記事一覧:コラム2379

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
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    2013年4月13日号  

    『日本農業への正しい絶望法』(神門善久著)は、刺激的な本です。もともと日本には、移ろいやすい自然環境と調和しながら健康的な作物をつくる、優れた耕作技能があった。技能集約型農業はアジアだけでなく、環太平洋の先進国に対しても優位に立つ。「その技能がどんどん死滅している」と危機感をあらわにします。

  • This Week 4/8→4/14

    This Week
    This Week 4/8→4/14

    2013年4月13日号  

    ビジネスマンとして押さえておきたい注目スケジュールや、気になる社長の誕生日を紹介。

  • 今週のテーマ【国民栄誉賞】

    ネット世論調査
    今週のテーマ【国民栄誉賞】

    2013年4月13日号  

    97.4%が国民栄誉賞という賞の存在を「知っている」。さらに、92.2%が、政府が長嶋茂雄氏、松井秀喜氏に授与する方向にあることを「知っている」。長嶋氏への授与には65.8%が「賛成」で8.0%が「反対」。松井氏への授与は32.0%が「賛成」、「反対」は28.6%だった。

  • 【旅行・乗り物】通勤電車でも楽しめる桜、鉄道、京都の100景本

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【旅行・乗り物】 通勤電車でも楽しめる 桜、鉄道、京都の100景本

    2013年4月13日号  

    日本百名山、富嶽百景、名水百選というように、あるテーマに沿って100個のものを集めて称賛したり、優劣を論じる試みは多く見られる。今回は、旅や乗り物関係のそうした本から、最近出版されたものを取り上げてみた。桜前線が北上中。満開の桜の木の下で、宴会をしたり、静かに感傷に浸ったりと、楽しみ方は人それぞれであるが、日本の春の象徴として桜は欠かすことができない。全国の桜の名所をまとめた『ニッポンの桜100選』は、オールカラーだけあって、眺めるだけでも楽しい本である。西日本では、すでに散ってしまった場所もあるけれど、来年以降いつかは行ってみたいとチェックするだけでもウキウキしてくるのが桜の美しさのなせる業なのだと思う。

  • 公務員の常識を打ち破る「くまモン」プロジェクトの全貌

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    公務員の常識を打ち破る 「くまモン」プロジェクトの全貌

    2013年4月13日号  

    ゆるキャラの頂点に立つくまモン。関連商品の売上高は293億円に達し、熊本ブランドの向上に大きく貢献しました。その、くまモンプロジェクトの全貌を伝えるのが『くまモンの秘密』です。大阪でのマーケティング戦略の推移を、プロジェクト誕生に深く関わった放送作家・小山薫堂氏に報告する形での第一部。地元での人気獲得運動を遂行した熊本部隊が語る第二部。農協職員から東京大学教授、熊本県知事という異色の経歴を持ち、プロジェクトを強く牽引した蒲島郁夫知事によるリーダー論の第三部。自治体史上では例を見ない、公務員の常識を打ち破ったスタッフの発想と情熱が余すところなく伝わってきます。

  • 世界の食品の3分の1はごみへ途方もないムダをなくす試み

    Book Reviews 書林探索
    世界の食品の3分の1はごみへ 途方もないムダをなくす試み

    2013年4月13日号  

    経済学者はよくこんなことを口にする。寡占市場が一般化した工業分野では、文字通りに市場メカニズムが機能することは多分ないが、農業分野であれば今でもかなりの程度期待できるのではないか、と。この考えが正しいとすれば、農業では需要と供給がちょうど均衡して、ムダに廃棄しなければならないような、いわゆる過剰生産物は出てこないはずである。しかし本書を読むと、この考えがいかに間違っていたかがよくわかる。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2013年4月6日号  

     「経済理論は、いかに数少ない要素で多くのことを説明できるかという姿勢で論理的に組み立てられた構造モデルであって、現実そのものをコピーしたものではない」『経済学に何ができるか』で猪木武徳さんは、英国の経済学者、J・R・ヒックスの言葉を引いてこう続けます。「現実に起こることは必ずその理論の結論から外れている。外れた場合に、理論は『なぜか』という問いを生む準拠枠を与えてくれる。そこに理論の役割と効用がある」

  • This Week 4/1→4/7

    This Week
    This Week 4/1→4/7

    2013年4月6日号  

    ビジネスマンとして押さえておきたい注目スケジュールや、気になる社長の誕生日を紹介。

  • 今週のテーマ【花見】

    ネット世論調査
    今週のテーマ【花見】

    2013年4月6日号  

    今年の桜が咲く時期については、64.6%が「咲くのが早過ぎる」と回答した。「早過ぎる」と回答した323人に早くなってしまったことをどう思うか聞いたところ、45.8%が「残念だ」と答えた。

  • 【映画(DVD)】青春の喜怒哀楽が詰まった脚本、演出が光る大人の映画

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【映画(DVD)】 青春の喜怒哀楽が詰まった 脚本、演出が光る大人の映画

    2013年4月6日号  

    『桐島、部活やめるってよ』。この新鮮で魅力的なタイトルに負けず内容が素晴らしい。一昔前、阿久悠が「青春時代(曲・森田公一、歌・森田公一とトップギャラン)」で〈青春時代が夢なんてあとからほのぼの想うもの〉で、その真ん中では〈道に迷っているばかり〉だと言った通り、青春には明と暗がある。その両方を描くのに珍しく成功して、高校生の喜怒哀楽がすべてここにある。

  • ノーリスクで儲かる!本当に使える「コラボ」戦略

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    ノーリスクで儲かる! 本当に使える「コラボ」戦略

    2013年4月6日号  

    手にしてまず、「あぁ、こういう本ってなかった。どうして読者も欲しいって言わなかったのだろう」と感じたのが、『ノーリスクで儲かる仕組みをつくる「コラボ」の教科書』。縁のない企業同士が協力し、互いの知名度を生かして新しいファン層を開拓したりする。太宰治の『人間失格』のカバーに、『DEATH NOTE』の小畑健を起用して新たな太宰ファンを獲得した集英社文庫も、その一例です。これで、文庫本業界にカバー刷新ブームが起きました。本書は、コラボのための戦略を軸に、豊富な実例を織り交ぜて解説していきます。いずれも興味深く示唆に富んでおり、本当に使える戦略書となっています。

  • 知的柔軟性を消し去る日本教育人材が海外で通用しない現実

    Book Reviews 書林探索
    知的柔軟性を消し去る日本教育 人材が海外で通用しない現実

    2013年4月6日号  

    現代における本物のエリートとは? 真に有為な人材、そして国を成長させるエリートを日本は輩出できているのか。著者は現代のエリートの持つべき能力は「システムを変える力」だと言う。「壊すだけではなく、時代に合った新しいシステムを創造し、構築していく力」だ。

  • AUSTIN REED休日を快適に演出する大人のジャケット

    This is.
    AUSTIN REED 休日を快適に演出する大人のジャケット

    2013年4月6日号  

    19歳で渡米してリテール・ビジネスを学んだオースチン・レナード・リードが、自らの名を冠した紳士服ブランドを創立したのは、1900年のことだった。オーダーメイドが主流だった時代に、高品質の生地と仕立てにこだわった既製服を提供することで成功し、11年後にはメンズファッションの中心地リージェント・ストリートに進出。豪華客船クイーン・メリー号にも出店したことで、ウィンザー公やチャーチル元英国首相の目にも留まったというから、マーケティングもたくみだったのだろう。80年代にはレディースの分野にも進出し、伝統とモダンを融合させたトータルブランドとして進化を続けている。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
    From Readers From Editors

    2013年3月30日号  

    経済成長率という最もベーシックな経済数字でも、取り扱いには注意が必要です。よくいわれる「ゲタ」の問題です。年度の成長率というのは、前年度の最終四半期の水準によって“見かけ”が大きく変わります。前年度末の発射台が高いと、その後横ばいであったとしても、年度平均で見ればプラスになります。逆に、前年度末の発射台が低いと、その後好調であってもさえない数字となるわけです。

  • This Week 3/25→3/31

    This Week
    This Week 3/25→3/31

    2013年3月30日号  

    ビジネスマンとして押さえておきたい注目スケジュールや、気になる社長の誕生日を紹介。

  • 今週のテーマ【TPP】

    ネット世論調査
    今週のテーマ【TPP】

    2013年3月30日号  

    安倍晋三首相がTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉に参加すると正式表明したことを「知っている」のは89.6%だった。

  • 【スポーツ・ホビー】昭和天皇とゴルフの関係から世界情勢と激動の時代を読む

    Book Reviews オフタイムの楽しみ
    【スポーツ・ホビー】 昭和天皇とゴルフの関係から 世界情勢と激動の時代を読む

    2013年3月30日号  

    昭和天皇はゴルフを楽しまれていた。しかも皇太子時代には、英国のデイビッド皇太子(当時)と駒沢ゴルフ倶楽部で世紀の日英対決を演じられた。『昭和天皇のゴルフ』(田代靖尚著)には、このときの様子が、写真と共に掲載されていて実に興味深い。ハンチングにニッカーボッカーズスタイルで決めた皇太子が、スイング後にボールの行方を見つめている。すぐ横にデイビッド皇太子のスイング写真も載っている。贔屓(ひいき)目なしに昭和天皇の一打は、ナイスショットだ。ただ、このときは英国側が1アップで勝ったそうだ。

  • 楽しさが巡って戻ってくる周りも自分も幸せの仕事術

    Book Reviews 目利きのお気に入り
    楽しさが巡って戻ってくる 周りも自分も幸せの仕事術

    2013年3月30日号  

    今月の一押し、かつ一言苦言は『事業再生のススメ』。著者は、弁護士と集客コンサルタントの2人。対談形式で、まず弁護士が、民事再生法や会社更生法について解説し、次にコンサルタントが事業立て直しのための売上高増加の勘所を解説します。「不渡りを出しても倒産するとは限らない」と帯にあるように、事業再生制度を前向きに活用していこうという趣旨で、濃い内容ですがとても読みやすく仕上がっています。

  • 変化するのは資産価格ばかりリフレ政策の帰結は国債暴落

    Book Reviews 書林探索
    変化するのは資産価格ばかり リフレ政策の帰結は国債暴落

    2013年3月30日号  

    安倍晋三首相は果敢に財政金融政策を進めている。日本銀行の正副総裁にも積極緩和を進める人物を選んだ。しかし、よくよく考えると、GDPの2倍を超える国の借金を抱え低成長にあえぐ日本の財政破綻確率は低いといえない。本来なら「インフレ、円安、高い長期金利」となっても不思議ではない。しかし、最近でこそ過度な円高は修正されたが、長らく「デフレ、円高、低い長期金利」が続いてきた。

  • From Readers From Editors

    From Readers From Editors
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    2013年3月23日号  

    日本銀行総裁候補の黒田東彦・アジア開発銀行総裁は、さらなる金融緩和に踏み出すと繰り返し表明しています。「デフレ脱却に向けて市場の期待に働きかけることが重要。市場とのコミュニケーションを通じて、やれることは何でもやる」と。その「期待」は、株式やREIT、不動産といった資産価格の形成に、大きな影響を及ぼすことが知られています。余剰マネーはいずれ「土地」「含み」を目がけ流れ込んでいくでしょう。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    農協から届いた「抗議文」を読んで、しばし感傷に浸る

     JA全中から毎年、抗議文をもらうのですが、今年は雑誌の発売前に届きました。特集の一部を「組合長165人が“辛口”評価 JA上部団体の通信簿」としてダイヤモンド・オンラインで先に配信したからです。
     抗議文は、「19万人の農協役職員の0.2%の意見で記事が構成されており、(中略)偏った先入観を植え付ける意図があった」として、続編の配信中止を求める内容でした。
     組合長ら幹部200人超を含む役職員434人の声には傾聴する価値があるはずです。抗議文を読み、自分は若いと思い込んでいる人が鏡に映った老いた姿を見て、こんなはずはないと怒っているような印象を持ちました。自戒を込めて、鏡のせいにしてはいけないと思いました。

  • 編集長 浅島亮子

    ロングセラー第9弾でも攻め続ける農業特集

     今年も人気企画「儲かる農業」特集の第9弾が刷り上がりました。身内ながら感心するのが、毎年新しいコンテンツを加えて特集構成を刷新していることです。今回の新ネタは農協役職員アンケート。ロングセラー企画の定番を変えるには勇気が必要ですが、果敢に新機軸を打ち出しているのです。
     昨年、千本木デスク率いる農協問題取材チームは、共済の自爆営業などJAグループの不正を暴いたことが評価され、報道実務家フォーラム「調査報道大賞」優秀賞を受賞しました。訴訟に屈することなく、問題の本質を突く取材活動を貫いた結果と受け止めています。今回の特集でも粘り強い取材は健在。取材チームの熱量を存分に感じていただければ幸いです。

最新号の案内2024年5月11日号

表紙

特集儲かる農業2024

いよいよ儲かる農業が実現するフェーズに入った。「台頭する豪農」と「欧米のテクノロジー」と「陰の仕掛け人」が”令和の農業維新”というムーブメントを起こしている。他方、農業を牛耳ってきた旧来勢力である農協と農水省は、存在意義を問われる”緊急事態…

特集2家計・住宅ローン・株が激変! 金利ある世界

日本銀行が17年ぶりの利上げで金融政策の正常化に踏み出した。”金利ゼロ”に慣れ切った家計や企業経営、財政はどうなるのか。日本は「成長期待が持てない経済」から抜け出せるのか。それとも低金利は続き、物や資本が余った経済への道を歩むのか。「金利あ…