記事一覧:特集10409

  • 特集 Part5
    柳井 正(ファーストリテイリング・ユニクロ会長兼社長)インタビュー

    2015年01月24日号  

    2001年からソフトバンクの社外取締役を務めるファーストリテイリングの柳井正会長兼社長。本業での利害関係は薄く「孫正義社長のイエスマンになる必要がない人」(ソフトバンク幹部)として、忌憚ない議論を交わしてきた。その目に孫社長の“買い物”はどう映っているのか。

  • 特集 Part5
    今ならば間に合う撤退戦 スプリント売却の好機到来!

    2015年01月24日号  

    2015年、スプリントの経営はどうなるのだろうか。米通信業界では「ソフトバンクがスプリントを手放すのは時間の問題」との噂が出始めている。円安や無線免許の高騰など、売却に適した条件が揃っているからだ。ソフトバンクは円ドルレート80円台でスプリントを買収した。現在は1ドル120円前後で推移しており約40円もドルが強くなっている。ドル資産のスプリントを売却すれば、為替差益でスプリントの投資減損を帳消しにはできないが、圧縮することはできる。

  • 特集 Part5
    マルセロ・クラウレ(スプリントCEO)独占インタビュー

    2015年01月24日号  

    マサ(孫社長)に初めて会ったのは2012年12月。そして、最初の大きなビジネスが決まったのが12年12月12日という特別な日だった。マサのことは以前から知っていて、「マサとあなたはよく似ているから、ぜひ会うべきだ」と言ってくれる人もいた。だから、出張でアジアに行くたびに、マサに会えるようアシスタントに調整を頼んでいたんだ。

  • 特集 Part5
    Tモバイル買収不発! スプリント単独再建の誤算

    2015年01月24日号  

    「おまえを信じている。何とかスプリントを再建してほしい」 昨年7月、まだ世間がソフトバンクによる米大手通信会社の“ダブル買収”に沸き立っていた時期のこと。孫社長は2年以上にわたる交渉をついに断念して、右腕のマルセロ・クラウレCEOに単独再建を託すことを決めた。

  • 特集 Part3
    私は金の卵を産むガチョウだ! 孫正義の投資成績表

    2015年01月24日号  

    「世界中のベンチャーキャピタリストの実績の中でもソフトバンクは圧倒的一番かもしれない」。孫正義社長はプレゼンテーションの場で、自らが投資して急成長を遂げた企業を「金の卵」に例え、ソフトバンクはイソップ寓話に登場する「金の卵を産むガチョウ」であると言い放った。その自信の源であり、累計投資額3877億円に対して11兆6699億円を回収し、リターン30倍、IRR(内部収益率)45%をたたき出した投資の成績表がこれだ。

  • 特集 Part3
    【Column】 民法改正で保険金大幅増も 素直に喜べない2つのワケ

    2015年01月17日号  

    今春にも国会に提出される民法の改正案。自動車保険で受け取る保険金が大幅に増えるなど、福音をもたらす一方で、保険料が値上げされる可能性もあり、喜んでばかりもいられない。

  • 特集 Part3
    自動車保険ランキング

    2015年01月17日号  

    自動車保険料の値上がりが続いている。家計への負担は決して軽くないだけに、今後の見直しは必須だ。今回、トヨタのアクアなど人気車種を中心に、保険料のランキングを作成した。

  • 特集 Part3
    中国が外資に自賠責開放も 眼前にそびえる黒字化の壁

    2015年01月17日号  

    鄧小平による改革開放路線以降、急速に規模を拡大してきた中国の損害保険市場。その陰で、外資系損保各社は厳しい規制に阻まれ、事業拡大と黒字化に苦しんでいる。

  • 特集 Part3
    【Column】 損ジャと合併新会社発足で 冷や飯食う日本興亜の悲哀

    2015年01月17日号  

    「二宮社長も損保ジャパンの軍門に下ったか……」。昨年9月1日、旧損保ジャパンと旧日本興亜損害保険が合併し、損保ジャパン日本興亜の誕生をお披露目する華々しい式典が開かれた。その壇上では、櫻田謙悟会長(旧損保ジャパン社長)と二宮雅也社長(旧日本興亜社長)の2人が満面の笑みを浮かべ、握手を交わしていた。

  • 特集 Part3
    【Column】 三井住友海上vs東京海上 再生医療の保険を巡り火花

    2015年01月17日号  

    損害保険会社にとって、企業分野の保険で“主幹事”を射止めることは、最も重要なミッションだといっても過言ではない。収益性は無論のこと、業界の発展に寄与することもあるからだ。

  • 特集 Part3
    櫻田謙悟(日本損害保険協会会長)インタビュー

    2015年01月17日号  

    保険金の不払い問題以降、赤字を余儀なくされていた自動車保険の収支は大きく改善した。今後の動向を日本損害保険協会長の櫻田謙悟氏に聞いた。

  • 特集 Part3
    首都高の保険めぐり大混乱 背後に見える東京海上の影

    2015年01月17日号  

    首都高の工事に付随する保険の取り扱いをめぐって東京海上日動火災保険が入れ知恵し、ゼネコン傘下の代理店が揺れている。背景には、首位陥落した東京海上の焦りが透けて見える。

  • 特集 Part1
    渡邉光一郎(生命保険協会会長)インタビュー

    2015年01月17日号  

    縮小が叫ばれる生命保険業界にあって、2度目の生保協会長就任となる第一生命保険の渡邉光一郎社長に、今後の生保業界の展望を聞いた。

  • 特集 Part1
    第一と3メガ損保は“当確” 進む保険の国際規制改革

    2015年01月17日号  

    昨年11月、保険分野で初となる国際資本基準の導入が決まった。リーマンショック後の金融規制改革の波が、保険会社にもいよいよ迫る。保険会社はどう対応しようとしているのか。

  • 特集 Part1
    他生保の主要幹部に続々登用 業界を席巻する旧AIG人材

    2015年01月17日号  

    リーマンショックで崩壊寸前にまで追い込まれたAIG。そこで育った人材が今、他の生損保の社長や主要幹部に続々と登用されている。その理由は何か。図解と共に解説する。

  • 特集 Part1
    【Column】 みずほ排除のアフラック 新社長は“棚ボタ”人事か?

    2015年01月17日号  

    「なぜ、山内さんなんだ?」。昨年10月24日、東京都新宿区にあるアフラック社内にどよめきが起こった。1月1日付の役員人事で、新社長に昇格するのが、専務執行役員の山内裕司氏だと発表されたからだ。

  • 特集 Part1
    手数料狙いで保険を推奨? 急増する銀行窓販の裏事情

    2015年01月17日号  

    保険の販売チャネルとして、銀行の窓口販売が定着してきた。最近の売れ筋は外貨建て保険で、業界の地殻変動の火付け役にもなった一方で、看過できない問題も浮上している。

  • 特集 Part1
    【Column】 第一は経団連副会長に未練なし 虎視眈々とその座を狙う日生

    2015年01月17日号  

    今、生命保険業界で注目の人事案件がある。日本経済団体連合会(経団連)副会長の座だ。現在、生保業界から唯一、そのポストに就いているのが、第一生命保険の斎藤勝利会長である。斎藤会長は、2007年に経団連副会長にサプライズ人事として就任した森田富治郎・第一会長(当時)の後を継ぎ、11年に就任した。

  • 特集 Part4
    保険代理店社長 必読! これが正しい労務管理Q&A

    2015年01月17日号  

    まずは、「雇用」という誰もが知っているようで、その実、多くの人がその正確な定義を知らない言葉を理解することから始めましょう。雇用とは、あなた(つまり会社)が、従業員(労働者)との間で「従業員が働く代わりにお金(賃金)を支払う約束をすること」を指します。つまり、「労働(雇用)契約」などを締結することがそれに該当します。

  • 特集 Part1
    保険料等収入で首位陥落 第一の後塵を拝する日生

    2015年01月17日号  

    今年度上期の決算では、保険料等収入で、ガリバー日生が第一に抜かれ、役員が思わぬ発言をするなど、一波乱が起きた。日生の巻き返し策はあるのだろうか。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    ホンダと日産は「普通の会社」になってよいのか?

     ホンダと日産自動車の社風は対照的です。
     日産は政治的な会社で、創業者の鮎川義介氏は満州の発展を政府から任された産業界のリーダーでした。日産の源流、久原財閥を率いた久原房之助氏(鮎川氏の義弟)は政治家に転身後、政界にカネをばらまいたり、二・二六事件に関わったりし、「昭和史の怪物」と称されました。一方、たたき上げのエンジニアである本田宗一郎氏が戦後創設したホンダは、政府と裏で手を握る政界工作が不得手です。
     近年、両極にあった2社の個性は薄まり中道に寄ってきていました。統合してさらに普通の社風の会社になってしまうのは残念ですし、それで創業家が統べるトヨタやモーレツ主義のBYDに勝つのは難しい気がします。

  • 編集部 重石岳史

    「年賀状仕舞い」に募る心配事

    「時代の流れもあり本年をもちまして年賀状仕舞いをさせていただきます」。今年の正月も、そんなあいさつを記した年賀状が友人から届きました。日本郵便によれば、今年の元日に全国で配達した年賀状は前年比34%減の4億9100万通。「年賀状仕舞い」が各家庭で起きているとみられます。
     日本郵便といえば、宅配便の配達で苦情が出た際などに、委託業者から不当に高額の違約金を徴収したことが明るみに出ました。協業先のヤマト運輸とも、委託業務の見直しを巡りもめているようです。「時代の流れ」に取り残され、経営に余裕がなくなっているのだとすれば心配になります。配達員へのエールも込めて、私は年賀状仕舞いを当面しないつもりです。

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表紙

特集ホンダ・日産の命運

急転直下の婚約劇ーー。ホンダと日産自動車が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結した。昨年、両社に三菱自動車を加えた3社は「自動車の知能化・電動化」領域において提携しており、協業を深化させることになった。3社の販売台数は837万台とな…

特集2半導体の覇者

生成AI(人工知能)と地政学リスクという二大ファクターが半導体バブルを膨張させている。AI半導体市場の拡大で、米エヌビディアと台湾積体電路製造(TSMC)が業界の頂点に立ち、これまでの盟主だった米インテルと韓国サムスン電子が凋落する構造変化…