記事一覧:山崎 元のマネー経済の歩き方69件
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山崎 元のマネー経済の歩き方
アナリストの投資推奨は有効なのか
2012年7月14日号証券会社のアナリストは、調査対象企業を分析し、バイ(買い)、ホールド(保有)、セル(売り)と、その企業の株式に対して推奨する投資判断を発表する。彼らの判断は有効なのか──。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
投資家は欧州危機とどう付き合うべきか
2012年7月7日号ギリシャの再選挙で、緊縮策を受容してユーロに残ることを訴える与党が勝利した。連立組閣が成立するかという問題は残るが、即座にユーロ離脱が決まって、欧州が混乱に陥る可能性は回避された。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
個人向け国債の売り方を考える
2012年6月30日号財務省は、昨年末から東日本大震災の復興資金に充てるとして、個人向け国債を「個人向け復興国債」と名付けて販売してきた。しかし、この復興国債は、販売が低迷しており、目標額に届いていない。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
ショーペンハウアー先生の富と幸福
2012年6月23日号ニーチェは、ショーペンハウアーを「私が誇る厳格な教師」と評した。真面目な生徒ではないが、筆者も時々ショーペンハウアーを読む。気軽に読める名言集だ。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
退職金3000万円の将来を予想する
2012年6月16日号長年働いて、退職金を3000万円もらった65歳の先輩サラリーマンが、その退職金の運用について、筆者のところに相談に来たとする。筆者は、彼の退職金が少しうらやましいと思いながら、次のようにアドバイスするだろう。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
バブルは何が原因か?
2012年6月9日号会合でお目にかかった法律の専門家に「ファンドマネジャーのベンチマーク対比と横並び意識がバブルの原因だとの説があるが、どう思いますか」と質問された。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
金融マンは儲けをオープンにできるか
2012年6月2日号リーマンショックと金融危機の後を受けて2010年に公開された「インサイド・ジョブ」という映画がある。アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。最終的に金融危機に至ったバブルを後押しし、その過程で個人的に大いに潤った投資銀行マン、政策担当者、格付け会社、学者などに直接質問をぶつけたインタビューで構成されたドキュメンタリーだ。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
信用危機としての原発問題
2012年5月26日号原発の問題については、目下、発言すること自体が非常に難しい。お金の問題について書いている本連載で、あえて原発問題を取り上げる必要はないのだが、目下の原発問題にはマネー経済的観点から見て大変面白い側面がある。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
普通の人が老後のお金をどう考えるか
2012年5月19日号普通の人がお金との付き合いを考える場合に大切なことは、「稼ぐ以上に使えない」という単純な事実だ。「稼ぐ」の中に運用益まで入れると全面的にその通りだが、「普通の人」の運用額では、運用で解決できる問題のスケールに大きな期待を持たないほうがいい。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
30分で話す投資理論の歴史
2012年5月12日号ある投資教育講座の1コマとして、投資理論の歴史を話すことにした。筆者が担当することになっている12コマの中の一つなのだが、問題は時間が約30分と短いことだ。この時間で何を話すかを迷ったこともあって、30分の何倍も準備に時間がかかった。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
個人向け社債ブームに あえて水を差す
2012年5月5日号個人向け社債市場が活気づいている。「日本経済新聞」(4月6日、夕刊)によると、昨年度の発行額は1兆6000億円を超えて、前年度の2.3倍に急増したという。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
運用に必要なデータのインフラ
2012年4月21日号機関投資家はもちろんだが、個人投資家であっても、お金の運用に取り組む際に情報が重要だ。これらのいわば生の情報がどのような意味を持っているのかを解釈するためには、過去のデータとそれを分析するための仕組みが必要だ。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
負けているときの運用戦略
2012年4月14日号あるメディアから「AIJ投資顧問の社長は、損が出ているのに、どうして投機的な運用をしたのか」と質問された。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
アフターフォローに疑問を持て
2012年4月7日号金融マンの会話や彼らの業界誌でよく見聞きするのが「アフターフォロー」という言葉。投資信託と生命保険についての文脈であることが多い。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
運用における「口コミ」の影と光
2012年3月31日号お金の運用にあって、いわゆる「口コミ」による情報は、大きな影響を及ぼすことがある。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
アクティブ対インデックスの 対談に当たって
2012年3月24日号マネー誌「ダイヤモンドZAi」から、アクティブ運用対インデックス運用というテーマで対談をしてほしいという依頼が舞い込んだ。対談の相手は、レオス・キャピタルワークスのCIO(最高投資責任者)で、アクティブ運用者として有名な藤野英人さんだ。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
AIJ事件から 個人は何を学ぶか
2012年3月17日号主に企業年金を運用していたAIJ投資顧問が、顧客から預かった運用資産約2000億円の9割方を失っていたことが発覚した。詳細はまだわからないが、運用実績に関する虚偽報告(金融商品取引法違反)により、同社は運用会社としての登録を取り消された。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
「掛け捨ての年金」はありなのか?
2012年3月10日号大阪の知事・市長ダブル選挙で圧勝した橋下徹氏が率いる大阪維新の会が発表した基本政策の中に、「掛け捨ての年金」という構想があり、注目を集めた。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
株価指数の三つの機能
2012年3月3日号株価指数には、現在、三つの機能がある。第1に株式市場の状態を表す統計指標、第2に資産運用の対象としての機能。第3の機能は、先物やオプションなどデリバティブ(金融派生商品)の原資産としての役割だ。
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山崎 元のマネー経済の歩き方
地震のリスクとお金の扱い方
2012年2月25日号首都圏で地震が発生する確率が何年で何パーセントといった推計が発表されている。筆者は「地震のリスクを意識したお金の運用」といった取材をよく受ける。