記事一覧:緊急特集97件
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緊急特集
【鉄鋼】 世界シェアと共に地位も低下 “財界総理”から転落した新日鐵
2016年7月30日号日本の鉄鋼メーカーは明治以降、“鉄は産業のコメ”の言葉通り、経済の基盤を支え、財界での存在感もピカイチだった。だが“平成”の二十数年間は、世界シェアと発言力が共に凋落する厳しい時代だった。
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緊急特集
【流通】 総合スーパーからコンビニへ 消費者の変化で主役が交代
2016年7月30日号流通業界の王者として君臨したダイエーは安さを武器に消費者の心をつかんだ。だが、次第に顧客をコンビニエンスストアに奪われる。平成は総合スーパーの栄枯盛衰の時代でもあった。
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緊急特集
【自動車】 トヨタが米GM抜き世界首位へ 前人未到の1200万台へ始動
2016年7月30日号電機、鉄鋼など日本の基幹産業が世界での存在感を失う中、ただ独り気を吐くのが自動車産業。トヨタ自動車は名実共に世界首位に立ち、1000万台ラインを軽く超えようとしている。
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緊急特集
【半導体】 栄光の「日の丸半導体」 時代の変化に遅れ敗戦
2016年7月30日号「産業のコメ」と呼ばれ、世界を席巻した日本の半導体は、米国勢の巻き返しと韓国勢の追い上げで衰退。総合電機から切り離されて再編が進んだが、復活の解はいまだ示せていない。
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緊急特集
【電機】 ブラウン管から液晶へシフト テレビが映す電機大手の凋落
2016年7月30日号ブラウン管、リアプロジェクション、プラズマ、液晶など基礎技術の変遷とともに、テレビはそのカタチを変え、またメーカー間のグローバルでの競争条件も劇的に変わった。
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緊急特集
【銀行】 「不倒神話」崩壊で激烈な再編 23行が五大グループに集約
2016年7月30日号銀行業界にとって、平成に入ってからの四半世紀はまさに大再編時代だった。バブル崩壊、不良債権問題、護送船団方式の終焉、そして金融危機。激動の平成銀行史を振り返る。
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緊急特集
英国EU離脱 世界経済を徐々にむしばむ病巣
2016年7月9日号EU離脱派が勝利した英国の国民投票。市場はまさかの結果に動揺し、離脱に票を投じた英国民でさえも困惑の声を上げる。離脱ショックは英国・欧州だけでなく日本経済・企業をも大きく揺さぶる。
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緊急特集
EU攻略拠点見直しと円高 日本企業襲うダブルパンチ
2016年7月9日号英国のEU離脱の影響が大きいのは、株価や為替だけではない。進出している日本企業にとっても頭の痛い問題。多くの企業がEU市場全体を攻略する拠点として英国を選択しているからだ。
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緊急特集
EU離脱で先行き不透明感 英国経済に長期低迷の可能性
2016年7月9日号国民投票で離脱派が勝利したことで、英国はどうなるのか。次期首相もEUとの交渉スケジュールも決まっていない中、先行きは不透明で混乱は長期化しそうだ。
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緊急特集
【寄稿】 銀行株は大幅に下落 英国の視界不良は続く
2016年7月9日号現地英国にいる日本人は今回の離脱という結果をどのように感じ、先行きをどう見通しているのか。三菱東京UFJ銀行勤務で現在はロンドンに駐在する高山氏の寄稿から読み解きたい。
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緊急特集
【Column】 活断層よりはるかに怖い 阿蘇で燻る「破局噴火」
2016年4月30日号活断層の揺れの連鎖がクローズアップされた今回の大地震だが、震源地にもなった熊本・阿蘇では、活断層とは比較にならない最悪のリスクがくすぶり続けている。日本全土に破局的な被害をもたらす「カルデラ噴火」だ。
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緊急特集
【観光】 JR九州の上場計画に暗雲 新幹線「復旧長期化」の波紋
2016年4月30日号近年、アジアのインバウンド需要をわしづかみにしてきた九州の観光産業。だが、観光客を地方へ運ぶ九州新幹線の復旧のめどは立たず、旅行各社はにっちもさっちもいかない状況だ。
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緊急特集
【マーケット】 為替、株式から消費増税まで 金融市場を揺さぶる震災要因
2016年4月30日号九州経済圏を窮地に追い込んだ熊本地震はまた、金融市場をも大きく揺さぶっている。為替市場や株式市場では地震の余波で何が起こっているのか。
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緊急特集
インフラ力で九州経済圏を席巻 勝ち組「くまモン県」の前途
2016年4月30日号九州地域の中では、いつも商都・福岡県の陰に隠れて地味な存在の熊本県。だが実は、経済指標で見れば確かな実力を備えている。熊本県の磁力はどこにあるのだろうか。
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緊急特集
【Column】 主要5業種「被災後」シナリオ総まくり
2016年4月30日号「川内(せんだい)原発(原子力発電所。鹿児島県)を止める必要はない」──。八木誠・電気事業連合会会長(関西電力社長)は断言した。余震が収まる気配を見せていなかった4月15日、国内で唯一稼働している九州電力・川内原発を停止する可能性について記者団から問われ、そう切り返したのだ。
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緊急特集
【Column】 水脈変化で硫酸イオン? 半導体産業の隠れリスク
2016年4月30日号熊本・阿蘇を襲った大地震は、サプライチェーンの寸断のみならず、進出企業にさらなる試練を突き付けることになるかもしれない。熊本県農業技術課によると、地震によって阿蘇の一部で水脈の流れが変わり、地下水に硫酸イオンなどが混入してしまう可能性が出てきたというのだ。
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緊急特集
【Column】 ダブル復興と再開発で建設作業員不足が加速?
2016年4月30日号「災害復旧のために補正予算が必要なら、当然対応していくべき」本震が発生した4月16日、自民党の国土強靭化総合調査会長でもある二階俊博総務会長は復興支援の必要性を訴えた。では、復興予算を計上すれば万事解決かといえば、事はそう単純ではない。復興需要の増大でむしろ、建設業界の人材不足に拍車が掛かりそうだからだ。
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緊急特集
熊本大地震 九州経済圏に迫る知られざる危機
2016年4月30日号東日本大震災から5年。熊本地震が発生し、われわれはまたしても自然災害の脅威を見せつけられている。本特集では、産業界への影響に絞り九州経済圏に潜むリスクに迫った。
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緊急特集
【Column 建設】 熊本城から市庁舎、病院まで やっぱり弱かった耐震事情
2016年4月30日号総事業費はなんと112億円。1998年度から始まった熊本城の復元整備計画に投じられた費用である。2017年度に現在の「第2期計画」が終了する予定で進められていた途上で、熊本城は被災した。
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緊急特集
【電機・自動車】 ルネサス・ソニー半導体激震 トヨタに留まらない負の連鎖
2016年4月30日号「ルネサスショックを忘れたわけではない。まだ安泰とはいえない──」あるトヨタ自動車関係者は、事態を楽観視する声にくぎを刺した。4月14日以降に発生した熊本地震は、21日時点でもなお、熊本・大分県周辺では余震活動が続いている状況だ。そんな中、被災や部品供給の停滞を理由に、生産を停止していた自動車・半導体メーカーの一部が、工場稼働に向けて動き始めた。