記事一覧:NEWS2438件
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進藤孝生(新日鐵住金社長)特別インタビュー
2018年6月23日号新日鐵住金が、じわり変化し始めている。方針転換して海外の高炉メーカーの買収に動きだしたかと思うと、突如、商号変更まで発表。「鉄を極める」方針を掲げながらも、グループ一丸となってマルチマテリアル化に臨む構えも見せている。進藤孝生社長に胸の内を聞いた。
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赤字決算や不適切融資が引き金 地銀界に吹く"行政処分"の嵐
2018年6月23日号多くの地方銀行が低金利環境に苦しむ中、業績低迷が著しい地銀に対して、金融庁が業務改善命令の矛先を向けた。一方、独自路線で収益を伸ばしたスルガ銀行も不適切な融資が発覚し、処分は免れない状況と、収益構造の転換をめぐり、地銀界に行政処分の嵐が吹き荒れようとしている。
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人事天命
【川崎重工業】 台車問題の幕引きと縦割り撲滅が狙い 異例の取締役退任と副社長復帰のワケ
2018年6月16日号昨年12月、西日本旅客鉄道に納品したN700系新幹線の台車枠に亀裂が生じ、あわや大事故を起こすところだった川崎重工業。5月22日、同社は、小河原誠取締役(63歳。写真)を6月下旬で顧問に退ける人事を発表した。事実上の引責とみられる。
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ノートPCの始祖東芝を 弱小シャープが救済する皮肉
2018年6月16日号一見“小が大をのむ”形ではあるが──。シャープは東芝のパソコン(PC)事業を40億円で買収する。東芝クライアントソリューション(TCS)と、世界の販売会社や中国の製造拠点などの関連子会社7社を一気に傘下に入れる。
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Inside
国交省肝いり構想に弱気な東ガス 東京湾LNG拠点実現に暗雲
2018年6月16日号国土交通省が船の液化天然ガス(LNG)バンカリング拠点の整備に掛かる経費を補助する公募を行い、5月25日に締め切られた。この申請者リストに、東京ガスの名がなかったことに波紋が広がっている。
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日英政府に外堀を埋められ窮地 英国原発計画、日立を待つ難路
2018年6月16日号英国で原発の建設と発電事業を行う計画を進める日立製作所と英国との交渉が大詰めを迎える。日立は計画への支援拡充を英政府に求めているが、十分な譲歩を引き出せていない。日立は事業の採算性が見込めなければ撤退も辞さない構えだが、原発を輸出したい日本政府の思惑もあって離脱は簡単ではない。日立が事業開始を最終判断する2019年が近づくにつれ、計画の実行が既成事実化される恐れもある。
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品質不正問題が刑事事件に発展 神戸製鋼に燻る訴訟リスク
2018年6月16日号ついに、神戸製鋼所にXデーが訪れた。6月5日、東京地検特捜部と警視庁が、不正競争防止法(虚偽表示)違反の疑いで神戸本社や東京本社を家宅捜索したのだ。
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LCC新会社で労務方針を大転換 JAL、リストラ者を再雇用へ
2018年6月16日号日本航空(JAL)がLCC(ローコストキャリア)新会社設立に関して、2010年の経営破綻時に退職・解雇した人材を雇用対象にする方針を打ち出したことが分かった。人手不足と労働争議を解決する“一石二鳥”作戦はうまくいくのだろうか。
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人事天命
【丸紅】 社長交代は来春が濃厚 電力部門初の社長は誕生するか
2018年6月9日号丸紅の國分文也社長(65歳。写真)が任期6年目に入った。前の社長は2代続けて5年で退任したため、今年4月に交代するとの観測もあったが続投を決めた。現行の中期経営計画の最終年度である今年度を最後に、社長を退任する可能性が高い。
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メガバンク本腰も足並みはバラバラ 米中IT大手が先行、キャッシュレス決済
2018年6月9日号現金を使わないキャッシュレス決済を推進する機運がにわかに高まってきた。主導権を握ろうと、メガバンクから米中のIT大手まで各社がさまざまな取り組みを模索している。現金主義の日本で主役になるのは誰か。
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持ち株の過半が対立側へ移る可能性も 遺産巡りポーラHD社長を提訴へ
2018年6月9日号化粧品大手ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の鈴木郷史社長が遺産相続に関し不正をしたとして、故会長の妻が近く提訴する。鈴木社長保有のHD株約4191万株は遺産の対象だったことの確認などを求めるもの。複数の訴訟の結果次第ではHD株の過半が対立側へ移り、現経営体制は崩壊しかねない。
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運転手不足の陸運だけじゃない! 海運に押し寄せる値上げの波
2018年6月9日号コンテナ船を使う荷主たちの間でボヤキ声が上がっている。トラックのドライバー不足などにより、陸路の物流運賃が上昇傾向にあることはもはや周知の事実だ。しかし値上げの波は陸運のみならず、海運にも押し寄せている。
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国が収蔵品の売却を後押し? 「先進美術館」構想に批判噴出
2018年6月9日号かねて政府は国の成長戦略の一環として美術市場の活性化を掲げており、文化庁が4月半ばに構想を公開した。そこに盛り込まれた「先進美術館(リーディング・ミュージアム)」創設について、美術関係者から批判が噴出している。
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一難去ってまた一難 大正「リアップ」に続々後発品
2018年6月9日号これまで20年間OTC(大衆薬)の発毛剤市場を独占してきた大正製薬の稼ぎ頭の一つ「リアップ」(第1類医薬品)。その特許が切れ、後発品参入の新たな動きがある。
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メモリー売却の東芝と正反対 半導体を抱えるソニーのリスク
2018年6月9日号巨額投資の半導体事業を抱え込むべきか否か──。東芝が半導体事業を売却した一方で、2018年3月期に20年ぶりの営業最高益を計上したソニーは、今後も半導体事業に継続投資する姿勢が鮮明だ。
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銀行・信金も相乗りする 新オンライン融資事業が始動
2018年6月9日号金融とテクノロジーを融合し、既存のものとは一線を画する金融サービスを生み出す「フィンテック」の分野において、中小・ベンチャー企業などにとって新たな資金調達手段となるサービスが始動した。
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人事天命
【コナミデジタルエンタテインメント】 eスポーツで成功体験を狙い 創業家社長が表舞台登場か
2018年6月2日号来年の国民体育大会に初めてゲーム対戦の「eスポーツ」が採用され、コナミデジタルエンタテインメント(以下コナミDE)のサッカーゲーム「ウイニングイレブン」が競技として選ばれた。
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従業員1割が東京・青山へ大移動 マンダム“プチ脱大阪”の訳
2018年6月2日号「マンダムはん。あんたも脱大阪かいな」。男性化粧品最大手のマンダムに関西財界からツッコミが入っている。1927年設立で大阪に本社を置くマンダムは売上高で8期連続、営業利益で2期連続の過去最高を更新中。大阪の優等生が5月中旬、“プチ脱大阪”を果たした。
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住生の失策に大手生保が騒然 ボーナス手数料めぐり暗闘
2018年6月2日号「2018年度第1四半期ボーナス手数料等のご案内」──。今年4月、そう記された1通の営業用資料に業界が一時騒然となった。作成したのは、住友生命保険の完全子会社、メディケア生命保険。問題となったのは「ボーナス」の4文字だ。
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鉄鋼メーカーの強気も今のうち? 炭素繊維が量産車に「乗る日」
2018年6月2日号「この1年は、自動車会社が鉄以外の材料の限界を強烈に感じた1年だったんじゃないか」。5月15日、林田英治・JFEホールディングス社長は鉄の将来性に自信を見せた。電動化が進み、軽量化ニーズがぐっと高まる自動車業界では、鉄に代わる軽い素材がもてはやされている。