記事一覧:マーケット・人物2504件
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Data Focus データフォーカス
エコカー補助金の終了は間近 国内需要減を輸出で補えるか
2012年7月7日号内閣府から毎月発表される景気ウォッチャー調査の業種別DI(ディフュージョン・インデックス:景気の現状と先行きの好悪に関する回答の比率から作成される指数)は、特定の業種に携わる人々の景況感を探る上で、大変役に立つ。
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金融市場 異論百出
日銀当座預金は過去最高でも マネーが市中に流れないワケ
2012年7月7日号金融機関が日銀の口座に預けている資金の合計額(日銀当座預金残高)が6月26日に過去最高の43.5兆円を記録した。国庫の季節要因も増加に影響しているが、基本的には日銀の金融市場に対する巨額の資金供給が累積したことが残高の押し上げにつながっている。
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株式市場 透視眼鏡
BRICsより高い収益率 東南アジアの株式市場に注目
2012年7月7日号ギリシャの再選挙も終わり若干の安堵感があるものの、ユーロ問題の最終的な出口はなかなか見えてこない。米国の景気減速懸念に加えて、中国、インド、ブラジルなど主要新興国の経済成長に陰りが見えていることも、市場マインドの悪化の要因になっている。
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週刊ダイヤモンド編集長インタビュー
池井戸 潤(作家)
2012年7月7日号ブル時代に都市銀行に入行した主人公・半沢直樹が、さまざまな圧力、逆境をはね返す「オレバブ」シリーズ。『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』に次ぐ第3作『ロスジェネの逆襲』(以下『ロスジェネ』)が6月28日、弊社から刊行された。弊誌2010年8月7日号から11年10月1日号まで連載され、半沢が飛ばされた証券子会社でロスジェネ世代の部下と共に活躍する『ロスジェネ』。その創作の舞台裏を聞いた。
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特別寄稿
「BRICsの奇跡」の終焉 台頭するアジア新興国の実力
2012年7月7日号2000年代の新興国経済を牽引してきたBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)。しかし今や、ブラジル、ロシアの成長率は先進国並みに低下した。今も力強い成長を続けるインド、中国に加えて、東南アジア諸国連合(ASEAN)を含めたアジア新興国が主役を担う時代に突入した。BRICsでは存在感を示せなかった日本企業は、今度こそアジア新興国で成功できるだろうか。
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短答直入
治山正史(はるやま商事社長)
2012年6月30日号国内のスーツ市場の飽和が指摘される中、紳士服専門店の業績が好調だ。その要因を業界大手のはるやま商事のトップに聞いた。
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早耳聞耳
ベルナール・デルマス(日本ミシュランタイヤ社長) 日本初のお試しサービスでタイヤを買いやすくする
2012年6月30日号「日本の消費者は、もっとタイヤに興味を持ってほしい」と言うのは日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長。タイヤはクルマの安全と燃費を左右する非常に重要なもの。しかし日本ではタイヤを購入する頻度が欧米に比べ少なく、どんな商品を選べばよいのかわからないという人は多い。
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特別寄稿
日本企業でも有効に機能する コーポレートガバナンスの導入方法
2012年6月30日号オリンパスの巨額損失隠し事件などを受けて、日本企業のコーポレートガバナンスのあり方に世界中から注目が集まっている。だが、単にグローバル標準のガバナンス機構を導入しただけでは、有効に機能しないばかりか、経営効率も落ちてしまいかねない。
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Data Focus データフォーカス
大卒の正規社員の生涯賃金 バブル崩壊後最大で3割下落
2012年6月30日号日本では、大卒正規社員の生涯賃金が25年前と比べて3.2億円から2.3億円へと最大で3割近く実質的に下落した恐れがある(大企業の場合)。このような衝撃的な研究成果を発表したのは一橋大学の堀雅博教授である。
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金融市場 異論百出
ギリシャ人は自ら勤勉と認識 被害者意識を高める恐れも
2012年6月30日号6月17日の選挙で、ギリシャ国民はユーロからの離脱を選択しなかった。しかし、ギリシャで緊縮策への不満が先行き再び噴出するリスクは残っている。
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為替市場 透視眼鏡
混乱下もユーロには金利の軸 危機と政策対応で上下に変動
2012年6月30日号ギリシャの再選挙では緊縮派2党が過半数を占め、同国がユーロ圏にとどまる期待が残った。ギリシャのユーロ離脱は世界をも巻き込むシステミックリスクを招きかねない。
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短答直入
福田修二(太平洋セメント社長)
2012年6月23日号復興需要が期待されるセメント業界。首位メーカーである太平洋セメントは今後数年間、どのような展望を描くのか。4月に就任した福田修二社長に聞いた。
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早耳聞耳
木村育生(小僧寿し社長) 畑違いのすし業態を買収 費用削減と攻めの経営で復活目前
2012年6月23日号「粗利益率の高さに魅力を感じた」。買収の理由をこう語るのは小僧寿しの木村育生社長。木村社長は1992年、情報通信系企業インボイスを創業。東証1部に上場させたが、2011年に会長から退いた。
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Interview
ロバート・キヨサキ(投資家・起業家・著述家)インタビュー
2012年6月23日号世界的ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』をはじめとする一連の著書で、人々のお金に関する考えの誤りと不十分性を指摘し、“お金のリテラシー”の重要性を説き続けてきたロバート・キヨサキ氏。将来の不確実性が増す中、取るべき備えを聞いた。
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Data Focus データフォーカス
国債利回りの過度な低下を生む 収益度外視の信用リスクヘッジ
2012年6月23日号米国の10年国債利回りが、1.5%を下回ってきた。最近の米金利動向は、1998年の日本に似ている。98年の日本の10年国債利回りは、6月に1.5%を割り込んだ後、9月には1・0%も下回った。その後、99年1月には2.0%を回復した。その転換点であった98年9月25日付の「日本経済新聞」に、市場参加者の次のコメントが紹介されていた。
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金融市場 異論百出
薄煕来失脚後の重慶経済の今 日本製品消費の象徴的な一コマ
2012年6月23日号中国内陸部・重慶市の2011年の人口は2919万人、昨年は前年比+16.4%の高成長を見せた。重慶では今年2月以降、政治スキャンダルが勃発し、市トップの薄熙来が失脚。その後の重慶経済を見に先日、出張してみた。
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株式市場 透視眼鏡
欧州危機対応の非伝統的政策 発動見えず株底打ちには時間
2012年6月23日号2010年、11年共に、日経平均株価は欧州債務問題に振り回され、大幅な調整を余儀なくされた。両年とも驚くほど同じ軌跡をたどっている。昨年は東日本大震災による影響があったため、グラフの時間軸をずらしている。これを見ると、欧州債務問題を原因として調整する日経平均には、AとBの二つの局面が存在していることがわかる。
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短答直入
吉永泰之(富士重工業社長)
2012年6月16日号中国合弁認可が遅れ、中期経営計画で示した2015年度の世界販売台数90万台を85万台へ下方修正した。その真意について聞いた。
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株式市場 透視眼鏡
今は債券バブルと陰の極みの株 株は欧州の政策対応で反転上昇
2012年6月16日号足元、世界的に長期金利が一段と低下している。10年物国債利回りは日本が0.82%、米国が1.45%、ドイツが1.17%にまで大きく低下した。この主因は二つある。一つは長引く欧州債務問題、もう一つは超金融緩和政策の常態化である。
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Data Focus データフォーカス
相続税は累進性を強化せず その課税ベースを拡大すべき
2012年6月16日号今年の税制改正で相続税は、増税となる。定額控除は現行の5000万円から3000万円に、法定相続人比例控除は現行の1人当たり1000万円から600万円に削減され、課税ベースが拡大する。