記事一覧:News & Analysis519件
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News & Analysis
羽田国際化への最後の“インフラ” 三菱地所が開業する空港内ホテル
2013年9月4日羽田空港に国内初のトランジットホテルができる。来年9月に、三菱地所が開業する「ロイヤルパークホテル ザ 羽田」がオープン、315室のうち17室は保安エリア内になる。外国人が羽田を経由してアジア―北米路線を乗り継ぐ際などに、日本への入国手続きが必要がなくなる。
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関電子会社が通話アプリ参入 電話料金値下げに「殴り込み」
2013年9月2日関西の雄がいよいよ動き出す。関西電力の子会社ケイ・オプティコムは9月2日、スマートフォン向けの通話アプリ「ララコール(LaLa Call)」の提供を始めた。「050」から始まる電話番号を取得し、一般の携帯電話や固定電話にかけられるものだ。
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【商船三井】 構造改革で海運トップ返り咲きも 再々浮上した”一汽問題”の重石
2013年8月29日前期1010億円の構造改革損失を計上、円安の追い風もありV字回復で、久々に海運トップに返り咲く商船三井。しかし、関連会社の第一中央汽船が3度目の危機に直面している。
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保険活用で生前贈与プランが大人気 営業職員に注ぐ干天の慈雨
2013年8月29日生命保険会社の営業職員に声をかけられ、いかに断ろうかと思案した覚えは誰しもあるだろう。ところがここ最近、その営業職員が引っ張りだこといった現象があちこちで起こっているという。いったいどういうことなのか。
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低迷ビール業界に“伏兵”出現 大手も注視するクラフトビールブーム
2013年8月28日長期低迷が続くビール市場でひときわ伸びている商品がある。いわゆる大手5社ではない、全国の小規模醸造所が醸造する「クラフトビール」がそれだ。国税庁の地ビール等製造業の概況調査によると、2006年に1万4137キロリットルだった販売量が、10年には1万6067キロリットルまで伸びた。その後も伸びは続き、最大手のヤッホーブルーイングは今年夏(6月~8月中旬)の売上高が前期比60%増、業界最古参のサンクトガーレンも13年4月期決算で売上高が前期比35%増と、売り上げが急増している。
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バルマーCEOが突然の辞意 普通が許されないマイクロソフトの苦悩
2013年8月27日「マイクロソフトはソフトウエアの企業ではない」。米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)は、昨年来そんな発言を繰り返してきた。同氏は「デバイス&サービスカンパニー」という方針を掲げ、新しい企業像を盛んにアピールしてきたが、そんな変革のさなか、今後1年以内にCEOの職から退任することを明らかにした。
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【東京電力】 先が見えない柏崎刈羽原発の再稼働 すべて“政治頼み”の再建計画の行方
2013年8月23日今年度の黒字化が“必達”の東京電力が、依然赤字を垂れ流し続けている。唯一の切り札である原発再稼働も先が見えず、再建計画も暗礁に乗り上げている。
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顧客利便と赤字削減で揺れる 三菱東京UFJのATM戦略
2013年8月23日個人で約4000万の口座を抱える三菱東京UFJ銀行が、ATMの利用手数料を、年内にも見直す方向で動き始めた。見直しの大きなポイントは、「コンビニATMの有料化」だ。現在、平日午前8時45分から午後6時まで無料にしている、コンビニエンスストアのATM出金手数料を105円に、平日夜間や土日祝日は105円から210円に引き上げる。
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銀行から個人まで駆け込む ネット風評“掃除業”が急拡大
2013年8月22日今月、新たな業界団体が正式に発足する。その名称は「風評被害対策事業者連絡会」。インターネット上の不評被害や誹謗中傷対策を引き受ける大手“イレイサー”(消しゴム≒削除者の意)専門会社で構成する初の業界団体だ。今夏から国の関係省庁との協議や情報交換を重ねており、急拡大を続ける一方で悪質業者もはびこる業界の健全化を図ることが、設立目的という。
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アベノミクスの追い風が吹いた? 販売好調ビール市場の”暑い夏”
2013年8月22日長年デフレに苦しめられてきたビール業界についにアベノミクスの恩恵か。これまで経費削減で毎年縮小してきた夏の中元用のビールギフト販売が、業界全体で16年ぶりにプラスとなった。中でもプレミアムビールの勢いが強い。アサヒビールはギフト専用商品としては初めてプレミアムビール「ドライプレミアム」を投入し190万セットを売ったこともあり、ビールギフトの売り上げが8月20日までの累計で前年比11%の2桁増となった。また、サントリーでもプレミアムモルツのギフト出荷が前年比で5%伸びた。
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日本企業として14年ぶり ナスダック上場UBICの野心
2013年8月21日米ニューヨーク市の中心地、タイムズ・スクエア。その一角に、外壁一面に巨大スクリーンを備えた建物がそびえ立っている。世界最大の新興企業向け株式市場、ナスダックの本社ビルだ。8月5日、そのスクリーンに躍った文字は、米国企業の社名ではなかった。今年5月に日本企業として14年ぶりにナスダック上場を果たした、UBIC(ユービック)の上場記念セレモニーが開催されたのだ。
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製薬業界の及び腰で逆効果となった 医師への「資金提供情報」の開示姿勢
2013年8月21日「医師の反発を受けたくはない。どのように公表すべきか。社内でも議論を尽くして悩んだ」——。ある製薬会社の幹部は苦悩の表情で語る。製薬会社が「悩んだ」ものとは、製薬業界が医療機関や医師へ支払った研究費や講演会の謝礼、接遇費などの資金提供の開示である。
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【双日】 “復活”はまだ道半ば 資産入れ替えでも見えない経営再建
2013年8月15日合併以来、長らく有利子負債の削減や優先株の消却などに苦しんできた双日。ようやく財務体質の改善が進み、積極投資へ反転攻勢をかけるが、“復活”への道のりは平坦ではない。
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ルネサスの工場閉鎖で任天堂苦悩 Wii Uの未来に再び漂う暗雲
2013年8月2日1センチメートル四方ほどの小さな“石”で任天堂を転ばせるかもしれない――。経営再建中の半導体大手、ルネサスエレクトロニクスが2日/、山形県鶴岡市の鶴岡工場の閉鎖を決めたことで、任天堂が頭を抱えている。任天堂の最新ゲーム機「WiiU」の事業計画が覆されかねないためだ。
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業績に影響必至のディオバン問題 後手に回ったノバルティスの重いツケ
2013年8月2日「ノバルティス ファーマの対応は、あまりにも不誠実だ。信用できない」――。降圧剤「ディオバン(一般名:バルサルタン)」の5大学の臨床研究で、論文作成にノバルティスの社員(現在は退職)が製薬会社社員の身分を隠して統計解析に関与していた問題について、ある大学病院に勤務する内科医は激しい憤りを感じている。
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九電が先行、見通し厳しい東電、関電 見え始めた原発再稼働の行方
2013年8月2日「結局、何がしたかったのかわからない会談だった」。政府関係者の1人はため息をついた。東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働をめぐって、甘利明経済再生相が7月30日に泉田裕彦新潟県知事と行った会談。甘利氏は「安全審査と再稼働の判断は別問題」と再稼働への審査申請に理解を求めたが、泉田知事は「機械的な性能基準を見ただけでは済まない」と反論し、物別れに終わった。
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大親分”の必死の資金改善策 パナソニックが支払い延長要請へ
2013年8月2日「支払い条件の見直しと それに伴う支払手段の変更のお願い」――。7月上旬、パナソニックは取引関係のある主な資材メーカーの担当者らを一斉に集めて、今秋から購入代金の支払期限を30日間延長してほしいと要請した。大阪で開かれた説明会に出席した関係者によれば、手元にはそんなタイトルがつけられた計11枚のスライド資料が配られた。
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【大塚ホールディングス】 大型薬特許切れで14年度ピーク? 好業績でも漂う先行きの暗雲
2013年8月1日清涼飲料「ポカリスエット」などで有名な大塚ホールディングスは、2014年度に業績がピークを迎え、その後は急落すると予測されている。大型医薬品の特許切れがその背景にある。
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“持論”を曲げてNECがスマホ撤退 経営判断の遅さが招いた苦境の顛末
2013年8月1日「携帯電話事業は明確に持っていたい」。かねて、そう言い続けてきたNECの遠藤信博社長だったが、その希望は事実上、断たれた。7月31日、NECは今や携帯電話の主流となった、スマートフォンからの事業撤退を発表。従来型の携帯電話の開発と生産は継続するものの、スマホは新製品の開発を中止、現行機種で生産と販売を終了した。
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肥大化批判から一転、郵政と手を組んだ “政商”アフラックの変わり身
2013年8月1日これほどまでに見事な変わり身は、カメレオンもまねできまい。日本郵政とガン保険事業で提携すると発表した米系生命保険会社アフラック。現在、約1000の郵便局で販売しているガン保険を今秋から順次拡大し、簡易郵便局を除く全国約2万の郵便局と、かんぽ生命保険の直営79店で販売する。加えて、日本郵政専用のガン保険の開発も検討するというものだ。