記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【半導体】 ソニーの鶴岡工場買収計画に 富士通が戦々恐々とする訳
2013年12月28日号「ソニーの件ですぐに情報交換できないか」──。閉鎖が決まったルネサスエレクトロニクスの鶴岡工場(山形県鶴岡市)について、ソニーが買収を検討していることを本誌が報じた12月2日。半導体業界を担当するアナリストらに、ある大手メーカーから切羽詰まった問い合わせが届いた。
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Close Up
ワタミを脅かすライバル続々 高齢者向け宅配食市場の白熱
2013年12月28日号飛ぶ鳥を落とす勢いで成長してきたワタミの高齢者向け宅配食事業「ワタミの宅食」が伸び悩んでいる。高齢化の進展で有望なはずの市場に何が起こっているのか。
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Inside
【航空】 スカイマーク新機材導入で 始まる航空各社値上げドミノ
2013年12月28日号新興航空会社、スカイマークのなりふり構わぬ戦略が航空各社にどんな影響を及ぼすのか。2014年3月25日からスカイマークが羽田~福岡線に投入する欧エアバス製の新機材A330型機。通常なら、エコノミークラス席が440席配置できるところを、271席しか設けないことでゆったりとした空間を提供、全席プレミアムシートにした。従来より前後で20センチメートル、横幅は5センチメートル広い。
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Inside
【労働問題】 厚労省初「ブラック企業調査」 違法行為8割の呆れた実態
2013年12月28日号サービス残業、名ばかり管理職、賃金不払い、職場のパワーハラスメント──。調査結果は違法行為のオンパレードだった。12月17日、厚生労働省が、労働者を酷使したり使い捨てしたりしている、いわゆる「ブラック企業」の労働実態を2013年9月、1カ月にわたって初めて調査し、その結果を公表した。
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Close Up
量的緩和縮小をいよいよ開始 次期FRB議長に託された難題
2013年12月28日号12月17~18日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)は、いよいよ量的緩和第3弾(QE3)の縮小開始を決定した。だが、あくまで出口戦略の入り口にようやく立ったにすぎない。
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Inside
【軽自動車】 トヨタ完勝、スズキ完敗で決着 軽自動車増税のインパクト
2013年12月21日号ついに、スズキの“牙城”が陥落した。12月12日、2014年度税制改正大綱がまとまり、ユーザーが年当たりに支払う軽自動車税が現在の7200円から1万0800円へ引き上げられたのだ。国内販売台数のうち軽自動車比率が9割を占めるスズキにとっては大打撃だ。
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人事天命
【ジュピターテレコム(JCOM)】 KDDI出身の社長就任で 業界に立ち込める警戒感
2013年12月21日号ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコム(JCOM)。11月に業界2位のジャパンケーブルネットとの統合を発表し、売上高5000億円規模、市場シェアの半分を占める一大メディアとなった。
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Inside
【精密】 特許侵害への当てつけか!? ニコンとシグマで冷戦勃発
2013年12月21日号暗黙の了解の上に築かれてきたカメラメーカーとレンズメーカーの関係が崩れるかもしれない。2013年秋にニコンから発売された初級機の「D5300」と高級機の「Df」の主要2機種で交換レンズメーカー、シグマのレンズが正常に動作しなかったのだ。新規出荷のレンズは正常に動作するようになったが、すでに該当レンズを購入していたユーザーはシグマにレンズを郵送しアップデートするという手間が発生している。
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Close Up
花王とユニ・チャームが火花 “成熟おむつ市場”が今熱い
2013年12月21日号赤ちゃん用紙おむつ市場が熱い。花王が山形県に国内3番目の工場を新設すれば、ユニ・チャームは新商品投入で対抗。少子化による成熟市場においても、生き残りを懸けた戦いが激化している。
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Inside
【家電】 消える三洋出身のキーマン パナ電池事業で人材流出危機
2013年12月21日号「突然のことで申し訳ありませんが、別の道を見つけようと思います」 今年10月、パナソニックの車載用電池事業の技術責任者が、そんなあいさつを同僚や上司にした後で姿を消した。
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Inside
【市場】 高まる日経平均株価の変動率 投機主導のいびつな構造
2013年12月21日号最近、日経平均株価の振幅の激しさが目立っている。1日の株価変動率(ボラティリティ)が2%前後、つまり300円前後動くことも珍しくなくなっているのだ。12月11日までのこの1カ月間の終値を比較すると、日経平均が200円以上、上下したのは9日に上ったのに対し、ニューヨークダウ工業株30種平均が200ドル以上、上下したのはゼロである。単位は違うがたまたま表面上の数字が近いダウ平均と比較すると、ボラティリティの高さは際立つ。
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Inside
【製薬】 外国人社長「当て馬」説も出る 武田薬品の仰天トップ人事
2013年12月14日号武田薬品工業の仰天トップ人事が波紋を広げている。長谷川閑史社長が来年6月に会長兼最高経営責任者(CEO)に就任し、英国の大手製薬会社、グラクソ・スミスクライン(GSK)からフランス国籍のクリストフ・ウェバー氏(47歳)を社長兼最高執行責任者(COO)として招くというものだ。
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Inside
【鉄鋼】 昨日の敵は今日の友・第2幕 新日鐵とミタルが米工場買収
2013年12月14日号「昨日の敵は今日の友」──。新日鐵住金が、ルクセンブルクのアルセロール・ミタルと共同で、ドイツのティッセン・クルップから、米国のアラバマ州にある自動車用鋼板(薄板)の工場を買収することを発表した。折半出資の買収金額は、約1580億円となる見込みだ。
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タクシー減車法成立で迫る 業界淘汰・大再編の足音
2013年12月14日号11月、タクシーの規制を再強化する法律が成立した。過去もタクシー業界は規制緩和と再規制に翻弄されてきた。厳しい市場環境と相まって、生き残りを懸けた合従連衡に拍車がかかりそうだ。
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人事天命
【セゾングループ】 80年代の消費文化を牽引した 創業者の堤清二氏が残した足跡
2013年12月14日号「納得がいかないと灰皿が飛んできた」「会議で出した提案書がつまらないといって、紙飛行機にして飛ばされた」 セゾングループの創業者である堤清二氏には、厳しい企業家と詩人・小説家、辻井喬の二つの顔があった。
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Inside
【流通】 セブンのニッセン買収が促す コンビニとネットの再編機運
2013年12月14日号「これからは過去にない異質な変化の時代がやって来る。オムニチャネルを軌道に乗せなければ成長はあり得ない」(鈴木敏文・セブン&アイ・ホールディングス会長) セブン&アイが「オムニチャネル」と呼ばれる新たなビジネスモデルの構築にかじを切り始めた。店舗(リアル)とECサイト(ネット)の継ぎ目をなくすことで、いつでもどこでも同様の買い物体験を提供する考え方のことだ。
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Close Up
イノシシ対策が国土強靭!? 予算分捕り復活で漂う暗雲
2013年12月14日号2014年度予算編成をめぐり、各省庁や自民党議員と財務省の攻防が激化している。旧来型の公共事業や族議員の予算分捕り合戦が復活の兆しを見せる中、中期財政計画には暗雲が漂っている。
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Close Up
エンタメ事業へ高まる圧力 ソニー分離上場案を巻き返せるか
2013年12月7日号ソニーが世界に誇る映画や音楽などのエンターテインメント事業は不振の家電に代わりブランド力の“最後のとりで”となっている。長らく詳細が明かされなかった同事業が注目される訳は──。
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Inside
【重電】 田中社長の拡大路線が浸透 東芝、再エネ発電参入のなぜ
2013年12月7日号東芝が再生可能エネルギー分野に急傾斜している。発電機器メーカーとしてではなく、自らが発電を手がけようというケースが相次ぎ、2013年に入ってすでに3件を数えているのだ。
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人事天命
【資生堂】 第2次前田体制は早期終了も 2人に絞られた次期トップ候補
2013年12月7日号4月に社長としてリリーフ登板したばかりの前田新造・資生堂会長兼社長(66歳)が、早ければ来春にも社長を交代する可能性が出てきた。