記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【証券】 好調な野村HDを脅かす サブプライム問題の“亡霊”
2013年12月7日号8億ドルに達するのか、3億ドル程度で済むのか──? 国内の株高と海外事業の持ち直しで好決算に沸く野村ホールディングス(HD)。2013年4~9月期は、税引き前利益が1861億円と前年同期の3倍を超えた。永井浩二グループCEOが掲げる目標の一つ、16年3月期での税引き前利益2500億円の前倒し達成も、視野に入ってくる。
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ルネサスに伸びる“クモの糸” ソニーが鶴岡工場出資を検討
2013年12月7日号3年以内の閉鎖が決まったルネサスエレクトロニクスの鶴岡工場に、存続の可能性が浮上した。工場をルネサスから切り離して独立させる計画で、出資を検討している救世主はソニーである。
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伝説の成功モデルにほころび ヤマダ電機に吹き付ける逆風
2013年11月30日号日本最大の家電量販チェーンであるヤマダ電機が、この中間期に営業赤字に転落した。これまで、伝説ともいわれる成長を遂げてきたヤマダに、いったい何が起こっているのか。
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Inside
【通信】 スマホのデータ通信料がただ! 日本通信の挑む携帯“節約市場”
2013年11月30日号月額わずか1560円。データ通信料が無料で、しかも電話番号がついて通話もできる。スマートフォン市場において、画期的なサービスが登場した。手がけるのは、通信ベンチャーの日本通信だ。通信回線の品質はNTTドコモのそれと遜色はない。なぜなら、ドコモの通信網を日本通信が借り受けているからだ。
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Inside
【海運】 海運各社、業績回復に安堵も コンテナ船はいまだ視界不良
2013年11月30日号海運不況に明るさが見えてきた。今期は、日本郵船、商船三井、川崎汽船そろって、営業利益が増益、もしくは前期の赤字から黒字転換する見通しになるなど、海運大手3社の業績が好転しているのだ。
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人事天命
【証券取引等監視委員会】 佐渡体制が異例の3期目に突入 “特捜化”に身構える証券業界
2013年11月30日号国会の同意人事によって佐渡賢一・証券取引等監視委員会(SESC)委員長(67歳)が初めての3期目に入る。畑中龍太郎・金融庁長官の“3年目突入”に続く異例の人事に証券業界は身構えている。
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Inside
【米国】 次期FRB議長の資質に疑問符 “官僚答弁”に終始した公聴会
2013年11月30日号ゆっくりと丁寧に話す様子は、さながら“官僚答弁”のようだった。11月15日深夜0時。米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長と目されるジャネット・イエレン副議長(67歳)が、いよいよ米上院銀行委員会の公聴会に臨んだ。
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“土建国家復活”の傍らで 問われる建設業界の構造改革
2013年11月30日号東日本大震災の復興需要に加えて、東京五輪関連工事やリニア新幹線建設など、建設投資増加期待に沸くゼネコン業界。しかし、職人不足によるコスト増も深刻で、構造改革が必要だ。
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Inside
【銀行】 金融庁から擁護論が消えうせ 四面楚歌に陥ったみずほ銀行
2013年11月23日号「金融庁を軽視していたなんてことはないでしょうね」。みずほ銀行の暴力団融資問題をめぐって、計5時間14分に及ぶ集中審議を実施した、衆議院の財務金融委員会。佐藤康博頭取が参考人として出席した午前の部で、焦点の一つとなったのは、金融庁への虚偽報告だった。
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人事天命
【ソフトバンク】 後継者問題に一筋の光 存在感増すヤフー新社長
2013年11月23日号60代で事業を次世代に継承すると公言しているソフトバンクの孫正義社長(56歳)。同社最大のリスクが後継者問題とされる中、頭角を現し始めたのが、今年6月にソフトバンクの取締役に就任した宮坂学・ヤフー社長(46歳)である。
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東電解体は“送配電専業”視野 焦点は金融機関の貸し手責任
2013年11月23日号東京電力の再建計画がようやく動きだした。これまでの「生かさず殺さず」のスキームを見直し、国の責任も明確化される。代わりに東電は“解体”を迫られるが、道のりは険しい。
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Inside
【家電】 ふり向けば“ジャンク債”の危機 ソニーを悩ます格付け急落
2013年11月23日号ソニーの経営再建に、またもや暗雲が漂っている。米格付け会社のムーディーズは今月1日、ソニーの長期信用格付けについて、数カ月以内の引き下げを検討していると発表した。課題の家電事業がいまだ赤字から抜け出せないことを不安視したもので、実施されると、ソニーは「ジャンク級(投機的格付け)」に転げ落ちることになる。
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大山鳴動してねずみ一匹 “減反廃止騒動”の真相
2013年11月23日号与党・自民党がコメの生産調整制度の改革を進めている。国による生産数量目標の配分の廃止などをもって、減反制度の廃止ともてはやす報道も多い。だが、実際はそういうことにはならなそうだ。
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築地市場の跡地再開発で 蘇る60年前の“負の遺産”
2013年11月16日号首都圏の台所・築地市場。その移転の見通しが立った今、次の関心は早くも跡地の再開発に移っている。だが、そんな空気に冷や水を浴びせかねない60年前の負の遺産があるという。
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「制裁人事」発動でも解消せず ゴーン日産拡大路線のひずみ
2013年11月16日号カルロス・ゴーン・日産自動車社長が制裁人事に踏み切った。任期途中での異例人事が施された裏側には何があったのか。新体制の発足によって、「業績未達」と「品質問題」を解消できるのか。
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人事天命
【清水建設】 東京オリンピックで環境好転 次期社長も建築部隊から選出か
2013年11月16日号スーパーゼネコン5社の一角を占める清水建設。都心の高層ビルやマンションから出雲大社(島根県)の社殿保存修理まで、建築事業に強みを持つことで知られている。
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Inside
【アジア】 問題噴出のインドネシア経済 政治リスクで遠のく成長回復
2013年11月16日号「大変厳しい半年だった」(藤塚主夫・コマツCFO)。“コマツショック”が市場に衝撃を与えている。同社の2013年4~9月期の連結営業利益は前年同期比2.1%減。通期の見通しも前年比0.8%減となった。当初の44%増益見込みから、一転しての減益予想である。
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Inside
【銀行】 本命は金利ダンピング阻止!? 金融庁がもくろむ地銀新検査
2013年11月16日号「困ったな……」。金融庁が、地方銀行への検査のあり方について、頭を悩ませている。悩みの種は、今年9月に検査・監督の基本方針として新たに掲げた「水平的レビュー」だ。
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Inside
【食品】 最高益なのにリストラ断行 JTグローバル経営の非情
2013年11月16日号最高益なのにリストラを実施──。日本たばこ産業(JT)が下した非情ともいえる決断が注目されている。郡山市(福島県)、浜松市(静岡県)の二つのたばこ製造工場を含む計4工場などを閉鎖、国内たばこ事業部と本社コーポレート部門を対象に2015年3月までに1600人規模の希望退職者を募集するというものだ。
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人事天命
【日本政策金融公庫】 天下り人事を容認し始めた 安倍首相の変節と深謀遠慮
2013年11月9日号天下り人事の復活か──。10月に実施された日本政策金融公庫のトップ交代をめぐって、そうした批判が渦巻いている。