記事一覧:コラム2379件
-
Book Reviews 目利きのお気に入り
デジタルにはない価値の創出 古き良きものと新しい発想
2019年4月6日号デジタル経済の先に何があるのか。『アナログの逆襲』では、ポストデジタル経済はアナログの逆襲から始まると述べます。
-
Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
国家と法の支配と民主主義 フクヤマが描く人類興亡史
2019年4月6日号本書の前作『政治の起源』(上・下)で、フクヤマは政治が機能するには三つの政治制度、すなわち「国家」、「法の支配」、「政府の説明責任」が整い、これらがある種の均衡を持たなければならないと主張した。
-
Book Reviews 知を磨く読書
愚行権を尊重する社会
2019年4月6日号山口揚平著『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』で著者は、〈お金は誰でもわかるというその汎用性の強さをもって社会性を拡張した。だが人間は社会性だけでは生き残れない。お金の持つ強すぎる汎用力は、個性や心を犠牲にした。それが私たちが潜在的にお金を嫌う理由である。個性の喪失はアイデンティティの喪失につながると恐れるからだ〉と指摘する。
-
From Readers From Editors
From Readers From Editors
2019年3月30日号駆け出しの記者だったころ、証券取引所にはまだ立会場がありました。場立ちと呼ばれた証券会社の人たちが、株価を付けるポストに集まり、それぞれの注文を通しました。
-
Book Reviews オフタイムの楽しみ
【健康・医療】 認知症予防の鍵を握る歯 舌とアゴも心身に大きな影響
2019年3月30日号“人生100年時代”となり、より心配されているのが認知症。ただ、認知症を治す薬の開発は難しい状況とあって、脳の神経細胞を傷つけるアミロイドβがたまり始めるころから予防をすることが勧められる。そのためには『脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!』と歯科医ではなく、脳神経内科医で認知症専門医の著者が教えてくれる。
-
Book Reviews 目利きのお気に入り
楽しい語りが導く経済の本質 元気が出る米企業成長物語
2019年3月30日号ギリシャの経済危機時に財務大臣を務めた経済学者が、経済と文明について語っているのが『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』。
-
Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
超大国を内面から掘り下げる 洞察に満ちた波乱の米国通史
2019年3月30日号米国は、風変わりな国だ。独特の変わったところがある。かつて日本人は、そのライフスタイルや文化を、ひたすらに仰ぎ見て取り入れた。だが今日では、冷静な観察と認識が広がっているように思える。
-
Book Reviews 知を磨く読書
30代で35年ローンを組む異常
2019年3月30日号朝日新聞取材班著『負動産時代』は、日本の不動産ビジネスが抱える問題を構造的に解明した優れたノンフィクションだ。
-
From Readers From Editors
From Readers From Editors
2019年3月23日号「5Gの読み方って、『ファイブジー』なの? 『ゴジー』なの?」
-
Book Reviews 著者のホンネ
これが本当に最後の経済小説 人生で五指に入る人物描いた
2019年3月23日号これまで多くの企業・経済小説を書いてきた中で、新著の主人公はITベンチャー企業であるイーパーセルの北野譲治社長でした。米グーグルを特許侵害で訴え、勝利を収めたとはいえ、知る人ぞ知る企業と経営者です。筆を執ることになった経緯を教えてください。
-
Book Reviews オフタイムの楽しみ
【マンガ】 裏社会サバイバル物語の迫力 社会派ルポでは見えないドラマ
2019年3月23日号昔東京・池袋に住んでいたころ、喫茶店で男たちの危ない会話が聞こえてくることがあった。まるでマンガのような話だと思いながら聞き耳を立てたものだ。『ハスリンボーイ』は、奨学金返済のために、池袋で非合法のアルバイトを始めた大学生を描く。
-
Book Reviews 目利きのお気に入り
稀代のイノベーター小林一三 未来国家エストニアに学ぶ
2019年3月23日号訳あって劇団経営に関する著作を読み漁っていますが、それとは別に抜群に面白いのが『日本が生んだ偉大なる経営イノベーター 小林一三』。
-
Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
大胆な金融緩和政策をしても なぜ、経済の回復が遅いのか?
2019年3月23日号厚生労働省が発表する「毎月勤労統計」の調査過程の一部で不適切な行為があった問題で、雇用保険などの給付額が少なかった人は延べ2000万人規模に達し、過少に給付された額は500億円以上になることが分かった。これは、国の根幹を成すばかりではなく、賃上げを柱の一つに掲げるアベノミクスの成果を測るものでもある。
-
Book Reviews 知を磨く読書
中国を支配する秘密結社
2019年3月23日号楊海英著『独裁の中国現代史』は、中国について知るための必読書だ。
-
This is.
KIRIN
2019年3月23日号各社からさまざまな商品が次々と送り出される“第3のビール”。正式には「その他の醸造酒(発泡性)(1)」と呼ばれる新ジャンル商品だ。このカテゴリーは、家庭用市場において大きな販売ボリュームを占めている。ニーズも多様化しており、競争の激しい分野だ。
-
From Readers From Editors
From Readers From Editors
2019年3月16日号勤続10年でもらえる休暇を利用して2週間、海外へ英語を勉強しに行ってみました。
-
Book Reviews オフタイムの楽しみ
【ミステリー】 徹底してヘンな小説のド迫力 韓国サイコサスペンスの秀逸
2019年3月16日号一本木透著『だから殺せなかった』は、第27回鮎川哲也賞の優秀賞受賞作だ。あの『屍人荘の殺人』と同じ年では大賞を逸したのもやむを得ない。相手が強過ぎた。
-
Book Reviews 目利きのお気に入り
イラストメインの思い切りで 人気のビジネスモデル解説本
2019年3月16日号スマートフォンを軸にしたITIT活用でさまざまな提案がなされている分野の一つにファッションがあります。『アパレル・サバイバル』は、業界動向を論じているようで、実はファッションという身近な消費が、今後どのように変わっていくかを示してくれる興味深い著作です。
-
Book Reviews 私の「イチオシ収穫本」
多様な協働が求められる中で 敵と手を組んで前進する方法
2019年3月16日号私たちの毎日は、個人、家族、友人、仕事、社会などのあらゆる局面で問題に溢れている。これらのうち、例えばダイエットや定期的な運動のような個人の問題に限り、自らがしっかりした問題の理解、優先順位、計画、強い意志を持って実行すれば解決できる場合が多い。
-
Book Reviews 知を磨く読書
短期的利益にしか関心がない人
2019年3月16日号ヤニス・バルファキス著(関美和訳)『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』は、ギリシャで財務大臣を務めたことがある著者が現代経済について分かりやすく解説した好著だ。