーストラリア、さらにG7(主要7カ国)の英独仏伊が参加を表明したからだ。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
春闘によって賃金は どれだけ上がるか?
2015年4月11日号今年の春闘における賃上げ率は、2.5%程度と、昨年を上回る率になるとみられている。これが経済の好循環をもたらすことが期待されている。結論はその通りだ。ただし、幾つかの注意が必要だ。まず、春闘賃上げ率は、経済全体の賃金上昇率とはかなり違う。以下では、毎月勤労統計調査における賃金指数(5人以上の事業所の現金給与総額)を経済全体の賃金の指標と考えよう。2014年におけるこの値を円高期であった10年の値と比較すると、意外な姿が見える。
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深堀圭一郎のゴルフIQを高めよう!
「ミスショット」と 正しく向き合うことが とても大切
2015年4月11日号初めまして、プロゴルファーの深堀圭一郎です。この新連載では、皆さんのスコアが一打でも良くなるようにレッスンしていきたいと思います。スコアアップに欠かせない要素の一つに、「ゴルフIQ」があります。IQというのは知能指数、つまり「ゴルフの知能指数」のことです。
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週刊ダイヤ 日本の経営100年
【「世界の工場」中国の台頭】 米中は経済面で緊密化 日米は軍事面で関係強化
2015年4月11日号1997年のアジア経済危機は、域内諸国(諸地域)の経済構造のもろさを示す一方、例外的に危機とは無縁であった中国経済の強さを実証する機会ともなった。このころから、中国は「世界の工場」としての立場を確実なものにし、世界経済の中でのプレゼンスを一挙に高めた。
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大人のための最先端理科
【数学】 数学研究にも巨大化の波 大発見を生んだ「異常事態」
2015年4月11日号一番の巨大科学は浮き世を離れた理学の中にあると聞かされたことがある。確かに、惑星探査機には巨額の費用が掛かるし、素粒子実験の加速器などは幾つもの国の科学技術予算の相当部分を使う。それらは何百何千人もが関わるプロジェクトになり、人里離れた研究室にこもった老博士が誰も知らないうちに世界を揺るがす大発見をするというのは小説の中だけになりつつある。
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Key Wordで世界を読む
biotech bubble(バイオ株バブル)
2015年4月11日号米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長による警告が、ようやく市場に浸透し始めたのだろうか。昨年7月半ばに議会へ提出した報告書の中で、イエレン議長は米バイオテクノロジー業界の株価急伸に言及し、「大幅割高(substantially stretched)」と形容した。FRBが個別セクターの株価水準にコメントするのは異例だった。
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ホリエモン的常識
国民の不寛容さが生んだ 天才数学者の悲劇
2015年4月11日号同性愛者自体はある一定の確率で存在するわけで、それはいつの時代も変わっていないと思います。彼が伝統的に性に寛容な日本に住んでいれば、その時代でも処罰されることはなかったでしょう。そういう意味では、英国に生まれたのは不幸だったのかもしれません。
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洞察 脇役が主役に変わるとき
パ優勝はオリックスを予想 ソフトバンクとの一騎打ちか
2015年4月11日号今シーズンのパ・リーグは、ソフトバンクとオリックスの一騎打ちとなりそうだ。総合力ではソフトバンクが優勝候補だろうが、あえてオリックスを推したい。オリックスの春季キャンプを訪れたとき、チーム全体から「今年優勝しなかったら、いつ優勝するんだ」という雰囲気が感じられた。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
発達障害の症状を軽減!? ビタミンDとEPA、DHA
2015年4月11日号うつ病患者の脳内では、神経伝達物質の「セロトニン」濃度が低下していることが知られている。近年は自閉症スペクトラム疾患(ASD)や、注意欠陥多動性障害(ADHD)を持つ人の脳内でもセロトニン濃度が低下していると指摘されてきた。先日、米オークランド小児病院から、こうした障害の悪化を防ぐ一つの手段が提案された。
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後藤謙次 永田町ライヴ!
基地移設めぐり官房長官が怒気 政府と沖縄が「全面戦争」に突入
2015年4月4日号3月24日午後4時すぎ、官房長官の菅義偉は使い慣れた大きなブリーフィングノートを持って首相官邸の記者会見場に現れた。しかし、その口調には明らかにいつもとは違う怒気が含まれていた。 「指示は、違法性が重大かつ明白で、無効だと判断した」 菅が怒りの矛先を向けたのは沖縄県知事、翁長雄志だということは疑う余地がなかった。原因は翁長の前日23日午後の記者会見にあった。米軍普天間飛行場の移設先として同県名護市辺野古沿岸部で政府が進めている埋め立て工事に関連したボーリング調査を、1週間以内に停止するよう沖縄防衛局に指示したからだ。
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野口悠紀雄「超」整理日記 経済・メディア・情報を捌く
プラザ合意から30年 その間に生じた日米差
2015年4月4日号30年前の1985年9月、「プラザ合意」という国際的な取り決めが行われた。これは、ドル高によってアメリカ自動車産業が苦境に陥ったのを助けるため、国際的な協調介入によって為替レートをドル安に導こうとするものであった。このとき重要な役割を期待されたのは、日本と西ドイツだった。円高とマルク高を実現し、かつ両国が需要喚起策を取って世界経済の「機関車」の役割を果たすことが求められたのである。
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櫻井よしこ 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽
中国がアジアインフラ投資銀で 仕掛ける米欧関係の引き裂き
2015年4月4日号中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)が戦後体制を支えてきた米欧関係を引き裂き始めた。三月一二日、英国がAIIBへの加盟を表明し、ドイツ、イタリア、フランスなどがここぞとばかりに追随し、水面下で不参加を呼び掛けたオバマ政権は、外交的大失敗だと批判されている。
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週刊ダイヤ 日本の経営100年
【企業の社会的責任】 地球温暖化を問題視 CSR活動が活発化
2015年4月4日号「ダイヤモンド」1991年11月23日号に、「“草の根”が問う日本企業の社会的責任」という記事が載っている。この記事は、「米国では企業が地域社会への貢献を無視し、利益至上主義に走った場合、市民団体や地域社会の人たちが黙っていない」「日本では銀行や証券会社の社会的責任は『本業をきちんとやること』ぐらいの意識しかない」と書いている。
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Key Wordで世界を読む
dovish dot plot(ハト派的ドットプロット)
2015年4月4日号米国の利上げのタイミングはいつなのか? 米連邦準備制度理事会(FRB)が3月18日に発表した連邦公開市場委員会(FOMC)声明からは「忍耐強く待てる(can be patient)」という文言が削除されていた。
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ホリエモン的常識
新人にやってはいけない たった一つのこと
2015年4月4日号そもそも新卒社員を採用した経験がないので、未経験者に何を教えればいいのかとか、全然分からないという前提でお話しします。まず社内のルールや施設の説明、福利厚生制度、そして最低限の業務の説明をする。以上です。それ以上余計なことをする必要はないのではないか、というのが私の意見です。
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勝又優美の即効上達! ゴルフ再入門
日常生活の中にも 上達のヒントが たくさんあります!
2015年4月4日号多忙なビジネスマンにとって、日々の生活の中で、ゴルフの練習時間を多く確保するのは大変なことですよね。ただ、ゴルフの練習は、ボールを打つことだけではありません。日常生活の中にも上達のヒントがたくさんあり、工夫次第でスコアアップに役立ちます。
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カラダご医見番 ライフスタイル編
賢い医療の選択を Choosing Wiselyの勧め
2015年4月4日号米国で専門学会を巻き込んだ「Choosing Wisely──医療を賢く選ぼう」という運動が広がっている。そもそもの始まりは、米国の内科学会専門医財団(ABMI)の「要らないかもしれない過剰な検診や、無駄であるばかりか有害な医療を啓発していこう」、という地道なキャンペーン。2012年ごろから、この趣旨に賛同する関連学会が次々に現れ、今では世界最大のがん学会である米国臨床腫瘍学会(ASCO)をはじめ、全米70の医学・医療の専門学会が名を連ねている。