記事一覧:News & Analysis519

  • 【アイフル】迫り来る事業再生ADRの返済期限のしかかる巨額債務1620億円の重荷

    News & Analysis
    【アイフル】 迫り来る事業再生ADRの返済期限 のしかかる巨額債務1620億円の重荷

    2013年9月27日

    消費者金融大手のアイフルが、事業再生ADRに追い込まれてからまもなく4年。返済期限まであと10カ月しかないが、1620億円の巨額債務が重くのしかかる。

  • 震災仮需の反動でコメ余りが深刻に外食・中食産業で使用量40万トン減

    News & Analysis
    震災仮需の反動でコメ余りが深刻に 外食・中食産業で使用量40万トン減

    2013年9月27日

    2013年産のコメの出荷が本格的に始まる前のこの秋、コメ余りが深刻になっている。農林水産省によると、今年7月時点のコメの販売段階での在庫量は、前年同月時から8万トン増加し30万トンと、ここ5年来では最高の水準に積み上がった。

  • 消費増税、オリンピック招致とは無関係人気エリアのマンションの正しい買い時

    News & Analysis
    消費増税、オリンピック招致とは無関係 人気エリアのマンションの正しい買い時

    2013年9月25日

    「すでにタワーマンションが大量に売られており、供給過多なのではないか」――。つい最近まで、マンション業界では慎重な見方をされることも多かった東京の湾岸エリア。晴海、有明、豊洲といった、かつて工場地帯だった場所だ。しかし9月8日の朝以降、事情は一変。今や都心でもっとも熱い視線を注がれる人気エリアに変貌した。

  • インドネシアで日系各社が激突!「新中間層」掴むダイハツの先制攻撃

    News & Analysis
    インドネシアで日系各社が激突! 「新中間層」掴むダイハツの先制攻撃

    2013年9月25日

    9月19日、インドネシア最大の見本市ジャカルタ国際モーターショーでは、ブディオノ・インドネシア副大統領ら閣僚が、現地報道陣にもみくちゃにされながら日系自動車メーカーのブースを視察する姿があった。この“ハレ”の舞台を最も心待ちにしていたのは、ダイハツ工業経営陣であったろう。そのわずか10日前に、インドネシア政府のエコカープログラム「ローコスト・グリーンカー(LCGC)」の対象“第一号”として、「アイラ/アギア(後者はトヨタ向けOEM車)」を発売したばかり。

  • 日立と英国の“蜜月”の裏にある元駐日英国大使のキーマンの姿

    News & Analysis
    日立と英国の“蜜月”の裏にある 元駐日英国大使のキーマンの姿

    2013年9月24日

    「また“彼”が動いているのか?」――。日立製作所と英国――。両者の蜜月ぶりに、競合の重電メーカー幹部が神経をとがらせている。この2年ほどの間で相次いだ、英国での日立のビッグプロジェクト獲得。その陰で心穏やかでなかったが、またも心を揺り動かすような日立の“英国案件”が舞い込んだのだ。後述するが、ヘルスケア事業での実証実験開始がそれだ。

  • 京都市と住友重機が正面衝突前例なき“契約解除”の教訓

    News & Analysis
    京都市と住友重機が正面衝突 前例なき“契約解除”の教訓

    2013年9月20日

    8月2日、京都市は数年越しで進めてきた「ごみ焼却灰溶融施設の建設計画」で、工事を請け負っていた住友重機械工業に対して“契約解除”を通告した。この新型施設は、設備の心臓部でトラブルが相次いだことから、引き渡しの時期が3年以上遅れていた。現在、契約を解除した立場の京都市は、すでに完成している建屋の解体・撤去を求めるという前代未聞の事態に発展している。

  • 羽田国際線の発着枠配分めぐり対立深めるANA、JAL“最後のお願い”

    News & Analysis
    羽田国際線の発着枠配分めぐり 対立深めるANA、JAL“最後のお願い”

    2013年9月20日

    羽田空港の権益をめぐり、日本航空(JAL)とANAホールディングスの対立が激しさを増している。この夏以降、記者会見やインタビューなどで双方のトップがたびたび持論を展開、政治も巻き込み泥仕合の様相を示し始めている。

  • 【日立建機】業績を牽引した「鉱山機械」の需要減退で景気に左右されない効率性の追求が課題

    News & Analysis
    【日立建機】 業績を牽引した「鉱山機械」の需要減退で 景気に左右されない効率性の追求が課題

    2013年9月20日

    規模で2倍以上の開きがある、コマツと日立建機。どちらも資源メジャーズによる鉱山機械の投資抑制により、再び社内の“効率性の追求”が経営課題となっている。日立建機の悩みに着目した。

  • ウランと原発一体販売の経験を応用?東芝“仰天”シェール輸入の裏側

    News & Analysis
    ウランと原発一体販売の経験を応用? 東芝“仰天”シェール輸入の裏側

    2013年9月18日

    9月9日の夜も更ける頃、突如入った一報に、大手電力会社の幹部は驚きを隠さなかった。「え?東芝が!?」――。  内容は、東芝が米国産シェールガスの液化加工契約を締結したというもの。シェールガスは新技術を駆使し、米国で産出されている天然ガスで、現状で日本が輸入している中東やアジアのLNG(液化天然ガス)より圧倒的に安く、今後輸入の拡大期待がされている。

  • 炭酸ブームの“最終兵器”ホット炭酸は新たな市場を生むか

    News & Analysis
    炭酸ブームの“最終兵器” ホット炭酸は新たな市場を生むか

    2013年9月18日

    飲料業界のカテゴリの中でも唯一、6年連続プラス成長を維持しているの炭酸飲料。2006年の日本コカ・コーラによる「ゼロカロリー炭酸」、12年のトクホ(特定保健用食品)コーラなど、飲料市場の成長の起爆剤を生んできたカテゴリーでもある。その炭酸カテゴリーからこの冬“最終兵器”が登場する。なんと、温めて飲む「ホット炭酸」だ。日本コカからは、カナダドライ ホットジンジャーエールが10月21日に、キリンビバレッジからは「キリンの泡 ホット芳醇アップル&ホップ」が11月5日に、それぞれ発売される。

  • 英訴追で上がったオリンパス事件第2幕FBIに渡った極秘資料の中身

    News & Analysis
    英訴追で上がったオリンパス事件第2幕 FBIに渡った極秘資料の中身

    2013年9月17日

    オリンパスの損失隠し事件で英国の重大不正捜査局(SFO)が4日同社を訴追し、第2幕は音もなく上がった。SFOは日本の東京地検特捜部にあたるとされ、法人を訴追するのは初めてのことだから、判決が出るまでの期間や罰金の額などは予断を許さない。それだけに英国での訴追について、各種メディアは淡々と報じているだけだ。しかし意外な急展開を見せるかもしれないのは、むしろこれからだろう。

  • 自動車業界が消費増税に悲鳴!2500億円の減税要望を検討

    News & Analysis
    自動車業界が消費増税に悲鳴! 2500億円の減税要望を検討

    2013年9月17日

    迫る消費増税をにらんで、国内自動車メーカー14社で構成される業界団体、日本自動車工業会(自工会)が総額2500億円規模の減税要望を検討していることがわかった。要望は、2014(平成26)年度税制改正に向けたもの。9月9日には、自由民主党税制調査会小委員会が開催されており、事実上の税制論議がスタートした。年末にかけて、自動車業界は、永田町・霞ヶ関との折衝に追われるうえ、自動車メーカー間の利害の不一致も予想されており、波乱含みの展開になりそうだ。

  • サムスンに“倍返し”できるのか?ソニーがカメラ技術で反撃開始

    News & Analysis
    サムスンに“倍返し”できるのか? ソニーがカメラ技術で反撃開始

    2013年9月17日

    今月4日夜、20万人以上が集まる世界最大級の家電ショーであるIFA2013が開催されていたベルリン市内で、ソニーが一部のメディアを対象にした非公開のパーティが催していた。「VIP メディア レセプション」。そう書かれた招待状を受け取った幸運な人たちは、ソニーの用意したバスに乗り込むと、市内の大型商業施設にあるフロアに案内された。

  • 【旭硝子】液晶用が稼げず3期連続の営業減益求められる利益構造の転換

    News & Analysis
    【旭硝子】 液晶用が稼げず3期連続の営業減益 求められる利益構造の転換

    2013年9月13日

    旭硝子が、急速に業績を悪化させている。高収益を誇った電子事業が利益を落とし、建築用ガラス事業に至っては赤字に転落した。利益構造を転換しない限り、かつての輝きは取り戻せない。

  • 上場後初の大型M&Aに着手サントリーがぐいっと呑み込む海外市場

    News & Analysis
    上場後初の大型M&Aに着手 サントリーがぐいっと呑み込む海外市場

    2013年9月12日

    サントリー食品インターナショナルは9日、英国の製薬メーカー、グラクソ・スミスクライン(GSK)の清涼飲料事業を2106億円で買収すると発表した。買収するのはスポーツ飲料・エナジードリンクブランドの「ルコゼード」、果汁・濃縮飲料ブランドの「ライビーナ」のブランドと生産設備、営業網、人員などの関連資産で、約797億円の売り上げ規模を持つ事業だ。サントリー食品にとっては、09年に約3000億円で買収したオランジーナ・シュウェップス以来最大の案件となる。

  • 日本発売を遅らせ割安価格で挑むソニーPS4戦略のイチかバチ

    News & Analysis
    日本発売を遅らせ割安価格で挑む ソニーPS4戦略のイチかバチ

    2013年9月12日

    ソニー・コンピュータエンターテインメント(SCE)が今年11月に発売する「プレイステーション(PS)4」で、イチかバチかの賭けに出た。日本での販売時期を来年2月にずらし、規模の大きな欧米市場を優先、価格も従来と比べると低めに設定し、勝負に出るのだ。

  • 安倍首相の汚染水収束”国際公約”で東電再建問題に集まる淡い期待

    News & Analysis
    安倍首相の汚染水収束”国際公約”で 東電再建問題に集まる淡い期待

    2013年9月11日

    「首相が“国際公約”にしてしまったんだから、もう事故処理はすべて東電で、とはならんでしょう」(経済産業省幹部)。2020年の東京五輪の招致を決定付けたという、福島第1原子力発電所の汚染水問題をめぐる安倍晋三首相のスピーチ。「状況はコントロールされている」とした演説内容にはいまだ疑問の声も大きいが、東京電力を取り巻く関係者たちは一様にそれぞれが抱く淡い期待を隠そうともしない。

  • 今後2週間が勝負を分けるTPP国内調整の前途多難

    News & Analysis
    今後2週間が勝負を分ける TPP国内調整の前途多難

    2013年9月6日

    これからの2週間が、勝負を分けることになりかねない。交渉参加の是非をめぐって日本の世論を二分したTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)。8月22~31日にブルネイで開かれた交渉会合に、日本は事実上初参加したが、参加国は「年内妥結」を目指すと表明。日本はいきなり正念場を迎えることとなった。

  • 【ゼネラル・エレクトリック(GE)】ソフトウェアへ注力投資インフラ事業で目指す“産業版アップル”

    News & Analysis
    【ゼネラル・エレクトリック(GE)】 ソフトウェアへ注力投資 インフラ事業で目指す“産業版アップル”

    2013年9月6日

    米ゼネラル・エレクトリックが、研究所の建設に10億ドルをつぎ込むなど、ソフトウェアへの投資に懸けている。世界を代表するインフラ“メーカー”が、なぜソフトウェアへ傾注するのか。

  • ホンダvsトヨタのハイブリッド戦争再燃!第2ラウンド幕開けの先に見える消耗戦

    News & Analysis
    ホンダvsトヨタのハイブリッド戦争再燃! 第2ラウンド幕開けの先に見える消耗戦

    2013年9月5日

    ついに、ホンダが反撃の狼煙をあげた。「今だから率直に認められるのだが、『インサイト』はトヨタ自動車の『プリウス』に完敗した。今度ばかりは、絶対に負けるわけにはいかない」(ホンダ幹部)。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集部 宮原啓彰

    NHK大河ドラマ「光る君へ」ロスが深刻です……

     2024年最後の号、「総予測2025」をお手に取っていただきありがとうございます。そして、この一年、「週刊ダイヤモンド」をご愛読いただいた読者の皆さま、ならびに取材先、印刷、運搬、全国の書店の方々に感謝申し上げます。
     NHK大河ドラマ「光る君へ」最終話の放映翌日、彰子ロスの中で本特集における、この最終原稿を書いています。
    「嵐が来るわ」──。新時代の到来を予見させる武者たちの背に放たれた、まひろ(紫式部)の最後のセリフは、来る25年を目前に控えた心境と重なるのではないでしょうか。
     戦後80年の節目に、これまでの国際秩序が崩壊する「新時代」が幕を開けようとしています。本特集がその活路となれば幸いです。

  • 副編集長 大矢博之

    財務省が抵抗する所得税減税 インフレ“自動増税”放置させるな

     子供のころ、真剣に悩んでいたのはお小遣いの使い道。今お菓子を買うのか、数カ月分ためて漫画を買うのか。やりくりは重大事で、もっと自由に使えるお金が欲しいと思っていました。
     お金の使い道を決められることは権力です。自民党や財務省が給付金の支給は簡単に決めるのに、所得税の基礎控除引き上げには難癖をつけて抵抗するのは、税収減が権力の減少に直結するからでしょう。インフレに伴う〝自動増税〟を、30年近くにわたって放置させてはいけません。
     さて新年を前に、子供へのお年玉やお小遣いの額を決める時期になりました。自分が経験してきた過去の金額でいいのか。インフレ対応をすべきなのか。お金の使い道の悩みは尽きません。

最新号の案内2025年1月4日号

表紙

特集総予測2025

2025年、このくしくも戦後80年の節目の年に、日本と世界が新時代に突入する――。ダイヤモンド編集部の総力と国内外の超一流の専門家たちの英知を結集させた超人気企画「総予測」では、経済や景気、産業・企業の25年を予測するのみならず、トランプ・…

特集22024『ベスト経済書』

日本経済の長期停滞の要因を改めて考察し、停滞から脱出するための方策を検証する。それが2024年のベスト経済書の顔触れの根底にある。長期にわたる大規模な財政出動と金融緩和の総括、劣化が停滞の要因の一つとされる人的資本への投資の在り方などに関す…