生保協会に業務品質で認定された30社が
生命保険会社を忖度なしの“逆査定”
2017年3月、金融庁は「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表した。それ以降、銀行や証券会社、生命保険会社などの金融機関は、商品の販売・契約や問い合わせ対応、情報提供など、あらゆる業務が顧客本位であるかどうかが問われるようになった。
生保商品を選ぶ際に失敗しないためには、生保会社がどの程度、顧客本位の業務運営を実践しているかも重要な視点だ。だが、統一された指標は存在しないため、定量的に評価することは難しい。
そこでダイヤモンド編集部は、複数の生保会社の商品を取り扱う乗り合い代理店にアンケートを実施。直接、消費者と接する乗り合い代理店は、生保会社が顧客本位で事業を行っているか否か、日常業務の中で肌身に感じているからだ。なお、保険ショップなどを運営している乗り合い代理店は、大手であれば30社を超える生保会社の商品を取り扱っている。
具体的にアンケートを依頼した乗り合い代理店は、生命保険協会の業務品質評価制度で認定された42社。そのうち30社から回答を得た。
業務品質評価制度とは、顧客対応とアフターフォロー、個人情報保護、ガバナンスの4項目において、生保協会が中心となって作った基準で代理店を評価する制度だ。これをクリアした優良代理店が、本特集では生保会社を“逆査定”したというわけだ。
生保協会に業務品質で認定された30社が
生命保険会社を忖度なしの“逆査定”
2017年3月、金融庁は「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表した。それ以降、銀行や証券会社、生命保険会社などの金融機関は、商品の販売・契約や問い合わせ対応、情報提供など、あらゆる業務が顧客本位であるかどうかが問われるようになった。
生保商品を選ぶ際に失敗しないためには、生保会社がどの程度、顧客本位の業務運営を実践しているかも重要な視点だ。だが、統一された指標は存在しないため、定量的に評価することは難しい。
そこでダイヤモンド編集部は、複数の生保会社の商品を取り扱う乗り合い代理店にアンケートを実施。直接、消費者と接する乗り合い代理店は、生保会社が顧客本位で事業を行っているか否か、日常業務の中で肌身に感じているからだ。なお、保険ショップなどを運営している乗り合い代理店は、大手であれば30社を超える生保会社の商品を取り扱っている。
具体的にアンケートを依頼した乗り合い代理店は、生命保険協会の業務品質評価制度で認定された42社。そのうち30社から回答を得た。
業務品質評価制度とは、顧客対応とアフターフォロー、個人情報保護、ガバナンスの4項目において、生保協会が中心となって作った基準で代理店を評価する制度だ。これをクリアした優良代理店が、本特集では生保会社を“逆査定”したというわけだ。
ベストランキング21社
ワーストは31社を一挙公開
アンケートでヒアリングしたテーマは「アフターフォローの対応・体制」「保険販売・契約のサポート」「設計書や契約システムの使いやすさ」「商品力」の4項目。それぞれにおいて、最も顧客本位だと感じる生保会社を3社、また顧客本位の観点で改善すべき点があると感じる生保会社3社を、順位付けして挙げてもらった。
なお、回答を寄せた代理店名は特集内で記したが、どの代理店がどのように評価したかはあえて記していない。生保会社に忖度せずに回答してもらうためだ。
本特集では「顧客思いの生保会社ベスト&ワーストランキング」を一挙公開している。果たして上位にランクインした生保会社はどこか。逆に代理店の評価が低いワースト1位にランクインした生保会社に対しては、「致命的」な欠陥を指摘する辛辣な声が代理店から相次いだ。その生保とは一体どこか。
知らなきゃ損する保険選びの超基礎知識と
5分野の生保商品ランキングを掲載
『週刊ダイヤモンド』7月8日号は「最強 保険見直し術」です。
光熱費や食費などの生活コストが上昇する中、毎月支払っている保険料を見直す人が増えそうです。しかし、実際にどうやって見直せばいいのでしょうか。
そこで、保険の見直し方をイチから解説。家族構成や人生プラン、資産状況によってそれぞれ違う必要保障額の導き出し方や、高額な医療費をカバーしてくれる「高額療養費制度」、生保販売チャネルの違いなど、具体的に商品を検討する前に知っておくべき超基礎知識をまとめました。
さらに、ファイナンシャルプランナーら27人が生保商品を辛口採点。医療保険、がん保険、収入保障保険、変額保険、外貨建て保険の5つの分野のベスト&ワーストランキングを掲載。自分に合った、最適な保険選びのための知識をお届けします。