記事一覧:NEWS2438

  • 永守会長は2030年まで経営権譲らず?日本電産「社長交代」の真意

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    永守会長は2030年まで経営権譲らず? 日本電産「社長交代」の真意

    2018年3月3日号  

     「強く申し上げておくが、自分は辞めるわけではなく、会長兼最高経営責任者(CEO)として引き続き先頭に立って2030年の10兆円達成まで経営のかじを取る」1973年に日本電産を創業した永守重信会長兼社長(73歳)は、2月15日に初めての社長交代を発表した。6月20日付で吉本浩之副社長(50歳)が社長兼最高執行責任者(COO)に昇格するが、その後も永守氏の経営権は揺るぎないことを念押しした格好だ。

  • TOTO製品の修理も手掛けるLIXIL、新サービスの不敵

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    TOTO製品の修理も手掛ける LIXIL、新サービスの不敵

    2018年3月3日号  

    数年後に振り返ると、今年の4月1日は国内の住宅設備業界における“一大転換点”となるかもしれない。数年前までの急進的な海外M&Aを引っ込めて、国内事業の立て直しを進めるLIXILグループが、自社製品を買ってくれた消費者に対して保証期間を無料で延長する会員サービスを始める。

  • 【JSR】ライフサイエンスを第3の事業に育成中 就任10年目の小柴社長は続投の見込み

    人事天命
    【JSR】 ライフサイエンスを第3の事業に育成中  就任10年目の小柴社長は続投の見込み

    2018年3月3日号  

     世間の知名度は高くないが、化学の世界で異彩を放つ元国策会社のJSR。社名は、日本合成ゴムの英語表記を略したものだ。この4月1日で、同社の小柴満信社長(62歳。写真)は就任10年目を迎える。

  • 規制緩和でガソリンスタンド窮地 出遅れ必至の出光・昭シェル

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    規制緩和でガソリンスタンド窮地  出遅れ必至の出光・昭シェル

    2018年3月3日号  

    2月末、エネ庁は「石油産業競争力研究会」と「次世代燃料供給インフラ研究会」の二つの有識者会議を設置した。人口減や電気自動車などの環境対応車の普及によって、石油製品需要が年率約2%で減少を続けている中、石油元売り業界と石油販売を担うガソリンスタンド業界の生き残り策を考えるのが会議の目的だ。

  • 東芝、マネフォ、金融庁へ転身 頭取より有名な銀行OB2.0

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    東芝、マネフォ、金融庁へ転身  頭取より有名な銀行OB2.0

    2018年3月3日号  

    2017年5月、三井住友銀行の副頭取を退任した車谷暢昭氏は、英投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズの日本法人会長兼共同代表に就任した。直近までメガバンクの現役幹部だった人物がファンドのトップに就任するのは初で当時話題になった。

  • そごう・西武がPBから撤退 百貨店の衣料品販売は限界か

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    そごう・西武がPBから撤退  百貨店の衣料品販売は限界か

    2018年3月3日号  

    セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下の百貨店であるそごう・西武は、衣料品を中心としたプライベートブランド(PB)「リミテッド エディション」の販売を2月末で取りやめることを決めた。

  • インバウンド向けにホテルが導入 シャープのスマホが大躍進

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    インバウンド向けにホテルが導入  シャープのスマホが大躍進

    2018年3月3日号  

    日本のホテルで、驚異のスピードでシェアを伸ばしているものがある。シャープのスマートフォンだ。客室備え付けの無料スマホ「handy(ハンディ)」として、サービス開始から半年強で、23万台を納入しているという。日本のホテルの全客室数が約87万室だから、半年で4分の1強のシェアを取ったことになる。都内のホテルに限れば、6割にも達する。

  • ヤフー外しストライプとECモール 実利を取ったソフトバンク

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    ヤフー外しストライプとECモール  実利を取ったソフトバンク

    2018年3月3日号  

    ソフトバンクはアパレル大手、ストライプインターナショナルと合弁会社を設立し、衣料品のEC(電子商取引)モール「ストライプデパートメント」を始めた。合弁会社の出資比率はストライプが77・8%、ソフトバンクが22・2%と決まり、ヤフーは“蚊帳の外”に置かれてしまったのだ。

  • スマホ世界4位、年1億台超を売る日本参入したOPPOの実力

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    スマホ世界4位、年1億台超を売る 日本参入したOPPOの実力

    2018年2月24日号  

    急成長を続ける中国のスマートフォンの風雲児が日本に上陸──。中国のスマホ大手、OPPOが日本市場に参入し、2月9日からビックカメラとヨドバシカメラで端末の販売を始めた。

  • 土光氏以来53年ぶり外部トップ指名東芝CEOに「重量級」銀行マン

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    土光氏以来53年ぶり外部トップ指名 東芝CEOに「重量級」銀行マン

    2018年2月24日号  

    東芝で53年ぶりに外部トップが誕生する。1965年に石川島播磨重工業(現IHI)会長だった土光敏夫氏を社長に指名して以来となる。4月1日付で、会長兼最高経営責任者(CEO)に迎えるのは、三井住友銀行元副頭取で、英CVCキャピタル・パートナーズ日本法人会長の車谷暢昭氏(60歳)だ。

  • 太陽光発電の買い取り価格引き下げ補助金頼みのビジネスの終焉

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    太陽光発電の買い取り価格引き下げ 補助金頼みのビジネスの終焉

    2018年2月24日号  

    「もはやFIT頼みでは太陽光発電事業は続かない」。昨年から業界関係者の間ではそんな声が多かったが、いよいよそれが現実化しつつある。2月7日、2018年度の再生可能エネルギー(再エネ)の固定買い取り価格の値下げが決まった。FITとは再エネの固定価格買い取り制度のことで、太陽光や風力などで発電した電気を、電力会社が一定期間同じ価格で買い取る制度だ。

  • ロッテ会長に韓国で実刑判決兄弟の経営権争い再燃必至

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    ロッテ会長に韓国で実刑判決 兄弟の経営権争い再燃必至

    2018年2月24日号  

    関係者の多くが意表を突かれた。ロッテグループの創業家一族である重光昭夫会長は韓国で、朴槿恵(パク・クネ)前大統領側への贈賄罪で在宅起訴されていた。関係者の間では「ここ最近の一連の裁判が軟化している雰囲気もあり、実刑判決まではいかないのでは」という見方が多かった。

  • 嫌がっていた王子を応諾させた三菱製紙、粘り腰の大金星

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    嫌がっていた王子を応諾させた 三菱製紙、粘り腰の大金星

    2018年2月24日号  

    過去18年間、自ら墓穴を掘り続けて経営が迷走した三菱製紙の鈴木邦夫社長が、まさかの高評価を得ている。2月6日、国内製紙最大手の王子ホールディングスは、実質的に経営再建中の三菱製紙に33%出資して持ち分法適用会社にする方針を発表した。

  • 【JXTGホールディングス】杉森務経団連副会長内定で再燃HD社長をめぐる派閥争いの芽

    人事天命
    【JXTGホールディングス】 杉森務経団連副会長内定で再燃 HD社長をめぐる派閥争いの芽

    2018年2月24日号  

    昨年4月に旧東燃ゼネラル石油と経営統合して誕生した石油元売り業界トップ、JXTGホールディングス(HD)の社長人事に、業界内の注目が集まっている。きっかけはHD傘下の事業会社、JXTGエネルギー社長の杉森務氏(62歳。写真)が、経団連副会長に内定したことだ。

  • 黒田総裁続投で遠のく出口戦略日本銀行の財務悪化に拍車

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    黒田総裁続投で遠のく出口戦略 日本銀行の財務悪化に拍車

    2018年2月24日号  

    日本銀行の財務体質悪化に拍車が掛かりそうだ。3月に任期満了を迎える黒田東彦・日銀総裁が続投する見通しとなった。安倍晋三首相にとってアベノミクスを体現してきた黒田総裁を代える選択肢はなかった。

  • 日用品会社初の営利2000億円超え好調な花王が化粧品独り負け

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    日用品会社初の営利2000億円超え 好調な花王が化粧品独り負け

    2018年2月24日号  

    「中身はともかく、数字上は良い形で1年を過ごせた」。2017年12月期決算に対し花王の澤田道隆社長は満面の笑みだったが歯切れは悪かった。売上高1兆4894億円(前期比2.2%増)。営業利益2048億円(同10.4%増)で「日用品、化粧品会社で2000億円超えは初」の点は胸を張った。

  • ロボット支援手術は一気に対象拡大も大病院が笑えない「新」診療報酬

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    ロボット支援手術は一気に対象拡大も 大病院が笑えない「新」診療報酬

    2018年2月24日号  

    最新鋭のロボット装置を使ったロボット支援手術で一気に対象疾患が拡大するなど、2018年度の診療報酬改定には一見華々しさがうかがえる。しかし、医療費削減の重圧は強い。矢面に立つ病院は、のんきに笑ってなどいられない。

  • 中国がLNG爆買いで世界2位目算狂った日本の調達戦略

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    中国がLNG爆買いで世界2位 目算狂った日本の調達戦略

    2018年2月17日号  

    エネルギー業界が、中国の予想を上回る“爆買い”に衝撃を受けている。2017年の中国のLNG(液化天然ガス)輸入量が、前年比46%増の約3800万トンとなり、韓国を抜いて世界2位に躍り出たのだ。約8300万トンで同1位の日本とはまだ差があるものの、「近い将来、確実に抜かれる」(経済産業省幹部)とみられている。

  • 【東洋エンジニアリング】2代続けて業績悪化で引責辞任マルチな経験持つ新社長に託す再建

    人事天命
    【東洋エンジニアリング】 2代続けて業績悪化で引責辞任 マルチな経験持つ新社長に託す再建

    2018年2月17日号  

    2月7日、中尾清・東洋エンジニアリング社長(66歳)が、業績悪化の責任を取って3月末で辞任することが決まった。東洋エンジは、ブラジルやインドネシア、米国などのプロジェクトの収支悪化により、2015年3月期に209億円の最終赤字に転落。これを機に中尾氏が社長に就任し、再建計画を進めてきた。

  • ソニー「平井改革」支えた立役者吉田新社長が秘めるビジョン

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    ソニー「平井改革」支えた立役者 吉田新社長が秘めるビジョン

    2018年2月17日号  

    「平井路線の継続が明確になった」。6年ぶりのソニーの社長交代について、関係者はそんな見方を示している。4月1日付で、平井一夫社長(57歳)に代わってトップに就任するのは、「不動のナンバー2」である副社長兼最高財務責任者(CFO)の吉田憲一郎氏(58歳)。

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記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…