記事一覧:新日本酒紀行166件
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新日本酒紀行
みむろ杉(MIMUROSUGI)/奈良県桜井市三輪
2020年2月1日号摂末社の活日(いくひ)神社は最古参の杜氏の高橋活日命を祭り、醸造家の信仰を集める。杉玉の起源も三輪だ。この地唯一の蔵が今西酒造で、創業は1660年。当主の今西将之さんは14代目になる。
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達磨正宗(DARUMAMASAMUNE)/岐阜県岐阜市門屋門
2020年1月25日号黄金から赤銅色へと1971年より年代順にそろう達磨正宗の熟成古酒は、濃厚なうま味と甘みが特徴。
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朝日榮(ASAHISAKAE)/栃木県栃木市岩舟町
2020年1月18日号相良酒造は1831年の創業以来、新潟から越後杜氏を招いて酒造りをしていたが、2000年に「これからは蔵元が酒を造る」と8代目の相良洋行さん自ら杜氏となり、地酒に専念する。今、杜氏は娘の沙奈恵さんが務める。
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百黙(HYAKUMOKU)/兵庫県神戸市東灘区御影本町
2020年1月11日号灘五郷の御影郷で1659年に創業した菊正宗酒造は、徳川第4代将軍家綱の時代に江戸への下り酒(灘から江戸送りの酒)で人気を得た。
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四季桜(SHIKISAKURA)/栃木県宇都宮市柳田町
2019年12月21日号天皇が即位後に初めて行う新嘗祭である大嘗祭は五穀豊穣を祈願し新米を供えるが、今回亀卜(きぼく)で選ばれた地域と米は、西が京都府のキヌヒカリ、東は栃木県のとちぎの星だ。
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臥龍梅(GARYUBAI)/静岡県静岡市清水区
2019年12月14日号華やかで米のうま味がある美酒として名高い「臥龍梅」。この名は徳川家康に由縁がある。
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旭興(KYOKKO)/栃木県大田原市
2019年12月7日号栃木、福島、茨城の3県に跨る八溝(やみぞ)山地。信仰の山で知られ「名水百選」選定の清水が湧く。渡邉酒造は山の中腹、標高255mにあり、山頂を水源とする武茂川沿いに立つ。
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土田(TSUCHIDA)/群馬県利根郡川場村
2019年11月30日号木々に囲まれた土田酒造は、廊下の窓越しに酒造りが見学でき、築150年の養蚕業の家や蔵を移築した食堂や売店で酒のテイスティングが楽しめる。
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常山(JOZAN)/福井県福井市
2019年11月23日号福井の高級絹織物の羽二重を名に冠した地酒「羽二重正宗」で親しまれた常山酒造。さらに高品質な酒を目指し、7代目の常山(とこやま)英朗さんが1997年に立ち上げた銘柄が「常山(じょうざん)」だ。
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千代緑(CHIYOMIDORI)/秋田県大仙市協和
2019年11月16日号UT-1、R-5、No.12など、暗号のような銘柄の日本酒で話題になった奥田酒造店。杜氏は19代目蔵元の奥田重徳さんで、6年前に52歳で杜氏になった。
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町田酒造(MACHIDASYUZOU)/群馬県前橋市
2019年11月9日号5種類の酒米を使い分け、華やかな香りが特徴の町田酒造店の酒。杜氏は、蔵の3人姉妹の長女、町田恵美さんが務める。
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白龍(HAKURYU)/福井県吉田郡永平寺町
2019年11月2日号日本三霊山の一つ、白山の麓に源流を成す九頭竜川。26代継体天皇が治水工事を行い、黒龍と白龍の二柱を祭ったと伝わる。川の中流域に広がる永平寺町は、道元禅師が開山した永平寺と、最初に修行した吉峰寺(きっぽうじ)、松岡古墳群など歴史的文化資源が集まる。一帯は上質な米の生産地だ。
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伊勢の白酒(ISENOSHIROKI)/三重県四日市市
2019年10月26日号三重県四日市市のタカハシ酒造は、伊勢神宮と県内800余の神社の新嘗祭の御神酒を、1933年から2011年まで79年間にわたって醸した蔵だ。
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末廣(SUEHIRO)/福島県会津若松市
2019年10月19日号築100年以上の木造3階建てと白壁造りの蔵が並び、歴史的景観建造物の指定を受ける末廣酒造。
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菊姫(KIKUHIME)/石川県白山市
2019年10月12日号酒米のロングセラーといえば山田錦。母を山田穂(やまだぼ)、父を短棹渡船(たんかんわたりぶね)で交配し、1924年に誕生した。山田錦と命名されたのは36年で、80年以上たつ。
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澤乃井(SAWANOI)/東京都青梅市沢井
2019年10月5日号東京の酒蔵の中で最も奥深い所にある「澤乃井」の醸造元、小澤酒造。蔵は東京と山梨を結ぶ青梅街道沿い、青梅線沢井駅前に立つ。
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安東水軍(ANDOUSUIGUN)/青森県西津軽郡鯵ヶ沢町漁師町
2019年9月28日号安東水軍は中世期、海上交易で一時代を築いた豪族の安東氏が率いた鯵ヶ沢地域の軍勢だ。その名を冠する酒を醸すのが鯵ヶ沢唯一の酒蔵、尾崎酒造。
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辨天娘(BENTENMUSUME)/鳥取県八頭郡若桜町
2019年9月21日号鳥取県八頭郡若桜町は因幡街道沿いの宿場町で奈良時代から開け、近畿と山陰を結ぶ交通の要衝だった。この町唯一の酒蔵が「辨天娘」を醸す太田酒造場。
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陸奥八仙(MUTSUHASSEN)/青森県八戸市
2019年9月14日号八戸酒造は八戸漁港につながる新井田川の岸辺に立つ。明治時代に建てられたモダンなれんが造りで、文化庁の登録有形文化財の認定を受ける。
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大典白菊(TAITENSHIRAGIKU)/岡山県高梁市成羽町
2019年9月7日号白菊酒造の名は日本酒が熟成する秋に咲く「白菊」から命名。銘柄は昭和天皇即位の御大典の年に全国清酒品評会で優等賞を受賞したことにあやかり、「大典」を冠して「大典白菊」になった。