記事一覧:Book Reviews 知を磨く読書292件
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Book Reviews 知を磨く読書
トランプ大統領の発言の背後
MARCH 関関同立帚木蓬生著『老活の愉しみ』には、高齢者だけでなく、40代半ばからのビジネスパーソンにも有益な助言が多々含まれている。
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いかがわしい第三者委員会
2020年6月27日号八田進二著『「第三者委員会」の欺瞞』を読むと、第三者委員会のいかがわしさがよく分かる。
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ヒトラーの映画論の応用
2020年6月20日号石井妙子著『女帝 小池百合子』は、詳細な取材に基づく小池百合子東京都知事に関する優れた批判的評伝だ。
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広がる社会主義への共感
2020年6月13日号菅谷洋司著『「偉大なる後進国」アメリカ』を読むと、格差が拡大する米国の若者の間で社会主義への共感が増していることが分かる。
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思考力や表現力を測る作問
2020年6月6日号郷原信郎著『「深層」カルロス・ゴーンとの対話』では、東京地方検察庁特別捜査部に逮捕、起訴されたが、保釈中の2019年12月29日、レバノンに逃亡したゴーン前日産自動車会長の事件に関する興味深い見方が示されている。
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キリスト教の人間くささ
2020年5月30日号外山美樹著『実力発揮メソッド』には、競争社会の厳しい現実の中で生き残るヒントが満載されている。重要なのは、われわれが比較から逃れることができないという現実だ。
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自由の意味と自由の制約
2020年5月23日号J.S.ミル著(関口正司訳)『自由論』は、近代的自由の意味を明らかにした古典だ。
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国民国家が生まれる基盤
2020年5月16日号NHKスペシャル取材班著『憲法と日本人』を読むと自民党の憲法観がよく分かる。
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高まる病的なナショナリズム
2020年5月2日号安宅和人著『シン・ニホン』は、AI(人工知能)の発展による社会構造の変化を受けてどうすれば日本人が生き残れるかについての実践的指針を示した意欲的作品だ。
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ワイドショーとギリシャ喜劇
2020年4月25日号松岡正剛著『日本文化の核心』は、世界的な視座から日本文化を分析した好著だ。現下日本のニュースとお笑いとの融合についても、古代ギリシャ文化から解き明かす。〈事件を演じるにあたっては、悲劇に傾くか喜劇に傾くか、基本的にはそのどちらかで、喜劇のばあいは必ず風刺の手法をとりました。アリストパネスの『雲』はソフィストたちの哲学を風刺したもの、『鳥』は裁判への風刺、『女の平和』はペロポネソス戦争の風刺でした。時事と風刺が、ニュースと笑いが渾然一体となっていたのです〉。
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自由放任主義的な資本主義
2020年4月18日号岸見一郎著『人生は苦である、でも死んではいけない』には、競争で疲れた現代人を癒やす力がある。
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仕事を効率化するヒント
2020年4月11日号副島隆彦著『経済学という人類を不幸にした学問』は、19世紀以降の経済学を批判的に考察した労作だ。
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本気で英語を勉強するには
2020年4月4日号中原圭介著『定年消滅時代をどう生きるか』を読むと、60代、70代で現役として働き続けるにはリカレント教育(学び直し)が不可欠であることが分かる。
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社会を混乱させるエリート
2020年3月28日号田坂広志著『直観を磨く』には、多面的な人間力を付ける上で必要な事柄が多数盛り込まれている。
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日本人純血主義という神話
2020年3月21日号現代資本主義の特徴は、人々の欲望を刺激して大量消費を維持することだ。このような状態が続くと地球生態系が破壊される危険がある。山下泰平著『簡易生活のすすめ』に、欲望と消費を抑制して持続発展可能な社会をつくるヒントがある。〈私は明治の実用書や、新聞雑誌の雑多な記事に手を延ばし始めた。
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静かに影響力を増す保守勢力
MARCH 関関同立バブル経済崩壊後の景気悪化で1993年ごろから2004年ごろまで新卒採用が減らされた。高卒、大卒で年齢の幅があるが、現在、30代半ばから50歳少し前までの世代を「ロストジェネレーション」(失われた世代)と呼ぶことがある。
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共産党の情報収集能力
コンビニ 搾取の連鎖スティーブン・キンザー著『CIA裏面史』を読むと、米国の外交的選択肢に暗殺が含まれていることが分かる。ただし、それを実行するのは国務省ではなく、CIA(米中央情報局)だ。特にキューバの指導者だったカストロが執拗に狙われた。〈カストロ暗殺計画は、一九六一年初頭、アイゼンハワーが大統領職を退いても中止されなかった。彼の後継者、ジョン・F・ケネディも同様にカストロを「排除する」気満々だった。
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人間にとって不必要な欲望
2020年2月29日号渡部潤一著『第二の地球が見つかる日』を読むと、多くの天文学者が地球外生命が存在する可能性を認めていることが分かる。
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テクノロジー大国という幻想
2020年2月22日号廣津留すみれ著『私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」』には発想の秘訣がたくさん盛り込まれている。例えばノートの活用法だ。
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中国が企図する国益の極大化
2020年2月15日号喬良、王湘穂著『超限戦』を読むと、中国が戦争をとても広い概念で理解していることが分かる。