記事一覧:稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より32

  • 人と企業を成長発展に導くもの [二]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    人と企業を成長発展に導くもの [二]

    2019年05月25日号  

    航空会社の経営を安定的なものにするためには、路線別また路便別に採算がわかるような仕組み、いわゆる「管理会計システム」が不可欠と考え、その構築に努めました。これにあたっては、私が京セラにおいて独自に編み出した、「アメーバ経営」を、航空会社にも適用するようアレンジすることにしました。その結果、今では日本航空のすべての路線、路便ごとに、翌日には採算がわかるという、世界の航空会社にも類を見ない、精緻な管理会計システムを構築しています。

  • 人と企業を成長発展に導くもの [一]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    人と企業を成長発展に導くもの [一]

    2019年05月18日号  

    記念すべき第二〇回盛和塾世界大会を、日本のみならず中国や台湾、また遠くアメリカやブラジルの各塾から、さらに今回は、オブザーバーとして韓国からも参加いただき、二日間にわたり盛大に開催できましたことを、本当にうれしく思いますとともに、感謝しています。

  • フィロソフィこそ経営の源泉 [下]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    フィロソフィこそ経営の源泉 [下]

    2019年05月11日号  

    すると最近では、お客様から称賛のお手紙をいただくようになってきました。私の友人であり、脳神経の分野では高名な学者で、また同時に芸能山城組の創設者でもある大橋力(おおはし・つとむ)先生から、次のようなすばらしいお手紙を頂戴いたしました。

  • フィロソフィこそ経営の源泉 [中]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    フィロソフィこそ経営の源泉 [中]

    2019年04月27日号  

    さて、先ほどの方程式に話を戻しますが、この「能力」と「熱意」を点数で表してみましょう。例えば、健康かつ優秀で、「能力」が九〇点という人がいるとします。この「能力」九〇点の頭が良く、良い大学を出た人が、もし自分の能力を過信し慢心し、真面目に努力することを怠るなら、その人が持っている熱意は三〇点くらいのものになるでしょう。すると能力九〇点に熱意三〇点を掛けても、二七〇〇点にしかなりません。

  • フィロソフィこそ経営の源泉 [上]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    フィロソフィこそ経営の源泉 [上]

    2019年04月20日号  

    皆さん、こんにちは。先ほど、盛和塾福島開塾にあたって塾生の方々に自己紹介をしていただきました。皆さんの話を聞いているだけでも、まだ混乱が続く中で、復興に向けて必死で立ち上がろうとしていらっしゃるさまが感じられました。特にこういう厳しい環境の中であればこそ、どうすれば自分の会社や従業員、そして自分の家族を幸せにしていけるか、真剣に考えていらっしゃることと思います。本当に苦しい状況ですが、ぜひがんばっていただきますようお願いいたします。

  • われわれが目指すべき商人道 [下]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    われわれが目指すべき商人道 [下]

    2019年04月13日号  

    今申し上げたようなことを考えておりましたところ、「利によりて行えば怨(うら)み多し」という『論語』の一節に出会いました。利益だけを追求しようとすれば、必ず怨みを買うという意味ですが、安岡正篤先生(一八九八~一九八三、東洋思想の研究者)も「真の利は義に基づくものだ」と言われています。では、「義」とは何かと問われれば、孟子が「義は人の正路(せいろ)なり」と説いていますように、人間として最も大切な道理であると言われています。

  • われわれが目指すべき商人道 [中]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    われわれが目指すべき商人道 [中]

    2019年04月06日号  

    これ以外にも、経営者の地位が低く見られがちな理由があります。それは、不当に高い値段でものを売りつけるというイメージに基づくものです。資本主義社会において、最初におこってくるのは商業資本です。江戸時代のように、工業があまり発達をしていないときには、商業資本が発達していきます。例えば米が、ある地域で不作になり、ある地域で豊作であったとします。商人たちは豊作だった地域から不足している地域に米を運び、利益を乗せて売ろうとします。これが、商いの始まりです。

  • われわれが目指すべき商人道 [上]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    われわれが目指すべき商人道 [上]

    2019年03月30日号  

    今日は、「われわれが目指すべき商人道」というテーマで、お話をしようと思っています。商人道という言葉は今時流行らないかもしれませんが、われわれが目指すべき企業人としてのあり方を考える意味でお話をしたいと思います。

  • 企業倫理とリーダーシップ [下]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    企業倫理とリーダーシップ [下]

    2019年03月23日号  

    一方、中国明代の著名な思想家である呂新吾は、リーダーの資質について、その著書『呻吟語』の中で、次のように述べています。「深沈厚重なるは、これ第一等の資質」、つまりリーダーとして一番重要な資質とは、常に深く物事を考える重厚な性格をもっていることであり、リーダーはそのような「人格者」でなければならない、と言うのです。

  • 企業倫理とリーダーシップ [上]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    企業倫理とリーダーシップ [上]

    2019年03月16日号  

    ただ今ご紹介いただきました、稲盛でございます。私は、京セラグループとKDDIグループという二つの企業グループを創業し、経営してきました。この二つのグループの売上を合算しますと、現在、売上は約四兆円、経常利益は約一四〇〇億円という規模に成長しています。日本経済がたいへん低迷を続けてきたこの一〇年間に、幸いにも両社の売上は、およそ五倍程度に拡大してきました。

  • 日本人の経営は国境を越えられるか [下]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    日本人の経営は国境を越えられるか [下]

    2019年03月09日号  

    私は、実際に米国において、そのような考え方に立った経営を実践してきました。まことにささやかな経験ですが、私が米国で試行錯誤を重ねながら、経営を行ってきた中で経験した例を、二つほどご紹介したいと思います。そのことは私に、まさに日本人が大切にしてきた精神性や倫理観をベースとする経営が、米国でも可能であるということを実感させてくれたのです。

  • 日本人の経営は国境を越えられるか [上]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    日本人の経営は国境を越えられるか [上]

    2019年03月02日号  

    ただ今、ご紹介いただきました、稲盛でございます。グローバルに拡大していく世界経済の中で、なぜ日本人にとって海外での経営が難しいのか。このことについて、私なりに考えましたことを、お話し申し上げたいと思います。

  • 「自利利他」の精神で中国に進出する [下]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    「自利利他」の精神で中国に進出する [下]

    2019年02月23日号  

    二番目は、中国を製造拠点としてのみとらえるのではなく、巨大なマーケットとしてもとらえ、展開していく、ということです。日本の人件費は世界で最も高いと言われます。日本の製造業は、この高い人件費という条件の中で、いいものをなるべく安くつくろうということで、中国へ進出しているわけです。しかし、単に製造拠点、つまり「安くつくれる中国」と考えるだけではなく、中国という国を巨大な市場として考え、進出することも、日本企業にとって非常に大事なことだろうと思います。

  • 「自利利他」の精神で中国に進出する [中]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    「自利利他」の精神で中国に進出する [中]

    2019年02月16日号  

    中国への進出が避けて通れないことであるなら、日本企業が中国へ進出する場合、自分たちの利益を最大限に求めるということはもちろん大事ではありますが、同時に、相手である中国側の企業、または中国という国に、地域社会に、日本企業と組むことによって大きな利益を与えられるようでなければなりません。また、そうすることで初めて、中国への進出が成功するのだと思います。

  • 「自利利他」の精神で中国に進出する [上]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    「自利利他」の精神で中国に進出する [上]

    2019年02月09日号  

    私は、昨今、日中関係が密接になるにしたがい、日本で「中国脅威論」が台頭し始めていることを、たいへん危惧しています。この二一世紀の日中関係は、友好関係に基づき、両国が共存共栄を図ることのできるようなものであるべきで、そういうすばらしい環境をつくっていくことがたいへん大事だとかねて思っています。

  • 起業の才覚 [下]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    起業の才覚 [下]

    2019年02月02日号  

    単品しかやっていないから不安になる。その品物が売れなくなったら会社はつぶれそうだというので、複数の品物をつくろうと考える。これが一般に言われる「多角化」です。

  • 起業の才覚 [中]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    起業の才覚 [中]

    2019年01月26日号  

    もとは素人だった人が、事業を起こし、成功させてこられたのですが、その人間性、人柄をよく見てみると、八つの共通点があります。一番目に、冒険心の強い人でした。二番目に、何にでも挑戦していく、挑戦的な人でした。三番目には、勝ち気で負けん気の強い人でした。四番目に創造的な人でした。

  • 起業の才覚 [上]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    起業の才覚 [上]

    2019年01月19日号  

    誰でもやれる簡単なこと、それを事業にするのが事業家です。禅問答のようですが、誰でもできそうな、一見、事業でないようなことを事業にするのが事業家なのです。

  • 戦略のベースとなる経営者の考え方 [下]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    戦略のベースとなる経営者の考え方 [下]

    2019年01月12日号  

    さて、アナリストの方々はすでにご承知のことと思いますが、京セラはこのたび米国のAVXという子会社をニューヨーク証券取引所に再度上場しました。このことについて少々お話ししたいと思います。ここでは、まず相手の立場を考える、つまり、相手のためによかれと思う心で接することが、ビジネス社会においては、非常に大事であるということをわかっていただくための一つの例としてお話ししたいと思います。

  • 戦略のベースとなる経営者の考え方 [中]

    稲盛和夫、経営を語る 『稲盛和夫 経営講演選集』より
    戦略のベースとなる経営者の考え方 [中]

    2018年12月29日号  

    それでは、京セラの海外展開について、少し具体的なお話をしたいと思います。今まで京セラの海外事業展開では、東南アジアを中心とした労働賃金の安い地域での生産は考えてきませんでした。米国を中心として京セラのお客様がおられるところでの生産に徹してきました。つまり、マーケット(市場)のあるところでもの(製品)をつくることで、お客様を大事にすること、またそのことを通じて進出した国の産業、経済の発展に貢献すること、この二点を海外生産の前提としてきました。しかし最近では、円高による価格破壊の影響などにより、お話ししたような従来からの方針とは異なり、賃金の安い国での生産も検討しています。

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記者の目

  • 編集部 篭島裕亮

    45歳でダイヤモンド編集部に異動

    「強い株を底値で買う」──。株式投資にはいろいろな流派がありますが、最も低リスクで大きな利益を狙える投資法です。
     幸い(?)、日本株は10連休明けから急落。一方、同時期に発表された最新決算は、悲観する内容ではありません。
     急落時に買うのは怖いですが、日本企業の業績は過去最高水準。配当増額など株主還元強化の流れも続いています。
     最後に自己紹介を。「富士通が45歳以上をリストラ対象に」という報道が出た今春、45歳でダイヤモンド編集部に異動してきました。ラインから外れた中高年には厳しい時代ですが、配属早々、働き方改革に逆行して、深夜残業や休日出勤で最新決算をひたすら分析。仕事があることに感謝ですね……。

  • 編集長 山口圭介

    暴君率いる米中2大国が握る日本株の命運

    「ヘッジファンドが仕掛けるバブル相場」「暴走!日本株」「米中発! 金融パニック」「株投資 天国と地獄」
     2013年以降に自ら手掛けたマーケット特集で常に話題となってきたのが、日本市場を激しく揺さぶる海外の動き。14年4月の「暴走!日本株」特集では、国内要因には反応せず、海外要因でばかり乱高下する日本株の構造問題に迫りました。
     その流れはさらに加速しており、日本株の命運はいまや暴君率いる米中2大国に握られています。今回の「強い株」特集で挙げられた日本株の5大リスクのうち、四つが米中に関わるものでした。
     そんな不安定な相場で何を買うべきか。強い株に徹底的にこだわった本特集が役に立つはずです。

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