記事一覧:Inside1307件
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富士フイルムの買収計画は白紙に ゼロックスが買収契約を破棄
2018年5月26日号“味方”に、2度も裏切られた。5月13日、米ゼロックスは1月に合意した富士フイルムホールディングス(HD)との買収契約を破棄すると発表した。本誌5月19日号では、「ゼロックスは買収差し止めを求め裁判で争っていた大株主カール・アイカーン氏らと、裁判所の買収差し止め仮処分命令が出た直後に和解。
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強まるJDIのアップル依存 2020年のiPhoneが鍵
2018年5月26日号「アップルはいつまで液晶を続けてくれるのか」──。これが経営再建中の液晶パネル大手、ジャパンディスプレイ(JDI)の内部で熱い議論になりつつある。
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店舗の在庫をスピード配送 セブンのネット宅配の死角
2018年5月26日号運転手の確保には、全く問題はないと言ってはいるが──。セブン-イレブン・ジャパンは5月10日、現在北海道の15店で試験的に行っている、スマートフォンで注文を受けた店舗の商品を宅配するサービスを、2019年にも全国展開する方針を発表した。注文から2時間以内に自宅に配達可能で、到着時間は1時間ごとに指定できる仕組みだという。
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新会社11社を相次ぎ“粗製乱造” 東電「投資ラッシュ」の多難な船出
2018年5月19日号東京電力ホールディングス(HD)の小売事業会社である東電エナジーパートナー(EP)が、ベンチャー企業に出資するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を設立した。
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巨額損失計上と実力社長退任がトリガー IHI、造船株売却の現実味
2018年5月19日号同社の2017年度の決算は散々だった。JFEホールディングス(JFE)と“二大株主”として45.93%ずつ出資している造船専業会社のジャパン マリンユナイテッド(JMU)が、17年度に694億円もの最終赤字を計上。これに伴って320億円の投資損失を被り、期初に予定していた経常利益が半分以上吹っ飛んだのだ。
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新国立競技場周辺が新拠点化 “攻める”三井不の再開発
2018年5月19日号今年3月、東京・日比谷に新たな都心のシンボルとして「東京ミッドタウン日比谷」が生まれた。手掛けたのは三井不動産だ。東京駅を挟んで、東の日本橋を牙城とする三井不と、西の丸の内を牙城とする三菱地所は、昔から都市開発でしのぎを削ってきた。この施設ができたことで、三井不が三菱地所の本丸に攻め入る橋頭堡となりそうだ。
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液晶TV400万台規模を買い取りか? シャープ支える鴻海の「ミルク補給」
2018年5月19日号台湾の鴻海精密工業の傘下で業績を改善させるシャープ。2018年3月期は、4年ぶりに最終黒字を計上し、6年ぶりの復配を決めたが、見逃せない規模になりつつあるのが、鴻海からの「ミルク補給」だ。
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富士フイルムHD買収案に暗雲 混迷極まるゼロックス買収劇
2018年5月19日号富士フイルムホールディングス(HD)が1月に発表した米ゼロックス買収が二転三転している。まず4月27日、米ニューヨーク州上級裁判所が買収差し止めの仮処分を決定した。「ゼロックスのジェフ・ジェイコブソンCEOが、自らの地位を守るために富士フイルムHDとの統合を推進し、株主利益を守らなかった」という、カール・アイカーン氏ら大株主の訴えを認めた格好だ。
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ソニーの高齢者ビジネスの武器に? aiboが“介護犬”デビュー
2018年5月12日号1月の発売以降、いまだ入手困難が続いているソニーの新型「aibo」が意外な場所で人気だ。4月からソニーフィナンシャルホールディングスの介護事業子会社、ソニー・ライフケア傘下の介護付き有料老人ホームにaiboが“入居”し、ホーム入居者の介護をサポートする取り組みが始まったのだ。
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新卒100人に“ただ飯”を食わせる! ダイキン、AI人材育成の秘策
2018年5月12日号空調機メーカー世界最大手のダイキン工業が、今年4月に入社した理系社員100人に対し、2年間にわたって“ただ飯”を食わせるという太っ腹な戦略に乗り出している。
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1年で三菱UFJ銀1行分が消失 米銀が店舗大リストラ敢行中
2018年5月12日号米国の大手銀行4行がそろって、急ピッチで店舗大リストラを進めている。その多くは、法人減税や市場取引の活発化などの恩恵を受けて、当期純利益が前年同期比で大幅増益を記録。一方、その陰で経営効率アップのために大幅な店舗削減を続ける姿も浮き彫りになった。17年12月からの3カ月だけでも4行合計で133の店舗が消失。この1年では655にも上る。
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遠のいた柏崎刈羽原発のゴール 知事辞任でも喜べない東電
2018年5月12日号東京電力ホールディングスの柏崎刈羽原子力発電所が立地する新潟県の米山隆一知事が、週刊誌に報じられた自身の女性問題の責任を取って辞任することになった。柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な姿勢だった米山知事の辞任は、東電にとって“熱烈歓迎”のはず。ところが、実はもろ手を挙げて喜べる状況ではない。
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AI、ドローン活用の作物が高値流通 “スマート枝豆”が農業変える
2018年5月12日号人工知能(AI)やドローンなどのテクノロジーが、“儲かる農業”の実現に本格的に貢献し始めている。
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「絞りと集中」でシェア急伸 “独り負け”キリン好転の理由
2018年5月12日号ビール大手の中で独り負け状態だったキリンビールが今年に入り絶好調だ。昨年は大手4社の中で唯一ビール類のシェアを落としたが、今年1~3月の販売数量は市場平均が約1%減の中、前年同期比5%増と健闘し、シェアを伸ばした。
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ファミマを子会社化する伊藤忠 ドンキとの関係はどうなる?
2018年5月12日号イオンの筆頭株主でローソンを子会社化した三菱商事、三井物産が出資するセブン&アイ・ホールディングスと並んで、伊藤忠商事は小売りの第三極を形成することができるのだろうか──。
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くすぶるルノー・日産の合併論 ゴーン氏の“本音”に透ける苦悩
2018年4月28日号「合併がベストの選択だとは考えていない」──。仏ルノー、日産自動車、三菱自動車の3社連合を率いるカルロス・ゴーン氏は日本滞在中の先週、周辺にそう語ったという。
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邦銀の仮想通貨連合で“一斉離脱” 擦れ違う地銀とSBIの思惑
2018年4月28日号SBIグループが主導し、3メガバンクを含む最大61行の邦銀が加盟していた「内外為替一元化コンソーシアム」。仮想通貨「リップル」の技術を使い、安価で高速な送金プラットフォームの開発を目指すこの連合に今、異変が起きている。
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大穴電力ベンチャーを舞台に結成 東ガス主役の「反・東電連合」
2018年4月28日号電力・ガスの小売り自由化で東京電力ホールディングス(HD)と激しいつばぜり合いを演じる東京ガス。その東ガスがあるスタートアップ企業へ出資したことが、エネルギー業界で話題に上っている。
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火力発電、MRJに続く試練 三菱重工、トルコ原発の幕引き
2018年4月28日号三菱重工業内で、また一つアラートが鳴り始めた。「アトメア1」の採用を前提に計画が進められている、トルコにおけるシノップ原子力発電所プロジェクトだ。
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減収減益のしまむらと明暗 好調ファストリが抱える課題
2018年4月28日号ファーストリテイリング(以下、ファストリ)は2018年8月期の中間決算を発表した。売上高は前年同期比17%増の約1兆2000億円、営業利益は同30%増の約1700億円となり、共に中間期で過去最高。通期の連結売上高は2兆1100億円と、初めて2兆円の大台に到達する見込みだ。