記事一覧:特集10409

  • 特集 Part1
    アップルの秘奥を覗いた男たち

    2012年10月06日号  

    これは秘密のベールに包まれたアップルと直接、接触し、“未知との遭遇”を果たした、数少ない日本人たちの貴重な証言集だ。

  • 特集
    【Prologue】 いまや世界に君臨する支配者

    2012年10月06日号  

    この40年弱の間に、アップルは驚くべき成長を遂げた。特にジョブズがCEOに復帰した2000年以降の伸びがすさまじく、90年代の売上高成長率の平均が2.7%であるのに対し、2000年以降のそれは30.4%である。

  • 特集 Part1
    【Column】 史上まれに見る1社依存 電子部品業界の成長は半分がアップル頼み

    2012年10月06日号  

    今年6月、ゴールドマン・サックス証券(GS)から驚愕のレポートが出た。GSの高山大樹アナリストによると、日本における電子部品業界の成長は、その半分近くがアップルに支えられる見通しだというのだ。

  • 特集 Part1
    最先端工場が患う アップル依存症候群

    2012年10月06日号  

    日本で初めての「アップル倒産」が起きた──。その事件の序章は、昨年8月までさかのぼる。小型モーターが主力の電子部品メーカー、シコー(神奈川県大和市)。白木学社長は、アップルからiPhone4S用の大量発注がないことに苛立っていた。

  • 特集 Part1
    やっぱり日本の“匠”が欲しい! アップルが求める最先端製品の数々

    2012年10月06日号  

    毎年、アップル製品に求められる驚きとイノベーション。美しい画面、素晴らしいカメラ、薄い筐体、気持ちのいい音……。その進化を実現させているのが、日本の“匠”の技術だ。

  • 特集 Part1
    【Column】 コネクタが変わった! アップルに翻弄されるオーディオメーカー

    2012年10月06日号  

    「うーん、いま買うのはオススメできないですね」 iPhone5発売を目前に控えた9月中旬、都内の家電量販店。「iPhone/iPod対応」をうたうポップが並んだミニコンポの前で女性店員は困った表情を浮かべた。

  • 特集 Part1
    アップルの次期目玉製品は 小型タブレットにテレビ?

    2012年10月06日号  

    「アップルは必ず、テレビのようなディスプレイ商品を出しますよ」 9月中旬、台湾の首都・台北市中心部にある洒落たカフェで、小ぎれいなシャツをまとった男性が本誌記者にそう言い放った。

  • 特集 Part2
    販売効率、在庫・原価管理 盤石の足腰が利益を生む

    2012年10月06日号  

    謎を解くヒントは、まず世界に380店を展開する直営店「アップルストア」にある。主に都会の一等地にあるアップルストアには高い費用がかかっている。特注品のガラスを多く取り入れて、大阪の心斎橋店では「ガラスのらせん階段だけで1億円かかった」(元アップル幹部)。内装や家具にもこだわり、一見利益を圧迫する話に聞こえる。しかしこれが実は、利益を守る戦略につながっているのだ。

  • 特集 Part2
    数字から見えてくる 桁はずれ経営

    2012年10月06日号  

    今のアップルからすれば、想像もできない光景だった。1998年1月、米サンフランシスコで開かれたアップル製品の祭典「マックワールド」の基調講演のこと。当時の記録によると、前年にアップルに復帰したスティーブ・ジョブズは壇上でプレゼンテーションの締めに入ると、「ワン・モア・シング(あともう一つ)」という決めぜりふに続けて、こう口にした。

  • 特集 Part3
    アプリ開発を個人に委ねる アップルが開いた夢舞台

    2012年10月06日号  

    「スマートフォンって、いわばT型フォードだと思うんです」iPhoneアプリの開発講座「レインボーアップス」を運営するジークラウドの渡部薫代表は言う。1908年に米フォード・モーターが発売した大衆車「T型フォード」は、20世紀に花開いたモータリゼーションの起点となった歴史的名車だ。

  • 特集 Part5
    ビジネスに役立つアプリ

    2012年10月06日号  

    せっかくiPhoneを手に入れたなら、ビジネスで役立つ定番アプリもチェックしたい。スケジュール管理から便利な電卓や辞書まで、お薦めの35本を紹介する。 *掲載したアプリの仕様や価格は9月中旬のもの

  • 特集 Part3
    山本孝昭(ドリーム・アーツ社長)インタビュー

    2012年10月06日号  

    アップルの商品はとても魅力的だ。そのワクワク感が、大企業にも広がっている。最近では野村証券やLIXILグループが数千台単位で導入したとニュースになった。しかしそんな期待感とは裏腹に、そこに大きな“落とし穴”があることはあまり知られていない。

  • 特集 Part3
    “万能マシン”が駆逐する 単機能デバイスの命運

    2012年10月06日号  

    「iPhoneで何でもできるという雰囲気になっている。その空気が一番怖い」。ある精密機器メーカーの中堅社員は、こう漏らす。iPhoneやiPadの登場で、機能が一つしかない製品の市場が食い荒らされている。その最たる例が、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)だろう。

  • 特集 Part3
    CDを殺したiTunes 音楽業界の「見えない未来」

    2012年10月06日号  

    CDが売れなくなり、さらに音楽番組自体の視聴率も落ちた。視聴率とCD売り上げの相乗効果はなくなり、ひたすら落ち込むばかりだ。音楽レコード店も衰退し、生き残りを問われている。実は、そんな業界の構造変化に一役買ったのが、10年前に始まったアップルの音楽配信サービスの「iTunes」なのだ。

  • 特集 Part5
    iPhone自由自在

    2012年10月06日号  

    iPhoneを初めて利用する人のために、ちょっとしたテクニックを紹介。iCloudやSiriの活用から、知る人ぞ知る設定まで、知っておくとさらに便利になるはず。

  • 特集 Part3
    山中俊治(慶應義塾大学大学院教授 リーディング・エッジ・デザイン代表)インタビュー

    2012年10月06日号  

    アップルのデザイン体制の特徴を挙げるとしたら、まずデザインチームがごく少人数で構成されていることだろう。少人数体制を可能にしているのは、商品のアイテム数自体が少ないからである。むやみに商品数やバリエーションを増やすと手間がかかり、完成度も上がらない。商品数を極端に絞るという経営判断があるからこそ実現する組織形態だ。

  • 特集 Part3
    設計、製造技術、特許で デザインの競争力を実現

    2012年10月06日号  

    デザインで世界を制したと賞賛されるアップルだが、洗練された製品の裏側には非効率ともいえる構造が隠されている。非常識な設計を許し、あらゆる手段を駆使して実現に奔走する。アップルのデザインの真の強さはそこにある。

  • 特集 Part3
    iPhoneの威力と 通信業界に与えた副作用

    2012年10月06日号  

    iPhone5に導入された高速通信「LTE」の電波の届く強さを示した調査結果。手線内ではKDDIに軍配が上がった。事実、ソフトバンクもLTE整備の遅れを認めており、10月中に対策を講じるという。昨年のiPhone4S対決では劣勢に立たされたKDDIも、今回は攻守を逆転したようだ。こうして両社の対決が盛り上がる中、ほくそ笑むのがアップルである。

  • 特集 Part4
    アップル・ピーク説の真贋 残る課題と次なる戦場

    2012年10月06日号  

    さる9月21日、熱狂的な期待感の中で発売された新型iPhone5。発売当日、全米のアップルストア前には恒例の長蛇の列ができ、アップルへの根強い人気を証明した。だが、その一方で「アップル・ピーク説」がささやかれ始めていることも無視できない。

  • 特集 Part4
    雇用はなくとも株価で貢献 アップルと米国人の暮らし

    2012年10月06日号  

    iPhone5がアップルストアの店頭で発売になった9月21日の早朝。全米各地の店の前に徹夜で並んだファンたちの姿を米メディアが「iPhone5 Craze」の見出しで報道した。同じころ、ミシガン州の田舎町に住むダグ・メルビンさんは、都会の喧噪をよそに朝靄の中で、馬たちに干し草を与えていた。

定期購読キャンペーン

記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…