記事一覧:NEWS2438件
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Inside
“独り負け”みずほが幹部交代 反転攻勢狙う縦軸の再強化
2018年3月31日号業績不振に苦しむみずほフィナンシャルグループ(FG)が、経営体制に大ナタを振るっている。今年1月、4月1日付で佐藤康博FG社長(65歳)の後任として、みずほ証券の坂井辰史社長(58歳)を抜てきすると発表、証券社長からFG社長という異例の交代劇にどよめきが起こった。
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人事天命
【MS&ADインシュアランスグループホールディングス】 持ち株会社のトップ人事は順当 注目は中核損保2社の次期社長
2018年3月31日号2016年4月に大手損害保険会社4社のトップが一斉に交代して約2年が経過、次は持ち株会社のトップ交代が視野に入り始めた。先頭を切りそうなのが、3メガ損保の中でトップ在任期間がすでに約8年、最長となるMS&ADインシュアランスグループホールディングスの柄澤康喜社長(67歳。写真)と鈴木久仁会長(67歳)だ。
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人事天命
【三菱電機】 本命が社長就任の“鉄板”人事 新社長が挑むIoT時代への対応
2018年3月24日号今期の売上高、利益共に過去最高を見込む三菱電機が前例から全くぶれない“鉄板”のトップ人事を行う。踏襲された人事の慣習とは、社長は旧帝大卒業の技術系出身で、4年ごとに交代することだ。
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Inside
三菱重工に統合会社の改革迫る 日立が改革派を火力に投入
2018年3月24日号日立製作所の4月1日付役員人事が波紋を呼んでいる。その人事とは副社長の西野壽一氏を三菱重工業との火力発電機器合弁会社、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)会長として送り込むというものだ。
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Close Up
グループ株式譲渡契約に「捏造」疑惑 ポーラHD社長を役員が告発
2018年3月24日号日本初のしわ改善化粧品「リンクルショット」のヒットなどで過去最高益を更新中の国内化粧品4位、ポーラ・オルビスホールディングス(HD)。好調な業績とは裏腹に鈴木郷史社長は現役の取締役に辞任を迫られていた。鈴木社長が握る株式が不正な行為で取得したものだと告発されたのである。
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EVとディーゼルの二兎を追う 独VWの強かな世界制覇戦略
2018年3月24日号新車販売台数で世界一を誇る独自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)グループが、車の電動化を加速させている。電気自動車(EV)の開発に莫大な資金をつぎ込む狙いはどこにあるのか。VW幹部を直撃した。
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ANA長年の課題がようやく決着 LCCバニラとピーチが統合へ
2018年3月24日号ANAグループのLCC(格安航空)、バニラ・エアとピーチ・アビエーションの2社が統合に向けた最終協議中であることが明らかになった。関係各所と調整し、近く発表する見込み。決断の裏には売り手市場の航空業界で、貴重な人材を有効活用したい思惑があった。
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Inside
野村の若手営業マンが相次ぎ独立 証券界に吹く「IFA」の新風
2018年3月17日号証券業界に“新風”が吹き込んでいる。このほど、最大手の野村證券の若手営業マン2人が会社を離れ、「IFA」の事業者となるべく立ち上げた新会社が始動したのだ。
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人事天命
【パナソニック】 45年続く相談役制度を廃止 ついに“天皇”も退位へ
2018年3月17日号パナソニックが相談役制度を廃止する。現在の中村邦夫相談役(78歳。写真)は4月1日付で非常勤・無報酬の特別顧問となる。
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Inside
リニア談合でついに逮捕者 低くない立証のハードル
2018年3月17日号今月2日、リニア中央新幹線の工事をめぐる談合事件が、とうとう大手ゼネコン幹部らの逮捕に発展。ゼネコン業界に衝撃が走った。「まさか逮捕に踏み切るとは思わなかった。見せしめとしか思えない」と大手ゼネコン幹部は言う。
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1400万件の“増配祭り”に透ける 大手生保各社の対立軸
2018年3月17日号大手の生命保険会社が相次いで、既契約者に大規模な増配方針を打ち出している。その姿には、どこを主な対立軸として戦略を練っているかという各社のスタンスが如実に表れている。
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「いきなり!ステーキ」そっくり店も 熱々ステーキ市場の優勝劣敗
2018年3月17日号ステーキ市場が熱い。勢いに乗る「いきなり!ステーキ」は今年、200店舗の出店を計画し、怪気炎を上げる。他社からそっくりな店が登場し、さらにはブロンコビリーが頭角を現す。大人気市場はどう優勝劣敗を決するのか。
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Inside
設備投資6000億円で足りるのか 不安拭えぬ楽天の携帯参入
2018年3月10日号始まってもいないのに、ここまで不安視される新規参入も珍しいだろう。IT大手の楽天は、携帯電話向けの電波の取得を総務省に申請した。審査は3月末までに行われるが、新規参入は優遇されるため、電波を取得する公算が大きい。
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Inside
ゼロックスの“くせ者”株主が猛反発 富士フイルム買収計画に黄信号
2018年3月10日号米国の名門企業ゼロックスを買収すると発表した富士フイルムホールディングス(HD)が、早くも難関にぶつかった。2月13日、ゼロックスの第3位株主のダーウィン・ディーソン氏が両社をニューヨーク州連邦最高裁判所に詐欺容疑で訴え、買収の差し止めを求めたのだ。
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Inside
株主還元など求め100社に書簡 生保初「団体交渉」の成否
2018年3月10日号「今後の中長期的な株主還元政策について、引き続きご検討を頂ければと存じます」2月末、大手を中心とした生命保険会社10社が連名で、東証1部上場企業に対し、そうした文面の書簡を送り始めた。
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Inside
お得でも確定申告で利用が少ない? 大衆薬税控除「知らない」9割
2018年3月10日号「悪い冗談かフェイクニュースじゃないか」。確定申告が始まった2月16日のわずか8日前、民間シンクタンク日本医療政策機構が発表したセルフメディケーション税制の認知度調査の結果に、OTC医薬品(大衆薬)業界関係者は目を疑った。セルフメディケーション税制は2017年1月に始まった医療費控除の特例。対象となる大衆薬の年間購入額が1万2000円を超えた世帯が確定申告をすれば、所得税などが控除される仕組みだ。
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Inside
中部電・大阪ガスが首都殴り込み “公家”東京ガスの背水の陣
2018年3月10日号電力・ガス自由化による顧客獲得競争が、新たなステージに入った。4月、中京圏が地盤の中部電力と関西圏が地盤の大阪ガスが、首都圏で電力と都市ガスを販売する合弁会社、CDエナジーダイレクトを設立。東京電力ホールディングスと東京ガスを中心に繰り広げられている首都圏“光熱費争奪戦”に殴り込みをかける。
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人事天命
【アサヒグループホールディングス】 JTから“ミスターM&A”を招聘 狙いは海外企業のマネジメント
2018年3月10日号3月末の株主総会後に、新貝康司・JT取締役(昨年末まで副社長、62歳。写真)が、アサヒグループホールディングスの社外取締役に就任する予定だ。新貝氏といえば、1999年の米RJRナビスコの海外たばこ事業買収など、JTのM&A(合併・買収)戦略をけん引してきた立役者。その経歴から、食品業界では“ミスターM&A”の異名を取る。
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安倍政権がチキンレースから離脱 産業界待望「裁量労働制」の鬼門
2018年3月10日号厚生労働省のずさんなデータ不備問題により、政権が最重要法案と位置付ける働き方改革関連法案に暗雲が垂れ込めている。ついに、安倍首相は裁量労働制を法案から削除する決断をした。だが、目玉法案の大幅修正にもかかわらず、政権はどこ吹く風だ。厚労省の怠慢。与野党による壮大なるチキンレース──。国民は、とんだ茶番劇を見せられている。
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獄中経営のトップが代表権返上 ロッテを狙う勢力に異変あり
2018年3月10日号ロッテホールディングスの重光昭夫副会長が、韓国で実刑判決を受け拘束された。昭夫氏は日本では例を見ない獄中経営を行うことになるが、こと日本のかじ取りは難しくなってきそうだ。