記事一覧:マーケット・人物2504件
-
金融市場 異論百出
「少年ジャンプ」の厚みと価格が物語る オイルショックの激しさ
コンビニ 搾取の連鎖東京のJR中野駅近くにある「中野ブロードウェイ」は、さまざまなジャンルのコレクターが集う「聖地」となっている。筆者が小学生の頃にこの近隣に住んでいたときは普通のショッピングモールだった。ところが、今では漫画やアニメ、アイドル、映画、鉄道、ミニカー、腕時計、切手、コインなどの店が集積する「異空間」と化している。
-
数字は語る
増税による個人消費下振れと新型肺炎の流行で 日本経済は正念場に
コンビニ 搾取の連鎖月17日に公表された昨年10~12月期の実質GDPは前期比年率▲6.3%と、前回2014年の消費増税時に迫るマイナス成長となった。増税により日本経済が大きく下振れている姿が示された。
-
金利市場 透視眼鏡
FRB資金供給が米株高支える 低下した長期金利反転の公算小
2020年2月29日号新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う景気減速が懸念される中、中国から遠く離れた米国では株価指数が史上最高値を更新するような動きが見られる。
-
金融市場 異論百出
日本が「キャッシュレス」を 目指さない方がいい深い理由
2020年2月29日号日本銀行や欧州中央銀行(ECB)、スウェーデン中銀など中銀6行と国際決済銀行は先月、中銀デジタル通貨を研究するグループを設立したと発表した。このテーマは確かに興味深いのだが、われわれは大騒ぎせず、冷静に見ていくべきだろう。というのも、世の中のお金の圧倒的多数は以前からデジタル化されているからである。
-
数字は語る
時間外労働の上限規制は 働き過ぎの抑制に効果があったのか?
2020年2月29日号働き方改革の一環として2019年4月から時間外労働の上限規制が施行された(中小企業は20年4月から)。これによって時間外労働は原則として月45時間、年360時間を超えることができなくなった。
-
株式市場 透視眼鏡
新型肺炎の株価下落一段落も 上値追いは難しい
2020年2月22日号年初のイラン-米国の緊張に続いて、新型コロナウイルスによる感染が世界の株式市場を揺るがした。しかし、今回も株価はいったん急落したものの、その後比較的短期間でその下落分の大部分を取り戻した。
-
金融市場 異論百出
平均賃金はなぜ上がらない? 人口動態が導き出す解決策とは
2020年2月22日号「人手不足は深刻なのに、なぜ賃金の平均値はもっと上がらないのだろうか」。こういった疑問を持つ人は多いだろう。
-
数字は語る
内閣府が発表する公債等残高の将来予測は 本当に妥当なのか
2020年2月22日号2019年10月の消費増税後も依然として財政は厳しい。財政の将来予測で一般的に利用されるのは内閣府の「中長期の経済財政に関する試算」(中長期試算)だ。内閣府は、20年1月の経済財政諮問会議で最新版の中長期試算を公表した。
-
為替市場 透視眼鏡
ショック下の相場動向の4段階 新型肺炎の円高は次の段階へ
2020年2月15日号年明けから米イラン緊張、新型肺炎とショックが相次いだ。ショック下の市場の反応には四つの段階がある。
-
数字は語る
政策当局者の 「円高のみ容認しない」姿勢が 引き起こすリスク
2020年2月15日号昨年のドル円レートは112円台と104円台の間を上下し、その差7.78円はこれまでで最小となった。日米欧の中央銀行は年内の政策金利の変更を示唆しておらず、市場では、今年のドル円レートも安定的で狭い範囲となるとの見方が多い。
-
金融市場 異論百出
FRBの資金供給に市場が誤解 「新たな量的緩和策」ではない
2020年2月15日号「QEか? 非QEか? それが問題だ」──。米連邦準備制度理事会(FRB)は昨秋以降、市場への資金供給を増加させてきた。米国の多くの株式市場参加者は「これは新たなQE(量的緩和策)だから株の買い材料だ」と信じている。
-
商品市場 透視眼鏡
暖冬、地政学リスク縮小で 当面の原油相場は弱含みに
2020年2月8日号原油相場は昨年12月から今年1月にかけて押し上げ材料が相次いだにもかかわらず、上値は重く、足元にかけては弱含んでいる。
-
数字は語る
米国で広がる都市間の成長力格差 成長政策を巡る競争が鍵
2020年2月8日号トランプ米政権の経済政策への賛否のバラツキが示すように、米国は地域によって経済構造や産業構成が大きく異なる。米国への投資に際しても国ベースだけでなく、都市圏別の成長予測の視点が重要だ。
-
金融市場 異論百出
「新型肺炎」で世界経済減速でも 日銀が追加緩和に動けない理由
2020年2月8日号日本銀行が先日公表した1月の「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」によると、実質国内総生産(GDP)成長率は、政府の経済対策を主因として、小幅だが全般に引き上げられていた。
-
数字は語る
「IT後進国・日本」 経営者はデジタル視点で本業の再定義を
2020年2月1日号昭和末期、日本の半導体産業が米国を席巻し、ジャパン・アズ・ナンバーワンという言葉さえ流行した。当時、日本は世界に先駆けてオンラインシステムを構築し、通信のデジタル化でも先頭を走り、米国にとって大きな脅威と捉えられていた。
-
金融市場 異論百出
「スター・ウォーズ」の経済学 帝国打倒後は金融危機リスク大
2020年2月1日号昨年12月下旬に公開された映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」は、評論家や1970年代から見続けている中高年ファンの厳しい批判を浴びている。
-
金利市場 透視眼鏡
原油高によるインフレ期待が 欧州の長期金利を押し上げた
2020年2月1日号米中関係悪化や英国の合意なきEU(欧州連合)離脱への懸念などから、世界的に長期金利が低下した2019年夏だったが、8月末で各国長期金利はボトムアウトした格好だ。
-
数字は語る
政府は財政・社会保障改革の 本気度を示せ
2020年1月25日号2020年が始まったが、昨年の国内出生数は86万人となり、人口動態統計上、1899年以来初めて90万人を下回った。人口減少が加速しており、日本財政を取り巻く環境は一層厳しさを増している。
-
チェンジリーダーの哲学
東 和浩(りそなホールディングス社長)
2020年1月18日号構造不況に陥った銀行業界は、自己変革を進めてきた。そうした中でりそなホールディングスの東和浩社長が「銀行をやめる」とうたい、業界に波紋が広がった。その真意に迫る。
-
チェンジリーダーの哲学
飯田浩一(みずほ証券社長)
2020年1月18日号顧客の高齢化や低金利環境など構造不況に苦しむ証券業界。インターネット証券の攻勢にさらされ、高コストの対面証券は業績悪化に苦しんでいる。3メガ銀行系証券会社の一角を占めるみずほ証券の飯田浩一社長は「壁の中に閉じこもっていたりしては駄目」と危機感をあらわにする。