記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【銀行】 三重銀・第三銀が統合交渉 地銀「県内合併元年」の号砲
2017年1月21日号銀行の「県内合併元年」と呼ぶにふさわしい幕開けとなった。新年が明けて間もない1月5日、三重県の地方銀行同士である三重銀行と第三銀行が経営統合に向けて交渉中であることが明らかになったのだ。
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Inside
【働き方】 肩透かし案に産業界は安堵 「同一労働同一賃金」の前途多難
2017年1月14日号ある大手メーカーの人事担当幹部は、ほっと胸をなで下ろした。昨年12月末、安倍政権が進める働き方改革の“一丁目一番地”とされる「同一労働同一賃金」のガイドライン案の詳細が明らかになり、産業界は最悪の事態を回避できたことに安堵している。
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Inside
【M&A】 30年越しで鬼門の改革に着手 旭硝子がバイオ医薬品で勝負
2017年1月14日号昨年12月20日、世界一の総合ガラスメーカー・旭硝子は、約600億円を投じて、デンマークのCMCバイオロジックス社(バイオ医薬品開発製造受託企業)を買収した。過去3番目の規模となる大型案件だ。
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Inside
【市場】 大発会は21年ぶりの株高に 今年も「申酉騒ぐ」年になるか
2017年1月14日号株式市場には、乱高下を意味する「申酉(さるとり)騒ぐ」という“格言”がある。今年の1月4日の大発会では、日経平均株価が2016年末比479円高の1万9594円となった。大発会としては1996年に付けた749円高に次ぐ上げ幅だ。
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Inside
【ガス】 火蓋切られた“光熱費”争奪戦 価格競争でガス劣勢の公算大
2017年1月14日号4月の家庭向け都市ガス市場完全自由化で本格化する、“光熱費”争奪戦の火ぶたが切られた。家庭で消費されるガスのうち、規制が残っている都市部でガス導管によって供給される家庭向け都市ガス市場が4月以降自由化される。そこで勃発するのが、“光熱費”争奪戦ともいえる、家庭向けエネルギー市場の奪い合いだ。
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渡邉光一郎(第一生命ホールディングス社長)特別インタビュー
2017年1月14日号2010年に相互会社から株式会社に転じて以降、他の大手生命保険会社とは一線を画したビジネスモデルを展開してきた第一生命ホールディングス。今後の方向性を渡邉光一郎社長に聞いた。
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東芝米原発で巨額損失へ ずさんな危機管理が招く不信
2017年1月14日号東芝が原子力発電事業で新たな火種を抱え込んだ。2015年末に米ウエスチングハウス(WH)が買収した米原発建設会社の資産価値が想定を大幅に下回り、数千億円の損失を計上する事態に陥っている。わずか1年で巨額損失に至る危機を招いたのはなぜか。
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三陽商会が突如トップ交代 現場で溜息がもう漏れる訳
2017年1月14日号業績不振に陥っているアパレル大手、三陽商会を率いてきた杉浦昌彦氏が1月1日に社長職を引責辞任した。引き継いだ岩田功新社長は、100年先を見据えた経営計画を練ると意気込むが、社内では新戦略への期待よりも、間もなく決まるとみられている取締役人事に希望と不安が渦巻く。
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人事天命
【ソニー】 新経営陣の大きな重荷になる 高リスク低収益のスマホ事業
2017年1月14日号連結営業利益5000億円以上を掲げた、ソニーの第2次中期経営計画の終了が来春に迫ってきた。目標達成の可否に加えて、ポスト平井体制にも注目が集まる中、次期社長候補との呼び声が最も高いのが、ソニーモバイルコミュニケーションズ社長の十時裕樹氏(52歳。写真)だ。
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Close Up
吉永泰之(富士重工業社長)特別インタビュー
2016年12月24日号2017年1月、トランプ米大統領が誕生する。米英が保護主義へ傾斜する中、多くの製造業が生産・販売拠点のグローバルな最適配置の再考を迫られている。米国依存度が高い富士重工業の吉永泰之社長に、米政権交代の影響について聞いた。
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「質流れ」って何デスカ? 客も店も消える質屋の焦燥
2016年12月24日号物品を担保に金を貸す「質屋」は鎌倉時代から続くとされる業態で戦後しばらくは2万店余りあった。ところが2015年で3034店と右肩下がり。新たな金融サービスの登場に加え、近年は買い取り専門店やリサイクルショップが台頭し、存在感がますます希薄に。歯止めをかけようと業界は懸命だ。
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人事天命
【伊藤忠商事】 岡藤社長は来年度も続投の公算 “引き際”定まらず任期8年目へ
2016年12月24日号総合商社で最も社長在任期間が長い伊藤忠商事の岡藤正広社長(67歳。写真)が、慣例の6年間を超え、7年目続投を宣言したのは今年1月。続投表明から間もなく1年となり、去就に注目が集まるが、8年目も続投することが確実視されている。
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Inside
【M&A】 欧州市場進出はロシアに照準 関西ペイントの地政学的買収
2016年12月24日号関西に地盤を置く、自動車用塗料で国内首位の関西ペイントは、海外M&A攻勢に余念がない。12月6日には、オーストリアのヘリオス・グループを過去最大の約700億円を投じて買収し、西洋塗料発祥の地・欧州市場への橋頭堡を築いた。
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Inside
【石油】 膠着続く出光・昭シェル統合 迫られる“海賊”からの自立
2016年12月24日号出光創業家のわがままが、メジャーの世界戦略がきっかけで寄り切られることになるのか。経営統合に合意している石油元売り大手の出光興産と昭和シェル石油だが、出光創業家の反対で事態は混迷。出光経営陣は膠着状態を打開すべく創業家の説得を続けているが、2016年7月以来、話し合いのテーブルにさえ着けていない。出光経営陣は打つ手がなく、にらみ合いが続いている。
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アサヒが9000億円投じた東欧ビール巨額買収の真意
2016年12月24日号ビール国内首位のアサヒグループホールディングスが約9000億円の大型買収を決断した。業界内外からは「リスクが大きい」との声が上がるが、アサヒの真意は逆。手堅い買い物を選んだ結果だった。
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三井不動産のホテル計画は序章 号砲鳴った神宮外苑再開発
2016年12月24日号イチョウ並木の豊かな自然とともに、スポーツの聖地としても親しまれる東京の明治神宮外苑は、新国立競技場建設に伴って「再開発等促進区」となり複数の計画が着々と進行中だ。このほど、宗教法人明治神宮と三井不動産によるホテル建設計画が浮上したが、これは一連の大規模再開発の序章にすぎない。
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大塚家具が業績悪化で窮地 因縁の土地に売却話も浮上
2016年12月17日号父と娘で経営権を争ってから1年半。大塚家具が苦境に陥っている。2016年12月期は最終赤字が確定的で、内紛の傷が癒えるどころか、早急な止血に追われている。
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艦艇の受注戦線に異状 安値調達に憤る三菱重工
2016年12月17日号海上自衛隊のイージス艦を独占的に造ってきた三菱重工業が、立て続けに艦艇の受注を逃した。客船事業で大赤字を計上したばかりの三菱重工にとっては、泣きっ面に蜂である。実は、この事態は三菱重工の危機であると同時に、日本の技術を結集させた艦艇建造の危機でもあるのだ。
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人事天命
【証券取引等監視委員会】 剛腕委員長の後任は“保守派”検事 注目集まる東芝不正問題の采配
2016年12月17日号「市場の番人」の証券取引等監視委員会のトップが約10年ぶりに交代する。過去最長の3期務めた佐渡賢一委員長(70歳)が12日に退任し、後任には、13日付で、元広島高等検察庁検事長の長谷川充弘氏(63歳。写真)が就く。
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Inside
【米国】 12月のFOMCで利上げへ 来年以降は年2回のペースか
2016年12月17日号米連邦準備制度理事会(FRB)は、12月13~14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で1年ぶりの利上げを決定する──。これが市場関係者の間のコンセンサスだ。11月の雇用統計で失業率が4.6%と9年ぶりの水準にまで改善したことも利上げ観測を後押ししている。