記事一覧:From Readers From Editors421

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    2015年3月21日号  

    特集企画を始めたころ、部内では九州人が「福岡のライバルは名古屋だ」と言った話で盛り上がりました。人口も経済規模も全国9位の福岡をなぜそう思うのか、東京都下出身の者からすれば疑問が湧くばかり。県民1万人アンケートを担当したので、実際に調べてみました。

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    2015年3月14日号  

    今号の締め切り真っ最中に、ムーミンの映画を見に行きました。詳しくは映画館に足を運んでいただきたいのですが、上映後の個人的な感想は、「北欧版天才バカボンだな」というものでした。シュールな筋立て、家族内での役割など赤塚不二夫ワールドをほうふつさせる展開が待っていました。もちろん、全く作風は違いますが、日本人がムーミン好きな理由はこんなところにあるのかもと独り納得してしまいました。

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    2015年3月7日号  

    今号の特集では不動産業界最大のタブー、「両手仲介」を取り上げました。両手取引とも称される業界のあしき慣習に真正面から切り込んでみました。そのカラクリや問題点については誌面に譲りますが、かつて友人の業界関係者に「両手取引を取り上げようかな」と言ったところ、「くだらんことを書くな!」と軽く脅されたことがあります。知り合いのジャーナリストは、「この世界で生きていけなくなるよ」とまで言われたそうです。

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    2015年2月28日号  

    先輩記者から「Excel特集よろしくね」と一本釣りの連絡をもらったときは、頭が真っ白になり、全力で回避しようとしました。何を隠そう、初心者中の初心者だったからです。そんな苦手意識たっぷりの人間がセミナーに出て、本を読み、時にはグーグル先生に教えを請いながら関数を勉強したことで、初心者に毛が生えた程度まで何とかたどり着くことができました。

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    2015年2月21日号  

    3人に1人が認知症かその予備軍になると言われるとドキッとします。急いで、本誌でも掲載しているチェックリストを試してみたら該当する項目だらけ。何せ、鍵を持たずに外出しようとして、玄関先から靴を脱いで取りに返るのは“日課”と化し、妻との会話も「あれ」「これ」の指示語が飛び交っているのだから、ある程度自覚もしています。

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    2015年2月14日号  

    ピケティブームで格差問題の大合唱が巻き起こっています。ただ、欧米ほど極端ではない日本で、格差自体が悪だとは言い切れません。むしろ、格差の固定化こそが問題であり、持たざる者や若者などに格差を是正する機会が限られていることに焦点を当てるべきだと思っています。

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    2015年2月7日号  

    20世紀は石油の世紀といわれますが、21世紀に入ってもそれは続いています。世界の政治経済を振り回す陰の主役である“黒い水”。その正体に迫るべく、今回の特集を作りました。子供のころには、やがて石油は枯渇し、太陽光などのクリーンエネルギーに取って代わられると習ったはずですが、そんな気配はありません。それどころか、実需を超えた投機対象として巨額マネーが流れ込み存在感を増しています。

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    2015年1月31日号  

    昔から数学が苦手で、ずっと文系の道を歩んできた私は、「統計学」など一生使わないだろうと思っていました。それが統計学の特集を作ることになるとは……。数式を駆使して難しい分析をするのが統計学だと思い込んでいた私は、統計家・西内啓さんの一言で目からうろこが落ちました。「統計学とは人間の行動の因果関係を洞察するものだ」。統計学が人間を相手にするのなら自分にもできる。そう思えた瞬間でした。

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    2015年1月24日号  

    「孫(まご)のお買い物って何?」──。実は特集タイトルはギリギリになって決めることが少なくありません。ただし、社内の文書や編集部内では、コードネームもどきを付けて、共有していくことになります。孫社長には大変申し訳ないのですが、今回は語感が良かったので「孫のお買い物」。社内の他部署ではてっきり高齢者を対象にした特集だと勘違いした人が続出しました。

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    2015年1月17日号  

    新年早々、楽屋ネタで恐縮ですが、年末の企画会議では、いつも“神経戦”が繰り広げられます。テーマは、誰が年明け第1号の特集を担当するか。正月明けすぐの締め切りになるため、休みが吹っ飛ぶ可能性が大。そのため、会議では「私は去年担当した」「俺は○年連続でやったぞ」などというアピール合戦が繰り広げられるのです。

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    2015年1月10日号  

    これまで、お金に関する特集に何度も参加してきました。そのたびに、ファイナンシャルプランナーに取材をしています。取材中には、目からうろこの家計術に何度もうなずき、先方の事務所を出た瞬間に、「自分も今日から家計を見直そう!」と思ったのは一度や二度ではありません。

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    2014年12月27日号  

    年末恒例の「総予測」特集。担当者が膨大なページ数に追われ、駆けずり回る風景は、年の瀬を感じる風物詩となっています。編集長になってからのこの9カ月を振り返ると、各号の製作過程がよみがえってきます。でもなぜか、当て外れで構成をやり直したり、土壇場で原稿を差し替えたり、果ては病気で部員がダウンしたりと、トラブルの方が記憶に強く刻まれています。

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    2014年12月20日号  

    「労基署特集をやるのに、労基署に入られたらしゃれにもならない。残業代をきっちりつけるように!」。編集長から、どこぞのブラック企業であるかのような指示が飛んできました。記者の評価は、成果物である記事でしかできなくて、過程が問われることはありません。ネタを取るのに要する時間が1分であろうと1カ月であろうと、関係ないのです。

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    2014年12月13日号  

    解散総選挙の引き金となったのは、消費税再増税の先送り決定でした。「民主主義の原点は税制であり、税制に重大な変更を行った以上、選挙をしなければならない」。安倍首相は、そう述べました。

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    2014年12月6日号  

    地震など災害が多発するわが国にあってこれだけ多くの超高層建築を実現するゼネコンの技術力は世界に類を見ません。また、地域の防災や災害発生時の救援・復旧作業において建設業者が担う役割は、消防や自衛隊と同様に死活的に重要です。

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    2014年11月29日号  

    「改革待ったなし」といわれてきた農業は今回、本当に「待ったなし」の状態になったのだと思います。そこで、農協改革が求められています。JA全中など上部団体に注目が集まっていますが、改革の真の主役は、約700ある地域の農協です。

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    2014年11月22日号  

    この編集後記を書いている時点で、日経平均株価1万7000円台を7年1カ月ぶりに回復しました。日本銀行の追加緩和、円安の急激な進行、消費税再増税延期の見通しを背景に突如として吹き始めた解散風を株式市場は好感しています。こういうときは、銘柄の中身に関係なく株価が上がることが少なくありません。

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    2014年11月15日号  

    「もう降りてきた?」「いや、まだ“神”は降りてきません」。編集部内では信仰心など無縁そうなデスクと記者が、当たり前のようにこんな会話を繰り広げています。要は、行き詰まっていた原稿が、進んでいるか尋ねているのです。もちろん、そんな都合のいい神などいるはずもなく、やがてキーボードをパタパタとたたき始めます。

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    2014年11月8日号  

    為政者にとって税金の天引きほど都合のいいシステムはありません。手取り額が毎月きっちり振り込まれていれば「痛税感」が生じず、無駄遣いに対するチェックも甘くなるからです。

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    2014年11月1日号  

    10年ぶりとなる酒の第1特集です。特集をやると決まってから、編集部内に生息している“のど自慢”“舌自慢”たちが、ぜひ加わりたいとゾロゾロ名乗り出てきました。夜な夜な丁々発止が繰り広げられる、取材先との宴席の中で鍛え上げられた“成果”を、今こそ発揮したいという表れだと納得しました。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    農協から届いた「抗議文」を読んで、しばし感傷に浸る

     JA全中から毎年、抗議文をもらうのですが、今年は雑誌の発売前に届きました。特集の一部を「組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体の通信簿」としてダイヤモンド・オンラインで先に配信したからです。
     抗議文は、「19万人の農協役職員の0.2%の意見で記事が構成されており、(中略)偏った先入観を植え付ける意図があった」として、続編の配信中止を求める内容でした。
     組合長ら幹部200人超を含む役職員434人の声には傾聴する価値があるはずです。抗議文を読み、自分は若いと思い込んでいる人が鏡に映った老いた姿を見て、こんなはずはないと怒っているような印象を持ちました。自戒を込めて、鏡のせいにしてはいけないと思いました。

  • 編集長 浅島亮子

    ロングセラー第9弾でも攻め続ける農業特集

     今年も人気企画「儲かる農業」特集の第9弾が刷り上がりました。身内ながら感心するのが、毎年新しいコンテンツを加えて特集構成を刷新していることです。今回の新ネタは農協役職員アンケート。ロングセラー企画の定番を変えるには勇気が必要ですが、果敢に新機軸を打ち出しているのです。
     昨年、千本木デスク率いる農協問題取材チームは、共済の自爆営業などJAグループの不正を暴いたことが評価され、報道実務家フォーラム「調査報道大賞」優秀賞を受賞しました。訴訟に屈することなく、問題の本質を突く取材活動を貫いた結果と受け止めています。今回の特集でも粘り強い取材は健在。取材チームの熱量を存分に感じていただければ幸いです。

最新号の案内2024年5月11日号

表紙

特集儲かる農業2024

いよいよ儲かる農業が実現するフェーズに入った。「台頭する豪農」と「欧米のテクノロジー」と「陰の仕掛け人」が”令和の農業維新”というムーブメントを起こしている。他方、農業を牛耳ってきた旧来勢力である農協と農水省は、存在意義を問われる”緊急事態…

特集2家計・住宅ローン・株が激変! 金利ある世界

日本銀行が17年ぶりの利上げで金融政策の正常化に踏み出した。”金利ゼロ”に慣れ切った家計や企業経営、財政はどうなるのか。日本は「成長期待が持てない経済」から抜け出せるのか。それとも低金利は続き、物や資本が余った経済への道を歩むのか。「金利あ…