記事一覧:NEWS2438

  • 【ゼネコン】 前田マッコーリー連合が狙う関空・伊丹空港の運営権獲得

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    【ゼネコン】  前田マッコーリー連合が狙う 関空・伊丹空港の運営権獲得

    2013年11月9日号  

    関西国際空港と大阪(伊丹)空港を合わせて8000億~1兆円、愛知県の運営する有料道路1000億円超、さらに仙台空港数十億円──。この1年前後で国や地方自治体が運営権を民間に売却する可能性の高い公共インフラだ。前田建設工業とオーストラリアの投資銀行、マッコーリー・グループがメガソーラー(大規模太陽光発電)や風力発電で提携、年内に折半出資で新会社を設立する。提携は再生可能エネルギー分野にとどまらず、公共インフラの運営権取得を目指す方針だ。

  • 【製薬】医師会配慮で自虐的販売規制医療用大衆メタボ薬の悲惨

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    【製薬】 医師会配慮で自虐的販売規制 医療用大衆メタボ薬の悲惨

    2013年11月9日号  

    大正製薬と日水製薬が今年4月から発売した中性脂肪異常改善薬「エパデールT」がまったく売れていない。当初は「適正使用調査」という名目で薬剤師の問診や症例報告などを義務づけて発売されたものだが、9月までに両社合わせて、300例を厚生労働省に報告した後、全国一斉発売というスケジュールだった。しかし、現時点でまったく届かず、「年内に300例集めるのは絶望的」(関係者)という。早くも業界内では「全国一斉発売は無理」との声が聞こえてくる。

  • 【通信】iPhone効果は不発!ドコモ苦境を示す“現状維持”

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    【通信】 iPhone効果は不発! ドコモ苦境を示す“現状維持”

    2013年11月9日号  

    いったい、いつ成果が出るのか──。市場関係者からは、焦りとも取れるような発言が相次いでいる。iPhone導入後、初の決算発表を迎えたNTTドコモ。業績への影響が注目されたが、結局、「営業利益8400億円の目標は据え置き」で現状維持となった。年間の純増数の目標についても、今期185万件と、こちらも据え置いた。上半期の純増数が23.6万件だったことを考えると、この半年で得た件数以上を毎月、重ねないと達成できない計算だ。

  • 【ホテル】阪急阪神ホテルズだけでない!メニュー表示偽装の構造問題

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    【ホテル】 阪急阪神ホテルズだけでない! メニュー表示偽装の構造問題

    2013年11月9日号  

    阪急阪神ホテルズのメニューの虚偽表示問題がホテル業界を震撼させている。「うちも同じことをしていないか、お客さまに聞かれたときにきちんと根拠を示すことができるか、トップからの指令で見直しているところだ」と、大手ホテル幹部は声を潜める。

  • みずほ銀行が露呈した「面従腹背」の当局対応

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    みずほ銀行が露呈した 「面従腹背」の当局対応

    2013年11月9日号  

    暴力団融資問題は、火の手が一向に収まらず、むしろ広がる気配さえ漂い始めた。虚偽報告をはじめ、金融庁を軽視するような対応を取り続けたツケが、今になって回ってきている。

  • 【東燃ゼネラル石油】武藤社長初の大型人事は三井石油買収の布石か

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    【東燃ゼネラル石油】 武藤社長初の大型人事は 三井石油買収の布石か

    2013年11月2日号  

    石油元売り4位の東燃ゼネラル石油が今秋行った役員人事が、「業界7位の三井石油を買収・合併するための布石では」と業界内でうわさが広まっている。

  • 【自動車関連】 利益でもミシュラン超え射程ブリヂストンの「断トツ戦略」

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    【自動車関連】  利益でもミシュラン超え射程 ブリヂストンの「断トツ戦略」

    2013年11月2日号  

    世界のタイヤ市場でシェア首位のブリヂストンが、“絶対王者”の座奪取に向け、抜かりがない。「業界においてすべてに断トツを目指す」とかねて宣言してきた津谷正明CEO。世界シェアでは仏ミシュランを抜きトップになって久しいものの、利益率では後塵を拝していた。だが2013年1~6月の業績では、ミシュランの営業利益率11.3%に対してブリヂストンは同11.2%と接近。13年12月期の営業利益は4000億円の過去最高益を見込んでおり、“ミシュラン超え”が射程圏内に入った。

  • 【精密】キヤノン、ニコンの牙城狙うソニーカメラ事業の快進撃

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    【精密】 キヤノン、ニコンの牙城狙う ソニーカメラ事業の快進撃

    2013年11月2日号  

    ソニーが10月16日に発売した新商品「α7R」と「α7」がその“刺客”だ。レンズが交換可能なミラーレスと呼ばれるジャンルのカメラで、特徴は、他社では大きなボディに搭載している大型の受像センサーを、およそ400グラムの小型ボディに搭載した点にある。この1年ほど、ソニーのデジタルカメラはカメラファンをうならせるものばかりだった。

  • 【航空】JALの扉をこじ開けたエアバスCEOの“粘り腰”

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    【航空】 JALの扉をこじ開けた エアバスCEOの“粘り腰”

    2013年11月2日号  

    来日した欧州航空大手エアバス社のファブリス・ブレジエCEOは意気揚々としていた。現在、日本におけるシェアは13%にもかかわらず、「20年後には5割にしたい」と、掲げた目標の大きさが物語っている。それもそのはずだ。わずか3週間前に、日本で“大金星”を収めたばかりだからだ。10月7日、日本航空(JAL)が長距離路線用の中型機として、エアバスのA350型機を大量発注した。31機のカタログ価格は9500億円というビッグディールで、日本の航空市場における勢力図が大きく塗り替わった瞬間だった。

  • 【通信】ソフトバンクの拡大戦略を支えた笠井氏死去の損失

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    【通信】 ソフトバンクの拡大戦略を 支えた笠井氏死去の損失

    2013年11月2日号  

    ソフトバンクにとっては、大きな精神的な支えを失った。笠井和彦取締役が10月21日に死去した。享年76歳。笠井氏は、1959年に富士銀行(現みずほ銀行)に入行後、為替のスペシャリストとして名をはせた。同行副頭取や安田信託銀行(現みずほ信託銀行)会長を経て、2000年にソフトバンク取締役に就任。以後、「金庫番」として財務全般を担ってきた。

  • 【造船】ブラジル造船大手への出資で透けて見える三菱重工の意図

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    【造船】 ブラジル造船大手への出資で 透けて見える三菱重工の意図

    2013年11月2日号  

    円高修正で一息つけたことから、業界再編の機運が後退したかに見えた造船業界で、再び動きが出てきた。10月22日、三菱重工業、今治造船グループ(愛媛県)、大島造船所(長崎県)、名村造船所(大阪府)、三菱商事の5社は、ブラジルで急成長する大手造船会社のエコビックス・エンジェビックスに資本参加することを発表した。

  • 高額消費に沸く百貨店好決算後に漂う不安

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    高額消費に沸く百貨店 好決算後に漂う不安

    2013年11月2日号  

    アベノミクス効果で高額消費が伸びる中、大手百貨店の好決算が続いている。だが、来年4月からの消費増税後の行方は不透明だ。景気が失速すれば一気に急落しかねない危うさをはらんでいる。

  • 【保険】 ほけんの窓口に税務調査泣く子も黙る“料調”が着手

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    【保険】  ほけんの窓口に税務調査 泣く子も黙る“料調”が着手

    2013年10月26日号  

    前社長が自身の不動産取引に絡んで消費税の不正還付を受けた罪で在宅起訴された保険ショップ最大手、ほけんの窓口グループ。前社長が引責辞任することで、いったんは落ち着きを取り戻したかに見えたが、再び同社を揺さぶる事態に見舞われている。というのも、10月15日午後、ほけんの窓口に対し、東京国税局課税第2部資料調査課が大規模な税務調査に入ったからだ。

  • 【電力】柏崎刈羽原発で安全審査容認知事“豹変”の陰に銀行圧力

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    【電力】 柏崎刈羽原発で安全審査容認 知事“豹変”の陰に銀行圧力

    2013年10月26日号  

    「結局、銀行の筋書き通り。カネの話ばかりで、エネルギー政策も何もあったものじゃないですよね」東京電力の若手社員は深いため息をつく。福島第1原子力発電所の汚染水問題は、抜本解決の道が見えず、東電の経営問題はカネの論理ばかりが際立っている。

  • 【米国】土壇場で合意も一時しのぎリスク増す米国債務上限問題

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    【米国】 土壇場で合意も一時しのぎ リスク増す米国債務上限問題

    2013年10月26日号  

    世界経済を危機に陥れかけた米国の政治闘争は、ギリギリで妥結した。10月16日、米国の暫定予算と債務上限引き上げ法案が、上院・下院で可決された。暫定予算成立の遅れによる一部政府機関の閉鎖は2週間以上に及んだ。

  • 【鉄道】 労組同士でも対立が先鋭化JR北海道の底知れぬ病巣

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    【鉄道】  労組同士でも対立が先鋭化 JR北海道の底知れぬ病巣

    2013年10月26日号  

    9カ所、97カ所、267カ所、270カ所──。レール異常の箇所を発表するたびにその数が増えていったJR北海道。97カ所のレール異常を発表した9月下旬には、外部の力を借りたとはいえ一晩で異常箇所すべてを修繕してしまった。「やればできるだけのマンパワーはあるってことでしょ」と、鉄道業界の関係者はため息をつく。裏を返せば、カネの問題ではなく慢性的なサボタージュがあったことをうかがわせる。

  • 復活する外食業界に逆行夜明けの来ない居酒屋業態

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    復活する外食業界に逆行 夜明けの来ない居酒屋業態

    2013年10月26日号  

    千鳥足ながらも、回復し始めている外食業界。業態によっては前年比プラスの月が定着してきた。ところが、居酒屋だけはまったく振るわない。居酒屋を追い詰める犯人は誰なのかを追った。

  • 【ネット】 ヤフー捨て身のEC無料化で問われる店舗を支える仕組み

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    【ネット】  ヤフー捨て身のEC無料化で 問われる店舗を支える仕組み

    2013年10月26日号  

    インターネット通販サイト「ヤフーショッピング」の新料金体系を明らかにした検索大手ヤフー。その直後から、交流サイトのフェイスブック上では、あるグループがつくられた。ネットショップ担当者やヤフー、楽天関係者などEコマースに関わるプロが続々と集まり、なんと1週間で500人を超えるほどの活況を呈している。その名は「Yahooショッピング無料化について語る会」。今、関係者の間で最も熱いテーマだ。

  • 【金融庁】元財務省キャリアが復帰異例の“天上がり”人事

    人事天命
    【金融庁】 元財務省キャリアが復帰 異例の“天上がり”人事

    2013年10月26日号  

    このたび金融庁が矢継ぎ早に行った異例の人事が、財務省や金融庁内、金融業界でも話題となっている。

  • 【重電】 三菱重工が風力合弁で狙う欧州市場参入の“チケット”

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    【重電】  三菱重工が風力合弁で狙う 欧州市場参入の“チケット”

    2013年10月19日号  

    洋上風車の実績とノウハウ、欧州拠点が欲しかった三菱重工業と、経営危機で資本が欲しかったデンマークの風力発電機メーカー、ヴェスタス。1年以上にわたって続いてきた提携交渉の着地点は、合弁会社の設立となった。両社は2014年3月末までに合弁会社を設立することで合意、互いの洋上風車の事業を切り出し、開発設計から製造、販売、アフターサービスまでを網羅する、洋上風車の専業会社をつくる。世界の中でも高成長が見込まれる欧州市場をメインターゲットと想定しているという。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…