記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【重電】 電力業界より一足早く実現 三菱電機の“発送電分離”計画
2014年3月22日号三菱電機が4月1日付で、電力システム事業の部門を再編することがわかった。現在、事業部の一層下にあるビジネスを、事業部へ格上げするかたちだ。その新しい事業部には、原子力発電・医療システム(粒子線治療装置など)、火力を中心とした原子力以外の発電システム、電力流通の三つが格上げになる見通しだ。これに合わせて、従来は国内と海外で別部門になっていた営業部隊が統合され、それぞれの事業部に配置されることになる。
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Inside
【金融】 日本と欧州勢を狙い撃ち 米金融規制が放った“矢”
2014年3月15日号2月18日、米連邦準備制度理事会(FRB)がひっそりと発表した新たな金融規制が、日本と欧州の銀行を狙い撃ちにした“不利なルール変更”として物議を醸している。これは、米国内の総資産が500億ドル(約5兆円)以上の外国銀行に対する流動性規制。金融危機など不測の事態が発生した場合の短期資金流出をカバーすべく、それに対応するドル資金を保持しなければならない、というものだ。2016年7月から施行される。
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人事天命
【住友化学】 新設CEO職に米倉会長就任で 問われるラービグ計画の成果
2014年3月15日号6月で日本経済団体連合会(経団連)の会長職が任期満了となる住友化学の米倉弘昌会長(76歳。写真)。同社は2月末、最高経営責任者(CEO)および最高執行責任者(COO)のポストを新設した。4月1日付で米倉会長がCEOに、十倉雅和社長がCOOに就任する。
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Inside
【通信】 キャリアの“お株”を奪う LINE通話本格参入の衝撃
2014年3月15日号2月下旬、「モバイル・ワールド・コングレス」がスペインで開かれた。世界最大のモバイル関連展示会で、モバイル事業者にとっては新商品のお披露目の場だ。日本の関係者らも、こぞってスペインに押し寄せるさなか、日本で衝撃的な発表がなされた。無料メッセージアプリLINE(ライン)が、通話事業に本格参入することを明らかにしたのである。
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由井芳樹(京都大学病院 循環器内科医師)インタビュー
2014年3月15日号投書を受けたある大手メディアからの問い合わせです。投書は7項目ほどの問題点を指摘しており、その中に脳卒中や心筋梗塞などの病気の累積発症率を示すグラフの曲線がおかしいとの指摘がありました。
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武田薬品に誇大広告の疑惑 問題を指摘した医師に直撃
2014年3月15日号ノバルティス ファーマが販売する降圧剤に関する不正論文問題を追及した京都大学病院医師、由井芳樹氏が武田薬品工業の降圧剤に関する論文でも疑義を呈した。誇大広告疑惑の全容に迫った。
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ビットコイン騒動が炙り出す 霞が関の「事なかれ主義」
2014年3月15日号取引仲介業者の破綻で、一大騒動に発展した仮想通貨のビットコイン。規制に向けた議論が始まる中で、中央官庁が長年放置してきたグレーゾーン規制という名のパンドラの箱が開き始めた。
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底打ち反転で消費増税突破!? 牛すき鍋人気に沸く牛丼業界
2014年3月8日号かつては外食の優等生だった牛丼だが、近年は苦境に陥っていた。ところが、この冬、久しぶりのヒットに恵まれ、各社は底を打ったと感じ、その勢いで消費増税を乗り切ろうとしている。
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人事天命
【三菱電機】 経験と闘争心を買われた次期社長 “攻撃力”で次の成長を実現できるか
2014年3月8日号4年前の社長就任時に掲げた売上高4兆円、海外売上高比率40%の達成が視野に入ったことを花道に、三菱電機の山西健一郎社長が後進に道を譲る。後継者には柵山正樹副社長が指名された。
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Inside
【IT】 五輪のサイバー空間を支えた 世界最大の“黒子”アカマイ
2014年3月8日号「負けたほうが、勝ったほうにビールを1杯おごる」。ソチ冬季五輪の大会期間中、米国のバラク・オバマ大統領と、カナダのスティーブン・ハーパー首相のトップ同士がそんな賭けをするほど盛り上がったのが、北米を中心に圧倒的な人気を誇る男子ホッケーの準決勝(米国対カナダ)だ。
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Inside
【市場】 証取委、名前公開でも正体不明 蠢く国際仕手集団の不気味
2014年3月8日号中米コスタリカに本拠地を置き、中国、欧州、南米に230のオフィスを構え、約2800人のデイトレーダーを雇って、各国の証券取引所に注文を出す……。証券取引等監視委員会(SESC)が2月、課徴金納付命令を勧告したセレクト・バンテイジ社の陣容だ。国境を越えて蠢くえたいの知れない仕手集団というイメージが浮かぶ。
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Inside
【製薬】 ディオバン後発品に34社殺到 ノバルティスの泣きっ面に蜂
2014年3月8日号降圧剤「ディオバン」の不正論文問題で揺れるノバルティス ファーマ。そのディオバンにさらなる危機が訪れる。2013年にディオバンの国内特許が切れ、同じ有効成分のジェネリック医薬品(後発品)が登場するのだ。
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Inside
【製鉄】 新日鐵住金の技術流出問題で 韓国が繰り出した“場外乱闘”
2014年3月8日号火種は、韓国で上がった。2月17日、同国の特許庁は、新日鐵住金が保有する「方向性電磁鋼板」に関する4件の韓国特許について、“無効”という判断を下したのである。
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【化学】 国内石油化学を大リストラ “多角化企業”旭化成の本懐
2014年3月8日号旭化成は2月25日、国内石油化学事業を大幅にリストラすると発表した。世界シェアトップクラスのアクリル繊維原料(AN)の国内生産能力を年産45万トンから20万トンに半減させ、他にも複数製品の国内設備を停止する。
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度重なる大寒波が直撃 撹乱される米経済の実態
2014年3月1日号緩やかな回復基調にあるといわれる米経済だが、度重なる寒波が打撃を与えている。撹乱される経済指標は連邦準備制度理事会(FRB)の意思決定にも大きな影響を与えるだけに注視が必要だ。
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【重電】 過去最高益にデフレ脱却議論 ベアの外堀埋まる日立の決断
2014年3月1日号「この春闘は、組合員の生活改善はもとより日本経済のデフレ脱却に向けた、社会的責任を果たす重要なもの」(日立製作所労働組合)2月13日、日立製作所は労働組合から、2014年春季労使交渉の要求書を受け取った。内容は3点。定期昇給の維持と、賃金体系全体を底上げするベースアップ(ベア)月4000円、そして、年間賞与5.8カ月という要求だ。
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【家電】 2年で半減のデジカメ市場で 各社が探る“好転”への起爆剤
2014年3月1日号デジタルカメラ市場の縮小が止まらない。カメラ映像機器工業会によると、2013年の総出荷台数は前年比36%減の6280万台。14年はさらに同19.6%減の5050万台まで落ち込む見通しだ。
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人事天命
【三井住友信託銀行】 常陰政権の長期化観測の裏で 囁かれ始めた後任候補の名前
2014年3月1日号旧住友信託銀行、旧中央三井信託銀行、旧中央三井アセット信託銀行の3行が合併し、「メガ信託」と呼ばれる三井住友信託銀行が誕生してからもうすぐ丸2年。この2年を短いと見るか長いと見るかで、常陰均氏(昭和52年、旧住信入社、59歳)の社長職の引き継ぎ時期が変わるとされている。
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Inside
【金融商品】 投信で一つのブームが終焉 「グロソブ」首位陥落目前に
2014年3月1日号投資信託の純資産残高ランキングで長らく首位に君臨してきた「グローバル・ソブリン・オープン」(グロソブ)が、ついにその座を降りることになりそうだ。グロソブは2008年以降、資金の流出が続いている。今年1月17日に、分配金を35円から20円へと引き下げたことも拍車をかけ、1月では451億円の流出となった。最盛期には5.6兆円に達した純資産残高は、1.2兆円にまで減少した。業界内では、早ければ3~4月にも首位から陥落するのではないかとみられている。
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Close Up
無料通話バイバー買収で 楽天が狙う隠された“資産”
2014年3月1日号楽天が900億円を超える大型企業買収を仕掛けた。このIT企業はまだ赤字だが、楽天のグローバル展開に欠かせない存在となりそうだ。その企業の隠れた価値とは何なのか。