記事一覧:Close Up709件
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サイバー戦争で後塵を拝す 日本のお寒い情報防衛事情
2013年6月29日号サイバー空間における国家間の攻防が激化している。今月の米中首脳会談では、米側が中国を発信源とするサイバー攻撃に懸念を表明。この流れに日本も対策強化を図るが、官民とも課題山積だ。
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ANAとの合弁破談で描く エアアジアのLCC再編図
2013年6月22日号日本の航空市場にLCC(格安航空会社)が就航してから1年。そのうちの1社、エアアジア・ジャパンで親会社間の不協和音が露呈した。はたしてこれが航空再編の引き金となるのか。
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輸入コピー用紙の不当廉売 シロ判定濃厚の裏に戦略ミス
2013年6月22日号安値でシェアを拡大した輸入コピー用紙に対し、国内の大手製紙会社8社が、アンチダンピング関税の課税申請をした。漏れ伝わるのは国内勢の劣勢。そこには戦略ミスがあるようだ。
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コンビニ参戦、新ブランド投入 ますます熱いコーヒー夏の陣
2013年6月22日号清涼飲料市場で最大のカテゴリーでもある缶コーヒー。成熟市場での激しいつばぜり合いに、コンビニのカウンターコーヒーという新たなライバルが加わった。“夏のコーヒー戦争”が幕を開ける。
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三菱重工との事業統合に水を差す日立の火力部隊が掲げた“白旗”
2013年6月15日号半年前、火力発電システム事業の統合を発表した三菱重工業と日立製作所。だが、4月26日に最終契約締結の延期を表明、次のめどと目された5月末も過ぎた。その裏では驚愕の事態が進行していた。
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横浜や湾岸も追い越した 武蔵小杉マンションバブル
2013年6月8日号神奈川県川崎市に位置しながら、公示地価で横浜を抜き、マンション価格で東京の湾岸エリアを抜いた武蔵小杉。今後もマンションの供給ラッシュは続き、過熱感を指摘する声も上がる。
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石炭入札で独占体制にメスも 険しい東電火力“解体”への道
2013年6月8日号電力会社の地域独占体制に風穴が開き始めた。東京電力管内で、ついに中部電力や新日鐵住金が火力の発電・小売りへの参入を決めたのだ。はたして、真の電力競争時代が到来するのか。
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ほけんの窓口に当局検査 ソニー生命との癒着にメス
2013年6月1日号女子プロゴルフツアーの冠スポンサーを務めるまでになったほけんの窓口。華々しい大会開催の裏で、金融当局はソニー生命保険と同時に、ほけんの窓口にも検査の手を伸ばしている。
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楽天vsTポイント頂上決戦 ネットとリアルで双方が激突
2013年6月1日号楽天がリアルの世界でポイントカードを展開するため、水面下で準備を進めている。これに対してライバルのTポイントは、ネットの巨人、ヤフーと組んで迎え撃つ。
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瀬戸際で選んだ過去との決別 シャープ社長、“電撃退任”の真相
2013年5月25日号これまでのシャープにおさらばしたい──。経営危機に揺れる名門家電メーカーが14日、1年余りで経営陣刷新という異例の発表をした。何が起きたのか。経営中枢に迫った。(本文敬称略)
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ヤクルト・ダノン提携解消で 強まるTOB観測の深層
2013年5月18日号ヤクルト本社と、大株主でフランスの食品大手ダノンとの関係が緊張の度合いを増している。発端は4月末に突然、ヤクルト本社が戦略提携契約を解除すると発表したことだ。
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政官財と日銀が張り始めた 地方銀行再編の包囲網
2013年5月18日号自民党の「日本経済再生本部」が、政府に銀行再編の促進を提言する構えを見せ、地方銀行がざわつき始めている。企業の資金需要の低迷で、利益が伸び悩む地銀は包囲網をどう突破するのか。
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ロシアLNGめぐって激突必至 日ロ首脳会談を前に商社が火花
2013年5月11日号安倍晋三首相のロシア訪問を前に、LNG(液化天然ガス)をめぐって動きが入り乱れている。天然ガスを東アジアに売り込みたいロシア各社と、ロシアからの供給拡大をもくろむ日本の商社の思惑が交錯。商社間の競争も熾烈化して対立の構図が浮き彫りになり、肝心の安価なLNG輸入計画にも影を落としている。
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川重と三井の統合話の裏にある 造船業界再編を起こす“うねり”
2013年5月11日号少し円安になってきたとはいえ、国内造船業が厳しい状況にあることは変わらない。かつて50年近く新造船の建造量で世界のトップだった日本は、今や韓国や中国に追い抜かれている。ところが、旧態依然の過当競争が続けられているイメージが強い造船業界で、関係者が熱い視線を送る夢のある遠大な構想が動き出した。
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NY本社ビルから株式まで大放出 ソニーは今や資産売却が「本業」
2013年5月4日号エレクトロニクス事業の不振が続く中、2012年度は5期ぶりの最終黒字の達成を見込むソニー。営業損益、最終損益共に巨額赤字を計上した11年度からの“V字回復”のようにも見えるが、内実は資産売却による利益のかさ上げがほとんどだ。本業が苦しい状況は変わっていない。
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イオンのダイエー子会社化で 幕開けるスーパー大再編最終章
2013年4月13日号イオンがダイエーを子会社化する。両社を単純合算すれば売上高は6兆円超に上り、業界2位のセブン&アイ・ホールディングスを大きく引き離す。このところ流通各社の買収劇に必ず姿を見せていたイオン。ダイエーまでのみ込んで買収戦略に突き進む“食欲”が、業界最後の再編の呼び水となりそうだ。
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黒田日銀初会合で超サプライズ 政策委員会に生じる“不協和音”
2013年4月13日号大胆な緩和策を志向する黒田東彦・日本銀行総裁の下、初の金融政策決定会合が開かれた。資産買い入れ基金の枠組みが「複雑でわかりにくい」との認識を示していた黒田総裁は基金の廃止を有言実行、“レジームチェンジ”の追加緩和に踏み込んだ。その裏では、政策委員会に “不協和音”が流れていた。
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「平成の大合併」スタートから14年 合併自治体を苦しめる時限爆弾
2013年3月30日号地方自治体の行財政改革を図るため、国が推し進めた「平成の大合併」から今年で14年が経過。合併に伴う特例の期限切れが迫り、合併した自治体を悩ませる。さらに、合併によって膨れ上がった公共施設の老朽化問題も襲いかかる。思わぬダブルパンチに右往左往する自治体の現状に迫った。
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赤字のタイ子会社を連結はずし 大王製紙に浮上した不正会計疑惑
2013年3月30日号大王製紙の不正会計疑惑が浮上している。赤字のタイ子会社の連結はずしが行われている可能性が高いことが、本誌編集部の調べでわかった。このほかにもインサイダー取引疑惑などさまざまな問題が噴出しており、その根底には現経営陣のコンプライアンス軽視の姿勢がある。
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メガバンクが続々テレマ参入で 背後に透ける外資系生保の思惑
2013年3月23日号何度も電話をかけてくる、在宅率の高い高齢者に保険の押し込み販売をするなど何かと評判が悪い保険のテレマ(テレマーケティング)に、メガバンクが続々と乗り出すという。銀行がこれまでアプローチできなかった若年層を取り込むのが狙いだが、その背後には、ある保険会社の影がちらついている。