記事一覧:マーケット・人物2504件
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Data Focus データフォーカス
若年層非正規雇用の正規への 転換減少で過少年金の懸念
2012年4月21日号日本ではバブル崩壊後、企業は生き残りを懸け人件費を削減してきた。正規従業員採用を絞り込む一方、非正規従業員への大幅な切り替え、年功序列賃金の昇給カーブを平らにすること、生産拠点の一部海外移転などを断行した。
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金融市場 異論百出
中国男性に人気のフィットネス 女性の美容費は合理的な“投資”
2012年4月21日号中国上海の人民広場の近くに、フェラーリの販売店がある。先日その前を通りかかったら、胴囲1.5メートル以上ありそうなメタボの中年男性が、モデルのような背の高い美女を連れて、フェラーリを物色していた。
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株式市場 透視眼鏡
年度上期は内需低PER銘柄に 下期は外需低PER銘柄に投資
2012年4月21日号4月中旬から、3月期決算企業の2011年度の本決算発表が始まる。この決算発表で、企業は12年度の業績予想も公表する。11年度は、東日本大震災やタイの洪水などの自然災害の影響が大きかった。
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新社長 Who's Who
花井陳雄(協和発酵キリン)
2012年4月21日号2012年3月、協和発酵キリンは成人T細胞白血病リンパ腫治療薬「ポテリジオ」の国内製造販売承認を取得した。抗体医薬の効果を100倍以上に高める技術「ポテリジェント」を使った医薬品が製造販売承認を取得したのは、世界で初めてだった。
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早耳聞耳
藤森義明(住生活グループ社長) 実力主義の企業文化へ グローバル人材育成を加速
2012年4月14日号住生活グループ傘下の住宅建材・設備機器5社が統合し、LIXILが誕生して1年がたった。昨年末にはイタリアの建材大手を買収するなど、海外売上高を一気に2000億円近くに伸ばし、グローバル化を加速させている。
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短答直入
高岡浩三(ネスレ日本社長兼CEO)
2012年4月14日号世界すべてのエリアで、成長国のみならず先進国でも4.3%の増収を達成できた。増収増益に加えて増益率の成長も達成した。特にネスレ日本は、11年は過去15年でも最高の業績を達成。売上高は3.2%、営業利益は12.4%増加した。
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Data Focus データフォーカス
高過ぎる資本コストが投資を低迷させ、デフレを生じさせる
2012年4月14日号デフレの正体は、金融政策の機能不全もさることながら、企業金融への無理解なのではないか。特に、株主資本コストへの認識が曖昧である。企業金融の教科書によると、株主資本コストは8%だという。ただ、根拠を明確に指摘しているものは少ない。
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金融市場 異論百出
英国ロンドン金融街シティが 人民元切り上げ要求しない理由
2012年4月14日号「人民元の水準は均衡レートに近づいたかもしれない」。温家宝首相や中国高官のそういった発言の最大の意図は、人民元切り上げを要求し続ける米国に対する牽制にある。しかし、それだけではない。
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株式市場 透視眼鏡
13年3月期の増益を織り込めば 日本株にはまだ上値の余地あり
2012年4月14日号前期の厳しい決算から黒字目標を掲げるパナソニックやシャープといった家電大手や新日本製鐵、住友金属工業といった鉄鋼大手、米国を中心に復活を遂げようとしているトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車の自動車大手3社が企業業績をけん引する。
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特別寄稿
組織・人材のグローバル化が遅れる日本企業に効果的な五つの処方箋
2012年4月14日号多くの日本企業にとって、グローバル化は生き残りを懸けた喫緊の課題だ。だが、どのような改革が必要なのか全体像は捉え難く、具体的な活動に結び付けることができずにいる企業が少なくない。
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Interview
平野信行(三菱東京UFJ銀行頭取)インタビュー
2012年4月14日号国内最大手の三菱東京UFJ銀行の頭取に平野信行氏が就任した。「グローバル市場で名誉ある地位を占める」ことを掲げた前頭取の戦略をいかに引き継いでいくのか。メガバンクの未来像を聞いた。
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為替市場 透視眼鏡
円安へのトレンド転換は尚早 80円前後で振れの大きい展開に
2012年4月7日号ドル円相場は2、3月に76円台から一時84円台まで急伸した。直接の要因は堅調な米国景気とその金利上昇。背景には欧州発の世界危機リスクの後退があった。今年初め、市場は欧州危機を警戒する一方、リスク削減やヘッジなど危機対策をやり尽くした。
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短答直入
末川久幸(資生堂社長)
2012年4月7日号屋台骨である国内の化粧品事業の縮小傾向が止まらない。利益は出ているものの、ネット活用など抜本的な改革は待ったなしだ。
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早耳聞耳
大栗育夫(長谷工コーポレーション社長) 人口減少時代を生き抜くため 修繕などストック事業を強化
2012年4月7日号マンション建設大手の長谷工コーポレーションは2013年3月期~16年3月期の中期経営計画を公表した。大栗育夫社長は今後4年間について、「震災の影響は薄れた。マンション新築需要は底堅い」と楽観視する。
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特別寄稿
米国の権利章典公表で勃発! 日米欧「プライバシー情報戦争」
2012年4月7日号IT産業がスマートフォンを軸に動きだした今、個人情報やプライバシー情報は、その雌雄を決する重要な経営資源と位置づけられるようになった。米国はグーグルを先兵に、「プライバシー情報戦争」とも言うべき新たな攻撃を仕掛けている。
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Interview
辻村清行(NTTドコモ副社長)インタビュー
2012年4月7日号スマートフォンの普及に伴い通信障害が多発した。ドコモブランドは傷つき、顧客の流出も拡大する中、どう立ち向かうのか。
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Data Focus データフォーカス
少子化対策は財政に頼らず 社会の仕組みや意識の変革で
2012年4月7日号国立社会保障・人口問題研究所が、2060年までの新たな将来人口推計を発表した。10年に1億2806万人の人口は48年に1億人を割り、60年に8674万人となる。うち65歳以上の老年人口は2948万人から60年に3464万人まで増え、全体の4割を占める。
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金融市場 異論百出
商業銀行の利ザヤは3%超え 中国で高まる“儲け過ぎ”批判
2012年4月7日号現在上海に出張しているが、銀行の「儲け過ぎ」に対する批判があちこちで見受けられる。「理財週報」3月12日号は、「大銀行家の金数え」という特集記事を掲載した。「チャイナ・ビジネス・フォーカス」誌4月号のカバーストーリーは、「急増する銀行利益」である。
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新社長 Who's Who
磯崎功典(キリンビール)
2012年4月7日号「ビールの営業マンになる気はなく、先輩が少なく自由にやれそうな多角化事業を狙ってキリンに入社した」という磯崎功典。往時のビール会社社長が必ず通った酒販店営業というキャリアパスとはかけ離れた道を、これほど堂々と歩んできたトップも珍しい。
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早耳聞耳
三宅正彦(TSIホールディングス会長) TSI誕生から8ヵ月で社長更迭 早期の経営立て直しを目指す
2012年3月31日号アパレルの東京スタイルと、サンエー・インターナショナルが統合して昨年6月に誕生したTSIホールディングスが大きな岐路に立たされている。2012年2月期の当期損失は70億円に膨らむ見込みとなった。