記事一覧:特集10409件
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特集 Part6
カリスマが遺す言葉
2015年06月06日号かつて、流通・小売りの世界に大きな革命を起こした男がいた。ダイエーを立ち上げ、流通業界のトップにのし上がった中内功だ。中内は、「価格の決定権をメーカーから消費者に取り返す」という信念の下、重層で無駄の多かった旧来型の流通構造を根底から破壊し、圧倒的な販売力をもってメーカーとの徹底抗戦を貫いた。
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特集 Part1
カリスマ鈴木敏文の反省
2015年06月06日号5月13日。東京都港区のグランドプリンスホテル高輪には、セブン&アイ・ホールディングスの取引先が大集結していた。この日は、年に1度の「取引先懇談会」。食品メーカーや飲料メーカーなど、実に800社、2000人が会場を埋め尽くし、荘厳な雰囲気に包まれていた。
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特集
鈴木敏文の破壊と創造
2015年06月06日号商品を仕入れたこともなければ、売ったこともない──。そんな“素人”ながら、独特の感性と大胆な発想力で日本最大の小売りグループのトップに君臨する男、鈴木敏文。彼はなぜ勝者であり続けることができるのか。
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特集 Part2
鈴木敏文(セブン&アイ・ホールディングス会長兼CEO)インタビュー
2015年06月06日号イトーヨーカ堂に入社後、セブン-イレブンを立ち上げ、日本一の流通グループに育て上げた流通最後の“カリスマ”が今、全てを語る。
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特集 Part2
【Column】 原理原則を説いているから 10年以上変わらぬ言葉
2015年06月06日号「10年以上、同じことを言い続けている」。鈴木敏文会長は、今回のインタビューでそう答えた。確かに過去の本誌記事を振り返ってみると、その内容にほとんど変わりがないことに気付く。
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特集 Part3
【支える人々】 村田紀敏(セブン&アイ・ホールディングス社長)インタビュー
2015年06月06日号イトーヨーカ堂に業績的課題があるというのはその通りですが、グループの創業会社ですからね。簡単に「この辺で切ろうか」などと決断はできないから、何とか時代にマッチした業態にしていかねばなりません。
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特集 Part3
【破壊】 失敗して店をつぶしたっていい 思い切って好きにやってみろ
2015年06月06日号5月のある週末。埼玉県上尾市のショッピングセンター(SC)、アリオ上尾店のフードコートのテラス席は熱気に包まれていた。 「肉が焼けたよ!」「おいしい!」 家族連れの客が興じていたのはバーベキュー。ここでは店内の精肉売り場で買ったばかりの肉を、焼いて食べることができるのだ。
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特集 Part3
【支える人々】 大高善興(ヨークベニマル会長)インタビュー
2015年06月06日号2006年にホールディングス入りを決めたのは、高齢化社会が進み、20年後に食品の消費量が大幅に落ち込むと予測されたからです。価格競争を避けるには、差別化した商品しかありません。
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特集 Part3
【仮説】 上質な商品を求める客は増える 安さを追求していてはダメだ
2015年06月06日号いよいよ1兆円の大台が見えてきた。2007年に誕生したセブン&アイ・ホールディングス(HD)のプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」の売上高が14年度、8150億円を記録、イオンのPB「トップバリュ」(同7799億円)を抜き去ったのだ。
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特集 Part3
【変化】 常にお客の立場になって考え 時代の変化に対応すればいい
2015年06月06日号セブン-イレブンには悩みがあった。日販(1店舗の1日当たりの平均売上高)約66万円と、競合チェーンに10万円以上の差をつけ、コンビニエンスストア業界で独り勝ちのセブン。だが、エリアごとにその数字を追っていくと、他チェーンとの差が10万円を下回る地域があったからだ。
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特集 Part4
取引先まで組織の一員に “鈴木イズム”継承のすごみ
2015年06月06日号なぜセブン-イレブンは他社を寄せ付けないほどの絶大な販売力を有しているのか。その秘密は、鈴木敏文会長の考えや方針が隅々にまで浸透する組織の仕組みにあった。
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特集 Part5
地域に根差した企業と組め! セブンがもくろむ次の一手
2015年06月06日号「M&Aで規模を追うことはしない」。かねてこう公言してきた鈴木敏文会長だが、M&Aそのものを否定しているわけではない。最近の業務・資本提携から、次の一手を探る。
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特集 Part5
【Column】 水素ステーションを併設! 狙いはインフラ機能の深化
2015年06月06日号ついに、コンビニエンスストアで水素まで買うことができる時代がやって来る──。セブン-イレブンは、燃料大手の岩谷産業と組み、次世代エコカーとして本命視されている燃料電池車の燃料を供給する「水素ステーション」を併設した店舗を展開する。
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特集 Part5
これが小売業の最終形! オムニに秘めるセブンの野望
2015年06月06日号「小売業の最終形」として鈴木敏文会長が強調するオムニチャネル戦略。10月から本格的に始まるセブン&アイ・ホールディングスのオムニチャネルとはいかなるものか。実像に迫った。
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特集 Part4
【Column】 表彰状や金バッジが大好き オーナーが語るセブンの“裏”
2015年06月06日号セブン-イレブンを支える力の源泉の一つは、加盟店のオーナーたち。現場の最前線で日々顧客と接するオーナーは、本部や鈴木敏文会長の存在をどう感じているのか。本音に迫った。
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特集 Part3
【Column】 世界初がめじろ押し! 恐るべしセブンの開発力
2015年06月06日号セブン-イレブンが世界や国内で初めて展開した商品やサービスはATMだけではない。なぜなら、現在のコンビニをゼロからつくり上げてきたのはセブン-イレブンだからだ。
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特集 Part3
【継続】 皆が反対することは逆にチャンス 信じたことをやり続ければいい
2015年06月06日号「安斎さん握手をしましょう。ぜひ、お願いしたい」。2000年初め、当時、東京都港区芝公園にあったイトーヨーカ堂本社に、日本銀行の理事から日本長期信用銀行(現・新生銀行)に転じ、頭取として破綻処理を終えたばかりの安斎隆氏(現・セブン銀行会長。下写真)の姿があった。当時、イトーヨーカ堂とセブン-イレブンが銀行を設立する方針を打ち出しており、そのトップを打診されていたからだ。
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特集 Part3
【支える人々】 井阪隆一(セブン-イレブン・ジャパン社長)インタビュー
2015年06月06日号鈴木会長は、コストはあまり考えませんね。まず、お客さまのニーズ。それをつかまず、コストありきでやっていては、なかなかお客さまの欲するレベルまで行き着かないという気持ちがあるのだろうと思います。
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特集 Part4
人見知りでシャイな青年が 流通のカリスマになるまで
2015年06月06日号小売りに関心はなく、シャイで人見知り──。いまや流通業界のカリスマとなった鈴木敏文会長だが学生時代は違う側面をのぞかせていた。友人の証言から、鈴木会長の足跡を追った。
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特集 Part3
【Column】 秘密は車中のラジオにあり 鈴木会長の情報収集法
2015年06月06日号セブン&アイ・ホールディングス本社の9階にある鈴木敏文会長の執務室には、2台のパソコンがある。しかし鈴木会長は、「あんな面倒なものやらない」と言って、POSデータの確認以外ではほとんど使わない。当然、インターネットも利用しない。