記事一覧:NEWS2438

  • ガバナンス強化の時代に逆行?密かにブームの子会社上場

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    ガバナンス強化の時代に逆行? 密かにブームの子会社上場

    2017年8月26日号  

    「子会社の上場が増えている実感はありますね」──。IPO(新規株式公開)の実務に精通した、ある関係者は打ち明ける。実際、今秋から年度末にかけて、上場企業傘下の子会社3社が、IPOの準備を進めているという。

  • 【ソフトバンクグループ】ヤフーですら主要メンバー外投資会社に邁進する孫社長

    人事天命
    【ソフトバンクグループ】 ヤフーですら主要メンバー外 投資会社に邁進する孫社長

    2017年8月26日号  

    「ヤフージャパンは国内に閉じた事業体。孫正義社長らと話し合い、『ソフトバンクの国内事業との連携をより深めていきたい』ということになった」ソフトバンクグループは6月の株主総会で取締役を刷新。グループの取締役から事業会社ソフトバンクの取締役へと“降格”する形になったヤフー社長の宮坂学氏(写真)は、理由をこう説明した。

  • インバウンド消費回復に乗れず“負け組”百貨店に吹く寒風

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    インバウンド消費回復に乗れず “負け組”百貨店に吹く寒風

    2017年8月26日号  

    都心の百貨店の下層階。化粧品売り場に溢れる人、人、人……。中国人観光客を中心としたインバウンド消費は、2013~14年ごろの家電製品や高級宝飾品を中心とした“爆買い”需要が一巡して減速したが、16年末ごろから化粧品を中心に回復。特に資生堂など日本メーカーの高級品が人気だ。

  • 王者コカ・コーラの大転機1兆円ボトラー船出は好調

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    王者コカ・コーラの大転機 1兆円ボトラー船出は好調

    2017年8月26日号  

    東西のボトラー2社が統合し、国内最大級の清涼飲料販売会社として4月に誕生したコカ・コーラボトラーズジャパンが、8月に決算を発表した。まずまず好調と評されるが、今は船出。大転換期となし得るかが問われる。

  • 迷走する東芝メモリとJDI問われる革新機構の存在意義

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    迷走する東芝メモリとJDI 問われる革新機構の存在意義

    2017年8月26日号  

    産業革新機構が二つの巨大案件に揺さぶられている。東芝メモリの売却交渉と、経営危機のジャパンディスプレイ(JDI)の再建だ。いずれも戦略不在のまま事態に翻弄される官民ファンドは、その役割を厳しく問われることになりそうだ。

  • 柏崎市長の鶴の一声で暗転東電新体制の「不安な船出」

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    柏崎市長の鶴の一声で暗転 東電新体制の「不安な船出」

    2017年8月12日号  

    東京電力ホールディングスの先行きが、ますます見通せなくなっている。その主因は、東電柏崎刈羽原子力発電所が立地する新潟県柏崎市の櫻井雅浩市長。同市長はかねて柏崎刈羽原発6、7号機再稼働には1~5号機の廃炉が条件だと発言していたが、7月25日、正式にその意向を東電の小早川智明社長に伝えたのだ。

  • 刻一刻と迫る上場廃止の危機東芝・監査法人の対立全内幕

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    刻一刻と迫る上場廃止の危機 東芝・監査法人の対立全内幕

    2017年8月12日号  

    東芝の2017年3月期決算に対し、監査を担当するPwCあらた監査法人が“NO”を突き付けようとしている。8月10日までに判断が下されそうで、上場廃止の危機が、いよいよ現実味を帯びている。

  • 高プロ制度をめぐり大混乱労組の元締め「連合」の末期症状

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    高プロ制度をめぐり大混乱 労組の元締め「連合」の末期症状

    2017年8月12日号  

    日本労働組合総連合会(連合)が未曽有の危機に見舞われている。働き方改革の目玉メニューである「高度プロフェッショナル制度」への対応をめぐり、連合執行部と傘下の下部組織との間にあつれきが生まれているのだ。背景にあるのは、連合組織の弱体化だ。産業界も、連合混乱のとばっちりを受けることになりそうだ。

  • 【大林組】後継候補の1人が“突然”の退任在任10年の節目で花道となるか…

    人事天命
    【大林組】 後継候補の1人が“突然”の退任 在任10年の節目で花道となるか…

    2017年8月12日号  

    近年、その勇退が話題となりながらも、社長在任10年目に突入した大林組の白石達社長(70歳。写真)。その去就にこれまで以上に注目が集まっている。というのは、「どちらが先に辞めるか、意地の張り合い」と業界でささやかれてきた、東京大学工学部建築学科の同級生で、同じ年齢、そして社長就任の時期も同じという、清水建設の宮本洋一社長が昨年、先に勇退を決め、会長に就任したからだ。

  • ネット視聴にも受信料要求へ?批判噴出で孤立するNHK

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    ネット視聴にも受信料要求へ? 批判噴出で孤立するNHK

    2017年8月12日号  

    テレビを持たずインターネットでNHKの番組を視聴している人にも、受信料負担を求める時代が来るのか。NHKの上田良一会長の諮問機関である「受信料制度等検討委員会」は7月25日、NHKが常時、地上波とネットで番組を同時配信(ネット同時配信)する場合、テレビ受像機を持たずパソコン、スマートフォンのみの世帯にも、テレビと同様に受信料負担を求めることに「合理性がある」と答申した。

  • トヨタ・ホンダが新型セダン投入透ける高齢者依存の“旧型”戦略

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    トヨタ・ホンダが新型セダン投入 透ける高齢者依存の“旧型”戦略

    2017年8月12日号  

    トヨタ自動車とホンダが今夏以降、それぞれの看板といえる代表車種の新型モデルを相次いで日本市場に投入する。7月10日にトヨタが発売したカムリ、9月29日にホンダが発売するシビックだ。両車には共通点がある。いずれも初代からモデルチェンジを重ねて節目の10代目を迎えること。そして国内よりむしろ米国など海外で売れに売れ、その実績を引っ提げて日本に凱旋することだ。

  • 池谷幹男(三菱UFJ信託銀行社長)特別インタビュー

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    池谷幹男(三菱UFJ信託銀行社長)特別インタビュー

    2017年8月12日号  

    今年5月、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は長期経営方針「MUFG再創造イニシアティブ」を発表。その中で、FG傘下の銀行と信託銀行の長年の縄張り争いにメスを入れたが、今まで語られなかった「信託目線」での改革の真意について、トップが口を開いた。

  • テスラEV向けで絶好調電池材料に懸ける住友鉱の本気

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    テスラEV向けで絶好調 電池材料に懸ける住友鉱の本気

    2017年8月5日号  

    「この1~2年は、電池材料メーカーにとって試練の時期になる」。自動車各社が電気自動車(EV)の増産計画を相次ぎ打ち出し、拡大が確実視されるリチウムイオン電池市場。しかし、阿部功・住友金属鉱山電池材料事業部長は、複雑な表情を浮かべてこう語る。

  • 貸金業参入で中小向けサービスを強化リクルートが宿泊施設に融資

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    貸金業参入で中小向けサービスを強化 リクルートが宿泊施設に融資

    2017年8月5日号  

    リクルートグループは8月末、フィンテックを活用した中小企業向け融資を開始する。貸金業への本格参入の検討に向け動きだしたのだ。貸金業を行うのは昨夏に設立した子会社のリクルートファイナンスパートナーズ。まずはリクルートが運営する旅行予約サービス「じゃらんnet」に参画している宿泊施設運営企業の一部が貸し出し対象となる。

  • 新国立競技場で過労自殺か問われる重層下請け構造

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    新国立競技場で過労自殺か 問われる重層下請け構造

    2017年8月5日号  

    悲劇の現場は、2020年開催の東京五輪のメーン会場だった──。現在急ピッチで工事が進む東京都新宿区の新国立競技場の建設現場で、地盤改良工事を手掛けていた土木専門工事会社の23歳の男性社員が、1カ月間で200時間近い残業を行い、今年3月の失踪後に自殺していた問題。男性の両親は、過重労働が自殺の原因だとして労災申請した。

  • 「一番搾り」を大型リニューアルキリンの首位奪還シナリオ

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    「一番搾り」を大型リニューアル キリンの首位奪還シナリオ

    2017年8月5日号  

    「30周年を迎える2020年が一つのゴール。『一番搾り』を日本のビールの本流にしていきたい」。キリンビールの布施孝之社長は、一番搾りのリニューアルを発表した今夏の説明会でビール再起への熱を込めた。「一番搾りをビールの本流に」という社長発言の背景にあるのは「トップシェア奪還」。キリン幹部はそう語気を強める。

  • ANAの“奪取”にJALが反撃ベトナムでLCCと組んだ訳

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    ANAの“奪取”にJALが反撃 ベトナムでLCCと組んだ訳

    2017年8月5日号  

    日本航空(JAL)は7月25日、ベトナムのLCC(格安航空会社)、ベトジェット・アビエーションと包括的業務提携を結んだ。急成長する日本とベトナム間の航空需要を取り込もうと、両社は日本~ベトナム便と両国内便、さらにベトナム発着の周辺アジア各国便で共同運航(コードシェア)を行う予定だ。

  • サイモン・シガース(ARM CEO(最高経営責任者))特別インタビュー

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    サイモン・シガース(ARM CEO(最高経営責任者))特別インタビュー

    2017年8月5日号  

    ソフトバンクグループが半導体設計大手、英ARMを約3.3兆円で買収することを発表してから約1年。2016年に出荷された半導体177億個にその技術が使われるARMはどう変わったのか。サイモン・シガースCEO(最高経営責任者)を直撃した。

  • 概算要求100兆円突破へ始まる財務省の埋蔵金漁り

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    概算要求100兆円突破へ 始まる財務省の埋蔵金漁り

    2017年8月5日号  

    「ひとたび上げてしまった生活水準を、元に戻すのは難しい」。その言葉は、一般人の日常生活だけでなく、どうやら国という大きな組織においても当てはまるようだ。霞が関の中央官庁が、毎年8月末までに出す翌年度予算の概算要求額。政府は予算編成の起点となるその基準(概算要求基準)を7月下旬に示したが、そこに上限額の記述は今年もなかった。

  • 【J.フロント リテイリング】他社に先駆け相談役を廃止も功労者2人は任期満了まで留任

    人事天命
    【J.フロント リテイリング】 他社に先駆け相談役を廃止も功労者2人は任期満了まで留任

    2017年8月5日号  

    ガバナンス改革の一環で、相談役ポストを廃止する企業が出てきた。高齢で経営の一線を退いており、役割や責任は不明確だが、現役幹部の経営判断に影響を与える恐れがあると、主に外国人投資家から問題視されているためだ。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…