記事一覧:特集10409件
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特集
病める製薬 王者タケダの暗雲
2014年06月28日号国内製薬の王者、武田薬品工業の雲行きが怪しい。主要幹部が外国人で埋まり、新社長も外国人。すっかりグローバル企業へ変貌を遂げたかのようだ。しかし、業績は急降下。巨額買収した海外企業からの成果が見えない。世界で売ろうにも、自社から新薬が出てこない。秘かに“ヤメ武田”が増えている。漂う暗雲の内実に迫った。
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特集 Part3
【スクープ】 研究所で管理職が大量に退職 ひた隠しされた首切りの全貌
2014年06月28日号武田薬品が国内人員を削減したことが本誌編集部の取材で分かった。公に退職募集をせずに、研究部門で多数の社員が退社に追い込まれた。ひそかに進んだリストラの全貌を明らかにする。
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特集 Part2
【図1-9】 武田230年の歴史
2014年06月28日号1781年に薬種取引の中心地だった大阪・道修町で産声を上げた武田薬品工業。いち早く洋薬に転換し、1990年代に入って世界に通用する薬を武器に国際化を果たした。その歩みを振り返る。
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特集 Part2
NISAで一番人気の武田株 配当性向167%の危うさ
2014年06月28日号抜群の知名度と高配当で個人投資家に人気の武田薬品株。しかし、収益性の低下で配当性向(=配当÷1株当たり利益)は100%超えが続き、高配当もそろそろ限界を迎えつつある。
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特集 Part2
【Column】 最強営業の武田軍団が白旗 外資に倣い中途大量採用も
2014年06月28日号「国内最強の武田軍団」と呼ばれる武田薬品の営業体制が4月に刷新されることが発表されると、業界関係者たちは「武田がついに白旗を揚げた」と、どよめいた。
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特集 Part2
【Column】 外国人社長登用に苦い歴史 成否を分かつ破壊の後の創造
2014年06月28日号「日産になるか、ソニーになるか。これは壮大なる実験だ」。長谷川閑史社長をよく知る武田薬品の元役員は、社長兼COOに就任するクリストフ・ウェバー氏の賛否を語る代わりに、そう表現してみせた。
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特集 Part2
経営陣も上司も外国人だらけ 老舗企業230余年目の激変
2014年06月28日号国内きっての老舗企業である武田薬品が、外国人で支配されたかのように様変わりした。外部人材主体で挑むグローバル組織への変革に、国内の現場は不安と不満が渦巻く。
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特集 Part3
パイプラインの目詰まりで消えた“自前主義”
2014年06月28日号四つの大型薬を創製した研究開発力を背景に、かつて“自前主義”を貫いてきた武田薬品。だが、そんな強気な姿も今は昔。新薬候補には、買収した企業や他社が作った薬が並ぶ。
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特集 Part4
【Column】 第一三共もリストラ必至! 国内鈍化でMRの聖域にメス
2014年06月28日号「今年度中に会社は新たな人員削減策を打ち出すだろう」。第一三共の関係者は重い表情でそう明かした。同社は2005年に三共と第一製薬が合併して誕生した。合併時に早期退職者を募集し1412人が応募。その後は子会社などに社員を出向、転籍させるかたちでの人員調整を行ったが、早期退職募集を実施したのは先の1回のみだ。
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特集 Part4
世界で吹き荒れる再編の嵐 製薬業界M&Aの最新事情
2014年06月28日号2000年代に行われた国内外の大型業界再編。日本の製薬会社は海外で大型買収を行ったが、大きな成果は挙がっていない。次なるM&Aはどうなるのか? 最新事情を追った。
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特集 Part4
【Column】 「第二のノバルティス」に発展も特捜が関心を示す武田の疑惑
2014年06月28日号ノバルティス事件でメスが入りつつある薬とカネの疑惑だが、武田薬品も“火種”を抱えている。「第二のノバルティス」に発展しかねない疑惑に、捜査当局は重大な関心を示している。
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特集
自衛隊と軍事ビジネスの秘密
2014年06月21日号4月、政府が38年ぶりに武器輸出三原則を見直し、事実上の輸出解禁へとかじを切った。日本の軍需産業が大転換期に突入した今、ベールに包まれていた国内の軍事ビジネスの秘密に迫った。同時に、これまで日本の防衛を担ってきた自衛隊にもメスを入れた。その権力構造から天下り先まで、22万人を抱える巨大組織の内幕を徹底解剖した。
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特集 Part2
【Column】 高コストからの脱却なるか 新創設「防衛装備庁」の中身
2014年06月21日号日本の防衛産業に非効率性と高コスト体質をもたらしている大きな要因として、調達制度の問題がある。第一に、年度ごとに予算を立てて装備を買う「単年度会計主義」のため、“まとめ買い”で安くすることができない。企業側も長期的な見通しを立てづらい。
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特集 Part2
日本の軍需企業ビッグ10を 徹底解明せよ
2014年06月21日号三菱重工業1884年創業、川崎重工業1878年創業、IHI1853年創業──。日本の防衛産業で中核を成す重工系の企業は、老舗中の老舗ばかりだ。またトップ10の重工系3社では、軍艦の建造が祖業という共通項がある。
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特集 Part2
“武器輸出で大躍進”の幻想 防衛産業が抱える深い病巣
2014年06月21日号これからは、日本製の優秀な兵器が世界の市場を席巻する──。武器輸出への期待が高まっているが、現実は厳しい。自らが抱える問題で、防衛産業はむしろ存亡の瀬戸際にある。
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特集 Part1
世界の国防関係者が 日本の最新兵器に熱視線
2014年06月21日号5月30日からの3日間、シンガポールの中心地にあるシャングリ・ラ ホテルには、軍服姿の屈強な男たちが世界中から詰め掛けていた。アジア太平洋地域を中心に各国の国防大臣が一堂に会するアジア安全保障会議、通称「シャングリラ会合」に出席するためだ。
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特集 Part2
【Column】 最新鋭「10式戦車」を解体して判明 兵器生産に関わる意外な大手企業の名前
2014年06月21日号スラローム走行しながら正確無比な射撃を行う、従来の戦車ではあり得ない動きは、各国の国防関係者の度肝を抜いた。10式戦車(ヒトマル式戦車)は2009年から配備が始まった陸上自衛隊の最新鋭装備。日本のハイテクの結晶である。
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特集 Part2
【入門大図解】 知られざるニッポンの軍事産業
2014年06月21日号防衛費でもG7入り──。こう聞くと、日本の軍需産業はさぞ潤っているかと思いきや、そうでもないらしい。なぜか。実は「みんなが思い描く防衛費の使い道は、ごく一部なんです」。そう指摘するのは帝国データバンクの箕輪陽介氏だ。
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特集 Part3
【Column】 「高級下士官」の権威化で 現場に横行する“昇格活動”
2014年06月21日号自衛隊の現場を預かる下士官たちの世界で、ある異変が起きている。曹士自衛官のまとめ役として“高級下士官”の地位を導入したのが2003年。海自の先任伍長、空自の准曹士先任、陸自の上級曹長がそれだが、彼らに対する現場の不満が高まっているというのだ。
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特集 Part3
自衛隊を牛耳る防衛大学の裏 生涯続く濃過ぎる人間関係
2014年06月21日号自衛隊における東京大学とも称される防衛大学校。出身者は自衛隊内で圧倒的な勢力を誇り、歴代幕僚長の座を独占してきた。幹部養成機関である防大ではどんな教育が行われているのか。