記事一覧:特集10409

  • 特集 Part4
    ローランド・バルケネンデ(NKKシームレス鋼管CEO兼テナリスアジア太平洋統括役員)インタビュー

    2015年02月07日号  

    油価の急落は、世界の資源開発に少なからず変化をもたらすでしょう。われわれは資源メジャーとの長期にわたる契約が強みだが、「厳しい局面に入った」というのが、率直な受け止めだ。だが同時に、こうした状況を迎えるのは、長い歴史を持つこの業界にとって、決して初めてのことではない。過去にも厳しい状況をくぐり抜けてきた経験値がある。

  • 特集 Part4
    日本企業の激ヤバ開発マップ

    2015年02月07日号  

    原油安は、資源開発にも大きな影を落としている。価格の下落により、プロジェクトの採算が合わなくなってしまうからだ。取材を基に、損失リスクの高い案件を独自調査し、掲載した。

  • 特集 Part1
    どうやって輸送、流通しているの

    2015年02月07日号  

    資源貧国である日本は、原油の一大輸入国であり、ほぼ100%を輸入に頼っています。12年度に日本が輸入した原油は2億1103万キロリットルで、東京ドーム170杯分に上ります。では、これほど膨大な量の原油をいったいどこから、どのように持ってきているのでしょうか。東京ドームで140杯程度を中東、中でもサウジアラビアからは51杯分を輸入しています。

  • 特集 Part4
    【Column】 今から準備! 反転待つ原油ETF

    2015年02月07日号  

    原油価格がいずれは底を打つとみて、個人投資家がひそかに反転のタイミングを探っているのが原油のETF(上場投資信託)だ。手っ取り早く低コストで運用できるのがETFの特徴で、原油価格の変動を取り込みやすい。指数に連動する点ではインデックス投信と同じだが、上場しているので国内の株式市場で株と同様に取引ができる。投信と比べて手数料が安いのも魅力だ。

  • 特集 Part4
    油価急落で巨額の評価損 加速する元売り業界の再編

    2015年02月07日号  

    日本に原油を輸入し、精製・販売をしている石油元売り業界。原油価格下落の影響は、多大な評価損として顕在化する。さらにこれを契機として、再編に向けた動きが一気に加速しそうだ。

  • 特集 Part2
    原油安の今後の行方は? 専門家8名が徹底分析

    2015年02月07日号  

    先行き不透明で予測のつかない原油市場。スペシャリストたちは、今回の油価下落をどのように捉えているのだろうか。専門家8名に緊急アンケートを行った。

  • 特集 Part1
    誰が価格を決めているの

    2015年02月07日号  

    原油価格はかつて、「石油メジャー」といわれる欧米の巨大企業が決めていました。中東の産油国にとって、自らの国から産出される原油で好きなように商売をし、大もうけしている石油メジャーは、面白くない存在。そこで、石油メジャーに対抗するためにつくられたのが、石油輸出国機構(OPEC)です。これによって原油の価格決定権を奪い取りました。

  • 特集 Part4
    【Column】 物価への恩恵が大きいのは? 原油安vs円安を徹底比較

    2015年02月07日号  

    「消費者物価については、原油価格の大幅下落の影響から、2015年度にかけて下振れている」──。日本銀行の黒田東彦総裁は1月21日の金融政策決定会合後の記者会見で、原油安が消費者物価の押し下げ要因となっているとあらためて強調した。

  • 特集 Part4
    原油安株価下落率ランキング ワースト1位企業に投資妙味

    2015年02月07日号  

    原油安は原油関連業界に大損害を与え、株価も大きく売り浴びせられた。では、一体どのような銘柄が下落しているのか。原油安に絡んで値を下げた銘柄の下落率ランキングを作成した。

  • 特集 Part2
    油価が急落した本当の訳 世界の石油地図が大激変

    2015年02月07日号  

    原油の価格が急落している。半年で半値以下になるという異常な下げだ。なぜ急落は起こったのか。その背景を探っていくと、米国でのある革命と、産油国カルテルの崩壊に行き着いた。

  • 特集 Part4
    日本企業には大きな恩恵 原油安追い風業界ランキング

    2015年02月07日号  

    原油安は金融市場の混乱を通じて、世界経済の悪化を招きかねないが、消費国である日本の企業にとっては業績改善の起爆剤となる。最ももうかる業界はどこなのか、ランキング化した。

  • 特集 Part1
    世界のどこで生産されているの

    2015年02月07日号  

    原油をめぐる世界地図はここ数年、様変わりしました。「原油といえば中東」というイメージはもう古く、実は世界一の生産国は直近では米国。日産1200万バレル超で、東京ドーム1.5杯分です。

  • 特集
    原油安 超入門

    2015年02月07日号  

    急激な原油安が世界を揺るがしている。しかし、その本質を理解している人はほとんどいないだろう。原油という商品があまりに特殊な存在だからだ。生活に必要不可欠なエネルギー源でありながら、投機の対象となって金融市場を翻弄することもあり、時に大国間の外交の材料にもなり得る。その値動き次第で、景気回復の救世主になったかと思えば、世界同時不況の犯人に化けることもある。摩訶不思議な原油の世界を、世界一分かりやすく解説していこう。

  • 特集 Part1
    どうしてこんなに世界を揺さぶるの

    2015年02月07日号  

    一商品にすぎない原油の価格が下がっただけで、世界の政治経済に大きな影響が及ぼされることがあります。原油価格の上下が世界を揺さぶる理由として第一に、原油が生活に必要な巨大エネルギー源であり、あらゆる化学製品の基礎となる経済の“血液”ともいえるからです。

  • 特集 Part3
    国家の思惑が絡み合う 陰謀と戦争の石油世界史

    2015年02月07日号  

    「これは現代の光だ。……この光は王様や廷臣によく似合う」 世界で初めて、石油が掘り当てられたのは1859年8月のことだった。米ペンシルベニア州の片田舎、タイタスビルの農地で、20メートルの井戸から黒い液体がにじみ出ているのが発見されたのだ。掘り当てた男は、自称“大佐”のエドウィン・ドレーク。実は、彼は鉄道の元車掌にすぎなかったのだが、当時、石油掘削の試みは正気の沙汰とは思われていなかったため、偽の称号を用いて、地域住民を安心させていたのだった。

  • 特集 Part3
    【Column】 油価を読み解く近未来年表 カギはシェール企業の決算

    2015年02月07日号  

    今後の原油価格を読み解くには、需要面と供給面でそれぞれ見逃してはいけない重要なポイントがある。まず供給面では、米国のシェールオイル・ガスの生産状況だ。見るべき指標は、油田の掘削装置である「リグ」数の推移。原油生産の先行き動向を示す指標で、減少幅が拡大すれば、供給減少のサインとなる。

  • 特集 Part3
    【シナリオ2 産油国ルート】 財政危機の伝播で膨張する 中東と極東の二大勢力の正体

    2015年02月07日号  

    原油安が直撃した産油国を通じても危機は連鎖していく。イスラム教過激派や中国など、さまざまな組織や国家の思惑が絡み合いながら、石油が世界を不安定化させていく。

  • 特集 Part3
    【シナリオ1 金融市場ルート】 原油安からの連鎖が誘発! 米国で24兆円バブルが崩壊

    2015年02月07日号  

    原油安は世界経済に恩恵をもたらす一方で、あらゆる金融市場に伝播しながら、さまざまな危機を誘発しようとしている。連鎖するリスクの“マグマ”はどこで噴出するのか。

  • 特集 Part3
    原油安はどこに連鎖する? 近未来リスクの政治経済ドミノ倒し

    2015年02月07日号  

    原油価格の急落は、ドミノ倒しのように次々と世界中の経済や政治に伝播していく。安値が続いた場合、危機はどこに連鎖していくのか、その最新ルートを徹底予測する。

  • 特集 Part6
    【達人】松田 馨 リサーチを基に票を読み 候補者を勝利に導く

    2015年01月31日号  

    「選挙プランナー」は候補者を当選させるためにさまざまな情報を分析し戦略を立てるのが仕事だ。日本ではまだ十数人しかいないともいわれる。

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記者の目

  • 副編集長 千本木啓文

    ホンダと日産は「普通の会社」になってよいのか?

     ホンダと日産自動車の社風は対照的です。
     日産は政治的な会社で、創業者の鮎川義介氏は満州の発展を政府から任された産業界のリーダーでした。日産の源流、久原財閥を率いた久原房之助氏(鮎川氏の義弟)は政治家に転身後、政界にカネをばらまいたり、二・二六事件に関わったりし、「昭和史の怪物」と称されました。一方、たたき上げのエンジニアである本田宗一郎氏が戦後創設したホンダは、政府と裏で手を握る政界工作が不得手です。
     近年、両極にあった2社の個性は薄まり中道に寄ってきていました。統合してさらに普通の社風の会社になってしまうのは残念ですし、それで創業家が統べるトヨタやモーレツ主義のBYDに勝つのは難しい気がします。

  • 編集部 重石岳史

    「年賀状仕舞い」に募る心配事

    「時代の流れもあり本年をもちまして年賀状仕舞いをさせていただきます」。今年の正月も、そんなあいさつを記した年賀状が友人から届きました。日本郵便によれば、今年の元日に全国で配達した年賀状は前年比34%減の4億9100万通。「年賀状仕舞い」が各家庭で起きているとみられます。
     日本郵便といえば、宅配便の配達で苦情が出た際などに、委託業者から不当に高額の違約金を徴収したことが明るみに出ました。協業先のヤマト運輸とも、委託業務の見直しを巡りもめているようです。「時代の流れ」に取り残され、経営に余裕がなくなっているのだとすれば心配になります。配達員へのエールも込めて、私は年賀状仕舞いを当面しないつもりです。

最新号の案内2025年1月25日号

表紙

特集ホンダ・日産の命運

急転直下の婚約劇ーー。ホンダと日産自動車が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結した。昨年、両社に三菱自動車を加えた3社は「自動車の知能化・電動化」領域において提携しており、協業を深化させることになった。3社の販売台数は837万台とな…

特集2半導体の覇者

生成AI(人工知能)と地政学リスクという二大ファクターが半導体バブルを膨張させている。AI半導体市場の拡大で、米エヌビディアと台湾積体電路製造(TSMC)が業界の頂点に立ち、これまでの盟主だった米インテルと韓国サムスン電子が凋落する構造変化…