記事一覧:マーケット・人物2504件
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短答直入
長谷川 聰(川崎重工業社長)
2012年5月19日号国内の総合重機メーカーでは最も積極的に海外展開を進める川崎重工業。組織再編を含めて、根底にある危機感と問題意識を聞いた。
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為替市場 透視眼鏡
米国経済いったん減速、中期堅調。当面円高も、基調はドル優勢に
2012年5月19日号今回の円安に際して、日本の経常赤字化への懸念、日本銀行の一線を越えた金融緩和など、日本側の要因が円売り材料として喧伝された。しかしこれらが日本マネーの円安フローを伴う段階にはない。
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Data Focus データフォーカス
ゼロ金利終了後の日銀の国債 保有額維持は財政赤字の補填
2012年5月19日号日本銀行は、2月に次いで4月末にも「資産買入等の基金」による長期国債の買い入れ枠の増額を決定した。この結果、基金とは別に年間21.6兆円の長期国債の買い入れを以前から実施しているので、日銀の買い入れ額は年間40兆円を上回ることになる。
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金融市場 異論百出
大震災後のキーワード「絆」が 中国で理解されない理由
2012年5月19日号昨年の大震災以降のキーワードとして、多くの日本人は「絆」という言葉を非常に大事にしている。ところが先日、中国上海の日系大手企業の総経理(社長)から、中国語における「絆」の意味に関する興味深い話を聞いた。
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新社長 Who's Who
小坂達朗(中外製薬)
2012年5月19日号「世界製薬大手ロシュとの戦略的提携をかたちにした立役者」──。これが中外製薬社長に就任した小坂達朗の業界における評価だ。中外製薬は2002年、スイスのロシュグループに入ることで、熾烈な国際競争が繰り広げられる製薬市場で勝ち残る道を見いだした。
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短答直入
泉谷直木(アサヒグループホールディングス社長)
2012年5月12日号にわかに海外のM&Aを活発化させているアサヒグループ。昨年基盤を築いたオセアニアに続く、新たなターゲットはどこか。
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特別寄稿
「天安門事件」以来最大の政治事件 薄熙来失脚でも民主化は進まない
2012年5月12日号3月15日、中国西南部の直轄市、重慶のトップだった薄熙来がその職を解任された。次期国家主席と目される習近平と同じ「太子党」出身で、自身も次期指導部入りが取り沙汰されていた薄氏の突然の解任劇の裏で、何が起きていたのか。この事件は、中国の政治体制をどう変えるのか。
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早耳聞耳
マイケル・キング(シトリックス・システムズ・ジャパン社長) デスクトップ機能をどの端末でも“仮想化”で日本の働き方を変える
2012年5月12日号「世界の中で日本の市場が一番の成長を見せている」。そう語るのは、コンピュータやサーバの“仮想化技術”を提供するシトリックス・システムズ・ジャパンのマイケル・キング社長だ。
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新社長 Who's Who
藤木正和(三協・立山ホールディングス)
2012年5月12日号「何事も、きっとうまくいくだろうと信じてやり抜く」2011年8月に三協・立山ホールディングスの社長に就任した藤木正和は、その楽天的な性格で幾多の困難を乗り越えてきた。
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Data Focus データフォーカス
高齢者の生活水準低下抑制に 介護の生産性向上が不可欠
2012年5月12日号現役3人で高齢者1人を支える騎馬戦型社会から現役1人で高齢者1人を支える肩車型社会が今世紀半ばにやって来る。だから社会保障と税の改革が必要というのが野田佳彦首相や政府の主張だが、社会保障と税の改革は、あくまで資金の再配分であって人口構造を変えるものではない。
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金融市場 異論百出
過剰期待を寄せる「QEバブル」 日銀が消極的に映る二つの理由
2012年5月12日号3月の日本のマネタリーベース(現金+日銀当座預金)前年比はマイナス0.2%だった。4月も若干のマイナスか横ばいだろう。これを見て、「日銀の資金供給は消極的過ぎる」と解釈してしまうと大きな誤解になる。
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株式市場 透視眼鏡
ヘッジファンドの売り出る5月 今年も円高・株安のリスクは大
2012年5月12日号ウォールストリートの相場格言で、「Sell in May And Go Away」(5月に売ってどこかへ行け)は有名である。しかしここ数年は、日本の相場にこそ、この格言が生きているように思える。特に、2000年、06年、10年はこの典型である。
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Interview
ディック・コストロ(ツイッターCEO)インタビュー
2012年5月5日号1億4000万人以上が世界で毎日3億4000万件以上のツイート(つぶやき)をするなど、巨大サービスに成長したツイッター。だがそのビジネスには謎が多い。同社CEOとして初来日したコストロ氏が、本誌の単独インタビューに応じた。
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早耳聞耳
山口洋(JPホールディングス社長) 地域による会社参入の差は問題 少子化でも保育園の需要は拡大
2012年5月5日号保育園の待機児童数は2011年10月時点で4万6000人にも上る。待機児童とは、国からの補助が手厚い認可保育園に申し込んでも入園ができない子供のことだ。認可保育園の多くは社会福祉法人や自治体が運営しているが、株式会社で80カ所も運営しているのがJPホールディングスだ。
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株式市場 透視眼鏡
年末に向け円安株高基調継続 自動車など外需関連株が有望
2012年5月5日号2月から3月中旬にかけて円は対ドルで反落した。その後若干戻しているものの、基調としての円安は年末にかけて持続とみており、それを踏まえた投資戦略が有効と考えている。
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短答直入
井出健義(ヤナセ社長)
2012年5月5日号昨年12月に就任した井出健義社長は、筆頭株主である伊藤忠商事の出身。外部出身者ならではの経営手法について聞いた。
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Data Focus データフォーカス
いまだ高い問題金融機関の比率 「入院中」の米国の利上げは尚早
2012年5月5日号米連邦預金保険公社が公表した昨年10~12月期の報告書によると、この時期に破綻した金融機関の数は18で、前期の26から減少した。また、経営状況に問題があることから重点的な監視対象になっている問題金融機関の数は3四半期連続で減少し、813になった。
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金融市場 異論百出
量的緩和は「ニセ妙薬」に近い 市場の誤解を利用するFRB
2012年5月5日号量的緩和策(QE)は、「愛の妙薬」に似ている。ドニゼッティのコミカルなオペラ「愛の妙薬」には、怪しげなニセ薬売りが登場する。彼は田舎の村を渡り歩き、あらゆる病気、あらゆる心の悩みに効く万能薬を売りつける。
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短答直入
田川博己(JTB社長)
2012年4月21日号JTBは2012年3月に創業100周年を迎えた。旅行需要が回復してきた中、次の100年に向けての布石に余念がない。
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早耳聞耳
家次恒(シスメックス社長) 小型買収を重ねて得た世界販売網 目下の関心はルートの最大活用
2012年4月21日号中長期の成長テーマに「ヘルスケア」を掲げる企業による同領域での大型M&Aが相次ぐ中、検体検査大手のシスメックスにも投資銀行などから数々のM&A案件が持ち込まれている。