記事一覧:NEWS2438件
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米国が9年半ぶり利上げへ 世界経済を覆う三つの不安
2015年12月26日号ついに米国が利上げに踏み切った。利上げは、自動車や住宅などの消費を冷え込ませ、景気腰折れのリスクをもたらすとともに、ブラジルなどの新興国市場のマネーを流出させ、新興国経済の混乱を招きかねない。実に9年半ぶりとなる利上げは、金融緩和に浸り切った世界経済にどのようなインパクトを与えるのだろうか。
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Inside
【観光】 ヤフーが一休をプレミア買収 宿泊・飲食予約サイトに商機
2015年12月26日号ヤフーは12月15日、宿泊予約サイトなどを運営する一休に対して、株式公開買い付け(TOB)を実施、2016年2月に100%子会社化を目指すと発表した。買収額は約1000億円の見通し。発表前の一休の時価総額は約800億円だから、今回の買収は金額だけを見れば割高な印象だ。
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Close Up
好調な米国経済で露呈した ジャンク債市場のバブル崩壊
2015年12月26日号国内経済の堅調さから利上げを実施した米国。だが、その足元では、一部の市場関係者が危惧していた最悪のリスクが急浮上している。金融危機が再来するとの悲観論も聞こえてきた。
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人事天命
【西友】 親会社ウォルマートの不振で揺れる 4年ぶりに誕生した日本人トップの去就
2015年12月26日号小売り世界最大手の米ウォルマート・ストアーズが苦境に立っている。米アマゾンなどインターネット通販の攻勢に押されて既存店の売上高は伸び悩んでおり、2015年8~10月期決算は減収減益となった。
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Inside
【化学】 11兆円メガ化学誕生に ザワつく日系勢の腹の内
2015年12月26日号米国の化学トップであるダウ・ケミカルと、同大手のデュポンが12月11日に統合を発表し、海を越えた日本の化学業界をザワつかせている。無理もない。この統合で生まれる新会社「ダウ・デュポン」の売上高は、2014年の両社の単純合算ベースで929億ドル(約11.1兆円)。同売上高743億ユーロ(約10.8兆円)を誇る世界最大手の独BASFを抜くメガ化学企業が誕生するのだ。
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JX、東燃統合で2陣営に集約 電力・ガス業界に広がる余波
2015年12月19日号石油元売り業界首位のJXホールディングスと4位の東燃ゼネラル石油が経営統合へ向け基本合意した。この再編は、電力・ガス業界など他のエネルギー企業にも大きな波紋を広げることになる。
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Inside
【航空】 LCC他社を利益で圧倒 独り勝ちピーチ三つの秘密
2015年12月19日号格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの2016年3月期中間決算(4~9月期)の業績が本誌取材で明らかになった。売上高は約240億円、営業利益は約40億円で、売上高営業利益率は16.6%。季節要因により、通期の営業利益率は低下する可能性もあるが、航空会社としては極めて高収益だ。
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解雇された33人が経営陣を集団訴訟 保険ショップ大手みつばちのずさん
2015年12月19日号大手保険ショップみつばち保険グループが迷走している。バラ色の将来像をぶち上げて採用した社員をその直後に突然切り捨て、集団訴訟を起こされているからだ。さらに、特定の保険会社の商品を優先的に販売するための報酬体系を導入するなど、保険ショップとしての存在意義を問われている。
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Close Up
金融庁が地銀へ抜き打ち検査 融資先への極秘全24問が判明
2015年12月19日号「銀行は本当に中小企業と向き合って融資判断をしているのか」。いくら銀行に問いただしても晴れない疑念の答えを見つけるため、金融庁は銀行の融資先に対するヒアリングを開始した。本誌はその質問項目が記されたヒアリングシートを入手。そこからにじみ出る、金融庁の地銀に対する問題意識に迫る。
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人事天命
【日本電産】 後継最右翼の副社長が辞任で 元シャープの片山氏が“本命”か
2015年12月19日号精密モーター最大手の日本電産。創業者である永守重信会長兼社長(71歳。写真)が自らけん引してきたことで知られるが、その後継者レースに異変があった。日産自動車系の自動車部品会社、カルソニックカンセイから2013年に三顧の礼で迎えられた呉文精副社長が、9月末に「一身上の都合」で退社したのだ。
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Inside
【自動車】 ルノーとの不平等条約解消か 仏政府介入に日産が新対抗策
2015年12月12日号仏自動車大手ルノーへの支配力を強めるフランス政府に対し、日産自動車が新たな対抗策の検討に入っている。
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人事天命
【サムスン電子ジャパン】 スマホ事業の“生存”懸けて サービス重視の人材登用
2015年12月12日号韓国のサムスン電子は12月1日付の最高幹部人事で、スマートフォン事業を統括する無線事業部のトップ交代を発表した。米アップルに対抗するため「Galaxy」シリーズを掲げて、世界首位の座を築いてきた立役者の申宗均(シン・チョンギュン)氏(59歳)に代わり、研究開発部門出身の高東真(コ・ドンジン)氏(54歳)が新たにかじ取りを任されることになった。
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Inside
【航空】 驚きのトップ人事の裏に内紛 視界不良のエアアジア就航
2015年12月12日号衝撃的な人事だった。LCC(格安航空会社)のエアアジア・ジャパンの代表取締役会長に、経営破綻したスカイマークの会長だった井手隆司氏が就任、CFO(最高財務責任者)に同社で社長を務めていた有森正和氏が就いたのだ。9月29日にスカイマークの役職を退任したばかりにもかかわらずだ。
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Inside
【食品】 サントリー、ビール事業に暗雲 大型新商品「ザ・モルツ」大失速
2015年12月12日号11月上旬、大手小売りチェーンの一部店舗から、サントリービールの大型新商品「ザ・モルツ」がひっそりと消えた。今年9月、サントリーはスタンダードビール市場への本格進出を宣言し、満を持して「ザ・モルツ」を投入。テレビCMには人気ダンスユニットの「EXILE TRIBE」を起用するなど、大量の広告投資と低価格攻勢でビール売り場を“ジャック”した。
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Inside
【電機】 来年の減損テストがXデーか 東芝原発子会社問題の行く末
2015年12月12日号子会社である米原子力最大手、ウエスチングハウス(WH)の過去の1000億円を超える巨額減損を隠していた東芝が、11月末、原子力事業の業績推移を公開した。
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Close Up
ガリバー日生がLPP株取得 なりふり構わぬ“爆買い”戦略
2015年12月12日号ここ最近、買収や大型提携を次々と行ってきた日本生命保険が、またぞろ動いた。保険ショップ最大手ほけんの窓口傘下であり、訪問販売型乗り合い代理店の最大手ライフプラザパートナーズの株式を取得し、筆頭株主に躍り出るというのだ。その背景には何があったのか。詳細レポートをお届けする。
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Inside
【農政】 TPP対策に潜り込ませた 選挙向けバラマキ農業予算
2015年12月5日号政府は11月25日、TPP(環太平洋経済連携協定)対策の「政策大綱」を決定した。この中に、農業の未来に禍根を残しかねないバラマキ予算が盛り込まれている。
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人事天命
【LIXILグループ】 “不正会計問題”は乗り切ったが 今度は経営手腕の証明が焦点に
2015年12月5日号「問題に区切りをつけ、将来への取り組みにばく進する」。まい進ではなく、ばく進というのが象徴的だった。11月16日、LIXILグループを率いる藤森義明社長兼CEO(64歳。写真)は、ドイツの元子会社ジョウユウで発覚した不正会計問題について、不正を働いた創業者のツァイ親子に対して訴訟手続きを開始したことを明かした。
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Inside
【食品】 夏よりも過熱する「冬」商戦 アイス市場が盛り上がるワケ
2015年12月5日号市場の長期低迷に悩む食品業界の中で、隠れた有望カテゴリーがある。はやりの「健康」でも「栄養」でもない。アイスクリーム市場だ。アイス市場は、東日本大震災のあった2011年を除けば、ここ10年は成長トレンドにある。市場規模は、05年の3533億円から14年の4369億円へと、実に1.2倍に拡大しているのだ。
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Inside
【観光】 世界最大チェーンの誕生で 加速する日本のホテル開発
2015年12月5日号米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルが同業の米スターウッド・ホテルズ&リゾーツを買収する。買収額は日本円にして約1兆5000億円。これにより世界で5500軒、110万室を持つ世界最大のホテルグループが誕生する。スターウッドの身売り話は今春浮上、買い手候補には英インターコンチネンタルや米ハイアット、はたまた中国企業の名前も挙がったことで混戦となったが、最終的にマリオットに軍配が上がった。