記事一覧:NEWS2438件
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Inside
【重電】 東芝半導体は切り売りも 抜本策に程遠い危機の本質
2017年2月4日号「原子力発電事業のリスクは切り離すことを考えなければならない」。ある東芝幹部の言葉は、同社の経営危機の本質を突いている。
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人事天命
【第一三共】 次期社長は“たすき掛け”通りか 若返りに反し不満続出の可能性も
2017年2月4日号三共と第一製薬が2005年に合併してできた製薬大手、第一三共。以降出身会社間で会長、社長職のたすき掛け人事が続く。中山讓治社長(66歳)の就任から6年余りが過ぎ、次期社長レースに注目が集まる。
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Inside
【五輪】 ゴルフ会場でも問題が噴出 東京五輪のすったもんだ
2017年2月4日号「本当にやれるのか」──。東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長が年始のあいさつでこう漏らしたのを契機に、急浮上した五輪のゴルフ会場問題。現時点の決定会場は、埼玉県川越市の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」(以下、霞ヶ関CC)。国内屈指の名門コースで、国際大会開催の実績もあり、会員には政財界の大物がズラリ。ゴルファーなら一度はプレーしてみたい憧れのゴルフ場だ。
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Inside
【食品】 キリンがブラジル撤退濃厚 3000億円買収の勉強代
2017年2月4日号「勉強代にしてはあまりにも高かった」。キリンホールディングスの幹部は撤退が濃厚になったブラジル事業について自嘲気味に語る。キリンは2011年に当時ブラジル国内でシェア2位だったスキンカリオール(現ブラジルキリン)を約3000億円で買収。中国、米国に次いで世界3位のビール市場を持つブラジルを中長期の成長ドライバーに位置付けていた。
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Inside
【航空】 トランプ大統領の影響!? サーチャージ復活の理由
2017年2月4日号2月から適用される国際線航空運賃で、10カ月ぶりに燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)が復活する。これにより、日本から欧米などへの長距離路線では片道3500円、ハワイやインドなどへの中距離路線では同2000円の追加負担が発生する。
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Inside
【製薬】 排卵日検査薬の市販化に「妊活」女性らが熱視線
2017年2月4日号武田薬品工業、ロート製薬が昨年12月、女性が妊娠しやすいとされる排卵日の予測検査薬のスイッチOTC医薬品(第1類医薬品)を相次ぎ発売し、妊娠を望む女性らの注目を集めている。妊娠したかどうかを自宅で簡単にチェックできる妊娠検査薬以来、検査薬として二十数年ぶりの医療用からのOTC化だ。
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Inside
【航空】 MRJが5度目の納期延期で三菱重工が抱く淡い期待
2017年2月4日号三菱重工業は1月23日、三菱リージョナルジェット(MRJ)の初号機納入時期が2018年半ばから20年半ばに遅れると発表した。パイロットが握る操縦かんの動きを可動翼に伝える電気系統のシステムを見直すために、設計や飛行試験のやり直しが必要になった。
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人事天命
【三井住友トラスト・ホールディングス】 金融庁との暗闘続く三井住友トラスト 影響力保持したい常陰銀行社長の去就は
2017年1月28日号三井住友信託銀行を傘下に持つ三井住友トラスト・ホールディングス(HD)の首脳人事が最終局面を迎えている。
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Inside
【自動車】 “苦肉の策”でシビック復活 ホンダの日本てこ入れ戦略
2017年1月28日号「ホンダらしさを具現化したこの『シビック』で、ブランドをもっと輝かせたい」。寺谷公良・ホンダ執行役員は、新型シビックの日本市場への投入にそう意気込みを見せた。ホンダは、今夏、新型シビックを日本市場に投入する。1972年に発売されたシビックは、言わずと知れたホンダの大ヒットブランド。
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Inside
【ゲーム】 背水の任天堂「スイッチ」 にじむWiiU惨敗の教訓
2017年1月28日号WiiUの反省は生きるのか──。任天堂が1月13日に開催した新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の発表会の会場で、同社幹部は「サードパーティー(外部のソフトメーカー)との関係は特に大事」と漏らした。
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Close Up
英首相「ハードブレグジット」表明 EUとの交渉の行方は不透明
2017年1月28日号1月17日に、英国のメイ首相がEU(欧州連合)離脱に向けて、政府の方針を表明した。その内容は単一市場への残留より移民の制限を優先する「ハードブレグジット」。従前の予想通りだったこともあり、市場は今は静観しているが、英国とEUが合意できるのか、英議会が受け入れるのかなど不透明な要素が多い。英国はどこに向かうのか。
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Inside
【商社】 CITICのマック買収に透ける中国と伊藤忠の思惑
2017年1月28日号「CITICが中国政府のプレッシャーを受けて、重い腰を上げ始めた」中国の国有複合企業、中国中信集団(CITIC)と資本提携関係にある伊藤忠商事の幹部から昨年夏以降、こんな言葉が漏れ聞こえるようになった。
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Close Up
櫻田謙悟(SOMPOホールディングスグループCEO、社長)特別インタビュー
2017年1月21日号2016年10月、米エンデュランス・スペシャリティ・ホールディングスを約6400億円で買収し、他社に後れを取っていた海外事業で追い上げを図るSOMPOホールディングス。今後の方針を櫻田謙悟社長に聞いた。
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Inside
【商社】 鈴木商店の栄華から100年 双日がルーツにこだわる理由
2017年1月21日号昨年12月、東京都千代田区の双日本社ビルに、あるコーナーが開設された。そこには双日ゆかりの人物らの彫像が並ぶ。第1次世界大戦期に財閥系を圧倒し、“日本一の総合商社”に上り詰めた鈴木商店の女主人・鈴木よね、よねを支えた“大番頭”の金子直吉、鈴木商店破綻後に日商を設立した元ロンドン支店長の高畑誠一、その日商と合併した岩井商店の創業者・岩井勝次郎──。
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Close Up
ついに到着した米国産LNG 日本のエネルギー調達に風穴
2017年1月21日号今や石炭を抜き、石油に次ぐ1次エネルギーとして重要度が増しているLNG(液化天然ガス)。その輸入において、日本のエネルギー史に残る第一歩が先日、静かに踏み出された。
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Inside
【防衛】 豪潜水艦の失敗を引きずる「第2戦」NZ武器輸出の行方
2017年1月21日号政府は海上自衛隊のP-1哨戒機の輸出に向けて、ニュージーランド(NZ)政府と協議を始めた。P-1とは、国産初のジェット哨戒機のことで、川崎重工業が製造、海上自衛隊が運用している。海上を飛行し、他国の潜水艦を探知するのが主な役目だ。
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人事天命
【サッポロホールディングス】 大本命のプリンスが社長就任 食品企業への変革が焦点
2017年1月21日号サッポロホールディングス(HD)の社長が今年1月に代わった。社長には、サッポロビール社長の尾賀真城氏(58歳。写真)が昇格し、上條努HD社長(63歳)は代表権のある会長に。ビールの社長には、ポッカサッポロフード&ビバレッジの高島英也(57歳)取締役が就任した。
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Inside
【外食】 ファミレスが24時間廃止へ 携帯が破壊した深夜帯営業
2017年1月21日号深夜2時。東京都府中市にあるロイヤルホスト府中東店では、約30卓あるテーブル席に客がわずか2組しかおらず、店内は静まり返っていた。ここは大手ファミリーレストランチェーンである「ロイヤルホスト」の店舗の中で、唯一24時間営業を継続している。しかし、1月末で深夜営業を終了する予定。これにてロイヤルホストは全223店舗が24時間営業の幕を閉じる。
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Inside
【製薬】 武田が6200億円で買収 ウェバー改革は吉と出るか
2017年1月21日号薬の公定価格である薬価の引き下げ議論などで混沌とする製薬業界で、クリストフ・ウェバー社長CEO率いる国内製薬最大手の武田薬品工業が年明け早々に動いた。9日、がん領域で強みを持つ米製薬ベンチャーのアリアドを約54億ドル(約6200億円)で買収すると発表したのだ。
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Inside
【自動車】 トランプの米国回帰に翻弄 日系自動車、生産修正に現実味
2017年1月21日号「米国外に工場をつくる企業には高い国境税をかける。(オバマ政権の)通商協定は完全な失敗だ」。1月11日、トランプ次期米大統領は当選後の初会見を開き、米国への国内生産回帰による雇用創出、通商政策見直しの方針を主張した。