記事一覧:マーケット・人物2504件
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 有名女優の脱税事件で一般民衆がバッシング 青天井の報酬に上限
2019年3月16日号中国の有名女優、范冰冰(ファン・ビンビン)の脱税問題が大きく騒がれたのは昨年のことだ。これがきっかけで、対外的な本契約と「陰陽契約」と呼ばれる裏契約の存在が明るみに出て、芸能人の実際の報酬が露呈した。范冰冰が多額の追徴金や罰金を科され世間のバッシングを浴びたのを見て、震え上がった芸能人は少なくないだろう。
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World Scope ワールドスコープ
【from 米国】 五輪を見ない米国人を惹きつけられるか? NBCの専門チャンネル
2019年3月16日号「オリンピックの生放送? 正直、興味ないね。フットボールやNBAバスケの方が断然見たいから」筆者の周囲の米国人にオリンピックについて聞くと、こんな答えが返ってくることが多い。
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数字は語る
中国で進む高齢化 在宅ケアに限界 介護人材の育成が課題
2019年3月16日号「日本は高齢者福祉で豊富な経験を積んでいる」。2018年5月の日中平和友好条約締結40周年記念行事における李克強首相のスピーチの一節だ。中国政府は国内の高齢化問題に神経をとがらせている。
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金融市場 異論百出
PM2.5と現地ムードで見る 中国「経済減速」の実態と課題
2019年3月16日号中国の北京に先日行ってきた。微小粒子状物質「PM2.5」の濃度は1立方メートル当たり150~250マイクログラム前後だった。米国大使館の基準では「不健康」「非常に不健康」だが、数年前の同300~500、500マイクログラム超という「危険レベル」に比べれば改善している。
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為替市場 透視眼鏡
1ドル=110円超では買い削減 戻り相場の伸びしろは限られる
2019年3月16日号ドル円は、104円台への急落を経て、110円超を回復した。今後数カ月、短期投資家には買い場もあろうが、中長期投資家にはドルの買い持ちを減らす場面とした2月16日号本欄の見方は変わらない。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 総選挙が迫るインド モディ首相の与党連合の過半数獲得は難しい状況
2019年3月9日号インドの総選挙が迫ってきた。下院定数は545で、うち2議席は大統領が指名し、残りの543は小選挙区で争われる。前回2014年は、4月7日から5月12日にかけて投票、5月16日に開票が行われた。今回も、解散がなければ同じような日程になろう。今回の争点は、第1期モディ政権の実績を有権者がどう評価するかである。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 マイナス成長が続く景気後退のイタリア 高まる財政への懸念
2019年3月9日号欧州景気が全般的に減速傾向にある中、とりわけイタリアでは景気悪化が鮮明となっている。昨年10~12月期のイタリアの実質GDP成長率は前期比▲0.2%となり、7~9月期の同▲0.1%に続いてマイナスで推移した。2四半期連続のマイナス成長は景気後退判断の形式的な目安であり、テクニカルリセッションと呼ばれる。
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数字は語る
基礎的財政収支(PB)は 赤字縮小の予測でも楽観できない利払い費
2019年3月9日号日本の財政の先行きを見るのに参考とされるものの一つが内閣府の「中長期の経済財政に関する試算」だ。2019年1月版では、基礎的財政収支(PB)の対GDP(国内総生産)比は、18年度の2.8%の赤字から、28年度には低成長シナリオ(ベースラインケース)でも0.9%の赤字に改善するという。
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金融市場 異論百出
群馬の日系ブラジル人街で思う 消費者、高度人材としての移民
2019年3月9日号人口減少によるわが国の消費のパイの縮小はこれから本格化してくる。消費を担う中心世代を20~59歳と仮定して、四半世紀(25年)ごとの人口の変化を見てみよう(国際連合推計データより)。
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商品市場 透視眼鏡
減産見通しに米中摩擦和らぐも 原油相場の需給は逼迫せず
2019年3月9日号原油相場は上昇傾向で推移している。昨年12月下旬の安値の後、35%前後持ち直して、欧州北海産のブレント原油は1バレル当たり67ドル台、米国産のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は同57ドル台となっている。
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World Scope ワールドスコープ
【from アジア】 いま英ダイソンが 本社をシンガポールに移転する本当の理由
2019年3月2日号旧正月を控えシンガポールの街にお祝い気分が漂い始めた1月22日、英国企業の発したニュースが花を添えた。画期的な扇風機や掃除機などの家電製品開発で世界市場を席巻するダイソンが、本社をシンガポールに移すというのである。
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World Scope ワールドスコープ
【from 中国】 経済運営の失策が響き強まる習総書記への批判 全人代の成長目標に注目
2019年3月2日号「12月の中央経済工作会議直前、習近平は党内で厳しい批判を浴びた。経済がうまくいっていないからだ」。国家指導者を親族に持つある“紅二代”が1月中旬、筆者にこう語った。
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短答直入
高家正行(カインズ副社長〈3月1日社長就任予定〉)
2019年3月2日号ホームセンター業界で増収増益を続けるカインズ。3月1日の社長就任に先駆け3カ年の中期経営計画を発表した高家正行氏に、今後の展望を聞く。
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数字は語る
マイナンバーと税務署 連携が進まず行政の効率化に遅れ
2019年3月2日号マイナンバー制度が導入されて3年たつが、カードの交付率は12.2%と低水準にとどまっているという。アンケート調査などを見ても、「必要性が感じられない」という回答が上位を占める。
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金融市場 異論百出
カツ丼、骨付鳥、サンドイッチ… 日米B級グルメのインフレ対決
2019年3月2日号最近行ってみた日米の老舗B級グルメを紹介してみよう。まずは福井県福井市にある「ヨーロッパ軒総本店」の「ソースカツ丼」だ。卵でとじるカツ丼よりも実はこちらの方が歴史は長い。創業者の高畠増太郎氏は18歳(1907〈明治40〉年)のとき、ドイツで日本人の料理人を募集していることを知って渡欧する。
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金利市場 透視眼鏡
欧州は利上げなしで緩和も ドイツ10年債はマイナスへ
2019年3月2日号FRB(米連邦準備制度理事会)による「利上げ停止」シナリオの現実味が増す中、米国10年債利回りは2.7%前後で居心地が良くなったように見える。
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数字は語る
トランプ大統領が口走った米国のNATO脱退意欲 財政面で動けない欧州
2019年2月23日号トランプ米大統領が米国のNATO(北大西洋条約機構)からの脱退を口にしたとの報道が1月末に世界を駆け巡った。ロシアの脅威が高まる中で、欧州諸国が防衛負担を増やすべきだという米国の不満は今に始まったことではない。2014年のNATOのサミットでは、防衛費が対GDP比で2%を下回る欧州加盟国は今後10年間で2%までの規模拡大を目指すという合意がなされている。
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金融市場 異論百出
タカ派からハト派にブレた? パウエルFRB議長の真意とは
2019年2月23日号米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の「ブレ」を非難する声が米メディアから多く聞こえる。昨年はタカ派だったのに、今年に入って急に「利上げに忍耐強くなる」と言い始めてハト派に転向したからだという。
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株式市場 透視眼鏡
米中摩擦など悪材料出尽くし 来期後半に業績、株価持ち直し
2019年2月23日号2月に入って2018年10~12月期の業績発表が進んでいるが、米中貿易摩擦の影響もあり業績の下方修正が相次いでいる。
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World Scope ワールドスコープ
【from 欧州】 EU離脱が迫る英国から相次いで移転する企業 2度目の国民投票はあるか
2019年2月23日号英国が欧州連合(EU)を去る期日は3月29日だ。しかし英国議会は未曽有の大混乱に陥っている。合意なきEU離脱となることが懸念されているが、EUはメイ英首相からの新たな要求には応えないことを明確にしている。しかしこのEUの冷ややかな姿勢が、Brexitの賛否を再度英国の国民に問う機会を与えてくれるかもしれない。