記事一覧:News Inside35

  • 日産、復活「ダットサン」デザイン世界初公開!新興国共通ブランド投入で巻き返し

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    日産、復活「ダットサン」デザイン世界初公開! 新興国共通ブランド投入で巻き返し

    2013年7月1日

    7月1日、日産自動車は新興国向けのグローバル共通ブランド「ダットサン」の車体デザインを世界初公開した(イメージ写真を参照)。ダットサンブランドは、来年に順次、インド、インドネシア、ロシア、南アフリカ共和国の4ヵ国へ投入される予定で、成長著しい新興国の顧客層を開拓する。日産にとって、ダットサンは、「ニッサン」、高級車ブランド「インフィニティ」に続く第3のグローバルブランドとなる。

  • 独で期待の大型新薬販売を中断したエーザイのやむにやまれぬ事情

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    独で期待の大型新薬販売を中断した エーザイのやむにやまれぬ事情

    2013年7月1日

    エーザイは、6月下旬に抗てんかん剤「ファイコンパ」について、ドイツ国内での販売を一時的に中断すると発表した。ファイコンパは、世界で1000億円超の売り上げが見込まれる期待の大型新薬だ。ドイツでは2012年9月に発売、これまで3000人以上に投与されている。現在、欧州7カ国で発売され、米国でも昨年10月に承認されたばかり。実は、今回の販売中断はエーザイ自らの“経営戦略上の判断”によるものだ。

  • 富士山の世界遺産登録で外国人客獲得狙う旅行会社

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    富士山の世界遺産登録で 外国人客獲得狙う旅行会社

    2013年6月28日

    富士山の世界文化遺産登録が決まった。もともと富士山は多いときで月に4000人以上の外国人が訪れる人気スポットで、「欧米人にもアジア人にもどの国の人にも好まれる」(旅行会社関係者)。それだけに、旅行会社も外国人の富士山旅行に熱が入る。

  • 建設計画頓挫や再入札続出復興に足かせの資材費高騰

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    建設計画頓挫や再入札続出 復興に足かせの資材費高騰

    2013年6月27日

    16年前に大手スーパー・ジャスコが撤退して以来、ずっと空き地となっていたJR酒田駅前(山形県)。地元の悲願だった駅前再開発計画が、頓挫の危機にさらされている。原因は、建築資材や労務費の高騰だ。再開発計画のうち、ホテル棟と商業棟の入札を昨年11月に行ったが、約25億円の予定価格を3割も上回る結果となった。

  • 株主優待の内容を切り下げ配当重視に替えたJALの賭け

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    株主優待の内容を切り下げ 配当重視に替えたJALの賭け

    2013年6月25日

    昨年9月に再上場した日本航空(JAL)。株式の売り出し価格は想定を上回り、内外の投資家から人気を呼んだのは記憶に新しい。個人投資家にとって、お目当ての一つは手厚い株主優待にあるが、実はJALのそのサービス内容がかつてに比べると切り下がっている。

  • ソフトバンクが米国進出に王手も漁夫の利得たAT&Tとベライゾン

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    ソフトバンクが米国進出に王手も 漁夫の利得たAT&Tとベライゾン

    2013年6月24日

    「今日は大変いい日です」――。ソフトバンクの株主総会が開かれた6月21日、約4000人の株主らを前に、孫正義社長は満面の笑みを浮かべてこう語った。なぜならば、懸念されていた米通信事業者3位のスプリント・ネクステルの買収に、ついに王手をかけたからだ。

  • 「川重クーデター」で統合破談三井造船が探る次の嫁ぎ先

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    「川重クーデター」で統合破談 三井造船が探る次の嫁ぎ先

    2013年6月24日

    6月13日、川崎重工業は、臨時取締役会で、半ば強引に三井造船との経営統合の交渉を進めていたという理由から、長谷川聡社長ら3人の役員を電撃解任した。“株主総会前の造反劇”という異例の事態は、産業界のみならず、一般社会からも注目されることとなった。一方で、当初は頭から強く経営統合説を否定していた川崎重工の側から、実際には水面下で交渉に着手していた事実を、断りなく白日の下にさらされた側の三井造船にとってはたまったものではない。

  • 【西武再上場問題続報】サーベラスが勝手にはじいた西武再上場の想定株価の不可解

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    【西武再上場問題続報】 サーベラスが勝手にはじいた 西武再上場の想定株価の不可解

    2013年6月21日

    米投資ファンド、サーベラスグループとの間で泥沼化する西武ホールディングス(HD)の再上場問題。サーベラスは、自らが選任した取締役を多数送り込んで経営を実質的に牛耳ろうと虎視眈々と狙っている。西武HDは反対姿勢を鮮明にしており、6月25日に開催される株主総会で両社のバトルはヤマ場を迎える。それにしても、人材を送るなど再建に向けて協力的だったサーベラスが豹変した最大の理由は何だったのか。

  • 国際ゲーム見本市でPS4に話題も限界を露呈したハード主導の業界繁栄

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    国際ゲーム見本市でPS4に話題も 限界を露呈したハード主導の業界繁栄

    2013年6月21日

    米ロサンゼルスで6月13日まで開かれた世界最大級の見本市「E3」。そこで浮き彫りになったのは、ハードの更新がけん引役となってゲーム業界全体を盛り上げてきた構図がもはや限界にきているという点だ。E3で目玉として登場したマイクロソフトの新型機種「Xbox One」とソニー・コンピュータエンターテインメントの「プレイステーション(PS)4」。ところが、その斬新さ以上に話題に上ったのが、ソフト供給体制への不安だ。

  • ソフトバンクの米国進出に暗雲お宝子会社の”寝返り”で混沌の買収劇

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    ソフトバンクの米国進出に暗雲 お宝子会社の”寝返り”で混沌の買収劇

    2013年6月19日

    米スプリント・ネクステル買収に王手をかけたソフトバンクに思わぬ誤算が生じている。7月上旬の買収完了の予定を前に、最後の山場を迎えた。

  • 米国原発廃炉で損害賠償請求三菱重工の原発輸出に冷や水

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    米国原発廃炉で損害賠償請求 三菱重工の原発輸出に冷や水

    2013年6月17日

    米電力会社のサザンカリフォルニアエジソン(SCE)は、事故で運転を停止していたサンオノフレ原子力発電所2・3号機の廃炉を決定。事故原因の装置を製造した三菱重工業へ損害賠償を請求する方針を示し、騒ぎになっている。これを受けて6月12日、三菱重工は「現時点で業績への影響はない」と発表。火消しに回った。

  • グーグル、アップルに対抗する第三極ファイヤーフォックスOS大人気の理由

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    グーグル、アップルに対抗する第三極 ファイヤーフォックスOS大人気の理由

    2013年6月14日

    幕張メッセで6月14日まで開催中のIT関連展示会「スマートデバイスジャパン2013」で、あるブースが注目を集めている。赤と黄色を基調とした愛らしいキツネのロゴが掲げられたそのブースに並ぶのは、見慣れないスマートフォンである。 その操作性は、数年前のアンドロイド端末に似て最新機種よりも劣るが、ツイッターやフェイスブックなど主なアプリが使え、機能は十分である。

  • 旭硝子がW杯で”ベンチデビュー”ブランド力向上で狙うは新興国攻略

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    旭硝子がW杯で”ベンチデビュー” ブランド力向上で狙うは新興国攻略

    2013年6月10日

    AGC旭硝子は6月6日、サッカーの競技場に設置する「ガラス製ベンチルーフ」を公開した。AGCは昨年秋、BtoB企業としては初めて国際サッカー連盟(FIFA)からブランドライセンス権を獲得、FIFAの提案を受けて同社が開発したものだ。公開されたのは試合中に選手が座る長さ12メートルのベンチルーフ。素材には同社がスマートフォンやタブレット端末などディスプレー装置向けに開発した薄型軽量のガラス「Dragontrail」を活用、強度を出すためにそれを3枚に重ね合わせた。スマホ7000台分のガラスを使ったという。2011年に販売開始した「Dragontrail」は現時点で、30ブランドの100機種以上で使われている。従来の樹脂製に比べて、傷つきにくく、変色しにくいことなどが特徴。45キロの砂袋を約2メートルの高さから落として当てても割れないという。選手用のほかにも、審判用、救護用のルーフも開発した。

  • スマートメーター導入で反発経産が狙う東電仕様の”標準化”

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    スマートメーター導入で反発 経産が狙う東電仕様の”標準化”

    2013年6月7日

    5月28日。都内の某電力会社の支社に集められた約10人に深い沈黙が漂っていた。東京電力が5月1日に決めた次世代電力計「スマートメーター」の通信システムについての説明会。海外メーカーなどからの提案を受け、新たな仕様を採用した東電が、他の電力会社にレクチャーしたのだ。

  • 羽田からアフリカへの接続が向上エミレーツがドバイへ直行便

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    羽田からアフリカへの接続が向上 エミレーツがドバイへ直行便

    2013年6月5日

    エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)が羽田―ドバイ路線の就航を始めた。2010年から再国際化した羽田空港からは、現在、19の航空会社が欧米アジア18都市へと乗り入れているが、中東への就航は今回が初めてとなる。「羽田空港からはビジネス需要を見込んでいる。特に、ドバイから20都市に接続しているアフリカへの乗り継ぎに最適」(リチャード・エンゲルマン・エミレーツ航空日本支社長)とアピールする。

  • 【西武再上場問題続報】個人株主は西武HDに軍配サーベラスTOBの

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    【西武再上場問題続報】 個人株主は西武HDに軍配 サーベラスTOBの"不発"

    2013年6月4日

    ふたを開けてみれば、追加取得したのはたったの3%、目標に掲げた上限の12%はおろか、当初の4%にも満たなかった。米投資ファンドのサーベラスが仕掛けていた西武ホールディングス(HD)の株式公開買い付け(TOB)。サーベラスは、追加取得の上限を引き上げただけでなく、TOB期間を5月31日に延長するなど、西武HDと泥仕合を演じた。仮にサーベラスがさらに12%の株式を握れば保有比率は32.44%から44.67%になっただけに、西武HDは絶体絶命のピンチに追い込まれるところだった。

  • 15年度内にブラジルで70%超川重船舶部門が描く“青写真”

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    15年度内にブラジルで70%超 川重船舶部門が描く“青写真”

    2013年5月29日

    先日、三井造船との経営統合説が浮上し、想定外の脚光を浴びた川崎重工業。この説は即座に両社から完全否定されたが、5月22日と24日に発表された川崎重工の部門別中期経営計画説明会、中でも船舶海洋カンパニーの“野心的な目標”は業界の度肝を抜いた。

  • 靴業界異例のメガヒット「瞬足」の秘密現代っ子の足を育てる知られざる進化

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    靴業界異例のメガヒット「瞬足」の秘密 現代っ子の足を育てる知られざる進化

    2013年5月29日

    靴業界で異例のメガヒットブランドになったアキレスの「瞬足」シリーズが、今年5月で発売から10周年を迎えた。販売数は累計4000万足を達成し、100万足売れれば大ヒットという業界で、まさにケタ外れの快挙だ。

  • 第2のフェイスブックを探せ三菱地所の外資系誘致大作戦

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    第2のフェイスブックを探せ 三菱地所の外資系誘致大作戦

    2013年5月28日

    丸の内エリアのオフィスビルのおよそ3割を所有する“大地主”三菱地所が海外企業の誘致作戦を拡大している。昨秋には専門部署「東京ビジネス開発支援室」を設置。日本にまだ進出していない海外企業や、世界展開を目指す国内のベンチャー企業、そして彼らを支援するためのベンチャーキャピタルやコンサルティング企業などを丸の内エリアに誘致する。

  • ノバルティス“論文問題”が飛び火で戦々恐々の製薬業界

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    ノバルティス“論文問題”が 飛び火で戦々恐々の製薬業界

    2013年5月28日

     火の収まる気配がない——―。ある製薬会社の幹部は嘆く。スイスの大手製薬会社、ノバルティス ファーマの降圧剤「ディオバン」の論文問題のことだ。2001年〜04年に行われた京都府立医科大学、東京慈恵医科大学、滋賀医科大学、千葉大学、名古屋大学の5大学でのディオバンに関わる医師主導の臨床研究について、ノバルティスの元社員が当時、同社社員の身分を開示せず、非常勤講師として勤務する大阪市立大学の肩書で論文作成に関与していたことが発覚した。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    10回目となる「儲かる農業」特集!記者冥利に尽きる「尖った農家」との出会い

     おかげさまで「儲かる農業」特集は今号で10年目となります。
     恒例企画の農協ランキングでは全国500JAの財務データと格闘しなければなりませんし(一番大変なのは私ではなくデータ分析担当ですが)、農協から6.9億円の損害賠償を求められたこともありました(出廷したのは証人尋問のみで、顧問弁護士と法務部に頼っていました。おかげさまで結果は完全勝訴)。
     そういった苦労があっても、特集を続けられたのは、読者の皆さまの励ましと、取材で出会う農家たちの魅力のおかげでした。農家は、東京・丸の内では会えない尖った人が多く、忘れられない、胸にぐっとくるゼリフをさらりと言います。今後も出会いを求めて取材を続けます。

  • 編集長 浅島亮子

    4月からの「新創刊」に寄せてご挨拶

     いよいよ4月より、創刊111周年のビジネス雑誌「週刊ダイヤモンド」は書店・コンビニエンスストアでの販売を終了し、定期購読を前提とした“サブスク雑誌”として生まれ変わります。
     2019年6月、弊社は経済メディアの先駆けとして、デジタルのサブスクリプション(継続課金)サービス、「ダイヤモンド・プレミアム」に参入。有料会員数を4.5万人まで順調に伸ばしてきました。今後は、雑誌とデジタルの双方でサブスク(会員)モデルへ大きく舵を切ります。
     市販最後の号では、どのような特集企画を組むかーー。創刊100周年や5000号記念の時もそうだったのですが、編集会議での結論は「一番のホットイシューを取り上げることこそ、ロイヤルユーザーの知的好奇心を満足させられる」というものでした。
     弊誌と共に111年の経済史を振り返るノスタルジー企画は却下。こうして決まったのが、人気特集「儲かる農業」です。農林中金の経営不振や令和のコメ騒動は、農協の二極化と農業従事者の世代交代を加速させます。次代の農業を切り開く主役にスポットを当てた特集を、自信を持ってお届けします。
     雑誌文化で育った世代ですので、市販停止に寂しさがないと言えば嘘になります。それでも、今回の決断は休刊ではなく「新創刊」です。今後も、産業界の未来に繋がる歴史の一ページを、読者の皆様と共に刻んでいければと思っています。新生・ダイヤモンド編集部が生み出すコンテンツにご期待ください。

最新号の案内25年4月5日号

表紙

特集儲かる農業2025

令和の米騒動で、国内農業の生産力が弱まっていることが明らかになった。米価が高止まりしているにもかかわらず、コメ農家の離農は過去最多となりそうだ。かつて農業の主役だったJAグループも混迷を深めている。だが、暗い話ばかりではない。農業の世代交代…