記事一覧:Book Reviews 知を磨く読書292件
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Book Reviews 知を磨く読書
仏教でとらえ直す「会社」
2020年2月8日号鵜飼秀徳著『教養としての仏教』を読むと、われわれが常識と思っている事柄を別の視座から見ることができるようになる。
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哲学の世界で起きている大変動
2020年2月1日号池上彰著『イギリスとEU』を読むとポピュリズム政治の恐さがよく分かる。
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AIと結び付いた新帝国
2020年1月25日号副島隆彦著『全体主義の中国がアメリカを打ち倒す』では、近未来の国際情勢の予測が的確になされている。
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世界を深く知るための基本
2020年1月18日号寺島実郎著『中東・エネルギー・地政学』を読むとビジネスパーソンにとって宗教に関する知識が重要であることがよく分かる。
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ドイツ民主主義の近未来
2020年1月11日号藤原智美著『つながらない勇気』を読むと、インターネット空間のコミュニケーションに依存することの危険性がよく分かる。
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未来に希望をつなぐ発想
2019年12月28日号渡辺一夫著『ヒューマニズム考』はフランス文学者の著者が1962年に書いた評論だが、21世紀の現在でも十分に通用する。
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馬になるのを避ける方策
2019年12月21日号ユヴァル・ノア・ハラリ著『21 Lessons』は優れた近未来分析だ。特に雇用に関する予測が興味深い。
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米国流インテリジェンスの欠陥
2019年12月14日号ハーラン・ウルマン著『アメリカはなぜ戦争に負け続けたのか』を読むと米国流インテリジェンスの欠陥がよく見えてくる。
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貧困がもたらす最大の問題
2019年12月7日号イアン・カーショー著『分断と統合への試練』は、ヨーロッパ現代史の基本書だ。英国の歴史学者であるカーショー氏はアドルフ・ヒトラー研究の第一人者だ。三浦元博氏の翻訳は正確で分かりやすい。
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社会で拡大する排外主義的言説
2019年11月30日号中澤豊著『哲学者マクルーハン』は、マクルーハンのメディア論を哲学的に再編した好著だ。
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ピューリタニズム的信仰
2019年11月23日号歳川隆雄著『政治のリアリズム』は、永田町(政界)と霞が関(官界)の考現学に関する優れた作品だ。特に朝鮮半島情勢に詳しい歳川氏は金正恩朝鮮労働党委員長の思惑についてこう記す。
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民衆の意向を反映した独裁者
2019年11月16日号藤井非三四著『負ける組織と日本人』は、戦史から日本の組織が抱える問題について考察した意欲的な作品だ。特にインテリジェンス(情報)に関する考察が興味深い。
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中国に有利なゲームのルール
2019年11月9日号ケント・E・カルダー著『スーパー大陸』は、21世紀の地政学について論じた傑作だ。
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ペーパーレス神話の呪縛
2019年11月2日号名越健郎著『北方領土はなぜ還ってこないのか』は、時事通信モスクワ支局長を務めた著者による北方領土問題に関する多面的考察だ。〈ソ連邦解体、十五共和国の独立という地政学上の地殻変動が起こり、新生ロシアがスターリン主義を否定して欧米型民主政体を選択し、日本への羨望があふれたあの時代こそ、領土問題を決着させる絶好のチャンスだった。
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ナチズムとニヒリズム革命
2019年10月26日号舛添要一著『ヒトラーの正体』は、最新の学術的成果を踏まえた上で、分かりやすく書かれたヒトラーとナチズムについての優れた入門書だ。
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日本政治の文化的制約
2019年10月19日号佐々木紀彦著『編集思考』を読むと新しい世代の編集者の思考がよく分かる。〈パワーの源泉は、権力と権威です。/権力は地位とつながることが多く、強制力を伴います。たとえば社長は人事権を持っているため、社員を異動させたり、給料を決めたりすることができます。
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政治に深入りした平安の知識人
2019年10月12日号細谷雄一編『軍事と政治 日本の選択』は、安全保障分野の論客による優れた論集だ。
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速戦即決主義を好む日本人
2019年10月5日号岡崎久彦著『戦略的思考とは何か』は、初版が1983年に刊行された国家戦略論の古典だ。
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仏教とキリスト教の救済観
2019年9月28日号池上彰著『世界から戦争がなくならない本当の理由』を読むと、国家が存在する以上、戦争は不可欠であるという現実が見えてくる。
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米国が日本に迫る二者択一
2019年9月21日号田中雄一著『ノモンハン 責任なき戦い』を読むと、1939年に満州とモンゴルの国境で日本軍とソ連・モンゴル連合軍が戦ったノモンハン事件に、太平洋戦争の敗北の構造が表れていた。