記事一覧:企業・産業715件
-
産業レポート Industrial Analysis
関西から始まるコンテンツ獲得競争 営業のJCOMに価格のケイオプ 関西の情報通信3社に見る実力
2012年5月12日号「目標を達成しました」お立ち台に立った上役がマイクを通して成績上位者の活躍を発表すると、営業担当者たちからいっせいに拍手が起きた。これは全国で戸別訪問の営業社員約2500人を擁するJCOMの毎朝の光景だ。
-
産業レポート Industrial Analysis
関西のネット回線争奪戦から 始まるコンテンツ獲得競争
2012年5月12日号地上デジタル放送開始によるテレビ特需が終わり、インターネット回線の提供事業者による顧客の奪い合いが激しさを増している。中でも関西は全国随一の厳しさだ。市場の飽和を迎えつつある中で、モバイル向けコンテンツを獲得する新たな競争に突入する。
-
産業レポート Industrial Analysis
復興バブルでも収益は低成長 苦戦するゼネコン業界の今後
2012年5月12日号昨年3月に起きた東日本大震災からおよそ1年。膨大な量となったがれきの処理や福島県を中心とした除染事業、そして被災したインフラの復旧に本格的な街の再建に至るまで、復興バブルのメニューは幅広く、投じられる公費は約18兆円と巨額だ。しかし、主役となるゼネコン各社は意外にも苦戦を強いられている。
-
数字で会社を読む
三井物産
2012年5月12日号ライバル三菱商事に純利益で肉薄する三井物産。だが、その収益構造は資源価格に左右されやすく、盤石とは言えない。非資源分野の強化で、資源“一本足打法”からの脱却はなるか。
-
産業レポート Industrial Analysis
熱狂が冷めた“政官民”連携 正念場を迎える日本勢の原発輸出
2012年5月5日号世界が原子力発電所の建設計画に沸き立った“原子力ルネサンス”に乗り遅れまいと“政官民”が手を組み、立ち上がった原発輸出のオールジャパン体制だったが、福島原発の事故で先行きは不透明に。原発輸出ビジネスの最前線に迫った。
-
起業人
中村太一(ベネクス社長)
2012年5月5日号大リーグで活躍するダルビッシュ有、サッカー日本代表の主力である長友佑都──。そうそうたるアスリートの活躍の陰に、あるウエアの存在があることをご存じだろうか。
-
企業レポート Managerial Analysis
伊藤正人(パナソニック役員 エナジー社社長)インタビュー
2012年5月5日号電池というのはボリュームだ。ボリュームがなくてはいけない。小さなメーカーと、大きなメーカーが価格で勝負したら、生産コストで肩を並べることはできない。
-
数字で会社を読む
シャープ
2012年5月5日号液晶テレビ「AQUOS」の登場から10余年。驚異的な成長を遂げた“液晶王国”は、巨大な工場群を自社で支えられず、台湾・鴻海グループの資本受け入れを決めた。歯車はいつ狂ったのか。
-
企業レポート Managerial Analysis
パナソニック 本命「プリウス」のPHVが発売 車載用は全方位戦略で拡大狙う
2012年5月5日号パナソニックの車載用リチウムイオン電池の量産出荷がいよいよ始まる。今年1月末、トヨタ自動車が発売したプラグイン・ハイブリッド車「プリウスPHV」に搭載されているリチウムイオン電池(4.4キロワット)は、すべてパナソニック製だ。
-
企業レポート Managerial Analysis
パナソニック 【Column】高収益の“日本の屋根” 中国メーカーから守れるか
2012年5月5日号パナソニックの太陽電池の出荷台数が伸びている。後押しをしているのは、全国13万店の工務店ルートを抱える旧パナソニック電工の販売網だ。国内の住宅向けを中心に、今期は約1400億円(前年比25%増)の売り上げを見込む。
-
企業レポート Managerial Analysis
パナソニック 三洋買収の是非を問う電池事業 生き残り懸けた“海外移転”の勝算
2012年5月5日号今年1月、三洋電機、パナソニック電工との事業統合を完了させた新生パナソニック。赤字が続く薄型テレビなど従来の家電分野から、環境やエネルギーといったBtoB領域に新たな成長を求める。
-
起業人
関 和博(トライウイン会長)
2012年4月21日号急速に市場が拡大しつつある、ポータブル(持ち運び型)カーナビゲーション。その中で大手メーカーと肩を並べるシェアを持つ、設立7年目のベンチャー企業がある。関和博と中城正一の2人が率いる、トライウインだ。
-
企業レポート Managerial Analysis
ホンダ 山本芳春(ホンダ取締役専務執行役員兼本田技術研究所社長)インタビュー
2012年4月21日号人の能力の多寡は国籍を問わないので、基本的には海外のどこに行っても研究開発はできるはずなのだが、ホンダの製品を造ろうとなると、そのベースには、本田宗一郎の哲学、文化的素地が必要だと思う。
-
企業レポート Managerial Analysis
ホンダ 【Column】 労組、幹部の反対を押し切って研究所独立に動いた藤澤武夫
2012年4月21日号ホンダが研究開発部門を本社から分離させて、株式会社 本田技術研究所を設立したのは1960年のこと。「伝わるところによれば、研究所独立への思いは、本田宗一郎さんよりも、藤澤武夫さんのほうが強かった」とされている。
-
企業レポート Managerial Analysis
ホンダ 二輪の成功モデルを四輪でも展開 国内生産を懸けた“聖域”の開発改革
2012年4月21日号ホンダが二輪、四輪の開発体制の変革に打って出た。これまで、利潤追求が優先される本社からの独立性を保ってきた研究開発部門のメンバーを製作所に配置したのだ。創業者たちの聖域を侵してまで実施した改革に勝算はあるのか。
-
産業レポート Industrial Analysis
国内大手造船メーカーの正念場 釡 和明(日本造船工業会会長)インタビュー
2012年4月21日号明治時代以来、日本の造船業は、性能に優れた船舶を建造し、それらを海運業に供給することを通じて、貿易国家・日本の発展を支えてきた。日本は、第2次世界大戦で壊滅的な被害を受けたが、戦後の復興と、その後の高度経済成長期を引っ張ってきたのは海運業と造船業だったという自負がある。
-
産業レポート Industrial Analysis
産業としての存続が危ぶまれる 国内大手造船メーカーの正念場
2012年4月21日号過去30年以上、総合重機メーカーの造船部門は、低迷を続けている。かつて、連結営業利益の50%以上を稼ぎ出していた造船は、現在10%以下に落ち込んでおり、1%を切ることもある。周期的に好況と不況を繰り返してきた造船業は、韓国と中国に抜かれて相対的な地盤沈下が進む。なかなか業界再編が進まないという問題を抱えながら、日本の造船業はどこへ向かうのか。
-
産業レポート Industrial Analysis
「ガス革命」に取り残される日本 もはやガスの“脇役”ではない 各地で進む非在来型ガス開発
2012年4月21日号「CBMにはシェールガスと変わらない可能性を感じている」東京ガス原料部の棚沢聡マネジャーは自信を込めてこう話す。
-
産業レポート Industrial Analysis
「ガス革命」に取り残される日本 地下2000メートルに眠る大量の秘宝 三つの技術革新で開発ラッシュ
2012年4月21日号シェールガスは、地下100~2600メートルにある頁岩(シェール)層に横たわっている。従来のガスとは違い、大きな貯留層があるわけではなく、岩石の微細な割れ目に封じ込められているのが特徴だ。
-
産業レポート Industrial Analysis
世界のLNG調達戦で「独り負け」 「ガス革命」に取り残される日本
2012年4月21日号LNG(液化天然ガス)がこれまでになく注目を集めている。米国で「革命」と呼ばれる市場変革があったのに加え、国内でも電気料金に直結する問題になった。しかし世界を見ると、原発停止後は日本だけがLNGを高値でつかむ「独り負け」の状態。