記事一覧:マーケット・人物2504件
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株式市場 透視眼鏡
米中摩擦の過熱がなければ 業績の底打ちが見えてくる
2019年9月21日号昨年の半ばには米国経済は世界1強の状態だったが、現在は米国もISM(米供給管理協会)景況指数などの景気指標の低下で景気後退に陥るかもしれないという懸念が高まっている。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 混迷するBrexit 英国民が意識し始めた「合意なき離脱」への備え
2019年9月21日号英国でジョンソン内閣が7月24日に発足して1カ月以上がたつが、欧州連合(EU)離脱の方向性は定まるどころか、一段と先行きが読みにくくなっている。ジョンソン内閣は主要閣僚を強硬離脱派で固め、最終的な「合意なき離脱」も辞さない姿勢でEUに対し離脱協定案の再交渉を試みているが、双方が納得する着地点は見えていない。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 インドネシアの首都移転 難題に挑むジョコウィ政権 積年の悲願は実現するか?
2019年9月21日号「沈むジャカルタから燃えるボルネオへ、どっちがよいのか悩ましい」。8月下旬にジャカルタ滞在中、筆者にこう語ったのは、インドネシアに長く住む英国人の仕事仲間だ。同月26日、ジョコ・ウィドド大統領(通称ジョコウィ)が、首都をボルネオ島(インドネシア語ではカリマンタン島)の東部に移転すると正式発表し、新首都の具体的地域も特定した。
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チェンジリーダーの哲学
竹増貞信(ローソン社長)
2019年9月14日号人手不足が課題のコンビニエンスストア。ローソンの竹増貞信社長は、デジタル技術で従業員の負担が減り、接客により多くの時間を割けると話す。ローソンが描くコンビニの将来像を聞いた。
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チェンジリーダーの哲学
辻本憲三(カプコン会長兼CEO)
2019年9月14日号カプコンの辻本憲三会長兼最高経営責任者(CEO)は、世界的なゲームメーカーの創業者と、米国でも有数のワイナリーのオーナーという二つの顔を持つ。売れるものづくりの秘訣などを聞いた。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 泥沼化する対米貿易戦争 中国共産党が描く下半期の成長シナリオ
2019年9月14日号「上半期の経済運営は全体的に平穏で、安定の中に進歩のある発展態勢であった。主要なマクロ経済指標は合理的区域を保持し、雇用も比較的十分に保証されていた」
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 ドイツ経済界で米中クラウドへの 過度の依存に警鐘
2019年9月14日号「欧州独自のクラウドが欲しい!」。こんな声がドイツ経済界で上がっている。現在世界中の企業が自社のサーバーではなく、他社のクラウドサーバーを利用することによって、IT費用を節約している。容量の多さも魅力だ。例えばかつては自社のサーバーにメールやデータを蓄積し過ぎて「容量が足りません」という警告がPC(パソコン)の画面上に現れることがあったが、クラウドサーバーを使い始めた多くの企業では、このような事態は昔話になった。
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為替市場 透視眼鏡
「リスクオフで円高」の教訓生かす 1ドル100円経路での投資法
2019年9月14日号ここ数年「リスクオフで円高」が半ば常識化した。しかし、それがもたらすリスクの教訓は今回も生かされていない。日本は景気悪化で株安・円高になり、それがさらなる景気悪化、株安を促すという悪循環に陥りやすい。
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金融市場 異論百出
「英王室御用達」企業も延命? 超低金利への逆流でリスク蓄積
2019年9月14日号英ビクトリアは、120年以上の歴史を持つ王室御用達のカーペット製造会社である。ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式の際に敷かれたレッドカーペットも同社が手掛けたものだ。
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数字は語る
人手不足で加速する企業の情報化投資 プラス成長のエンジンに
2019年9月14日号海外経済の先行き不透明感が強まる中でも、日本経済は緩やかな回復が続いている。8月上旬に公表された4~6月期の実質GDP(一次速報)は、3四半期連続のプラス成長となった。輸出が減少したものの、プラス成長を実現できているのは、内需、とりわけ企業の設備投資が堅調なためである。
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数字は語る
移民なしでは生産年齢人口が減少に転じる米国 移民抑制で成長率低下へ
2019年9月7日号米国大統領選挙が近づくにつれて、トランプ政権による反移民政策はさらに先鋭化していくだろう。中でも経済成長という点では、移民の制限は米国にとってマイナスである。
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金融市場 異論百出
前月比796億%のインフレを経験した ジンバブエで悲劇再来
2019年9月7日号同国の中央銀行が発表した公式のインフレ率(前年比)は6月に176%へ上昇した。7月以降、状況はさらに悪化しているのだが、当局は前年比の公表を停止してしまった。
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商品市場 透視眼鏡
米金利低下、米中協議の難航 買い材料多く金相場は上昇か
2019年9月7日号金相場は、5月末に急騰して1トロイオンス当たり1300ドル、6月下旬には1400ドルの節目を上回り、8月に入ると再び騰勢を強め、7日には1500ドルに達した。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 世界経済が減速しても 域内外との連携強化で急成長するメコン5
2019年9月7日号世界経済が減速基調に転じる中で、東南アジアのメコン川流域に位置する5カ国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)、いわゆる「メコン5」は、著しい成長を続けている。2018年の5カ国合計の実質GDP成長率は5.4%と世界平均(国際通貨基金調べ)の3.6%を大きく上回った。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 銃での無差別殺人が起きた「ガーリック祭り」の町で 立ち上がるミュージシャンたち
2019年9月7日号カリフォルニア州ギルロイ。人口6万人弱のこの町のダウンタウンを歩くと、カフェから揚げたてのニンニクのいい匂いがする。「世界一のニンニクの首都」と自称するニンニク生産地の町の住民たちは、この夏、こぞって同じ黒いTシャツを着て町を行き交う。その胸には「ギルロイ・ストロング」という白抜きの文字と、ひげの生えたニンニクの絵が描かれている。
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新社長 Who's Who
掬川正純(きくかわ・まさずみ)/ライオン
2019年8月31日号オーラルケアの分野で国内首位に立つライオン。今年1月、専務から社長に昇格したのが研究畑出身の掬川正純だ。「次をやってくれ」と前社長(現会長)の濱逸夫から告げられたのは昨年4月のこと。
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数字は語る
増税時のポイント還元策は 消費を下支えするものの 終了後に"反動"の可能性
2019年8月31日号キャッシュレス決済時のポイント還元制度が、消費増税対策として2019年10月に実施される。期間は20年6月までの9カ月間。参加する中小の小売店や旅館、生協等の各種組合、コンビニ等のフランチャイズチェーンなどでキャッシュレス決済を行うと、最大5%のポイントが消費者に還元されるのだ。
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金融市場 異論百出
住宅ローン金利がマイナスへ 高まるECBの追加緩和観測
2019年8月31日号デンマークで第3位のJyske銀行は10年固定住宅ローン金利をマイナス0.5%へ引き下げたと先日発表した。同行はウェブサイトにおいて、なぜそれが可能となったのかを一般向けにデンマーク語で解説している。
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金利市場 透視眼鏡
長短金利逆転は必ずしも 将来の景気減速を示唆しない
2019年8月31日号米中貿易摩擦が世界経済を減速させるとの懸念が強まる中、米国債市場では30年債利回りが史上初めて2%の大台を割り込み、同時に2年債利回りを10年債利回りが下回る「逆イールド」まで生じ、株価の大幅調整の引き金となった。30年債利回りも短期金利を下回り、こちらでも逆イールドが発生した。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 取引プラットフォームはユニコーン企業 「スニーカー投資」がブームに
2019年8月31日号中国で「炒股」という言葉がある。「股」(株式)に「炒」(投資あるいは投機)するという意味である。そして最近では「炒鞋」という言葉が出てきているが、これはスニーカーに対する投資を指す。